一昨日19日はディスコさん主催の「キャリタス人財採用セミナー2018」。
今年の採用戦線と次年度を予測するセミナー。
同業の場合、参加を拒否されるケースは多いので、こっそり潜入。
というわけではなく、きちんとご招待頂き参加させてもらった。

各社のデータは比較しながら見ることが多いが、微妙な違いが特徴だったりする。
ディスコさんの場合、企業は大手企業、学生はアッパー系大学中心のデータが特徴。
僕たちが普段接するメインと違う点がいい学びとなる。
インターネットでのアンケート集計を基に分析をおこなう。
そこから今年の傾向が見えてくる。

今や就職戦線はインターシップが中心。
以前は就活の上にインターンシップが乗っかる形だが、
今や順序に従うような流れ。

別の方がインターンの変化を上手い具合に説明されていた。
18卒は優秀層がインターンを活用。
そこから19卒は行った方がいい存在になり、
これからの学生、20卒は行かないとヤバい存在。

もはやインターンシップは就活のメインと表現してもおかしくない。
地方との温度差はあるものの、その表現が腑に落ちた。

超売り手市場といわれる環境の中で学生の行動も大きく変化している。
それはナビによるエントリーもそう。
5年前の平均エントリー数は85.5社だったのに対し、今年は30.7社。
1/3に減少。
それも3月1日以降の就活で知った企業の割合は2.2割。
すなわち6社しか知らない会社にエントリーしない。

このデータだけをみると3月以前に社名を知ってもらわないと
採用活動でほとんど勝負できない。
さすがにこれは極端だと思うが、それくらいの危機感と厳しい現実が待っている。

企業選びの重要性も時代と共に変化している。
「働き方改革」が叫ばれることも影響しているのだろう。
以前は重要視されていた「仕事内容が魅力的」が大きく下がり、
将来性、待遇、福利厚生など「働きやすさ」の重要度が増している。

企業側の訴求ポイントも変えていかねばならない。
もはや「若いうちから活躍できる」なんて言葉は何も伝わらない。
そんな状況だ。

このようなデータだけ見ていると
名大社のクライアントの中心である中小企業は圧倒的不利。
ここ数年その傾向性はあったが、さらに加速した感じ。
個々の戦略を大きく変える時期なのは間違いなさそう。

この流れはしばらく続く。
20卒採用も企業側の積極的姿勢は増しており、売り手市場は継続。
今年採用が成功した企業でも来年は一から見直しを迫られる。
予算や手間は掛けない、人は割けない、でもいい学生を採用したいなんて考えは、
時代錯誤も甚だしいといわれてしまうだろう。
僕はそこまではいわないけどね(笑)

そんな中で20卒採用に向けて力を入れるべき点がある。
ブログでは披露しないので、個別に聞いて欲しい。
それは僕も以前から大切だと思ってきたこと。
やっぱり現場に戻ってクライアントに提案するべきだな(笑)。

ディスコさんのセミナーではいい意味でのヒントも頂いた。
ヒントに悪い意味なんてないか・・・。

昨日、名大社では19卒向けの合同説明会を開催し、
今も4年生や企業をサポートしている。
こちらも継続させながら本格化する20卒採用に対しても対策を練っていきたい。