こんにちは、神谷です。

4月ももう終盤。
間もなくゴールデンウィークですね!
景色は新緑の季節へと変わりつつありますが、
今日は桜にまつわる話題をお届けします。

先週末、「さくら道国際ネイチャーラン」というイベントが開催されていました。
名古屋〜金沢を2日間かけて走るという、ウルトラマラソン大会。
毎年この時期に開催されています。

そのコースがこちら。

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(2017さくら道国際ネイチャーラン ランニング・コースマップより)

距離にして250キロ、標高の高低差は最大900メートル弱と、かなり過酷な大会。
考えるだけで息切れしそうです。
ちなみに、私の地元もコース上に入っています。

この大会の趣旨はというと、
かつて、”太平洋と日本海を桜でつなぐ”という夢を抱き、
桜を植え続けた方がいました。
佐藤良二さんです。
佐藤さんのことは、教科書に載ったり映画化もされましたので、
ご存知の方も多いでしょうか。

旧国鉄 名金線(名古屋ー金沢を結ぶバスの路線)の車掌だった佐藤さんは、
バスが通る道沿いに、桜を植え続けました。
その数、約2000本だそうです。
活動の途中でご病気になられ、志を遂げることはできなかったのですが、
そんな佐藤さんの遺志を走るという形で受け継いだのが、
このネイチャーランです。
250キロという距離には、こんな想いがあるのですね!

佐藤さんは私の地元の出身の方なので、
「太平洋と日本海を桜でつなごう」のフレーズはとてもなじみ深いです。
子供のころ、156号沿いに咲く満開の桜を見ると、
これは佐藤さんの桜なのかなあと思ったものです。
最近は高速を通ることが多くなり、見ることも少なくなってしまいましたが・・・

桜の季節ももう終盤ですが、ネイチャーランのコース上に、
これから開花する桜があります!

荘川桜

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荘川町まりづくり協議会ホームページより)

岐阜県の奥地に立つ、樹齢400年(500年と書いてあるサイトもあります)の2本の桜。
佐藤さんが桜を植えるようになったのも、この桜に影響を受けたからだそうです。
荘川桜には大移植の物語があるのですが、ここで書くと長くなってしまうので、
興味のある方はぜひ調べてみてください。
(サライ4月号でも紹介されていました!)

今年の荘川桜の見頃は、5月上旬頃でしょうか。
サイトには、連休後半にライトアップするとの情報も出ていました!

新緑がきれいなさくら道をドライブしながら北上し、荘川桜を楽しむ。
連休のプランのひとつにいかがでしょうか。