ただこのタイミングで社内の制度を大幅に変えた。
子会社であった株式会社名大社火曜日を清算し、名大社に吸収。
委託契約の社員さんが活動する会社であったが、その体制を見直した。
正直なところ、ここはお互いの考え方が合わず、うまく機能させることができなかった。

名大社本体は部署名も一新、組織も新しくした。
社内インフラも見直し、携帯電話の支給(これは遅すぎ・・・笑)、Gメールの活用、
日報のWeb管理とデジタルの活用を推進した。
HPもリニューアルし、「人と企業が出会う場所。」という
自分たちが大切にしていることを前面に押し出した。
そして、対外的にもその役割を公開した6月から「第三創業期」と位置づけた。

一人ひとりの主体性を重視する政策に変え、ボトムアップ型組織に切り替えた。
倫理観を大事にし、自分が理想とする組織つくりを行った。
いくつかのプロジェクトチームを作り、若手にその業務を任せていった。
会社の雰囲気は大幅に変化していった。
毎月開催されるマーケティング講座で学ぶと共に
積極的に自分のアイデアや意見を発言する場を作っていった。
感覚的でしかないが何でも言い合える雰囲気が醸成されていったのだろう。

営業面でいえば、新たな企画として障がい者採用向けのイベントを立ち上げた。
これまで行政と仕事を組むことはなかったが、
初めて名古屋市、名古屋商工会議所と企画を立てイベントも実施した。
また、業界に先駆けインターネット就職サイトの基本掲載を無料とした。
「新卒ナビFREE」として他社サイトと差別化し、
新卒採用に予算をかけることが難しい中小企業を中心に新たなサポート体制を作っていった。
人材紹介業の準備もスタートさせた。

まだまだ厳しい状態は続いていたが、可能性を感じる毎日であった。
11月の転職フェアでは前年同月比の200%の数字を達成することができ、
営業面でも自信を取り戻すことができた。
これは本当に一人ひとりのメンバーの頑張りのおかげ。

夏の賞与はゼロ。
秋にようやくワークシェアリングは終了したが、納得できる待遇ではなかった。
前年にはなかった冬の賞与は支給したが満足できる金額は程遠い。
それでも誰も文句ひとつ言わず、懸命に目の前の仕事に取り組んでくれた。
この一年、社員は一人も辞めることはなかった。
「全員参加」という言葉を事あるごとに使っていたが、
それが表面的ではなく日々の業務が証明していた。

それが名大社の強さ。
今こうして順調に会社が成長しているのも、全員が高い意識で仕事を続けてきた証。
一人でも欠けていたら、今とは違う状態になっていたのかもしれない。

一人ひとりの力は小さい。
抜群に能力の高いメンバーがいるわけではない。
しかし、この一体感が生み出すとてつもないパワーが会社を動かす原動力になっている。
その存在が僕には誇らしい。
そんな風にして一年が過ぎていった。
未熟な社長を支えるメンバーが会社を支えていった。

これが会社の代表になって過ごした一年。
書き足りない点はいくつかあるとは思うが、大切なことは披露させてもらった。
こんなことをオープンにすることが正しいかどうかはわからない。
人によっては恥を晒すなと非難されるかもしれない。
しかし、そこも含め、これが僕たちの会社。
いいじゃないか。その姿勢で・・・。

最初の一年の話はこれで終了。
最後の方はちょっとカッコつけすぎかもしれない。
二年目以降のことはいつ書くかは未定だが、時間を見ながら書き起こしていきたい。
もう興味を持ってもらえないかもしれないけど・・・(笑)。