毎年なんとなく慌しい感じの12月ですが、今年はいつも以上にバタバタしている気がする不破です。こんにちは。
名大社はここから来年の3月くらいまでノンストップで駆け抜けていくことになるんですが、
すでになんかバタバタしていて、3月まで生き延びることができるか!?不安です。

そんなこんなで、休日はつい用事を詰め込んでしまったり、そうじゃないとごろごろしてしまったりして、最近本読めてないなあ〜と感じる今日この頃。
でも、年末なので、今年読んだ本でおもしろかったものをいくつかピックアップして振り返ってみます。
為にならない本ばかりなので、オススメするわけでは無いですが…。

 

能舞台の赤光:嶋神 響一

今年、自分のお能をとりまく環境が大きく変わってしまい、なんかあんまり能に触れてないな〜と思い。
お能がテーマの小説が読みたくて適当にジャケ買いしたわりに、面白かったです。時代ミステリー小説ですが、サクサク読めました。
お能題材のミステリーといえば、「天河伝説殺人事件」だと思うんですが、やっぱり流派の後継者問題は闇が深い。

 

梅原猛の授業――能を観る:梅原猛

梅原猛が亡くなった時に、本屋に特設コーナーができていて、亡くなっちゃったなあと思いながら買った本。
お能の様々な曲の解説本なんですが、そこにしっかり思想が入っている感じの内容。
ほとんどストーリー知ってるくせに、いろんな能の解説本を読むのが好きな私ですが、
これは、著者の考えが強い反面、腑に落ちる部分も多く、新しい発見もあったり、読み応えありました。

 

美しき愚かものたちのタブロー:原田マハ

松方幸次郎のエピソードを中心にした、実話ベースの小説です。
これを読んで松方コレクション展を観に行ったらめちゃくちゃ楽しかった、という本。
その背景を掘り下げてあるのと無いのとでは、実際に触れた時の感動が違うなあと改めて思いました。

 

アフターデジタル:藤井 保文、尾原 和啓
高井さんにお借りして読んでみたら、この手の本の中では珍しくおもしろーい!興味ふかーい!と思った本。
読み終わってとりあえずApple Pay以外にもなにかキャッシュレス決済の設定しようと思ってPayPayの設定をしてみました。

 

宇宙には、だれかいますか?:佐藤勝彦、縣秀彦

今年読んだ中のマイベスト。私的ブックオブザイヤー。とても面白かったです!
もともとオカルト的な宇宙ネタ(宇宙人はすでに地球に入り込んでいる!とか、私は宇宙人にさらわれた!とかそういうネタ)はひっそり好きだったんですが、
最近読んだ本の影響で、宇宙ってオカルトじゃ無くてリアルなのね!と気づいた結果たどり着いた、
地球外の生命についてものすごく真面目に研究している各分野(生物学、化学、物理学…などなど)の専門家のインタビュー本。
一番興味深かったのは、宇宙に向けて発信している信号に対して地球外生命体からリアクションがあった時の手順・手続きが国際的に決まっているということ!
やっぱりリアルなんだ!と思う反面、オカルト好き的には「え、そんなの真面目に決めてるの??」と思わないでも無く。
アストロバイオロジー興味深い!と思ったものの、他の本はガチ専門書ばかりでなかなか手を出せずにいます。
知らないことを知れるのって楽しいですね。

 

読んだ本は一応記録しているんですが、年末に振り返ってみると、
上にピックアップした以外にも
怨霊にハマっている時期あり、古文を勉強してる時期あり、
西洋画と聖書について調べてる時期あり、InDesignの時短術を求めている時期あり…。
自分の一年がよくわかって、今年もいろんなことがあったな〜としみじみしますね。

そのためにも、来年もちゃんと本を読む時間を作っていきたいなーと思います。