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厚生年金にはどんなものがあるの?

●従来型福利厚生は社員のやる気アップが目的

求人情報の「福利厚生」欄には、さまざまな項目が並んでいます。会社によってさまざまですが、どのようなものが良い福利厚生といえるでしょうか?

まず福利厚生とは、従業員とその家族のために会社が提供するさまざまな制度や施設のことです。あくまで給与などとは別のものでなくてはいけません。

これまでの福利厚生の代表的なものは、次のような制度や施設があげられます。

○社会保険
○独身寮、社宅
○住宅手当、家族手当など各種手当
○結婚・出産祝いなど
○社員旅行、忘年会、新年会、運動会など
○記念日休暇や特別休暇など有給以外の休暇
○社内サークル活動
○社員とその家族が利用できる保養施設
○食堂、休憩所、医療施設
○社員割引・優待

社会保険は、健康保険や厚生年金、雇用保険、労災保険などです。会社員の場合、納付金の一部(健康保険の場合は半額)を会社が負担し、残りの社員負担分を給与から天引きすることになっています。

住宅手当や家族手当、祝い金や見舞金などは、お金で支給されるので給与の一部のように思えるかもしれませんが、「労働に対する対価」ではなく、福利厚生に入ります。

また社員旅行や新年会などのイベントは、通常、会社が一部を負担し、残りを社員の給与から積み立てる形をとっています。まれに会社が全額を負担する場合もあります。

社内のサークル活動は、スポーツや文化系サークル活動などにかかる費用を会社側が負担するケースです。地域の清掃活動や親睦イベントなどは、会社が社員に義務として課す「仕事」の一部で、福利厚生ではなく、むしろ給与が支払われるべきものでしょう。

保養施設については、以前なら会社所有の宿泊所なども多かったのですが、維持費削減や嗜好の多様化もあって、最近では会員制リゾートなどと契約し、社員が格安で利用できるケースが主流となってきています。

以上のような従来型の福利厚生は、「給与の不足分を補う」という生活支援的な役割があり、社員のオフの過ごし方をサポートして、その分、働くモチベーションや会社への帰属意識を高めてもらうことを目的としていました。


●キャリアアップをはかる次世代型福利厚生

しかし、成果主義、実力主義の時代となって、今や生活支援型にかぎらず、次世代型の福利厚生も増えてきています。

たとえば、資格取得支援、セミナー参加支援などのキャリアアップ支援は、次世代の福利厚生といえるでしょう。

このタイプでは、受験料・受講料の会社負担、受験・受講日の給与の支給、社内での受験対策の講座などの支援が考えられます。

キャリアアップ支援タイプの福利厚生は、社員のメリットにもなりますが、社員のスキル向上で会社の利益にもつながるところが、従来型との大きな違いとなります。

また、人材難、人材育成の効率化などを背景とした、出産・育児支援制度もこれからの会社には不可欠のものとなっています。

出産や育児支援としては、育児休暇、フレックスタイム制、短時間労働制、保育所、再雇用制度などが挙げられます。

これまでの日本企業に多かったように、女性(昨今では男性も)が子育てのために会社を辞めざるを得なくなるのではなく、子育てと両立できるよう勤務スタイルを柔軟に変更する制度です。

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