自分という存在を、最初にアピールできる、履歴書。

間違いがないよう丁寧で簡潔に書くのは当たり前ですが、
それだけでは「採用したい」と企業には思ってもらえません。
履歴書をただの1枚の紙切れにしてしまうのか、
就職戦線を勝ち残っていくための「武器」にするかは、あなたの書き方次第です。

作成前の注意点

履歴書を作成する前に抑えておきたい注意点を確認しましょう。

基本ポイント

履歴書の見本をもとに、項目別の基本的なポイントをチェックしましょう。

 

<1>氏名・住所・連絡先欄

まずは写真
意外と担当者が気にするのが写真。
胸を張り、背筋を伸ばし、ビシッと決まったものを使いましょう。
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携帯電話の番号やメールアドレスは必須
「早く確実に連絡をとりたい」というのが採用担当者の心情です。
携帯電話の番号やメールアドレス(PC、携帯電話)も併記しましょう。
連絡がつかなかったばかりに不採用…という事態だけは避けたいですよね。
印鑑はまっすぐ確実に
斜めに押してあったり、手で汚してしまったものでは、いくらキレイに記入されていても、
採用は勝ち取れない。 まずは印鑑をうまく押し、それから必要事項を記入していくやり方をお勧めします。
また朱肉を使わないインスタントスタンプは問題外ですので、絶対にやめましょう。
実印では大袈裟になってしまいますが、最低でも三文判で捺印はしましょう。

<2>学歴・職歴欄

学歴の書き方
一行目の中央に「学歴」と書き、二行から学歴を記入。学校名は略さず、正式名称で。現在通っている学校については、「卒業見込」と書きます。
原則として高校の学歴から記載しましょう。学歴を書き終えたら、次の行の右下に「以上」と書くのを忘れずに。
資格は正式名称で
取得した、または取得する可能性がある資格を書きましょう。
4級以下の資格は書くに値しないというのが一般的です。
但し、珍しい資格や免許であれば、そこから話が進む可能性もあるので、自信があるものは書いておいても良いでしょう。
また取得資格は正式名称で記入すること(省略はしない)。
さらに1年以内に取得できそうな資格については「平成◯年◯月取得見込み」と付け加えておきましょう。

<3>自己PR・志望動機等

クラブ・サークル活動
小学校・中学校・高校時代の古いことでも構いませんので書くようにしましょう。
また、クラブやサークルに入っていなかったという人も、例えば何かに熱中したことを具体的に書いておけば担当者にも熱意は伝わるはずです。
趣味・特技
面接で話題になることもあるので、空欄にはしないようにしましょう。
趣味や特技から話が弾むこともあるので、単に興味があるものでも積極的に、記載しましょう。
得意科目・専攻科目
得意な科目や学んだことを羅列するのではなく、目標とした事や経験、そこで得た事、学んだ事などを具体的に書くと自己アピールにつながります。
自己PRは、より具体的に
性格は、自分の一番のセールスポイント。
初対面の人にでもしっかり伝わるように構成しておく必要があります。
例えば「明朗快活」「好奇心旺盛」などの抽象的な表現では、あなたの真意はとても伝わりません。 あなたが持つエピソードを1行でもつけ加えることで、"あなた"というオリジナリティが出てくるでしょう。
大切なのは担当者が読んだ時、あなたの特性が「自分たちのビジネスにプラスになる」という印象を持ってもらえるように書くことです。
志望動機
この部分こそ、担当者が最も注目している部分といえるでしょう。 「お願いですから入れて下さい」と書いてあっても担当者には伝わりません。
大切なのは「入社したら私はこれをやりたいです」ということを具体的に書いてあるかどうかです。 前向きな姿勢を伝えることこそが大事です。
また志望動機を書く際に、ついやってしまいがちな失敗として、企業の入社案内やホームページに書いてあるスローガンやキャッチコピーを引用してしまうこと。 それ自体を担当者にアピールしても意味はありません。
アピールすべきは"あなた自身"であり"自分の将来性"です。
本人希望記入欄
本人希望欄は、希望職種、勤務地、勤務時間帯、給与、などの項目を書くのが一般的です。
しかし、やむを得ない事情がある場合を除き、給料や勤務時間についての希望を詳しく書くのは、プラスにはならないでしょう。
会社の募集職種が複数ある場合は、希望の職種を書きましょう。無い場合は、「貴社の規定に従います」と書いておきましょう。