こんにちは、高井です。
先月は岐阜県観光業の就業支援のお仕事で、下呂・高山・奥飛騨の旅館・ホテルをたくさん回ってきました!
そこで普段あまり聞くことができない宿泊業のリクルーティングの状況を多数お聞きして、大変勉強になりました。
(詳細はあんまり言えませんが…)
人材不足の深刻さ、地元の若者の流出、インバウンドの多さの現場対応の問題、実際の外国人労働者の活躍など、など。
社会問題!と言っていいような様々な難しい問題を肌で感じましたし、
同時に現場では、多数の工夫や努力をされている状況をお聞きして
もっと何かお役に立てることを名大社としてやっていきたいと改めて思った次第です。

岐阜県の中でもなんと、年間60万人以上の外国人の方が訪れる国際的観光地である飛騨地域。
確かに、ひさしぶりに高山の街を歩きましたが、凄い数の外国人観光客で、高山市も発展していてとっても活気がありますね。
名古屋よりも外国人観光客の数は圧倒的に多い感じです。
温泉、自然、街並みを含め様々な魅力的な観光資源の整備と開発。
外国人を歓迎する様々な街の案内や仕組み、マンパワーをかけた取り組み。
それは地域全体の協力なくしてはできないような苦労があってのことだと思います。
また小さなお土産屋・飲食店などでも、
普通に外国人観光客を片言英語と身振り手振りで慣れた感じで対応されているのにはびっくりしました。
そして、旅館・ホテルの多くの現場で、なくてはならない労働者として外国人の方が活躍されていることに
伝え聞いてはいましたが、採用支援に携わるものとして改めて時代が変わっていくように感じました。

折しも6月の半ば「経済財政運営の基本方針(骨太の方針)」が閣議決定されて
http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/cabinet/2018/decision0615.html
新たに外国人材を受け入れていく方向に国が舵を切ったのも、このような現場の空気に触れて
改めて個人的には納得感がありました。

そして、奥飛騨のある旅館の社長に、松下幸之助が昭和29年に「観光立国論」をすでに唱えていることを教えていただきました。
簡単に言うと、日本の「自然の美しさ」は「世界の一、二位」であり、これを他国の人に見せるのは
「持てる者が持たざる者に与えるという崇高な博愛精神に基づく」と松下幸之助は説いています。
多くの外国人観光客を呼び込むことは経済的にお金が落ちるだけで無く「国土の平和」にもつながるとして、
「観光省」を設立し世界中の人々に来てもらい、観光の発展こそが日本の経済、外交の見地からも、
重要施策として力を入れるべきと60年以上も前に、時代に先駆け力説しています。
日本ではものづくり産業が常に注目されていますが、
いま世界中から日本に観光客が集まって来ている現状、今後の国や地域の発展を考える上でも重要な考え方と思いました。

と言うわけで、今週の転職フェアでこういう企画の募集をします!

高山・下呂・奥飛騨の観光業に興味がある方を対象に
『旅館・ホテル  シゴト体験ツアー』という
一泊2日の就業体験ツアーを組みます!<時期は随時>

  • 仕事を探している人
  • 観光業に興味がある人
  • 外国語を使って仕事をしてみたい人
  • 人に喜ばれる仕事に興味がある人 などなど

 

少しでも興味がある人はぜひ、今週の金曜・土曜日吹上で開催される
「転職フェア」内での、観光業シゴト体験ツアーのブース内で詳細説明をしますので
ぜひお越しください!
https://www.meidaisha.co.jp/tenshokufair/