飽きっぽい僕でももう8年近く、ゴルフをやっている。

ゴルフは楽しい。たぶん、無条件で楽しい。

どんな人と回っても、それなりに楽しい。

もちろん楽しい人と回ると、さらにゴルフは楽しくなる。

80台も出れば、100も越すこともあるような腕前だが、

(そんなにうまくなっている感じはないけど)

毎回コースに回ると、新しい発見が必ずある。

新しい発見はもちろん、上手くなるためのものだけど

どっちかというと、そのコースで起きるミスというか、失敗と対峙することが、

ゴルフの面白さだということに気がついてきた。

うまくいったナイスショットよりも、うまくいかなかったショットについて

ゴルフは多くのことを教えてくれる。

(もちろん、ナイスショットの方を望むけど)

スイングとか、フォームとか、ボールの置き方とか、

もちろん、いろんなゴルフの技術論はあるけれども、

そういうことは重要ではあるけど、大切ではないと感じる。

よくゴルフは人生に似ていると、多くの人たちが言う。

「ネバー・ギブアップ。もしプレー中に諦めたりしたら、

人生でも諦めることになるだろう。

そして一度諦めたら、2度目はもっと簡単に諦めるだろうし、

3度目、4度目は諦めるのがさらに易しくなるはずである」

(トム・ワトソン)

ある程度ゴルフに取り組むと、ゴルフにはこういう側面がある。

全ての結果が定量で表現されるのがゴルフ。

ただその数字は、ひたすら自分と向き合ってできた数字だ。

ゴルフは確かに他人と競い合う競技だが、徹頭徹尾自分が原因となるスポーツだ。

ゴルフと人生を掛け合わせる名言がたくさんあるのは、多分そういう理由だろう。

ゴルフは楽しい。たぶん、楽しくない自分と向き合うことができるから楽しい。

以上、高井でした。