昨日、名古屋商工会議所主催の経営者向けセミナーに参加した。
テーマは「東海地域における元気な中小企業」。地元大学の教授による講演であった。
東海地区の経済的特徴からスタートし、8K市場と呼ばれる元気な業界・業態の具体的企業の紹介が行われた。
その8Kとは・・・。
1.Kenkou(健康)
2.Kaigo・fukushi(介護、福祉)
3.Kankon.sausai(冠婚葬祭)
4.Kankyou(環境)
5. Kyouiku(教育)
6. Kiken(危険)
7.Kenyaku(倹約)
8.Kaihatu・Tojyokoku(開発途上国)
カテゴリーとして、ちょっと違和感があるなとか、この企業は東海地区の会社とは言えないのではという場面はあったが、概ね理解することができた。また、元気企業をリサーチする上で大いに参考になった。
特に名古屋モデルと言われる「存続志向」の考えは納得いくものだった。
それは、
倒産を恥とする。
自分の城は自分で守る。
無借金経営。
株式非公開、オーナー経営。
こつこつと地味で堅実。    などなど。
よく考えるまでもなく、名大社がお付き合いいただくクライアントも「存続志向」の考えを持って
事業に取り組まれているケースが多い。僕自身が、これまでお会いした経営者の考え方も共通している。
もちろん東海地区の中小企業である名大社も近いとも言える。
と同時に新・名古屋モデルとして「成長志向」を目指す企業も増えているようだ。
このモデルは、従来のオーナー経営というよりは、よそ者であり、若者であり、再起組が多いという。
ここ最近の不況の影響で、東海地区本社の公開企業はめっきり少なくなってしまったが、数年前に数多く出てきた公開企業はまさにこのケースと言えるのではないだろうか。
名古屋を基盤にどんどん首都圏に進出した会社も多く、代表的な例で「ナゴヤめし」が東京で話題になったことも記憶している。
名大社としては、存続志向であれ、成長志向であれ、地元の中小企業と深くかかわり、その中でよりよいサービスを提供していくことを理想としている。
我々として、より企業の特徴や経営理念、経営戦略を理解した上でお手伝いさせて頂く必要性があると改めて感じた。
東海地区の元気な中小企業を、もっともっと元気にするために。