こんにちは、不破です。
今日から10月ですね。すっかり秋っぽくなってきたなあと思う、今日この頃。
あまり明るい話ではないですが、10月で祖母が亡くなって1年になります。

実家から徒歩30秒ほどのところに祖母の家はあります。
祖父も他界しているため、今は誰も住んでいませんが、
幼い頃は、自宅よりも祖母宅で過ごしている時間が長かったこともあり、非常に愛着のある家です。

愛着があるからと言って、いつまでもそのままにしておくわけにもいかないので、
少しずつ片付けを始めていると、よく祖父母のことを思い出します。

祖母は多趣味な人でした。
洋裁、和裁、皮革工芸、編み物…と、手先を使う系はだいたいなんでもやっていて、
私は見たこと無いのですが、焼き物の小さな窯までもっていたそうです。

一方で、一番の趣味だと言っていたのはコーラスで、
80歳を過ぎてからスペイン語の宗教曲を覚えていたのには、ちょっと引きました。
一時期は東海地区の主婦コーラス連盟のトップを務めていて、
何百人という主婦グループをまとめて、中国公演をしたりしていて、
仕事のように趣味を楽しむ人だなあと思っていました。

「時代が違ったら働いてみたかった。仕事をしているあなたは、本当にすごいと思う」
祖母は、私によくこう言ってくれましたが、
正直、何百人もをまとめあげて、中国でコーラスの公演をしてくる祖母の方が
よっぽどすごいんじゃないか…と、ずっと思っていました。

 

そんな祖母のタンスから出てきたのが、大量の刺繍糸でした。

そういえば、祖母はメーカーに電話して、なんかの業者のように大量に刺繍糸を発注していたなあ…
という十年以上前の光景を思い出して、ちょっと笑ってしまいました。


同じ色の糸がたくさんあります…

業者のように買っているだけあって、それなりの作品は作っていて、
刺繍でデザインされているタンスが4竿に、ピアノカバーや、クッションなどなど…。

↑祖母の作品
これを見ると業者感が出る仕入れも仕方ないなあと思ってしまいます。

ここ数年は忘れていましたが、こんな感じで大量の刺繍糸で溢れる家ですごしていた私は、
完全に影響されて、小学生の頃は刺繍クラブに所属して、ちくちくしていました。
刺繍なんてもう何十年とやっていませんでしたが、こんなに刺繍糸あるのにもったいない!と思ってしまい…
最近ちょっと流行っている立体刺繍に手を出し、ちまちまとちくちくしています。


花の刺繍の本を買ったのに富士山を作ってしまいました

 

祖母に似て、多趣味で、ちまちまと黙々と何かをやるのが好きな私。
祖母が羨ましいと言ってくれた仕事を頑張りながら、趣味にも真剣に取り組んでいきたい!
…と、大量の刺繍糸を前に思う、たまにはしっとりなブログでした。