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前作は20年前に公開された。
僕が観たのはいつだろうか。
多分、16~17年前。TSUTAYAで借りたDVDのはず。
衝撃的な映像だったので所々は記憶しているが、ストーリーはほぼ覚えていない。
ヤバい映画だったと記憶する程度だった。

20年後、同じ監督、同じキャストで公開されたのが本作。
当時の配役のまま歳を取った役者や時代の流れは見事だが、記憶がないので作品としては繋がらない。
映画の中で過去のシーンが時折登場するので、それをパズルのようにあてはめていくしかない。

これからこの作品を観る方は、前作を観ておいた方がいい。
復習というよりは予習(笑)。
楽しみ方は何倍にも広がるだろう。

作品の想定でいえば、ここに登場する人物は僕とほぼ同世代。
若干、年下になるだろう。
言い方は悪いが、どうしようもない連中。
まともな人物は誰一人登場しない。
僕の周りにいたら迷惑だし、友達にもなりたくない。

最近、巻き込まれることが多い僕の生活だが、この類には絶対に巻き込まれたくない。
当たり前だ(笑)。
だからこそ、無責任に楽しめる。
無責任に感情移入ができる。
ほんの少しだけこんな人生も面白いかもと思ってしまう。
絶対に関わりたくはないが・・・(笑)。

最新の映像技術を使っているわけではない。
作風は古い。
しかし、斬新ともいえる。
そのカメラワークやカットの切り替えは強いインパクトを与えてくれる。
だから時々、体が震える。
ベラベラとずっと喋り続けるシーンは多少だれるが緊張感の連続。
まあ、健全な50歳が観るような映画じゃないかもしれないけど・・・。

僕がこの映画を観たのは休日の昼間。
もっと空いているかと思ったら、結構混み合っていた。
それも圧倒的に若い世代。
想像するに前作の頃はR15指定に引っ掛かり、観れない世代。

こういったポップカルチャーな作品はいつも若者を引き付けるのだろうか。
理由は分からないがそんなことを思ってしまった。
そして、どう感じるのだろうか?
こんなオヤジに憧れるのか。
それとも絶対にこんなオヤジになりたくないと思うのか。

これが5月第一弾ブログとはいかがなものか・・・(笑)。