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COLUMN 就活応援コラム

雨の日にちょっと誇らしくなる仕事、名古屋のレインウェア製造メーカーで働く新入社員

大学進学と共に生まれ育ったジモトを離れ、そのまま就職して暮らしを営む。
就職活動ではジモトに帰るのか、学生時代を過ごした第二のジモトに残るのか、さまざまな葛藤があるのではないでしょうか。
今回、ご紹介するのは北海道出身の大谷真奈美さん。生まれ育ったジモトを離れ、東海地方で働くことになったきっかけについてお話をうかがいました。


大谷真奈美さん|プロフィール
北海道出身、大学進学を機に名古屋市在住となる。南山大学総合政策学部卒業後は、大正10年創業の老舗作業着レインウェアの製造メーカーである船橋株式会社に就職。開発室に所属し、日本初の児童向け高視認性安全服規格を取得したレインコート「とぅいんくる☆コート」の企画・販売などを担当している。

「この会社に就職して、雨の日が憂鬱じゃなくなったんです」

ーまずはじめに、会社の紹介をお願いします。
大谷:私が働いている船橋株式会社は通称「かっぱ屋さん」。主力商品は、消防団のレインウエア(業務用雨合羽)や学生向けの通学用レインウェア、食品加工・製造など作業で使用される業務用エプロン(前掛け)の製造販売をしています。
雨の中の過酷な現場や、衛生管理の厳しい現場で働く方たちに安全で快適で清潔をお届けする会社です。

ー北海道出身の大谷さん、名古屋の作業着レインウェアの製造メーカーである船橋株式会社に就職したきっかけを教えてください。
大谷:企業展で出会った会社の中で、社長がとても面白くて熱い人だなと思いました。
内定が出るまでに面接やごはん会などを含めて7回も会社の方と話をする機会があったんです。
そこでは、「うちはインターンをやっているから、教員免許を持っているあなたに手伝ってほしい」「好奇心旺盛なところを商品開発に新しい風を入れてほしい」など、具体的に働くイメージができたこと、私はこの会社に必要とされていると思えたのが決め手でした。

ー出身の北海道を離れて暮らしていますが、ジモトに対する考えは変わりましたか?
大谷:名古屋は学生時代から、友人と遊んだり、美味しいものを食べに行ったり、いろいろな思い出が増えていくので愛着があります。
大学の友人は東海地域出身が多く、北海道に帰ると「名古屋の言葉に寄ったね」と言われることもあるんですよ。
名古屋に来てすぐのころは、赤味噌のお味噌汁を飲んで「なんだこれは、渋い!」と驚きました。美味しく食べられるようになったとき、名古屋に染まったなと実感しましたね。
名古屋で暮らすようになってから、むしろ北海道の良さに気づけたというか…例えば、北海道は海鮮やじゃがいも、玉ねぎなど食べ物がすごく美味しい。私にとっては当たり前ですが、ずっと北海道で暮らしていたら気づけなかったこと。一度ジモトを出たからこそ、生まれ育ったジモトの良さが理解できたと思います。

自分の中でワクワクするものが見つけられたら、楽しく働ける

ー仕事のやりがいを教えてください。
大谷:過酷な現場で働く人の役に立つ仕事」というのが一番のやりがいです。
台風などで土砂災害があったときに、テレビで消防団の方が映ると「うちのカッパだ!」と見かけることがあります。
私たちの商品があることで、雨の日や過酷な現場で働く方たちが快適に働くことができ、世の中の人たちのためになっている。
頑張っている方たちの相棒じゃないですけど、名古屋から全国の方の支えになっているというのが嬉しいなと思います。

ー苦労していることはありますか?
大谷:私は開発室に所属しているので、会社としても新しいことに挑戦することが多く、仕事に対して「これが正解」というものがないところです。
担当している「とぅいんくる☆コート」は、私が入社する前から開発が進んでいる商品。
日本には、年間2万人以上の小学生が交通事故で死傷しているというデータがあります。
特に7歳児の歩行中の交通事故は全学年で突出しており、悲しい事故を減らして子供たちの未来を守りたい!という思いから誕生した商品です。
日本初の児童向け高視認性安全服規格を取得しており、機能性はもちろん、500名以上のママさんにアンケート協力をいただき実用性やデザインも細部まで考えられています。
商品開発は誰に聞いても正解がないので、そこが楽しいところでもあり、これどうしたらいいんだろう?と悩むところでもありますね。

ー働く上で大切にしていることはありますか?
大谷:私が大切にしている基準として「ワクワクするかどうか」というのが軸になっています。
この会社を選んだのも、新しいことができそうだなとか、今までなかったものが作れそうだなとワクワクしたから。
この商品で事故が減るかもしれない!とか、この年から事故が減ったのは実はこのカッパが普及したからですよ!となったら嬉しいですよね。
何でもいいのですが、自分の中でワクワクするものが見つけられたら、働く上でも楽しくできるのかなと思います。