これからも前向きに 名大社会長ブログ

映画「淵に立つ」

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残酷だが、微かな希望を見い出せた映画。
しかし、気持ちは重い。
映画「怒り」よりも個人的には重い。

ロングショットを多用し、正面からずっと捉える映像が
映画の重さを象徴しているようにも思えた。
HPでもポスターでも主役は浅野忠信氏だが、僕はそうだとは思わない。
この映画の主役は母親役の筒井真理子さん。
どっかで見たことあるようで、どんな映画に出ていたかが全然思いつかないのがこの女優さん。
しかし、今年、僕が観た映画の中では主演女優賞を取るべき存在。
それだけ印象が強かった。

愛くるしい姿から自分を叩きつける姿まで、
彼女の存在をなくして映画は語れないだろう。
なんだか映画評論家のようなコメントだな・・・(笑)。

この作品に対して、どこまで説明すればいいのだろう。
書きたいことを書いてしまえば明らかにネタバレになる。
ネタバレになったところで「君の名は。」程の興行成績は収められない。
多分、観客は限定的だ。
だとすれば、ネタバレOKということか。
やっぱ、止めておこう(笑)。

映画全体を漂う絶望感がこの映画の見どころ。
いかにも日本映画らしいし、
カンヌ国際映画祭「ある視点部門」で受賞したのも日本映画の特徴と表れ。
玄人好みの映画。
これから深田監督は是枝氏のように独自路線を歩んでいくのだろう(笑)。
よくわからんけど・・・。

本作のテーマは家族。
一見、平和そうに見えてバラバラな状態がどこにでもある家庭の姿。
夫婦の会話を聞きながらヒヤリとしてしまった(苦笑)。
小さな闇が絶望へと導くのが主張であるならば、
僕も僕の周りも気をつけなければならない。
崩壊なんていとも簡単。
最後に叫んだところで何の意味もない。
それを教えてもらったような気がした。

なぜか園子温監督の「冷たい熱帯魚」を思い出した。
全体の構成も描かれ方もまるで違う。
しかし、繋がっているように思えた。
それは僕だけのこと?

赤いシャツが示す意味。
もっと深く考えたいと思う。

F1レーサーに挑み、いとも簡単に敗れた日

今週火曜日は西川塾太田班の研修会。
朝一番から充実した1日を送らせてもらった。
7:15に名古屋駅に集合し、バスで豊橋に移動。

車中では塾生が自分の事業の成功体験と失敗体験を語り合う。
業界や規模が違えば課題も異なる。
しかし、それを経営者の立場から生々しい話を聞くだけで十分学びになる。

向かった先はブラックサンダーで有名な有楽製菓さん。
工場見学と河合社長の講演という豪華なプログラム。
その工場見学は徹底している。
指輪を含め全てのアクセサリーを取り除き、帽子、マスク、
白衣とほんの少しの埃も逃さない格好に。

僕もこんな感じ。誰だか分からない。
後ろのハゲも分からない(笑)。

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僕がイメージしていたお菓子工場とは全然違う。
もっと商品がむき出しで、多くの人が作業していると思っていたが、
最新の設備で計算尽くされたオペレーション。
当たり前だが工場内は撮影禁止。
見学者だけの特典。
出来立てのブラックサンダーの試食もさせてもらい、いい勉強になった。

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その後は河合社長の講演。
ブラックサンダーの成功秘話から河合社長の事業に賭ける思いを語ってもらった。
何事もまずは気持ち。
それを持ち続けることで道は開ける。
簡単そうで難しいのがこの継続。
そして、業績が良くなるためには家族を大切にすることが必須。
素直に反省します・・・(苦笑)。

社員食堂の昼食を頂き、最後は工場をバックに記念撮影。

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直営店で限定品も買物させてもらった。

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そして、のんほいパークへ移動。
豊橋を代表するレジャー施設。
目的はここのサーキットでレースをすること。

僕が所属する西川塾には元F1ドライバーの山本左近さんも塾生として名を連ねる。
今はさわらび会福祉村の統括本部長として事業の運営に携わる。
この福祉村がほんと凄い。

オフィスの移転に悩んでいた自分がとても小さく見える。
いかにちっぽけなことで悩んでいるんだ・・・。
と改めて反省。

昨年もお邪魔させてもらい、今回は2度目。
その時のブログがこちら
今回も福祉村の見学に伺ったが、ブログでは文章量の関係上、ほとんど割愛。
同じ塾生仲間の堀資材 堀社長のブログを参考にしてもらいたい(笑)。

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今回も左近さんの想いを聞いたのだが、どんどん立派になっていくのが強く印象に残った。

話は戻り、カートレース。
このサーキットは左近さんが監修する本格的なコース。
今回はありがたいことに参加者全員が左近さんとレースをすることが出来る。

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僕は4レース目だったので、しばらくは他のレースを見ていたのだが、
そのレベル差は一目瞭然。
その颯爽とした走りは感動もの。

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いよいよ僕の番。
まずは2周練習をして、その後5周を走り順位を競う。
レース前に走行方法を本人から聞き、他のカートにぶつからない様に注意を受けたのだが、
僕はピッチに出るスタート段階で左近さんに衝突。

さすがの左近さんも瞬間的に怒っていた(笑)。
すいません・・・。

2周回り、いよいよ本格レース。
僕は最前列に並び左近さんに抜かれるのを防ぐ立場なのだが、
スタートした瞬間に追い抜かれ、あとは一度も絡むことなく5周が終了。
ずっと目の前を走る左近さんを眺めるだけだった。
う~む・・・。
まあ、そんなもんですね・・・。

全体での表彰式。
一位はブログの写真の提供もしてくれる吉川さん。

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直筆のサインももらっていた。
僕のラップは全体で8位と可もなく不可もない順位。
迫力もありかなり刺激的だった。

最後は全員で集合写真。

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女子レースはほとんど徐行だったな・・・(笑)。

これだけ見てると遊んでいるように思われるかもしれないが、
これも立派な大人の研修。
楽しみながら、いい勉強になった。

太田班のみなさん、ありがとうございました。

プレゼン伝え方のルール

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著者の森本曜子さんから頂いた本書(間接的ではあるが・・・)。
名古屋では有名な方でラジオのパーソナリティを長く務められている。
僕も20代の頃は森本さんが出演する番組をよく聞いていた。

前社長と懇意にされており、
イベントのMCをお願いしたり、食事会でもご一緒したりした。
僕の時代になってから、すっかり若手のパーソナリティに目が移ってしまい、
(本当にすみません・・・)
ご無沙汰状態。

この度、本書を出版されたことでお祝いの一言でも言わなければならないが、
それもワザとらしいので、このブログでお祝いを含めコメントを述べさせてもらう。

今回は出版、おめでとうございます。
とても読みやすく分かりやすい内容でした。

これはお世辞でも何でもなく、僕が感じたこと。
森本さんのこれまでの経験から得た知識やスキルをこの本書で披露されている。
また、最近はプレゼンテーションの講師としても活躍されており、
そこでのノウハウも提供されている。

特別難しいことは書かれていない。
基本に忠実。
特に初心者は本書に書かれたことをそのまま実践すれば、
上手くいくことは間違いない。

僕自身、いろんな場でプレゼンしたり、講演させてもらう機会は多い。
偉そうに言って恐縮だが、僕が講演をする際、
注意すべき個所がそのまま取り上げられている感じだ。
それに加え、今後役立ちそうな点も多い。
今月末、部下の結婚式で主賓のスピーチをするが、すぐに使えそう。
タイミングとしてもとてもありがたい。

最近はパワポを使っての講演がほとんどだが、パワポを使うことで原稿を書く必要性がなくなった。
元々、原稿は書かず(デビュー当時は作ってました・・・笑)、
要点だけ頭の中に叩き込んで本番に臨むわけだが、
森本さんの勧める原稿の作成方法は参考になった。

①声を出してしゃべりながら書く
②センテンスを短くする
③接続詞をあまり使わない
④プレゼンの頭とお尻だけを暗記する
⑤大事なことは2~3回繰り返して言う

これは原稿を作る作らないに限らず、意識しなければならない。
名大社で外部から講演依頼を受ける場合、僕が登壇するケースが多い。
レベルはともかく数だけはこなしてる。
しかし、いつまでも僕が中心なのもいかがなものか。
そろそろ次にバトンタッチをせねば・・・。
そのためには本書を読んでから始めてもらう必要がありそうだ。

食べ物のはなし 特別編 近江牛すきやき御膳

番外編や特別編ばかり続きます。
一部、読者からクレームが入ったりしますが、
これも人気食べ物ブロガーとしての視野を広げる行動と理解してください。
今回は番外編でなく特別編。
その違いは明確になっていませんが、じっくり読んで頂くと分かります。

今回は近江八幡市に行ってきました。
近江八幡といえば近江牛。日本の三大和牛の一つと言われています。
飛騨牛や松坂牛はどうなんでしょうか?
そのあたりは師匠が教えてくれると思います。

観光名所でもある八幡掘から徒歩5分ちょっとのところにある
「まるたけ 近江 西川 」さんに行ってきました。
創業70年の老舗で店外には多くの方が並んでいました。

食べ物ブロガーはその知名度を生かして、片手をあげ、すんなり入ります。
(ウソです・・・。)
浮ついていたせいかお店の写真を撮るのを忘れました。
1階が精肉店とレストラン。2階は団体向けに作られています。

この日は腹ペコ集団が一緒でした。
一人でのんびり味わう訳にはいきません。
それでも井之頭さんのような雰囲気を漂わせないといけません。
かなり難易度の高い食事です。
しかし、そこは深く考えています。
団体であってもおひとり感が伝わるオーダーをしました。

近江牛すきやき御膳 3500円

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これに小鉢、付だし、御飯、赤だし、香の物が付きます。

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そして、もちろんビールはご当地です。
向かいのオッサンが
「近江牛を前提に作ってあるんだよ。」
誇らしげに言ってましたが、多分デタラメです(笑)。
ちょっと濃い目な感じです。

一人鍋がグツグツと音を立てます。

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湯気と共に、いい香りが沸きあがり食欲をそそります。
その時です。
肝心なことを思い出しました。
これを出さないと師匠に叱られます。

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食べ物ブログでは初登場の画像です。
なかなか食すことのできない近江牛なので、人間火力発電所は登場しません。

「美味い、美味い、これはいいぞ!」
どんどん一人鍋の中味が減っていきます。

周りを見渡しお肉の追加をします。
腹ペコ集団を横目に見ると、まるで焼肉食べ放題のように近江牛を食べていきます。
追加した近江牛も瞬く間になくなります。

「これはまずい。とんでもないことになるぞ・・・。」
すかさず野菜盛りを大量に注文します。
そして、ご飯もお櫃でもらいます。

「若者は野菜とメシを食べなさい。」
人気食べ物ブロガーの顔はどこかに飛んで行ってしまったようです。
すぐに頭の中でパチパチと計算するケチケチ経営者になっていました。

八幡掘を眺めながら、しんみりとひとり呟きます。

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「もっと大きな人間にならなきゃいかん。まだまだオレも半人前だな・・・。」
素直に反省する食べ物ブロガーでした。

来週は円頓寺シリーズに戻ります。
ごちそうさまでした。

THE CREATIVE CHALLENGEはこれからも続く

「THE CREATIVE CHALLENGE」とは中日新聞社と名大社で提供する短期のインターンシップ企画。
パフさんの企画する「100×10チャレンジ」をモデルに作り替えさせてもらった。
最近、うちの若手はこの”ザ クリエイティブ チャレンジ”を略して「クリチャリ」と呼んでいる。
まあ、悪くはない(笑)。

1か月間に亘る企画で、週1回ホームルームを行い、
社会人としてのマナーから業界研究、取材方法、プレゼンのノウハウを学ぶ。
それを基に企業へ取材に出向かい、企業の魅力をリサーチしプレゼン資料にまとめ発表。
第一期生がこの一連の流れを経験し、先週で終了。

12日(水)に中日新聞社で参加学生の発表会が行われた。
僕は審査員の一人として参加の予定だったが、それだけでは終わらせてもらえなかった。
責任者という立場もあり、学生を表彰する役が急きょ回ってきた。
それも当日に・・・。

一番評価の高いチームを表彰するわけだが、その表彰状に署名をしろという。
「印刷でいいだろ!」と抵抗するも誰も許してくれなかった。
下手だから嫌なんだ・・・。

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表彰状と修了証書にせっせと署名し、発表会に臨んだ。

今回は4チーム10名の発表。取材先のクライアントにも出席してもらい、
学生のプレゼンを聞いてもらう。

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どのチームも個性的でかなりの努力の跡が見られた。
クライアントの担当者にも挨拶をさせてもらったのだが、異口同音にこの企画の高い評価を頂いた。
何より学生が社会や企業と接することで、価値観が広がっていくのが素晴らしい。
初めてづくしで大変な面も多かったとは思うが、確実に成長に繋がっただろう。

審査員チームも順番に講評。

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どこかで見たことのある某社長も(笑)、
学生に温かい言葉と厳しい言葉と投げかけていた。

そして、表彰式。
一応、僕が読み上げ賞状を渡す。

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おめでとうございます!。
このチームには来年2月に行われる本戦にも参加してもらう。
発表会終了後は参加者全員で懇親会。

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二期生の学生や名大社の若手、内定者も一緒に語り合う。
残念ながらアルコールはなし。
当たり前ですね・・・。

最後に学生と参加企業とで記念写真。

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許可は取っていないが、許してくれますよね(笑)。
みんなのいい笑顔が印象的だった。

終了後、僕は某社長こと株式会社サンコー櫻山社長と反省しない反省会。
円頓寺方面に消えていった・・・。

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オリオンビールのクラフトビール。なかなかだ。

みなさん、お疲れ様でした。

そんな一服モードは瞬間に終わる。
今週からは第二期生の「THE CREATIVE CHALLENGE」がスタートする。
一体どんな出会いがあるだろう。
楽しみと不安が入り混じる一か月間になると思うが、貴重な体験をしてもらいたい。

ヴォーリズからの学び

昨日、一昨日は名大社の研修旅行。
充実した旅行だった。
詳細は月曜担当オクイ、火曜担当コジカがスタッフブログで書いてくれるので、
僕はあえて触れない。
ピンポイントでブログを書きたいと思う。

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今回の研修は以前から懇意にさせてもらっている近江兄弟社の薮さんのところにお邪魔するのが目的。
現在、薮さんはヴォーリズ記念館の館長として活躍され、
ヴォーリズ建築及びウィリアム・メレル・ヴォ―リズ氏の生き様を多く方に伝えている。
僕は情けない話だが、薮さんに伺うまではヴォーリズ氏のことは知らなかった。
う~ん、無知は罪だな・・・と改めて痛感。

昨年観た映画「繕い裁つ人」で登場する図書館もヴォーリズ建築であることを初めて知った。
あの映画のあの図書館は高貴な歴史を感じさせ、上品な雰囲気を漂わせていた。
そんな建築物が今も文化財として日本国内に残されている。

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その数117件。愛知県にも2ヶ所。
その一か所が東区になるのだが、うちの社員フワの住まいの隣に存在するのには驚いた(笑)。
世界は偶然で繋がっている・・・。

最近ではNHKの朝ドラや映画「少女」にも登場し、ヴォーリズブームが起きているようだ。
ヴォーリズ建築目的に来られる観光客も多い。
しかし、それはあくまでも結果として残っているだけ。

薮さんも言われていたが、「建物は目的ではなく手段」ということ。
建物の中で繰り広げられる様々な物語や醸成される文化が重要であって、
建物はそのために建築されたに過ぎない。

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ヴォーリズ記念館はじめ、ハイド記念館、旧八幡郵便局、
アンドリュース記念館を見学させてもらったが、純粋な目的を感じ取ることになった。
しかし、ひとつひとつの建物にヴォーリズ氏の考えが宿っている。

その中心地が近江八幡であり、近江兄弟社が会社のミッションとして伝承している。
地域との関わりについてもヴォーリズ氏の精神が浸透している。
薮さんはそのあたりのことを上手に名大社の事業と結び付けてくれた。

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クレドである「名大社way7つの約束」と関連付けた表現には感動してしまった。
全く異なる事業領域でも相通じる面が多分に存在する。
参加したうちの連中も納得感は高かったのではないだろうか。

写真はヴォーリズ氏の銅像。

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少女が花を渡している。
この花は近江兄弟社の社員さんが毎日差し替えているという。
厳密にいえば、長期連休の場合は難しいらしい(笑)。
だが、これも文化の表れのひとつ。

まだまだ書き足りないこともあるのだが、
コジカのブログと被ってしまうので、ここまでとしておきたい。

今回は大きな学びを頂いた。
薮さん、本当にありがとうございました。

ちょっくら社員研修旅行に行ってきます

 

誠に勝手な話で申し訳ありませんが、今日金曜は15時で業務を終了します。

 

15時以降は感謝すべき契約も、考えられないクレームも対応しない(笑)。
17日(月)の対応とさせてもらう。
理由はこれ

今日の午後から明日にかけて名大社全員で研修旅行に出掛けるのだ。
15時に会社を閉め、15時15分にはバスに乗り込む段取り。
急な仕事もお答えできないことを了承頂きたい。

名大社では2年に一度、盛大に社員旅行を行うことを約束事とし、
(不況期は見送ります・・・)
前回は九州、前々回は沖縄へと旅行を実施してきた。
あくまでも日頃の慰安と一体感の醸成のために行ったもの。

それはそれで大事なことだが、それだけでは単なるお気楽団体になってしまう。
そこで、今年はもっとマジメに学ぶ場も盛り込み旅行に行くことにした。
2年に1回は盛大な遊び。
もう1回はマジメな研修の場。
これを理想とし今年からスタートさせる。

その記念すべき第一回が今日、午後からの時間。
今回の目的地は滋賀県。
琵琶湖付近の琵琶湖グランドホテルに向かう。
研修と言っても今日はバスの中での会話のみ。
ビールを飲むかもしれないが、きっと仕事の話をするだろう。

夜は宴会らしい宴会。

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パンフレットにあるような日本の正しい宴会場で浴衣を振り乱しながら親睦を深める。
どこかのバカがハダカ踊りをする予感・・・。
まあ、お決まりのパターンになりそうだ。
実際、どんなふうになるかは不明。
グダグダの飲んだくれ状態だろうが、たまにはいい。
たまにじゃないかもしれないが、こんな機会も必要。
日本の正しい宴会をしなければならないのだ(笑)。

そして、明日がメインの研修。
今回は近江八幡市にある近江兄弟社さんに訪問する。
友人でもあるヴォーリズ記念館(近江兄弟社運営)の薮館長にお付き合い頂き、
記念館の見学と座学でその足跡を学ぶ。
業態や地域、規模は違えども、人の「想い」や「熱意」が
事業を行う上で大切なことを薮館長の話を通して吸収していきたい。
ほら、真面目に研修するでしょ?(笑)。

午前中はしっかりと学び、散策した後は昼食。
せっかくなので近江牛のすき焼きを頂く。
いい感じに酔って、夕方には名古屋へ戻る予定。
そして、解散。

バタバタではあるが有意義な一泊二日の研修旅行にしたい。
翌日、日曜は休養を取ってもらい、月曜からは気持ちを新たに仕事に励む。
そんなプログラム。

自分たちの都合でスケジュールを作り、実施できる環境は本当にありがたいこと。
一部、ご迷惑をお掛けするかもしれないが、週明けに挽回させていただくので、しばしお待ちを・・・。
大目にみてやってくださいませ。

そんな感じでちょっくら研修旅行に行ってきます。
僕は近くにコンビニまでビール、ワインの買い出しにでも行ってくるかな・・・(笑)。

食べ物のはなし 番外編 バリ男

東京の日本橋にやってきました。
人事系のイベントに参加するためにやってきたのですが、
日本橋に来るのは人生で2~3度目です。
右も左もわかりません。

歴史の長い老舗企業が多いことは聞いていますが、
どんな美味しいお店があるのかは知る由もありません。
しかし、ここは人気食べ物ブロガーとしての意地もあります。
自分の嗅覚を頼りに歩き回ります。

「穴子丼か、なかなかいいな。でも、ちょっとそんな気分じゃないな・・・」
「生パスタか、う~ん、今日はちょっと違うかな・・・」
自分の気持ちとの向き合うのが難しいです。
井之頭さんのように右往左往しながら歩き続けます。

そんな時、いきなり視界に入ってきました。
「バリ男」

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一体、何の店かと思い、店の前に来ると二郎系ラーメンのお店。
お店を覗いてみると2~3人、並んでいます。
これくらいの列なら待てそうですし、味の期待もできそうです。
13時を過ぎて、この並びは本物だと人気ブロガーは直観的に察するのです。

自販機に並び、2分ほど考えた上に味玉ラーメンのボタンを押します。
自販機からは黒い札が出てきて、そそくさに手を上げ店員さんに見せます。
何かの勝負をしているかのようです。
どんな勝負かは自分では分かりません。

しばらく待って奥の席に座りました。
目の前にはこんな張り紙がしてあります。

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イケメンにも超イケメンにもなりたいし、
それを飛び越えバリ男にもなりたい気持ちです。
もし、この後の予定がなければ完全なバリ男です。
今頃は新宿で働いていたかもしれません。

しかし、その後の予定を考えるとイケメンにもなれません。
少し悲しい気持ちになります。

味玉ラーメン 880円

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ここまで辿り着くのにかなり時間が掛ったように思われます。
これも食べ物ブログの特徴です。
肝心な話までは長い道のりなのです。
そして、このボリューム。
ちょっとやそっとじゃ減りません。

バリ男という店名に向き合うため、ガツガツと食べ続けます。
濃厚なスープと太麺が体に刺激を与えます。
しかし、東京に来たブロガーはもっと刺激を求めます。
テーブルの隅に置いてある<特製唐花>をスプーン1杯投入します。

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丼が赤く染まります。
それと同時に汗が溢れ出します。
「お~、これこれ、こんなを求めていたんだ・・・」
心の中で呟きます。
大盛もライスも必要ありません。
これだけで十分満腹になります。

隣のオジサンはニンニクを2杯投入していましたが、超イケメンには見えませんでした。
その姿をみてちょっと安心しました。
東京は広いです。

まだまだやるべきことは多そうです。
ごちそうさまでした。

プライベートバンカー

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基本は実名をそのまま記したノンフィクション。
しかし、読み進めていくうちに真山仁か池井戸潤のビジネス小説かと錯覚してしまう。
この2人の作家を例に出すのはあまり相応しくないですね。
同じビジネスでもちょっと分野が違う。
両氏とも結構、銀行員が登場するが分野は違う。
誰に近いのだろう?思いつかない。
この2人以外の小説を読んでいないから当たり前か(笑)。

それだけ名古屋の田舎者はリアルで起きた出来事とは思えない。
架空の世界のように思える。
むしろ今年観た「マネーショート」に近い。
著者の清武氏は「切り捨てSONY」から連続で読んでいることになる。
確かな表現力と筆力である。

ジャイアンツのオーナー代行を解雇されたイメージしかなかったが、
読売新聞の記者を長年務めたいたわけだから、当然のこと。
社会派のノンフィクションライターとしては注目すべき存在なんだろう。

今を思えば、ジャイアンツとのゴタゴタは売名行為として
最高のパフォーマンスを発揮したと言えるのではなかろうか・・・。
そんなことを書くと叱られるな。
冗談です。すみません・・・。

本書の主役は大垣市出身。時に岐阜弁も出る。
最近は映画でも書籍でも何かと岐阜県が取り上げられることが多い。

話は変わって申し訳ないが、
先日、飛騨古川でインバウンド向けの旅館を営む経営者と話をした。
映画「君の名は。」の影響で一気に観光客が増えたという。
作品がもたらす影響は大きいですね。

話を元に戻すと、野村証券出身の主人公はシンガポールに渡り、
富裕層向けのプライベートバンカーとして資産管理を行う。
そこには税金逃れ、資産隠しなどお金のドロドロとしたシーンが克明に描かれている。
お金持ちとは無縁な世界にいる僕としては
あまりにもかけ離れた世界のため現実感は乏しい。
また、それがあったとしても羨む世界ではない。

いい表現をすれば、大きな財産を守るために的確な運用を行うのがプライベートバンカーの仕事。
しかし、あまりにもドロドロ。
小心者の僕はあまり関わりたくない分野。
その生活が楽しいとは到底思えない。
今も多額の税金や保険料を払っている気もするが、僕はこの状態でシアワセだ。
金の亡者にはなりたくはない。
反面、お金を気にしない場面も想像できない。ないと困る。

そんなお金に惑わされる人物が本書には数多く登場する。
そこで臭いを嗅いでいるのがいい。
客観的にお金を取り巻くシーンを見ることでお金の恐ろしさを知ることができる。
また、こんな世界がリアルにあるのを近く現実の世界から見受けられる。

それはそれで勉強になる。
僕自身はこの手の会社には関わりたくはないけど・・・。

AIは人間を超えるのか・・・。

大袈裟なタイトルをつけてみたが、そんなことは僕には分からない。
しかし、わからないでは済まされない時代になってきたようだ。
危機感が手伝ったわけではないが、先週はAIについて学ぶ機会が多かった。

一つは5日(水)の「HRサミット」でのセミナー。
「テクノロジーの進化による働き方の変革~AI・ロボットの働き方へのインパクト」。
そして、もう一つが7日(金)に名古屋で開催された働きごごち研究所の藤野さんによる講演。
「人工知能が生み出す、2025年の採用活動とは」

お互い切り口は違うが、刺激ある内容。
これからの自分たちのビジネスにも大きな影響を与える可能性があるため、
興味深く聞かせてもらった。

「HRサミット」のセミナーでは、日本RPA協会の大角理事と
日本アイ・ビー・エムの行木さんのセッション。
完全な知識不足だがRPAって初めて聞いた。
ロボティック・プロセス・オートメーションの略で仮想知的労働者のこと。
簡単に言ってしまえば、ホワイトカラー層の業務を
効率化、自動化しより生産性を上げるというもの。
面倒な作業は全部ロボットがやってしまうことらしい。
これも広くとらえればAI。

一方、IBMではAIとは呼ばず、コグニティブ・テクノロジーのことをいう。
とかく話題のワトソンもこれにあたる。
AI(人工知能)という言葉が人間の仕事を奪ってしまうような
マイナスイメージもあるのも使わない一つの理由のようだ。

未だにワトソンが何をしてくれるかよくわからない僕のレベルでは聞いているだけで新鮮(苦笑)。
まずは徹底的な認知が必要なよう。
まだ途中だが「ビッグデータと人工知能」にもそんなことが書かれている。
相当量のデータがない限り生かすことはできない。

そのことは藤野さんも触れていた。
だからこそ価値があり、だからこそ人間がやるべきこともある。

「HRサミット」のセミナーはそんな環境下でロボットやAIが果たす役割を示していたが、
藤野さんはその反対でそんな環境下だがら人間が果たす役割を提示された。
そのフォーカスの仕方が面白い。
どちらに寄っているか、どちらに関心があるかが明確。

お互いの強みを活かすことにより人間と人工知能は共存できる。
数字だけ追っかけたり、論理的な判断を追求するだけでは人工知能には勝てない。
直感や感性を大事にすることで人間しかできないことがこれからの時代でも求められる。

ということは・・・。

知性のかけらもなく、論理的思考も乏しく、
ほとんど直感で行動している僕はこの先も生き残るということか・・・。
感情だけで動いているうちの会社も生き残るというわけか・・・。

そんな単純な問題ではない。
しかし、根拠のない常にポジティブになれる感性も人間の強み。

AIは人間を超えない。共に働く時代が来るのだろう。

感覚だけで書いているよくわからないブログになってしまった(笑)。