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COLUMN 就活応援コラム

<20代のジモト視点#1>岐阜の枡専門メーカーで挑戦する彼の場合

自分が愛着の持てる“ジモト”を見つけて、そこで暮らす、働く、活動する。
そんな人たちは、どうしてその場所を“ジモト”だと思えたのでしょう?
どんな魅力を見つけたのか。どうやって魅力と出会えたのか。
東海地方を“ジモト”として、地域で活躍する20代の声から、ジモトを振り返るヒントを探してみませんか。

今回ご紹介するのは、大学時代に愛知へやってきて、今は岐阜の企業で働く、「東海地方がジモトになった」と語る伊東さん。
大学から地域へ飛び出した、経験からどんな道を選んだのかお聞きします。

伊東 大地さん
大分県出身。スペイン語を学ぶため、愛知県立大学に入学。観光やまちづくりへの関心を強く持っていた。大学時代にはスペイン留学も経験。
さらに、地域活性活動にも積極的に参加し、多くの東海地方の魅力を知る。現在は、岐阜県大垣市の枡専門メーカーに勤務。入社1年目。
伝統的な枡の新たな可能性を追求する仕事に励む毎日。

まちへ飛び出し、出会った“人” “会社” “ジモトの魅力”

海外サッカーが好きでスペインに興味を持って。スペイン語を勉強しようと九州から、愛知県の大学へやってきました。
東海地方に縁もゆかりもありませんでしたが、大学生活の中で「ジモト」だと言ってもいいほど、この地域に親しみも面白さも感じています。
僕の専攻では、外国語のスキルを生かして、地域の企業の外国向けのPRをお手伝いする取り組みがありました。
企業を深く知ろうと思っても、なかなか機会もありませんよね。この活動に参加して、地域の企業のすごさや面白さに直に触れることができたんです。
企業を見る目が変わったと思います。

大学3年の時には、先生の勧めで、名古屋の魅力を発信するツアーを大学生と社会人が一緒に考える事業に参加しました。
そこでは、まだまだ僕の知らなかった愛知県の歴史や伝統産業との出会いがあったんです。
それに、いろいろな働き方、生き方をしている社会人の方とも出会えた。
会社員として働きながらまちを盛り上げる活動に参加している人。
自分で地域を盛り上げる事業を立ち上げている人。こういう人生もあるんだと、視野が広がりました。
大学の中ではできない経験との巡り合いはとても貴重なものでした。
知らずに過ぎていったかもしれないチャンスと結びつけてくれる人が、僕の周りにはたくさんいました。
自分の日常から飛び出せる機会が巡ってきたら、ぜひチャレンジしてみてほしいと思いますね。

「観光」「まちづくり」をキーワードに。どこで何をするか

観光事業や地域の魅力を発信する仕事で、東海地方の活性化に関わりたい。
大学時代の経験もあって、僕はそんな想いで就職活動に臨みました。
2020年には東京オリンピックも開かれ、たくさんの外国人が日本へやってくる。
ひとりでも多くの人に、地域の魅力を知ってもらうために働きたいと考えるようになっていました。

僕が就職したのは、岐阜県大垣市で伝統的に枡を手がけてきた会社です。
枡という日本の伝統産業を守り続けるだけでなく、その技術で新製品を開発したり、枡をアクセサリーやインテリアに活用したり、枡の可能性を模索しています。
事業や挑戦する姿勢が面白く、共感しました。それに、面接で「地域を盛り上げる仕事がしたい」と話した僕に、社長は「やってみたらいい」と言ってくださいました。
この会社なら背中を押してもらえる。自分で考え、なにかを生み出せると強く感じました。
地域に根ざした伝統産業を守り、広めていくのも地域活性の仕事です。
新しい事業の種はたくさんあって、僕が事業を走らせていける。そんなワクワクが入社の決め手でした。
今は、枡を店舗などの建材として広める事業に携わり、新たな販路拡大などを模索しています。

伊東さんのジモト視点

大学時代に東海地方のディープな魅力に触れて、ここを自分の「ジモト」だと思えるほどになりました。
けれど、愛着を持てたのは、まちの面白さだけではなく、たくさんの人との出会いがあったからだと思います。
大学時代に出会った同年代の友人たち、地域で活躍する人たち。つながりのある人がいる場所で暮らすのは安心感も大きい。
何かあった時に相談できたり、困った時に頼りにできたり。そんな人がすぐ近くにいるのは嬉しいですね。
実際、学生時代のご縁が、仕事につながったこともあります。
人とのつながりを大切に、さらに広げていけば、僕がこの地域のできる仕事もますます増えていくんじゃないかと思っています。