理系学生のための就活メソッド

3理系就活の自己分析

技術系の仕事に就く場合は、専門分野を勉強する中で身に付けた専門知識や技術を求められます。それに加えて、企業の採用基準として、コミュニケーション能力や仕事に取り組む前向きな姿勢といった人間性や資質を見ている点は文系と変わりません。

1自分の研究についてしっかりと整理しておく

企業が理系学生だけに求めるもの、それは、あなたの専門分野に関わることです。
初めて会う人に分かりやすく話せるよう準備しておくことが大切です。

なぜ、この学部・学科に進もうと思ったか?
高校生の頃に、何を目指そうと考えていたか。夢、その専門分野のイメージなど。
研究の内容と目的
あなたの取り組んでいる研究は、何のための技術なのか。
具体的には、自分はその研究の中で何を担当しているのか。
研究活動を通して学んだこと
学術的なことだけでなく、物事に取り組む姿勢、失敗から得たものなど
実務・作業的に身に付いたこと
研究のモチベーション
技術者としての将来ビジョン
どんなものを造りたいのか
どんな風に社会に役立つ技術に携わりたいか

専門分野と異なる業界を志望する人の自己分析のポイント

理系学生が、文系職種に就くことは珍しいことではありません。しかし、人事担当者としては、なぜ専門分野に進まないのだろう?
と考えることは当然です。
これは否定的に捉えているのではありません。今の専門分野が自分には向いていないなぁ、イヤだなぁと思っている人でも、きちんと単位を取得し進級していることは人事担当者はプラスに評価しています。
人事担当者が納得できるようにあなたの考えを伝える為に、整理していきましょう。

2自分の人間性・資質について整理しておく

前述のとおり、文系理系を問わず、企業の採用基準には、人間性や資質も含まれます。
ものごとに取り組む姿勢、仲間との良い人間関係を作って行けそうか、という点も人事担当者はチェックしています。
技術職というと、ひたすら機械やコンピュータに向かって作業をしているイメージを抱く学生さんもいるかも知れません。
しかし実際には、チームで仕事を進めたり、顧客との打ち合わせをするなど、人と接する機会も非常に多いのです。

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