昨年に引き続き、社員旅行前日のブログ担当になった不破です。
旅行の準備に追われつつ、先日、夏休みをもらって変わった体験をしてきたので、そのお話をしたいと思います。

その前に、午前中は大阪の国立国際美術館へこんなものを見に行ったり…。
ブリューゲル「バベルの塔」展!

この特別展の話だけで1記事書けそうなくらいとてもいい美術展でした!
が、最近しょっちゅうこんな話なので、今回はやめておきます。

1記事書けそうなくらいの感動はグッズ売り場で発散してきました。

↑買ったグッズの一部。久々に図録購入…。
最近の特別展はグッズの充実感が凄いです…。

 

さてさて、ここからが本題。
バベルの塔を堪能した後は、大阪から京都へ!
東福寺駅から迷いつつ歩くこと20分。辿りついた先は、雲龍院というお寺。

泉涌寺という広大なお寺の塔頭にあたる、静かでこじんまりとしたお寺です。
なぜここに来たかったのか、というと、ここで写経体験ができるんです。
以前から一度やってみたくて、今回ふと思い立って行ってみました。

日本最古の写経道場であるらしいこちらのお寺では、写経の前にお清めをしてもらえます。
丁子を口に含み。手に塗香を塗ってもらい。清めたお水を頭にかけてもらいます。
それぞれ、口から発すること、体で行うこと、心から生まれることを清めるんだとか…。
とっても本格的で、テンションあがります。

係りの方の丁寧な説明を、丁子(香辛料のクローブ)を口に入れているため雑な相槌を打ちながら聞き、
本尊の収められたお堂でいざ写経スタート。
写経と言っても、薄く書かれた般若心経をなぞるだけなので、難しいことはありません。
墨と筆ではもちろん、長時間文字を書くこと自体ここ最近していないので、妙に新鮮な気持ちになりました。

集中しているつもりでいながら、周りの音がやけに大きく聞こえ、
大きな声でお寺の薀蓄を語りながら外の廊下をやかましく歩いていく参拝客のおっさんとの声が妙に気になったり、
隣の学校から漏れ聞こえてくる、吹奏楽部の練習する音や、運動部の歓声に、懐かしい気持ちになったりしながら、書き上げました!
たっぷり1時間半ほどかかりましたが、感覚的にはあっという間でしたね。

お堂の中は写真撮影禁止ということで、廊下に出て記念撮影。

左端の方には、心願と住所氏名が書いてあります。
内容もあまり人に見せたいものでもないですが、
それよりなにより、お手本がなくなった途端の字の汚さが酷すぎてとっても人には見せられない仕上がりだったので、伏せておきます…。
ちょっと、ペン習字習いたくなりました…。

1時間半一心不乱に文字を書くという最近ではなかなか無い機会。
写経という行為自体はとても疲れましたが、
ちょうど少しストレスと気持ちのざわざわを感じていた時期だったので、
心はいい感じにリセット・リフレッシュできたかな?と思います。

写経後はお寺の中でお菓子とお茶をいただきました。
このお寺の目玉スポットでもある悟りの窓の前でいただきたかったんですが、
団体客のおばさま達に占領されていたので、大人しく迷いの窓と向き合っていただいて来ました。

まだまだしばらく迷っておけということなのかしらー。

こんな感じで、私の写経初体験でした。
写経というと、ハードル高そう、ちょっと怖そうと思われそうですが、
やること自体はとても簡単・単純で、かつ、とてもよい気分転換になるので、
興味のある方は是非一度チャレンジしてみてください。

さて。
名大社は、明日から社員旅行に行って来ます。
新たな台風の直撃が少し心配ですが、写経とはまた違うリフレッシュが出来ればいいなあと思います。
明日は休業となりますので、ご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。