これからも前向きに 名大社会長ブログ

カテゴリ「酒を飲む、肴を食らう」の記事一覧:

食べ物のはなし 番外編 三色丼

しばし円頓寺を離れます。
たまには遠出もしなければなりません。
東京・築地にお邪魔しました。
間もなく築地市場も移転です。
その前に行かなければならないというミーハー根性が顔を出してしまったのです。

ちょうどランチタイムの賑わった時間がよくなかったかもしれません。
信じられないくらいの人の数です。
外国人観光客も多いです。
「ここに混ざるとオレはただの観光客だと思われてしまうな・・・。」
ただの観光客のくせに偉そうなことを呟いてみます。

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ちょっと斜に構え、通りの反対側から眺めてみるのです。
反対側を歩いていると一軒のお寿司屋さんが目に入ってきました。
なんとなく地元の人や近くで働くビジネスマンがお客さんのような雰囲気を醸し出しています。

「オレはここで食べるべきなんだ。ドンドン!」
とお店の引き戸を開けました。「魚河岸三代目 千秋」さんです。

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お店の看板に出ていた三色丼を注文します。
「三色丼は炙りのイサキ、鯛、鮪とイサキ、鯛、鮪になりますが、どちらにしますか?」
と丁寧なお姉さんに聞かれました。
僕は全く他ごとを考えており、質問の意図を捉えていませんでした。
炙りかそうでないかを聞きたかったのです。

「鯛でお願いします。」
と僕はトンチンカンな答えをしたことを食事を終えた時に気づきました。
平静を装っていながらも明らかに僕に対する接客は変わったかと感じます。

微妙な空気を読んでか、元気な声が届いてきました。
「ヘイ!おまち!」
カウンターの中にいる大将が丼を出してくれたのです。

三色丼 1000円

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当たり前ですが鯛は入っています。イサキも鮪も入っています。
とても美味しく頂きました。
ちょっとカッコ悪かったので、食べ終えるとそそくさとお店を出ました。

午後にとある場所で同業者の先輩であるA社長と合流しました。
「山田くんさあ、築地で昼食べたの?」
「はい」
「俺さあ、築地市場に言って食べたんだけど、今凄いね?」
「何がですか?」
「うに丼がさあ、5000円もするんだぜ。」
「うわ~、高いですね?A社長はそれを頼んだんですか?」
「いや、それはないよ。3000円の丼で我慢したよ。山田くんもそれくらい?」
「あっ、そこまではいかないですが、近いもんですかね・・・。」

とんでもないウソをついてしまいました。
大人になるといろいろと面倒です。
築地がそれを教えてくれました。

ごちそうさまでした。

大学でもラジオでも喋った一日

本当は昨日のブログでアップするはずだったが、叶わなかった。
理由は簡単。
深夜1時ごろまで飲んでいたので、翌朝にブログを書くパワーがなかったのだ。

なので、一日遅れで22日の出来事を報告。
ブログに絶対取り上げねばならないわけではないが、
パフ釘崎社長から命令されたら逆らうことができない。
一昨日の行動をルポすることにしよう。

この日は午後から岐阜県にある国立大学へ。
(それだけで特定できるじゃないか・・・笑)
就職活動リスタートガイダンスということで大学4年生に向けて講演を行った。

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売り手市場を反映し、順調に就職活動を進める学生は多い。
大手就職情報会社のアンケートでは6月1日時点で内定率が50%を超えるという。
それが実態かどうかはともかく既に就活を終える学生も多い。

その反対にそんな学生を横目に見ながら焦る学生がいるのも実情。
今回の講演はどちらかといえばそんな学生が対象。
しかし、その学生の能力が劣っているわけではない。
たまたま運が悪かったり、やり方は間違っていたりするのがほとんど。
僕の役割はそんな学生に対して勇気づけるのとこれからのやり方をアドバイスすること。
参加した学生は少なかったが、少しでも伝わったのなら嬉しい。

終了後は急いで会社に戻り次の準備へ。
この日は東京から大物ゲストが来名されたのだ。
その大物とは株式会社パフの釘崎社長。

「あ~、なんだ・・・」
とため息をついた方もいるかもしれないが大物であることは変わりない。
伏見にある名古屋メシを食べさせる居酒屋で待ち合わせ。
釘崎さんは内定者の皐月さんと石上さんを連れてやって来た。
そこに株式会社ジオコスの伊藤社長とニューフェイスの徳永さんも合流することに。
なぜそうなったかは釘崎さんのブログを読んでもらえれば理由は分かる。
僕が説明するまでのことはない(笑)。

そこでビールやハイボールを飲み、ちょっといい気分になって次の場所へ。
ジオコスさんのラジオ番組「就活中ing」に出演させてもらうのだ。
お酒を飲んでラジオ出演なんてなんとも不謹慎だが、その方がきっと面白いことが言えるはず。

そもそも今回の主役はパフさんの内定者と名大社のユキモト。
僕や釘崎さんは裏方的な存在のはずだった・・・。
しかし、釘崎さんが饒舌に喋るので僕もそれにつられベラベラと喋ってしまった。
ちなみに番組は1時間の生放送。
酔った勢いで大爆笑、拍手喝采の面白い話をする予定だったが、
意外にも真面目なことを喋ってしまった。
う~ん、反省。
飲んで参加した意味がない(笑)。

うちのユキモトの話も良かったが、パフさんの内定者の話にも感心させられた。
学生であれだけ堂々と話すことができれば社会人としても期待できるだろう。
「あえて、パフ」なんだ・・・。

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番組終了後は2次会。
またまた飲み始めた。これも楽しい時間を過ごさせてもらった。
人材育成から経営の話まで多岐に亘る。

嬉しそうに釘崎さんは女性陣と写真に写っているが、喋っていたのはオジサンとばかり。
気づけば深夜1時ごろになっていた。

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大学でもスタジオでも居酒屋でも喋った一日。
これもいい時間の過ごし方。
みなさん、お疲れ様でした。

食べ物のはなし 番外編 しょうゆかつ丼

番外編が続きます。
ちょっくら馬篭まで足を運びました。

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馬篭は何度かお邪魔したことはありますが、いつだったかはあまり記憶にありません。
社員旅行の途中に寄り、酔っていたことが原因かと思われます。
まだまだケツが青い頃だったんですね。

馬篭は長野県かと思われがちですが、岐阜県中津川市になります。
中津川市といえば、そう、この「食べ物のはなし」ブログの発祥の地。
ブログの師匠が生まれ育ち、今は事業を営んでいる地であるのです。

「食べ物のはなし」に登場するお店を「食べ物のはなし」でも登場させなければなりません。
意味不明な表現になっていますが、弟子として役目を果たさねばならないのです。
国道19号沿いの馬篭に向かう交差点にある「五万石」さんにお邪魔しました。

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こちらの名物はしょうゆかつ丼。

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お店にはまいう~の石塚さんのサイン色紙も飾られています。
しょうゆかつ丼のほかにも、味噌かつ丼、ソースかつ丼、玉子とじかつ丼と並びます。
しかし、ここは迷うことなく断固としてしょうゆかつ丼。

「すいません、しょうゆかつ丼を二つください!!一つは飛騨美濃けんとんで!!」
力強く、テーブルを叩きながら注文します。
この日は珍しく同行者がいました。
全く同じ品では芸がないので、ひとつはランクを上げてみたのです。

「おまちどうさま!」
と二つの丼が運ばれてきます。
明らかにランクが違うのは一目瞭然です。

しょうゆかつ丼 900円

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しょうゆかつ丼(飛騨美濃けんとん) 1200円

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「お~、こうくるか、なかなかやるじゃないか・・・。」
見た目はあまり変わらないかもしれません。
シェアしながら食べてみると豚の種類の違いに気づきます。
飛騨美濃けんとんの方が歯ごたえがある中にも柔らかさを感じるのです。
そばつゆをベースにしたしょうゆダレはカツにマッチし、食が進みます。

「お~、これはいいぞ、さすが、師匠推薦の店、なかなかやるじゃないか。」
と言葉が自然と出てしまいます。
しかし、食べながらあることに気づきました。

「飛騨美濃けんとんって、おかしくないか?飛騨けんとん、美濃けんとんならわかるけど・・・。
だったら、岐阜けんとんにすべきじゃないのか?」
岐阜県出身の人気食べ物ブロガーは素朴な疑問を抱いてしまいます。

問いだ出すべきか考えましたが、ここは師匠の顔に免じて止めることにしました。
ランクの違いはどんぶりの豪華さの違いでもありました。

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会計を済ませ、向かった先は師匠の運営するお肉屋さんです。
中津川市に来たのであれば、表敬訪問しないわけにはいきません。
一部、怪しげな行動を強要されましたが、無事、挨拶をすませました。

飛騨牛コロッケで十分だろうと思いましたが、
見栄を張ってこんなものを買ってしまいました。
こちらも美味しく頂きました。

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ごちそうさまでした。
次に中津川市にお邪魔するのはいつになるでしょうか。
楽しみにしています。

食べ物のはなし 番外編 とんこつ醤油

大垣にやってきました。

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大垣駅で降りるのは何年振りでしょうか。
人気食べ物ブロガーになる前の営業時代には担当するクライアントも多かったので、
ちょくちょくお邪魔してましたが、その当時は営業車でした。
駅前を歩くことはほとんどありませんでした。

「さてと、今日は何を食べようかな?」
井之頭さんのような嗅覚と時間的余裕があれば、
ゆっくりとお店を探すのですが、そんな時間はありません。

そんな時に便利なのが「食べログ」です。
人気食べ物ブロガーとはいえ時に頼りにするのです。
現在地周辺から検索をし、評価の高そうなお店を調べます。
アーケード街から東に入ったところにある「中村商店」さんに行ってきました。

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初めて入るラーメン屋さんです。ちょっとした緊張感がたまりません。
自販機を眺めながらしばらく考えます。
とんこつ、とんこつ醤油、担担麺、油そば・・・。

この日はどんよりとした天候でもあり、気持ちがとんこつ醤油でした。
そして気持ちが豚めしでした。
普段はあまり注文しないセットを頼んでしまいました。

カウンターに座り周りを眺めます。
親切にとんこつラーメンの作法が書かれています。

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「そうか、ここはとんこつが売りだから、最初は定番を頼むべきだったな・・・」
自分が行った邪道な選択を後悔しましたが、気持ちがとんこつ醤油だから仕方ありません。
そして、替え玉ではなく丼物を注文したことも邪道な選択でした。
「人気ブロガーだって、たまには間違えるのさ。」
と失笑気味に囁きながら待ちます。

「お待ちどうさまでした。」
カウンター越しに二つの丼を渡されました。

とんこつ醤油ラーメン 690円

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豚めしセット 220円

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「お~、この感じ、なかなか、いいじゃないか」
まずは何もかけずにラーメンを食べ始めます。
次第にコショーを振ったり、高菜を入れたりといろんな味を楽しみます。
「いいぞ、いいぞ、とんこつ醤油も美味いじゃないか。」

豚めしもぐるりとかき混ぜ食べます。
薄いチャーシューだけでなくゴロッとしたチャーシューも入っています。
このラーメンと丼でお腹は十分に満たされます。
「ごちそうさまでした。」
と丼を戻し、お店を出ます。これもマナーです。

外に出るとパラパラと雨が降ってきました。
急いでアーケード街に戻り、歩きます。

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駅前とはいえちょっと寂しさを感じます。
以前、採用のお手伝いをさせてもらったヤナゲンさんもあります。

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大垣に唯一ある百貨店です。
懐かしくなり、ちょっとだけセンチメンタルな気分になります。
「たまにはこういった街を歩くのも大事だな・・・。」
呟きながら目的地に向かったのでした。

ごちそうさまでした。

愚か者が先生になった日

昨日は那古野塾。
那古野塾とは名古屋商工会議所から派生した経営塾で
地元で活躍する経営者が集まり月1回勉強会を行う。
僕は年2~3回しか参加できていない落第生だが、
昨日は同志が講師を務めることもあり出席。

知る人ぞ知る愚か者副本部長こと、株式会社サンコー櫻山社長
本業は企業のロゴやパンフレットを制作する企業のトップだが、
昨日のテーマは全く関係のないもの。

「愚か者と学ぶ古事記」

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最近、周辺では古事記ブームが巻き起こっており、先週の土曜も名大社で勉強会を行った。
僕は全くの素人だが、ついつい巻き込まれ幹事の一人を任されている。
主に宴会担当なので、知識は問われないのだが・・・(笑)。

櫻山さんは幹事の中心メンバーで、この勉強会を引っ張っている。
それが理由ではないだろうが、調子に乗って(?)那古野塾の講演テーマにもしてしまった。
僕と櫻山さんは同級生。
この那古野塾では圧倒的な若手の部類。
大先輩が揃う中、あんないい加減なタイトル(失礼・・・笑)で講演をスタートさせた。

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これがすこぶる面白い。
古事記がテーマにはなるが、それに縛られず日本の歴史を紐解いていく。
古事記と日本書紀の違い、「建国記念の日」の理由、天皇家の歴史、
神社に祀られる神様の種類など幅広い分野に話は広がった。
僕は古事記をかじっているとはいえ知らないことが多く知識を得るのはいい機会。
歴史を遡って点で繋げる視点も必要だが、
歴史をより大局的に見る視点の重要性も感じることができた。

副本部長って、歴史の先生だったっけ?

そんなふうに思えてしまうほど、充実した内容だった。
大先輩らも一様に感心していた。
愚か者仲間として改めて尊敬。
結局、肝心な古事記の話は時間が足りず、あまり登場になかったけど、
それは次回以降の楽しみのようだ(笑)。

勉強会終了後はいつものようにテレビ塔の見える隠れ家的和食店で懇親会。

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またまたいつものように当日おススメの日本酒を頂いた。

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飲みながら語り合う先輩経営者との時間も僕にとっては貴重。
ここでもいい勉強をさせてもらった。

よく考えたら櫻山さんとはこの一週間で3回も会っているな。
ということは一緒に3回飲んだということだな・・・。
ちょっと多すぎ(笑)。

それはともかく昨日はお疲れさまでした。
いい勉強になりました。

食べ物のはなし 番外編 イタリアン

思いのほか多忙で円頓寺商店街に顔を出すことができません。
人気食べ物ブロガーとしては、
食べ物ブログを維持させるためにも他の手を打つしかありません。

この日も出張で東京でした。
ランチは軽くサクサクッといきたいところですがそんな簡単な問題ではありません。
何とかネタを捻りださなければならないのです。
そんな事を考えながら大手町の地下を歩いていました。

見つけました。
うってつけのお店を見つけたのです。
12時前だというのに既に行列ができていました。

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午後の予定に若干の余裕があったことから迷わず並ぶことにしました。
大手町ビルにある「リトル小岩井」さんにお邪魔しました。

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お洒落なパスタ屋さんといいたいところですが、そうでもありません。
一般的にパスタ屋さんのイメージはお客さんの8割が若い女性かと思います。
しかし、そんな気配は見られません。

並んでいるのはオジサン、オジサン、オニイチャン、オジサン・・・。
こんな感じです。
とても東京とは思えません。
あと数人でお店に入れそうな時に店員さんが聞いてきます。

「メニューはお決まりですか?」
「いいえ、メニューを見せてください。」
ほとんど常連さんで並んでいるオジサンたちは当たり前のように注文していきます。
手渡されたメニューを眺めます。

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「そうか、こうくるか。ここは醤油バジリコなんていいな。」
と頭によぎります。
しかし、ブログネタを考えた場合、あまりいい選択とはいえません。
「すいません、イタリアン大盛りでお願いします。」
ベストと思えるような注文をし、
「これでいいブログが書けるぞ。」と頭の中でイメージします。

しばらくすると「次の方、空いてる席へどうぞ!」と促されます。
ほとんどが一人客です。
4人席も一人客の相席です。
みんな無口でじっとパスタが届くのを待っています。
食べている人は何も喋らず黙々と食べ続けます。
まるでそれがルールのように思えてきます。
案の定、店内は100%男性客です。お洒落な女性は一人としていません。

「おまちどうさまです。イタリアン大盛りです。」
イタリアン大盛 600円

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「お~、これがここのイタリアンか。名古屋じゃあり得んな。」
その姿を見てこっそり呟きます。
メニューを見た段階で何となくイメージはできましたが、そのギャップに驚いたフリもしてみるのです。
「ほ~、これが東京本場のイタリアンか。なかなかやるじゃないか。」
と心の中で呟きながら黙々と食べ続けます。
無造作に置いてある粉チーズもかけてみます。
きっと名古屋で食べるイタリアンの方が粉チーズはマッチすると思われます。
しかし、こんな経験も必要です。
新しい出会いとなるのです。

最後までこれがなぜイタリアンかは解明できませんでした。
厳密にいえば、そのつもりもありませんでした。
いい経験をさせてもらいました。
東京は広いですね。

ごちそうさまでした。

食べ物のはなし 番外編 オールビーフハンバーグ

暖かくなってきました。
というよりも、暑くなってきました。
暑くなってくると食べたくなるのって・・・。

そうですよね。
ハンバーグですよね。
かなり強引ですが、そんな気分です。

天気のいい日は出張もしたいものです。
この日は東京・飯田橋でした。
同業者の会合がここで行われたのです。
飯田橋にオフィスを持つ仲間とランチに出掛けました。
名前をオープンにしても構いませんが、食べ物ブログでは人の名前は登場しません。
それが人気食べ物ブロガーとしてのこだわりです。
少々スケベな方とだけ言っておきます。

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東京大神宮に向かった途中にある「びすとろ大将」さんに行ってきました。

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「ここのランチは結構美味いんだよ~。」
どうやらお墨付きのようです。
ランチはハンバーグとローストポークの2種類。
ダブルにすることも2種類とも注文することもできます。
トッピングも多く、ソースも選ぶことができます。

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「え~と、どうしようかな・・・。
ハンバーグにとろけるチーズをトッピングしてください。これに合うソースは何ですか?」
「そうですね。やっぱりデミグラスソースが合いますね。
でも、今日のおススメはジンジャーソースです。」
「そのジンジャーソースはチーズに合いますか?」
「あっ、あまりチーズには・・・」
「だったら、とろけるチーズは止めて、ジンジャーソースにします。」
「あっ、はい。かしこまりました。」

この店員さんは後で後悔したことでしょう。
自分がジンジャーソースを勧めたばかりに、
とろけるチーズのトッピング100円の売り上げを失くしました。
ランチタイムで客単価を100円上げるのは難しいことです。
自らそのチャンスを奪ってしまった行為にきっと店員さんは反省しているかもしれません。
店長さんにお店の裏に呼ばれ、叱られているかもしれません。
そのことを想像すると申し訳ない気持ちでいっぱいになります。
そんな時間を過ごしていると
「おまちどうさまでした!」と運ばれてきました。

オールビーフハンバーグランチ 880円

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「お~、なかなか、いいじゃないか。ジンジャーソースも美味そうだ。」
既に申し訳ない気持ちはすっかり忘れています。
「いいぞ、いいぞ、このジンジャーソース。ハンバーグとの相性もバッチリだ。」
店員さんを持ち上げているような、ダメ出ししているような、無責任な表現をします。
「まあ、東京だし、人気食べ物ブロガーの存在はここでは分からないし・・・」
と嫌なブロガーになってしまいました。

「ごちそうさまでした。」
「はい、800円です。」
「あれっ、880円では・・・」
12時前に入店するとお値打ちになるようです。
知りませんでした。
ますます店員さんに迷惑を掛けたような気がしました。

「次回お邪魔する時は、たくさんトッピングを頼むからね。」
と心の中で誓い、お店を出ました。
次はいつかは分かりません。
ごちそうさまでした。

食べ物のはなし 番外編 ネギ塩ワンタン麺

今日はみどりの日。みどりと言えばJR山手線です。
どうしたことか僕はJR山手線五反田駅に立っていました。
なぜここにいるのかは分かりません。
何かに導かれてここに吸い寄せられたようです。
みどりは不思議な力を持っています。

「孤独のグルメ」の井之頭さんのように周りを見渡します。
右も左も分からない土地です。
勝手知った円頓寺周辺とは大きな違いです。

「オレはここでどこに行けばいいんだ・・。」
自問自答しながら彷徨います。
銀座をスイスイ歩く自分とはまるで別人です。
東京は広いと改めて感じてしまうのです。

しかし、名古屋の人気食べ物ブロガーとして恥ずかしい姿は見せられません。
勇気をもって臨まねばなりません。
「すいません、このあたりで美味いラーメンのような食べ物を食べさせてくれるお店はありませんか?」
中途半端な質問を投げかけます。

「ラーメンのような?あっ、あっちの方に美味いワンタンの店があるよ。」
いかにも五反田が似合うお兄さんが答えてくれます。
あっちの方に歩いていくと「広州市場」さんがありました。

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お店の外には人が並んでいます。
どうしようかと迷いましたが、ここは人気食べ物ブロガーとして諦めるわけにはいきません。
行列に並びます。

先頭のお兄さんが見ているメニューを覗き込みます。

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「えっ、こんなに種類があるんだ。これは困ったぞ。」
と心の中で呟きます。
しばらくすると店内に案内されました。

「えっ~と、まずは生ビールとワンタン3種盛りをお願いします。」
ここはワンタンを見極めなければなりません。

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「お~、こんな感じか。なかなか、やるじゃないか。」
と賑やかな店なので少々声に出しても誰も気づきません。
カウンターにあるたまねぎソースやラー油をかけていろんな味わい方を楽しみます。
体がワンタンで落ち着いたところで次に挑みます。

「さてと、どうするかな・・・。」
メニューを眺めるといろんなワンタン麺が並んでいます。
大体は一つの丼にワンタンが10個入っています。
「これはワンタン仮面になってしまうな。ハハハッ。」
と明らかにくだらないそれでも五反田的なギャグを飛ばしながら、
「すいません、ネギ塩ワンタン麺をください。あっ、あと生ビールも。」
とお店に失礼のないように注文します。

ネギ塩ワンタン麺 760円

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「お~、なるほど。これはいろんな楽しみ方ができるなあ~」
と喜びを噛みしめながら食べ始めます。
こんなお店は円頓寺にはありません。
名古屋にもありません。

いい感じでお店も回転しています。
僕はビールを飲みながら店内を見渡し、ひとり頷きます。
「うん、なかなか、やるじゃないか。頑張ってくれたまえ。」
ちょっと上から目線になりながらお店を出ます。

時に街を彷徨うのもいいものです。
ごちそうさまでした。
次回は多分、名古屋に戻ります。

東京、名古屋、東京、名古屋

今、東京のホテルでブログを書いている。
窓からの風景はこんな感じ。

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かなり慌ただししい今日この頃である。
先週、金曜日に東京に入り、名誉本部長率いるパフさんで打ち合わせ。
これからの新卒採用の在り方について話し合ったわけだが、詳細は秘密。
あっと驚くような企画が提供できる予感(笑)。

夕方はファミリービジネスの講演。
昨日のブログで書いた通り。
夜は再びパフさんと絡み名誉本部長の釘崎社長との飲み。
帝国ホテルに似た九段下の高級中華料理店でご馳走してもらう(笑)。
ギリギリまで飲んで、最終の新幹線で無事に名古屋へ帰る。

土曜日は会社のゴルフコンペ。
今日の冨田のスタッフブログにあるようにみんなで楽しんだ。
(バカヤロウ、トミタめ!・・・笑)
残念なスコアなので、その話題には触れない。

日曜日は早朝10kmラン。
すぐさま散髪に行き、その後は息子を英検の試験会場へ送迎。
たまには家族サービスもしなければならない。
息子を待ちながら読書。

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正しい土日を名古屋で過ごす。

そして、週明けの月曜日。
朝礼を行い、日報を読み、お金の支払いを済ませ、再び東京へ。
それもまた九段下。ずっと東京にいればいいじゃないかという話もあるがそうはいかない。

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レバカツ丼を食べ精力をつけ、東京本部長ことキーカンパニー下薗社長の講演を拝聴する。
その後、一旦、ホテルにチェックインし、今度は高田馬場へ出向く。
今後の事業のはなし。詳細は内緒。

夜は飯田橋に移り、某会社、某役員と会食。

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ステキな天ぷら屋さん。
密談のはずが気持ちよく日本酒を飲み、いい感じで酔っぱらう。

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こうして、こんな朝を迎えたわけだ。
ここは滅多に泊まることはない秋葉原。

本来であれば、今日は秋葉原で予定が入っていたのだが、急用ができ名古屋に戻らねばならなくなった。
申し訳ないが予定をキャンセルさせてもらった。
許される限りホテルで仕事をし名古屋に戻るつもり。
東京⇔名古屋を繰り返し、超多忙な一流ビジネスマンともいえるが、
ただ段取りが悪い三流ビジネスマンともいえる。

ブログの中身がないので、どちらが正しいのかも読んでいる方は分からないだろう。
本当に内容のないブログになってしまった(苦笑)

それでもいい。
こうして忙しく過ごせる毎日が幸せの証。
東京よ、名古屋よ、ありがとう。
バタバタな日が続きますが、頑張っていきますよ。

これは合宿なのか・・・。

今週の月曜、火曜は福岡県へ。福岡と言えば、博多・中洲。
先週も知人、友人に「来週は福岡に行ってきますよ~。」
と言うと「いいなあ~、中洲か、美味いもん食って、遊ぶわけだな・・・」
と何とも不本意な返事ばかり。
確かに昨年の社員旅行でも中洲のことを書き、
バカみたいに喜んでいたが、僕は福岡=中洲ではない。

それに福岡=中洲では福岡人には失礼だろう。
名古屋でいえば、いや、愛知県でいえば愛知=錦といってるようなもの。
東京都でいえば東京=銀座といっているようなもの。
いかん、いかん、話がどんどんズレていく。

今回、お邪魔したのは糸島市。
僕はつい最近まで、その存在すら知らなかった。
無知と言えばそれまでだが、
東海圏からほとんど出たことがない人間からすれば、こののどかな街も縁遠い。
福岡よりは沖縄が地名的にも似合っている感じだ。
その場所に飛行機→地下鉄→鉄道→バスと乗り継いで到着した。
最後に乗ったバスはのどかな土地ならではの温かさを感じた。

最寄り駅に近づきバスが停車した。
僕はてっきりバス停かと思い降りようとしたが、バス運転手に止められた。
バス停はもう少し先だという。
しかし、おじいさんが一人降りた。
バス運転手はそのおじいさんの最も移動しやすい場所にバスを止めたのだ。

都会では考えられない。
名古屋が都会とはいえないが考えられない。
そんな場を見せられた。そのルール違反に誰もクレームは出さない。
その風景を眺めた僕も文句を言うことは思いつかず、ちょっとした感動を覚えたくらい。
本来のネタとは別の文章がどんどん進んでいく(笑)。
う~ん、困った。
従って本来の目的は明日のブログで書きたい。

今日はタイトルにある通りの内容にしよう。
糸島市の芥屋(けや)に訪れ、宿泊したのは民宿。

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こんな清く正しい民宿。
芥屋は海水浴場ということもあり、今は閑散期。
今回の宿泊者も僕らのグループだけ。
そのローカル感も冬の寒さと相まってなかなかよい。

そして、宿泊した部屋はこんな感じ。

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40代~50代、ひとりだけ20代がいたが、ここに布団を並べ仲良く寝た。
飲み会の後、参加者がこの部屋に集まり、電気を消し、ロウソクだけつけ、怪談話もした。
高校の修学旅行みたいじゃないか。
参加者は全員、社会的にはそれなりの立場にあり、お金には困ってないはず。
僕以外は・・・(笑)。
にも拘らず、みんなでこの部屋に並んで寝たのだ。

まるで合宿のように・・・。
年に何回もあると勘弁してほしいが、数年に1回だと新鮮でいい。
目をこすりながら食べる朝食もいい。

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少し歩けば海も広がり、その寒々しい雰囲気もいい。
冬ど真ん中だが、かき氷のPOPがそのままなのもたまらなくいい。

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そんな感じで民宿に泊まらせてもらった。
こんな経験はいつ以来だろう。
社員旅行で4人部屋に泊まったことはあるが、8人くらいの大部屋は大学以来じゃないか。
普段の生活だと相部屋でも「うむ・・・」と思ってしまうが、たまには大人数の部屋もいい。
男同士の友情が芽生えそうだ。

結局、何を目的にこの地を訪れたかは不明のまま。
それは明日のブログで解明したい。
今日は合宿ブログで勘弁してもらいたい(笑)。