就活コトハジメ<企業との出会い 基礎編>

「インターンシップ、どこへいく?」と会社を選ぶ前に絶対にやっておくべきことがある。

あなたはこんなことを考えていませんか?
  • とりあえずインターンシップにいこうと思っている
  • でも、どこに行こうか選び方が分からない
  • バイトやサークルも忙しいので、なかなか時間の調整が難しい
そんなあなたへのアドバイス。

あなたのインターンシップの目的、はっきり言えますか?

「インターンシップに参加しよう」とお考えのあなた。

あなたはなぜインターンシップにいくんですか?

回答に詰まった。あるいは、「インターンシップくらいは参加しておいた方がいいかなって」とか、「大学のキャリセンで勧められたからとりあえず」とか考えているなら、一度、立ち止まりましょう。

ただ参加するだけのインターンシップに意味はありません。あなたの目的はなんですか?

知識ですか?

「興味のある業界への理解を深めたい」「いろいろな業界、企業を知りたい」

経験ですか?

「働くということを体感してみたい」「将来、就きたい職種を経験したい」

挑戦ですか?

「自分がどのくらいの力を持っているか測りたい」「プロジェクトの企画・運営とかしてみたい」

出会いですか?

「自分が思い描くのと近いキャリアを歩んでいる先輩と出会いたい」「仕事に熱い人に、働くことへの価値観について聞いてみたい」

インターンシップを活用する道は様々にあります。あなたが今、就職活動や就職後のビジョンをどう描いているかで、求めることは異なると思います。ぜひ目的の明確化を第一歩にしてください。

スケジュール重視では目的にマッチしないかも

インターンシップの形式も企業によって様々です。

  • オフィスや工場の見学を中心とした会社説明型のインターンシップ
  • 実際の仕事を疑似的に経験する業務体験型のインターンシップ
  • 一定期間で課題に取り組むプロジェクト型のインターンシップ

これらの内容を組み合わせたプログラムもありますインターンシップの期間も、1日から数ヶ月までバラバラ。

もしかすると、主に自分のスケジュールを重視して短期、長期を選ぶ人もいるかもしれませんが、プロジェクトへの挑戦や自分の成長を目的とするなら、数ヶ月のプログラムなど長期インターンシップへの参加も検討してみてください。

本命の関連企業や取引先も要チェック!

インターンシップを通して、業界や企業への知識を深めたいと考える人へ。

自分が志望する企業一社だけでなく、関連企業や取引先へのインターンシップも組み合わせてみると、理解を深める助けになりますよ。

例えば…

  • ものづくり業界志望なら
    → 製品を作る「メーカー」と販売する「商社」の両方に目を向ける
  • 広告業界志望なら
    → 「制作会社」と「広告代理店」の両方に目を向ける

業界内での各企業の役割の違いを知ると、自分はどこで仕事をしたいのか判断する材料になるはずです。

「まだ自分が何をしたいのか分からない」という人は、短期インターンシップにどんどん参加して、視野を広げるのもひとつの手です。その上で、「魅力に感じたこと」を書き出してみると、自己分析だけでは分からない自分の価値観が見えてくるかもしれません。

インターンシップを上手く使って、企業を選ぶ目を養いましょう!

結論
  • 「なぜインターンシップにいくのか」目的を明確にする
  • 目的に合う内容、期間のプログラムを選ぼう
  • 志望企業だけでなく、関連企業や取引先もチェック

この記事を書いたひと

小林優太

RACCOLABO代表。1986年、愛知県あま市出身。

コピーライターと大学非常勤講師とまちづくりコーディネーターの三足のわらじで飯を食うフリーランス。会社員、公共施設職員、NPOスタッフなどの経験もあり。

仕事柄、毎年たくさんの企業と大学生に出会い、採用活動、就職活動に関する思いを聞いている。

別の記事を読む