こんにちは、神谷です。
今日は、あるテレビ番組のお話です。

先週日曜日の朝。
雨降りで散歩も行けず、
手持ち無沙汰でテレビをつけると、
聞こえてきたのはTARAKOさんの声。

一瞬、まるちゃん?と思いましたが、
画面に映っているのはコンサートホール。
なんだろう?と思っていると、
オーケストラの演奏が始まりました。

どうやら楽団のドキュメンタリーのようです。
TARAKOさんの声はナレーションでした。
ストーリーはまだよく分からないのですが、
その声に誘われるように私の意識は番組の方へ…

見ていると、楽団員も観客もとても楽しそう。
オーケストラ演奏はほんの一部を聞いただけでしたが、
なぜか胸に響いてくるものがありました。

ナレーションの良さも相まって、
気づけばすっかり引き込まれていた感じです。

 
この番組、何かというと、
NHKの『目撃!にっぽん』(日曜 6:10~6:45)。

この回のテーマは、
「“ふるさとの音色”灯し続けて~群馬交響楽団 奮闘記~」

コロナ禍での、群馬交響楽団(群響)の活動を追ったものでした。

途中からでも見応えはあったのですが、
やはり最初からちゃんと見てみたくて、
NHKプラスで見直しました。

そこで分かったのは、先ほどのコンサートの背景。
コロナのために数ヶ月間、活動休止を余儀なくされていたこと。
そしてあの演奏シーンは、休止からの復活コンサートでの一幕だっだということ。

ホールで!そしてみんなで!!
再び演奏できるという喜びやエネルギーが、
画面越しでも伝わってきたんですね。

 

活動休止中は、音楽の存在意義を自問自答する日々。
それでも自分たちにできることはないか考えて、
オンライン動画を毎日更新していたそうです。
リモートでの八木節の演奏は素晴らしかった!

 

そんな彼らを支えているものの一つは、
この楽団の歴史と成り立ちなんだと感じます。

創立75年となる群響は、
出張演奏会など自分たちでいろんな企画を立て、
地域密着の活動を続けてきたのだそう。

「群響は75年、この町に育ててもらった。
この先も、ここに住む人たちにいい音楽を届けたい。」

楽団員のこの言葉はとても印象に残っています。

活動を絶やさないこと
地域の人とともにあること

その思いを胸に奮闘する姿に、
私も頑張らないと!と元気づけられました。

 

群響の取り組みや思いは、
名大社の状況と少し重なるような気もしています。
それも惹かれた理由の一つかもしれません。

間もなく4月。
来期が少しでも明るいものになるように、
私も前を向いて進んでいきたいと思います!