登山用のシューズやストックを揃えたものの、中々行く機会がない。
せいぜい年1回。昨年もGWに1回行ったきり。
となると、そろそろかもと思うのが自然。
案の定、友人がタイミングよく誘ってくれた。
というわけで、今のところ年1回の登山に一昨日の土曜日に行ってきた。

三重県いなべ市にある藤原岳。
初めて聞く山。
僕はどこにあるかもどれくらいの高さの山かも知らなかった。
結局、その程度しか関心がないのだ(笑)。
だから、年1回しか登らない。
シューズもストックも飾り物であるのは仕方ない。

まあ、友人に対して言えば、もっと積極的に誘ってくれれば、
それも断ってもめげずに誘ってくれれば、もっと回数は増えるはず。
もっと誘ってね・・・。
って、ヤな奴って感じ。

藤原岳の登山口というか入り口は「神武神社」。

神武天皇を祀った神社かどうかは分からないが、礼儀として参拝し登り始めた。
ここも古事記が関わっているのかも・・・。
シーズンなのだろうか。登山者は多い。
一人もの、老夫婦、若手グループと様々な登山者が登っていく。
60歳過ぎて夫婦二人で山登りする姿は微笑ましい。
同時に羨ましく思えた。

基本的に登山者は礼儀正しい。
すれ違うたびに「こんにちは」「お先にどうぞ」と必ずと言っていいほど、声を掛け合う。
藤原岳は結構登りが厳しい山だが、昨年の御在所に比べ風景が変わり映えがしない。
黙々と登っていく感じ。
その分、すぐ飽きてくるし、撮影ポイントがない(笑)。
旬の福寿草を撮ってみる。

この季節感はいい。

マラソンと違い登山は会話を楽しめるのもいい。
友人と仕事や家庭のことを話しながら、上を目指す。
そして、ようやく山荘付近に到着。

多くの登山者のように自分たちもしばしの休憩。
そして、本来の目的であるビール。

このために山を登るといっても過言でもない。
しばらく休憩し、さらに山頂を目指す。

さすがの景色。
これがあるから登山は止められない。
といっても、一年に1回だけど・・・(笑)。
モヤモヤな気分がすべて消え去る。
心が洗われる。

山小屋に入り昼食。
友人が持参したガスバーナーでお湯を沸き、カップラーメンを食べる。

初めて食べたナイスだが、家で食べるよりは格段に美味いはず。
下山中に眺める景色もいい。

足腰を鍛えるために途中からストックの使用を止めてみた。
足への負担は大きくしんどさを感じるが体を鍛えてる感はある。

掻いた汗は温泉で流す。
近くにある温泉に浸かり体を癒した。
朝6時半に自宅を出発し、夕方5時前に帰宅。
掛かったお金は食事代と高速代と温泉代のみ。
せいぜい3000円程度。
それでも贅沢な遊びのように思える。

たまにしか行かない登山だが、いろんな意味で楽しむことができる。

また、誘ってね。