こんにちは オッサン奥井です。

今回も戯言でおつきあいを・・・

 

何故か、たまに観いってしまうTV番組が、

日本テレビ系

幸せ!ボンビーガール!

MCはTOKIOの山口君がつとめ、

「お金がなくても幸せに暮らそう」をテーマに、どんなに貧乏でも幸せに

『貧乏なんてなんのその』と、人生を楽しく送っている女性(ボンビーガール)を紹介していく番組。

何故か、観ていると、いつも共感といつのまにか応援を送っている番組です。

 

私、オッサンは

決して裕福な家庭に育った訳でもなく、実際ボンビーのお仲間だったと思います。

この間も観ていて、ボンビーを思い出したのが、

かっての子供の頃(8歳位の頃まで)のお風呂です。

写真がないので、

記憶にある範囲で、絵に描いてみました。

なんだ、これはと思われる方もいるかと思いますが、

IMG_0504 (2)

樽が風呂になっているのです。

味噌樽、醤油樽などをイメージしてもらえば、いいと思います。

樽の側面をくり抜いて出入りできる様に窓がつけてあります。

樽の中は、どうかと言うと・・・

底が鉄板で、上に木の円盤の板を浮かべて、

板の上に乗って、板に乗ったまま体を沈めて、お湯につかるという

入浴スタイルです。

板から落ちると、そこは鉄板、えらいことに・・・。

鉄板の下には、火を燃やす焚きこみ口があり、

いい湯加減になるまで薪を燃やすのです。

樽に入って、窓を閉めれば、和風のオールドサウナです。

今、思えば面白いこれも風情があるなとなりますが、

その当時、近所では、非常に時代遅れの代物で、同情の目で見られるような

ボンビーの代名詞と言ってもいいほどでした。

 

そんな頃を思い出します。

うちは田舎で裏には里山があり、

風呂焚き用の薪を、裏山におやじと採りに行ったりしたことも・・・。

凄い時代です。

それでも、

別にボンビーだからとか、いやだとか思ったことは、ありませんでした。

山の中をおやじの後を必死で、ついていくのも、楽しみの一つでした。

今、思えば、ボンビーを愉しんでいたのかもしれませんね。

お金持ちを羨ましがったり、ねたんだりということもなく、

育ててくれた親にも感謝です。

 

また、ボンビーで、思い出すのが、

学生時代、友達の下宿にちょっぴり長く居座った頃、

自分・友人2名、皆、お金もそうないので、

飯どうするか?となった時、

友達の実家から送って来て、米はある。

さてどうするか?

飯炊き担当の僕、発案で、冷蔵庫にあった材料で、

作って評判になった、その当時のちょっと贅沢メニューを紹介します。

その頃は、めちゃくちゃ美味いと感じたが、

今では、どう感じるかは何とも?

 

まず、用意するものは

米、シーチキン缶、冷凍ミックスベジタブル、醤油、味の素、

電気炊飯器

まず、洗米して、水加減は普通に炊く時の水分量で、

そこにシーチキン缶を開け、ガバッと中身を投入。

次に、冷凍ミックスベジタブルを投入。

醤油少々、味の素少々

(適当に、よく言う適宜、好みの量を)

炊飯器電源ON

炊飯スタート

とっても、おおざっぱ。

後は

炊きあがりを待つだけ。

これで、ええんです。

少し蒸らして、

『ちょっと贅沢!シーチキン、ミックスベジタブル焚きこみご飯』の

出来上がり。

 

炊飯器のふたを開けると、

一気に焚きこみご飯の何とも言えない、

食欲をそそる香と湯気が部屋一面に漂う。

一同、おーっ!

皆の顔に、微笑みが・・・

ご飯、かやくを混ぜ始めると、

 

お焦げ、俺にくれ。

俺にもくれ。

待てぇ、待てぇ・・・。

 

何とも、言えないいい経験。

ボンビーを愉しんだ時代だったな。

愉しめたのも、

皆が、それぞれが何かに向かっていたからだと思う。

 

ボンビー万歳!!

満たされない時、逆光の時こそ、

今、どう考えるか、どう感じるかで、全然違ってくるものだと思う。

誰かのせいにしたり、現実から逃げたりせず、

その現実を逆に愉しもうと思えるようにしなければと、

考えさせてもらえました。