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COLUMN 就活応援コラム

住まいを通して岐阜らしい暮らしを提案する営業職、木の家専門工務店の新入社員インタビュー

自分が生まれ育ったジモトで働きたい。
ただし、まずは東京に就職して、都会で修業をしてからジモトにUターンしよう。
そう考える就活生も少なくないでしょう。
今回、ご紹介するのはジモト岐阜市の工務店に就職した高橋良太さん。
学生時代は東京でも就職活動をし、憧れていたコンサルタント会社に内定をもらっていたという彼がジモト企業に就職を決めた経緯を伺いました。


高橋 良太|プロフィール
岐阜県岐阜市出身、名城大学経営学部卒業後、ジモト岐阜市に本社がある株式会社鷲見製材に就職。
会社では営業部に所属し、
地産地消の理念で岐阜県産材を中心に国産材100%・自然素材にこだわる家づくりを提案している。

東京に憧れていた学生が、ジモト就職したその理由とは

ーまず、高橋さんが務めている会社と仕事内容についてお願いします。
高橋:私が勤めている株式会社鷲見製材(以下、ひだまりほーむ)は、岐阜県産材を中心に国産材100%・自然素材にこだわった木の家をつくっている工務店です。
私は営業部に所属して、お客様にモデルハウスの案内、資金の計画、家づくりのプランなどを提案しています。
「この工務店なら、自分たちの家作りを任せてもいいな」と思ってもらうための、きっかけ作りをしています。

ー高橋さんがジモト岐阜市の企業に就職したきっかけを教えてください。
高橋:大学を1年休学して行った語学留学です。
それまでは、東京に憧れているタイプで、「東京でスーツを着てバリバリ働くんだ!」と思っていました。
海外生活の中で、日本といえば東京や大阪、京都、たまに北海道……愛知が出てくることもなければ、ましてジモト岐阜の話題が出てくることはありません。
海外の人たちの口から「岐阜」という言葉が出てくるにはどうしたらいいのかと考えるようになりました。
そこで、日本の中で岐阜の知名度を上げないと海外の人たちには届かない、今のままでは変わらないなと。岐阜のことを面白くする仕事につきたいと考えるようになったんです。

ー海外生活がジモトについて考えるきっかけになったんですね。帰国後は岐阜の企業を中心に就職活動をされていたのでしょうか。
高橋:最初は東京でも就活をして、憧れていたコンサルタントの会社から内定もいただいていました。
ジモト岐阜での合同説明会にも一度行ってみたのですが、価値観の合う企業が見つからず、生意気かもしれませんが面白くないなと。
ただ、1回の合同説明会で判断するのは腑に落ちなくて。就職・採用支援事業をしているNPO法人にジモト企業について教えてもらいました。
そこでは、岐阜の経営者や会社が目指している大きなビジョン、働いている人たちの魅力や地域に貢献していることなどを知り、「こんなに面白い企業があったんだ!最初からジモトで成長して、魅力的に働けるじゃないか」と思いました。

住まいを通して地域らしい暮らしを作り、岐阜らしさの再構築を


ひだまりの森岐阜展示場にあるモデルハウス

ー就職をジモトか東京で迷いながらも、数あるジモト企業からひだまりほーむに決めたきっかけを教えてください。
高橋:知人の家に遊びに行ったとき、良い家だな、どんな会社が作ったんだろうと思ったんです。知人に聞いてみると「ひだまりほーむだよ」と教えてくれました。ちょうど会社説明会があったので行ってみようと思い立ち、そして現在に至ります。
ひだまりほーむは、岐阜県産材を中心に国産材100%の家づくりをしています。
岐阜県は土地面積の約80%が森林。地域の会社で地域の木を使って、住まいを通してその地域らしい暮らしを作り、岐阜らしさの再構築ができると思いました。
また会社を通して、ジモト岐阜の暮らしや魅力を日本全国に伝えることができると考えています。

ー仕事のやりがいは何ですか?
高橋:自分が心から好きなもの、嘘のないものを売る。
それが森を守ることに繋がっていたり、その地域らしい暮らしができたり……暮らしがもっと楽しくなるという確信があるからこそ、自信を持って営業活動ができることです。
また、会社の価値観をしっかり伝えて共感してもらった人に「じゃあ、ひだまりほーむさんにお願いします」と言ってもらえるのはすごく嬉しいですね。

ー働く上で苦労していることはありますか?
高橋:人間性を見られることです。どれだけ優れた商品を売っていても、それを売る社員がお客さまに信用してもらえなければ買ってもらえないですよね。
うちの会社は社長も社員もめちゃくちゃ頑固なんですよ。
何に頑固かというと、お客さまに対して正直でいいものを売るということ。
私がひだまりほーむに就職したいと思った最後の決め手は、あるラジオを聴いたからなんですよ。
そこで言われていたことが「日本は目の前に森があるのに、その木を使わずにマレーシアの熱帯雨林を違法伐採した木材を輸入している。その結果、先住民の暮らす場所がなくなったり、生態系が崩れたりしているんです」と。
日本人の多くは、そんなこと知らないじゃないですか。
私自身もこの会社に関わるまで、そのラジオを聞くまで知らなくて。
それは木材業界のごく一部の話ですが、そこも少しおかしいなと。
自分の建てた家に地域の木が使われていると知ることは、地域にお金を落とした知ること。自分のお金の払い所が分かっているということです。
家を通して地域にも愛着を持つこと、私はそういう仕事をしていると思っています。