こんにちは。水谷(女)です。

すっかり真夏のお天気ですね。台風も来てしまったり…。
高校野球の予選も始まりましたし、明日からの連休で花火大会や
夏祭りもたくさん催されていると思うと、楽しい夏の到来!という感じですね!

夏バテしている場合じゃないです。楽しんでいこうと思います!

最近、近くのショッピングモールにある本屋さんに立ち寄ったら、
見事に「夏休みモード」になってました。

★「小学校○年生 夏休みにやろう!1学期の復習ドリル」
所狭しと並べられてます…漢字ドリルや計算ドリル。
懐かしさに浸って見ていたら、親子で買いに来た人が。
お母さんは必死ですが、お子さんは…早く帰って遊びたい様子。

★読書感想文におすすめ「推薦図書」各種取り揃え!
こちらも、お母さんが手にとって眺めつつ、子供に薦めるものの、
肝心の子供たちは、そんなの嫌だと、すぐ横にあるマンガコーナーへ
行ってしまう始末。

子供たちからしてみれば、楽しい本屋でも夏休みに前には近寄りたくない
そんなオーラが漂う特設コーナー目白押しです。

自分はどうだったかと思い出してみると、
学校から支給される夏休みの宿題(名古屋では「夏の生活」と言いますが)は
もらったその日のうちにに終わらせて(図工や書道以外)、夏休み初日からエンジョイし倒す作戦!
その宿題の中でも最難関であったのが、読書感想文でした。

なので、先ほどのマンガコーナーに身を潜める子供たちの気持ちはよく分かります…。

「感想文、うわ~~」と思いつつも、自分が小学生の時に読んで感想文を書いた本は
ちゃんと覚えているもので、当時と変わらない表紙に、推薦図書の帯、
見れば懐かしい気持ちでいっぱいです。

そうは言っても、感想文の5割は母に書いてもらっていたようなものでしたが(笑)

懐かしさに浸りつつ、平積みにされている推薦図書コーナーから
児童文庫本コーナーに移動して目の当たりにした光景に衝撃が走りました。

本の表紙の絵が妙にアニメっぽい!

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時をかける少女/作・筒井康隆(角川つばさ文庫)

「時をかける少女」も、以前はこんな可愛らしい表紙ではなかったのに!
好きな漫画家さんが表紙を描いてるだけで、手にとってしまうあたり、
まんまと企業戦略に乗せられてるような気もするのですが、
久しぶりに読んでみたかったので、後悔はしてません…!

可愛らしい表紙に、文章中の漢字には全部フリガナがふってある…(苦笑)
ターゲットにしている年齢層は相当、低そうですが、学童の読書離れが進んでいると
言われる昨今の様子から、いかに小さい頃から読書に慣れ親しんでもらうかということが
最重要ポイントになっているのではないでしょうか。

私のように、全く読書をしない生活を送っているような大人にならないために!

(新聞は小さい頃から読んでいるのですが、文庫とか文芸の本は、
本を開いて3ページ目を読む頃には睡魔と戦っている性分で。お恥ずかしい限りです。)

読書を通して、得るものが多く、本は知識の宝庫だということは重々承知なのですが、
なかなか、敷居が高いと感じているのもまた事実。



と、そんな言い訳めいたことを言っていても愚行を晒すばかりなので、
これを機会に、相応の“読書習慣”を小中学生レベルから積み上げるキッカケに
していくのも、良いのではないかと、今更ながら自分に言い聞かせてます。

本の最後のページ、「角川つばさ文庫発刊のことば」に、こんな一言がありました。

「読書は自転車と同じように、最初は少しの練習が必要です。
 しかし、読んでいく楽しさを知れば、どんな遠くの世界にも自分の速度で出かけることができます。
 それは、想像力という「つばさ」を手に入れたことにほかなりません。」

いささか、ファンタジー溢れる表現ではありますが、その言葉の通りだと思うので
3ページ目で寝ないように、読書習慣を始めようと思います。