自分の不安な気持ちさえ飼い慣らせば、
どんな時でも変化は楽しい。
気がつくと目線はいつもと違うこと、他とは異なることを探している。
たぶん自分はそういうたちというか、性格なのだろうと思う。
いろんな場面や考えを巡らす時、
何か新しい経験や見たことがないことない何かに期待している自分がいる。
飽きっぽいとか、退屈なんだとか、そういう意見はたくさんあるとは思うけど。
仕事上でも、プライベートでも、
たくさんの困難と課題があり、
もう少し上手くいけるはずだといつも思っている。

だから変化に期待する。
いつも変化は、今ここには無い何か?を見せてくれる。
もしかしたら何か、もっとすごいことがあるのでは?
ちらっと、いつも少しだけ、その影みたいなものを感じさせるけど、
それを確認しようとすると、それは何かのデジャブで
見慣れたものを見間違えただけだ。

「期待するほど良くもなく、絶望するほど悪くもない」
ほとんどが、そんなものだろう。
今までも、そしてこれからも、おそらくずっと。
どこにも行けない、
そもそも、どこにも行けていない。
米津玄師の歌詞で繰り返されるフレーズのように。

ある時、米津玄師の音楽に出会い
不覚にもこの半年の間ずっと心をやられている。

カミングアウト?しよう。
僕は米津玄師が好きだ。
ミーハーだとか、ガキ臭いとか、カッコつけとか、
そんなことはどうでもいい。
いいものはいいのだ。
メロディとか、ギターコードがどうかとか、僕にはわからない。
そもそも音楽は詳しくないし、そんな野暮なことはいいたくない。
ただ思うのは、米津玄師はどこにも行けていない心情を歌にする。

「Flowerwall」で出会い「アイネクライネ」で温かくなり「サンタマリア」で救われ、
「LOSER」で持ってかれて「lemon」で心鷲掴みされてしまった。(紅白もよかった)
「Flamingo 」「 TEENAGE RIOT」も文句ない。

しばらく米津玄師の病は続きそうだ。

以上、高井でした。