早いもので12月に突入、キャリアコンサルタントに復帰して1年9か月。
40歳の大台にものり、円熟味を増していきたい臼井です。

新人がやる忘年会の幹事に、異例の抜擢を頂き、師走って感じです。
(幹事なるものをやらずに大人になってしまった僕で大丈夫かしら・・)
そういえば仕事の内容をしっかり書いた記憶があまりなので
僕の今年最後の登場ということでまじめに仕事の話をしようと思います。

転職回数が多い人ってどういう印象を持ちますか?

僕自身も転職回数でいいますと、
4回になります。
40歳で5社目となるわけです。

世間一般的に言うと多いと言われる部類ですね。
20代で2回、30代で2回の転職を経験しています。

正直いい印象は持たないですよね。

転職というものが市民権を得てきてはいますが、
回数が多い事をポジティブに
捉えられるケースはまだまだ少ないです。

・すぐ辞めてしまうのでは
・結果が出ていないから転職しているのでは
・経験が薄いのでは

どうしてもリスクを気にしてしまうようです。

では逆にポジティブな要因はないのでしょうか。

employability(エンプロイアビリティ)を持っているとは
考えられないでしょうか。

AI(人工知能)進化しており、今後なくなる職業も出てくると言われ
労働環境が大きく変わる可能性が出てきていると言われてます。

様々な環境を経験した人材は変化への耐性がついているとは
考えられないでしょうか。
転職回数が多い方が持っているポジティブな要素として
 

 ◆いろいろな人脈を持っている。
 ◆様々な企業・職種を経験し、自社とは違う
 動き、考えに触れる事で社員に刺激を与えられる。
 ◆そもそも何回も採用されるということはそれだけの
 魅力・実績がある可能性がある。
 ◆早いタイミングで力を発揮しやすい可能性がある。
 ◆自分の意思を持って行動できるタイプの可能性が高い。
 ◆ぶら下がり社員になるリスクが少ない。(ぶら下がる意思が
  あればそもそもやめない)
 
など上げようと思えば結構あがる気がします。

転職した回数だけ、成果を求められ、プレッシャーを
経験し、人間関係を構築する場数を踏んできており、
変化への耐性出来ている可能性は高いと思われる。

もちろん仕事を通して上記要素を身につける方もいますし、
回数だけ多いケースもないとは言えません。

現実問題として若い労働力人口は減少しています。
今までの価値観の中でのいい人材を探すことは、分母が減っている以上
難易度が上がっていきます。

採用も減点主義ではなく、加点主義というか
いい要素を見つけ、活用するスタンスでの採用を行う事で
人材不足を解消できる糸口があるのではと思います。

結局自己肯定か!自己擁護か!
という声も聞こえてきそうですが(否定はしません)

回数ではなくその中身、チャレンジした姿勢、結果から何を学び
転職で何を実現しようとしているかをじっくり聞き
ベクトルが合うのであればぜひ採用する事で戦力UPに繋がるのでは
ないでしょうか。

自分が立証しなければいけないという高いハードルはありますが・・・。

 

移籍が当たり前のサッカー界でも、多いと思われる
17回の移籍を経験し、必要とされてきた選手がひっそりと引退をしました。

その名も元日本代表FW 鈴木隆行選手(39)

鈴木隆行2

(ジェフ千葉HPより)

金狼と言われ、2002年日韓W杯ベルギー戦で
鮮烈なゴールを決めたシーンは覚えている方も多いと思います。
鹿島アントラーズに入団後レンタル移籍や、海外移籍、鹿島に出戻りもあり、すべてで
結果を出せているわけではないですが、現役20年間でのべ17回移籍をしています。
ここまで来るとどこでもやれそうな気がしてきませんか。移籍が多いことは悪ではないんです。