仕事においては正月気分は抜けましたが、
人気食べ物ブロガーとしてはまだまだ抜け切れていないようです。
簡単には日常に戻れません。
ついついご馳走を食べてしまいたくなるようです。
そうです。今回もご馳走なんです。

名古屋駅前、名古屋クロスタワービル地下1階にある「和食 竜むら」さんに行ってきました。

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こちらにはミッドランドスクエアの地下を抜けて行きます。
最近は寒いので、ウインクあいちに行く時もこのルートを使ってしまいます。

「さて、今日はどんなご馳走にするかな?」
とメニューを眺めるとこんな文字が飛び込んできました。

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「名古屋名物だと?これ、うちの会社のことじゃないか!」と自分勝手に頷きます。
同じ名古屋の名物として、これを無視するわけにはいきません。
本丸御膳を頼もうかと思いましたが、そこまでしゃしゃり出てはいけません。
その下にある若鯱御膳を注文しました。

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グランパスは1年でJ1に復帰してくれるのでしょうか?
かなり心配です。

すみません、話題が逸れました。
しばらく待っていると上品な仲居さんが「おまちどうさまです。」を運んできてくれました。
そして「ひつまぶしの食べ方はご存知ですか?」と聞いてきます。

「えっ、このオバサン、何を言ってるんだ。オレも名古屋の名物だぞ。知らないわけないだろ!」
と憤りを感じつつ、
「大丈夫ですよ。」とここは大人の態度をとります。
取り乱してはいけません。

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珍しい山椒を見ながら心を落ち着かせます。

若鯱 御膳 3200円

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ミニうなぎ櫃まぶしと大海老フライ、名古屋コーチン卵プリンのセットです。
いかにも名古屋らしいセットメニューです。
「たまにはいいぞ、この感じ。」
と呟きながら、櫃まぶしを茶碗によそいます。
大海老フライもしっかり身が詰まっています。
「いいぞ、いいぞ、これぞ名古屋だ。」と食べ続けます。
あっという間に櫃まぶしがなくなります。

最後のお茶漬けもほんの少しです。

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「しまった。この量ではお腹は満腹にならない。普通の櫃まぶしにすればよかった・・・」
と後悔します。
「別に大海老フライがどうしても食べたいわけでもなかったのに・・・」
名古屋の名物は急に弱気になってしまいます。

ここでようやく仲居さんの言葉の意味が分かりました。
この名古屋名物を食べるのは名古屋の名物ではなく、名古屋に観光に来られる方なのです。
そうなると櫃まぶしの食べ方を教えるのは正しいサービスと言えます。

「オレは名古屋の名物として、まだまだ未熟だな・・・。」
と反省しながら頭を掻きます。
来週からは普段通りの食事にしようと心に誓いお店を出ました。

ごちそうさまでした。