早いもので3回目の登場のキャリアコンサルタントの臼井です。

今年も残り2ヶ月と早いもので、そろそろ流行語大賞あたりが話題になってくるころでしょうか。

いろいろある中で流行語ではないですが、男の3人いる臼井家で今年最もインパクトを与えたものは

「妖怪ウォッチ」

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です。

もはや社会現象となりつつあるようで、小さな子供ないない家庭でも存在感を増してきていると聞きます。

一方で・・・。

この「妖怪ウォッチ」の驚異的な台頭に、いままで子供たちの中で絶対的な人気を誇ってきたあるアニメがその地位を脅かされつつある。

少なくとも我が家では確実に存在感が低下しつつある。

そのアニメとは

「ポケットモンスター」 通称ポケモンだ。

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ポケモンは登場以来18年間で、その地位を不動のものにし、対抗馬の出現もなく我が世の春を謳歌していた。

この両者共通項はともにゲームソフト発という点である。

ポケモンはゲームボーイ(懐かしい・・)発 、妖怪ウォッチはニンテンドー3DS発

後発の妖怪ウォッチはあきらかにポケモンを意識し、ゲーム市場に静かに参入、

制作元のLEVEL5と電通がかなり周到に準備し、一気にポケモン市場を奪いにきたと思われる。

ゲーム市場以外に主なガチンコ対決として

ピカチュウなどの多数のポケモンキャラクター VS ジバニャンなど多数の面白妖怪キャラクター

ブラック・ホワイトなどゲームソフト2枚同時発売 VS 本家・元祖のゲームソフト2枚同時発売

ポケモントレッタというメダルを使ってのゲームセンター用玩具 VS 妖怪カードバトルというカード型のゲームセンター用玩具

ほぼポケモンが主戦場のところにガチンコにぶつけてきている。

ただし、その刃はポケモンのみならず、戦隊シリーズや仮面ライダーシリーズへも向けられている。

妖怪メダルを妖怪ウォッチにセットして、妖怪を呼び出すというストーリなので、メダルとウォッチを売り出す事で玩具市場にも食い込み(メダルは仮面ライダーウォーズで子供玩具市場を席巻した市場でもある)、

さらに市場を奪うべく妖怪ウォッチそのもの発売1年もたたないで、妖怪ウォッチ零式というものを発売し、メダルもどちらか一方しか使えないという手法で、さらに購買意欲を増加させようとしている。

但しここは同じバンダイ同士なので現在のトッキュウジャーはすでにメダル手法的な商品(レンジャーキー的なもの)は出していないし、

仮面ライダー新シリーズのドライブも今後どういう玩具を出すかはわからないが、ややネタ切れな両シリーズで拡大を目指すより妖怪ウォッチにその市場に譲り、棲み分けをしつつあくまでポケモンを狙い撃つシナリオではないかと推測しています。

メダルも第一弾から始まり、どんどん続きをだし、過去のメダルを手に入りにくくすることでリサイクル市場での価格上昇にも拍車をかけている。(かつてのビックリマンシール手法か)

しかも品薄な状況が長く続いて、希少性を生み出し、商品価値を上げている。(生産が追い付かないのか、調整しているのかは謎ですが・・)

こういう手に入らない状況が社会現象を引き起こし、メディアに取り上げられるようになり、認知度が一気に上がり人気に火がついた格好だ。

新興勢力の妖怪ウォッチがどんどん新しいキャラクターを出してきている中で、現状ポケモンはすでに18年間で多くのポケモンを生み出してきており、新しいキャラクターをなかなか生み出しにくくなって来ていた時期に来ていたような気もしていた、

初期主力キャラクターを進化の更なる進化、メガ進化させたものを投入している昨今、

子供の時に慣れ親しんできた世代がちょうど子供を持つころになりつつあるので、そのあたりに訴求しようとしているのだろうか?

しかしポケモン発売当時8歳~14歳くらいだとすると今26歳~32歳と正直まだ子供がいない世代が多いと思われる。

もし妖怪ウォッチがあと5年遅く発売されていれば、効果はあったかもしれないが、ポケモンにとって最悪のタイミングでの妖怪ウォッチの出現だったのではないだろうか。

 

この主役交代というか、世代交代は僕にとっては

8時だよ!全員集合が、俺たちひょうきん族に抜かれていく様に似ているよう思えてならない(同じ土曜日20:00放送で争っていた)

当時小学生だったのだが、クラスの月曜日の話題がどんどんひょうきん族になり、全員集合派の自分の肩身が狭くなり、番組後半のひょうきん族の懺悔のシーンだけ見て主流派にすり寄っていく自分がいた。

そして気が付けば自分もひょうきん族を見るようになり、全員集合を見なくなり、番組は終了となった・・・。当時はビデオもなく

どっちかしか見れないという背景もあり、今よりも見られなくなった時の落ち込みは大きいと思う。

 

きっと今の小学校でも、おれはまだポケモン派だ!と踏ん張っている子もいるだろう。

今後は実は話の中身が薄い妖怪ウォッチがポケモンを寄り切るのか、ポケモンがしのぎ、妖怪ウォッチが飽きられるのか注目だ。

一番下の子が2歳なので、しばらくはこの対決は追っていけそうだ。