こんにちは!不破です。
用意していた文章の出だしが、なんとなく昨日の二村さんのブログと被っているような気がして動揺しながら入力しています。
よろしくお付き合いをお願いします。

 

名大社では社員旅行が近づいてきていますが、みなさん旅行はお好きですか?
私は…というと、泊まりの旅行に対しては非常に腰が重く…。
日帰りで行ける近場にはふらふらと出かけていくんですが、ちょっと遠出となるとあそこ行きたいなーここ行きたいなーと思いつつ、なかなか行けずにいる観光スポットがたくさんあります。
その一つが、大分県最強のパワースポット、宇佐八幡でした。

 

私が最初にこの神社を知ったのは、お能の中です。(またお能の話です、すいません!)
「清経(きよつね)」というお能があって、初心者向けでよく上演されるお能で、主人公は平家の若手武将。
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途中で扇を刀や盾に見立てて切りかかっていくようなシーンもあって、とにかくかっこいい!刀を振り回したい!と、(女子力の低い)能楽部内では人気ナンバーワンの仕舞でした。私自身もすごく好きな曲です。
このお能に宇佐八幡とその目の前の海・柳ケ浦がでてきます。
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お能や古典に出てくる場所に実際に行ってみるのが好きで、今までにもいろんな場所に遊びに行っています。
たとえば…神戸市の須磨寺「敦盛」の舞台。
須磨寺
敦盛も平家の若手イケメン武将です。
ガラケー時代の写真なので画質が…。

東海地方だと、知立の無量寿寺は「杜若の舞台で、その名の通りカキツバタがめちゃくちゃ綺麗です!
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平安のプレイボーイ(死語?)有原業平さんもいます。

 

…と、こんな感じのスポットが大好きです。
以前、布引の滝を紹介した時にもちらっと書きましたが、こういう場所に強く歴史ロマンを感じるんです。
きっとこの景色を、はるか昔に敦盛や業平も見たはず!と思うとわくわくどきどきが止まりません。
お能をきっかけに平家物語を読んでハマった私としては、源平にゆかりある場所はなおさら!
そんなわけで、「清経」にも平家物語にも登場する宇佐八幡にも、行ってみたいと思っていました。

 

実は、このお話の中で、宇佐八幡の冷たいご神託を受けて清経は自害していますし、
全編を通して「宇佐」と「憂さ=つらい、悲しい」が掛詞(昔の人はダジャレ掛詞が大好き)になっていてプラスの印象は受けません…。
でも、ひしひしと伝わって来る、この神社の偉大さがとっても気になる!

当時からものすごい影響力とパワーのある場所なんだと思わされるんですよね。
(ここのご神託に関しては他にも歴史的にいろいろあったようで、調べてみると面白いです)

そして、今なお、大分最強のパワースポット!

行ってみたい!けど、大分遠い!

 

と、長年思っていましたが、なんと!社員旅行の行程に組み込まれているようです。やったー!
行きたいけど、行く機会ないだろうなあと思っていたので、嬉しいです。
長い歴史と、そのパワーを、そして歴史上のあの人やこの人が見たかもしれない景色を堪能してきたいと思います。
他にも、太宰府天満宮や赤間神宮など、平家物語やお能に出てくる「ゆかりスポット」に立ち寄れそうなので楽しみです。

 

これから行楽シーズンに入っていき、紅葉を見にお寺や神社に行かれる方も多いかと思います。
綺麗なお庭!美味しいお茶!目の覚めるような紅葉!…にプラス、ちょっとしたその場所のエピソードや由緒を知って行くと、時を超えてさらに楽しめると思いますよ!そんな旅の仕方もおすすめです!