ハードないびがわマラソンまであと10日間。
そのために先月10月は走り込みをしなければならなかった。
当初の計画ではノルマである月間100kmランニングも十分可能な範囲であった。

事実、10月前半はいいペースで走っていた。
最初の10日間で38kmのランニング。
久々に16kmの距離も走った。
単純計算でいえば、余裕でノルマをクリアできる距離を稼いでいた。

しかし、世間は甘くない。
自然は優しくないのだ。
週末が慌ただしかったことも理由の一つだが、それ以上に天候が悪かった。
週末はことごとく雨。
また、2週連続で台風が日本全土を襲った。

どんどん尻つぼみになり、結果走った距離は70km。
またしてもノルマ未達成。
それも目標70%という低レベルの数字で終わってしまった。

かろうじて東京のライバルには勝ったが、褒められる要素は一つもない。
どんぐりの背比べにすぎない。
目くそ鼻くそ、五十歩百歩である。
こんなちんけな争いで喜ぶつもりもない。

むしろ不安が付きまとう。
今月は3年振りのいびがわマラソンがある。
地域の方の声援といい、揖斐川沿いの景色といい、
こんなに素晴らしい大会はないといつも感じる。
それだけであればとっても嬉しいのだが、コースはかなりハード。
上り坂と下り坂が延々と続き、心が折れそうになる。
温かい声援を受けることで何とか乗り越えることができるのだが、
ゴールに辿り着いた時にはフラフラ状態。

それを回避するために練習を積み重ねようと思ったのだが、
先月もイマイチな走りで終わってしまった。
今週末に挽回する手もあるが、時すでに遅しという気もするし、
何年かぶりに風邪をひき、すこぶる体調も悪い。
う~ん、不安がつきまとう。

ここ最近のランニングで言えるとすれば、
社員旅行の地、鹿児島で早朝RUNをしたことくらい。
先月入社した新人ヤスダと一緒に鹿児島市街地をぐるっとランニング。
鹿児島市は海も山も近いことが走ることで理解できた。
見落としそうになった桜島も拝むこともできた。

官庁街の歴史を感じることもできた。

旅先でのランニングは気持ちがいい。
ちょっとくらいの二日酔いは吹き飛ばしてくれる。

いい思い出ができた10月だが、不甲斐ない10月でもあった。
今月はハーフを走ることもあり、本当にノルマを達成しそうな予感はするが、
自然をなめてはいけない。

夜の宴席も続くが体調を整え、まずは大会当日に備えたい。