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先日ある女子学生と話していて、彼女が学生イベントについて紹介していた文章が気になって尋ねてみた。

「このオンラインからオフラインへ、っていうコピー。逆じゃないの?」

「え、高井さん、別に間違っていないですけど」

「え〜、そうなの?オンからオフの方が重要?それは価値なの?」

「そうですよ、私たちにとってオンであることはFacebookやLineの全盛の今、あまり重要ではないですよ。

だって少し頑張ればWeb上で簡単に、そして意図的に友達もいいねも増やせますからね」

そうなんだ。

職業柄か、ネットワークをいかに増やすか。いかに薄く広く人間関係をつくり、情報を伝達するか?情報をたくさん取れるか?

情報産業や広告宣伝は本来このようなことが重要だと考えてきた。

「どれだけオンラインで友達を増やしても、だからと言ってオフラインで直接会えるような人脈や関係性には必ずしも繋がっていないですよ。だからオフ会ってとっても重要だと思うんです。だって直接的なFACE to FACEの関係の方がもっといろんなこと学べるし、情報量も多いですよね。」

ふうん、そうなんだ。なるほど…

なんだか僕らが今、転職フェアや企業展などで一生懸命就活生や求職者に訴えかけていることを、20才の就活前の女子学生に教えられて驚いたと同時に、これは時代の要求なのだろうか?それとも特殊な話なのか?それが大いに興味を持った。

 

求人情報は当然、情報としての価値がある。今までも、これからも変わりは無いだろう。

しかし今、これだけWebでの情報があふれている時代に(つまりはこれだけWebでの情報共有、情報の並列化が容易になった時代)求人情報は以前のような情報の内容(つまりナビにあるような適度な文字量と2枚程度の写真とタグ)、それだけでは価値を持続でき無いように思えるのは間違いだろうか。

求人情報は情報としての伝達の価値であると同時に、何より求職者の応募が無い限り意味をなさ無いシビアな情報である。求人情報をたくさん集めることは大事だが、その収集だけで求職活動や就活をしていると思ってしまうのは少し違うだろう。むしろこれだけ情報量が短期にたくさんWEBなどで集まる時代には、当然たくさんの選択肢からたった一つを選び切る力が必要になるだろう。そのためには均一化され客観化され、比べやすくなった求人情報は、比べやすくなったと同時に、社風や仕事の個別性、やりがいといった主観的な情報が削ぎ落とされている。

つまり

求人情報=A:客観的な情報(比べること可能な言語化)+B:主観的な情報(非言語された情報の体験)→就活(企業への応募)

が重要だと思うのだがいかがでしょうか。

求職活動や就活の中で最終的に1社を選び切るような動きが苦手な求職者の方に、ぜひ転職フェアや企業展をお勧めしたい。

当然だがイベントでは人事担当者とFACE to FACEで向き合うことで、先ほどのB:主観的な情報(非言語された情報の体験)を感じられる良い機会だと思う。

なので、宣伝だが

転職フェア+企業展 7月10日(金)・11日(土)ウインクあいち7F・6F 11:00〜

が来週に行われる。

ぜひ一人でも多くの方のご来場、お待ちしています!!!