おはようございます。

名大社の宇佐見です。

 

とうとう名古屋も梅雨入りしましたね。

雨が多いと、なんだか少しテンションが上がりにくいなあ・・・となる方、少なくないのではないでしょうか。

私もそのひとり・・・

毛量の多いくせ毛(天パ)にとってはつらい季節です。

先日は来たる梅雨入りに備えて、毛の量を半分ほど美容院ですいてもらってきました。

どんよりとした空の日が増えますが、アジサイのように、四季の楽しみも見つけながら、

少しでもスッキリと過ごしていきたいと思います。

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話は変わりますが、先日、オーケストラの演奏会に出演してきました。

以前ブログでも書きましたが、中学からずっと、フルートを続けています。

たぶん食べる事の次くらいに、クラシック音楽が好きです!!

よく、学生時代は何やってたの?と聞かれて、

「クラシックをやってました!」というと、少しお堅いイメージを持たれることが多いみたいで・・・

ちょっぴり距離感を感じさせてしまうことがあるようです。

 

前置きが長くなりましたが、今回は、「クラシックって意外と身近なんだ!面白いんだ!」

と思ってもらえるようなネタを2つ、ご紹介いたします。

 

その1「TVCMではお馴染み」

たとえば、TVCMでは本当によく使われています。

◎クックドゥ・・・エルガー作曲「威風堂々」

聴くと、山盛りの中華が思い浮かんじゃうくらい、浸透しています。

◎ソフトバンク・・・チャイコフスキー作曲 バレエ「くるみ割り人形」より葦笛の踊り

白戸家の人々の様子が目に浮かびますね。

◎太田胃酸・・・ショパン作曲 前奏曲第7番

すこし、やさしい気持ちになれます。

 

まだまだ、たくさんあります。

聴くと、「あぁ~!!!!」と思うこと、間違いなし!

 

その2「曲の背景を調べてみると、結構ドラマがあります」

JPOPアーティストやロックバンドのライブに行くとき、

どんな曲があるのか、だいたいみなさん一度は聴いてから(予習してから)行きますよね。

クラシックも同じで、すこしだけ作曲された背景なんかを調べてから聴くと、

5倍は楽しめるはずです!

特にクラシック音楽というと、17世紀から19世紀のヨーロッパ音楽を指すことが多いのですが、

その当時の時代背景なんかも加えると、尚ロマンを感じられるのではないでしょうか!

 

分かりやすい例を出すと、

ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」で考えてみます。

第二楽章は「遠き山に日は落ちて」の歌詞が付いて歌にもなっています。

小学校や中学校の野外学習で歌った方も多いはず。(私は歌いました)

ドヴォルザークはチェコの音楽家ですが、この曲を作曲したときは、

アメリカで音楽院の院長の職に就いていました。

とにかく、ドヴォルザークは故郷(ジモト)チェコが大好きで、

一刻も早くアメリカから帰りたかったんだとか。

当時は日本でいうと明治のころ。海を越えて帰国するのも大変です。

そんな時代ですから、せめて故郷への思いを乗せて、

新世界(アメリカ)から、故郷のチェコに向けて作られたのがこの曲だそうです。

この曲のラストは、ジャン!と勢いよく終わらずに、エコーのようにスーッと落ち着いて終わります。

個人的にはこの終わり方が、遠い故郷へ思いを馳せるドヴォルザークの心を表現しているんじゃないかな、と思っています。

アメリカとチェコの距離感を感じます!!

歌詞が無い分、自分なりの解釈を付けることができるのも楽しみポイントの1つかもしれません。

まだまだ語り足りないくらいですが(笑)これ以上書くと長くなるので割愛します。

 

まずはCMで耳にするような曲から、調べて聴いてみてはいかがでしょうか。