これからも前向きに 名大社会長ブログ

カテゴリ「名古屋を知る 街を歩く」の記事一覧:

食べ物のはなし 伏見シリーズ その40

食べ物ブログの読者からこんなコメントを頂きました。
「なんだか迷走気味ですね。スランプですか?」
熱烈なファンはこのブログの良し悪しを見抜くようです。
確かに先週は自分が納得する作品ではありませんでした。

いや、先週に限らずここ最近はあまり納得いく作品を手掛けていません。
本当にスランプに陥ってしまったのかもしれません。
写真のせいにした時もありましたが、単なる言い訳でしょう。

そんなことを考えながら、住吉町方面に歩きます。
ふと見上げると名古屋では有名なお店の前です。

ここは原点に返らなければなりません。
迷うことなく「ヨコイ 住吉本店」さんに入りました。
店内にはサイン色紙が飾られています。

「どうだ!」と言わんばかりに人気店であることを表現しています。

東京に出張した際、出会ったオネエチャンとの会話が思い出されます。
「あんかけスパゲティって、知っとる?」
「え~っ、知らない。何それ?」
「名古屋の名物だで、今度、食べてみやあ~。」
「え~、食べた~い。連れてって~。」
名古屋人なら必ずと言っていいほど、そんな会話をするはずです。

そうです。
原点に返るのです。

「ご注文はどうしましょうか?」
「え~っと、そうですね。サンジェルマンでお願いします。」
しばらくしてサンジェルマンを注文したことを後悔します。
「やっぱり、オレはスランプなのか・・・」

ここはミラカンかバイキングにすべきでした。
あんかけスパ日本代表的な面もありますし、写真映えも違います。
インスタ名人はそんな選択はしません。
「しまった・・・。人気食べ物ブロガーとして、失格じゃないか。」
今さら、変更するわけにはいきません。

ポテトサラダを眺めながら、動揺を隠せない状態が続きます。
「お待たせしました。サンジェルマンです。」

サンジェルマン 850円

いろんな角度を試しましたが、ベストアングルが分かりません。
「この写真で美味しさや雰囲気が伝わるだろうか・・・」
スパゲティにオムレツが乗ってるだけと思われているかもしれません。

しかし、ただのオムレツ、いや卵焼きではありません。
小エビ・グリンピース・オニオン・ピーマン・マッシュルームが
シンクロし絶妙は味わいを出しているのです。
それにあんかけを絡ませると絶品になるのです。
ビールも飲みたくもなるのです。

「いいんだ、いいんだ、まずは自分が満足することが大事なんだ。
今日はサンジェルマンの気分なんだ。」
自分に言い聞かせます。

ごちそうさまでした。
しばらくスランプは続くかもしれません。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その39

サンキュー、サンキュー。
伏見シリーズも39回目を迎えました。
くだらない書き出しですが、一度しかないのでお許しください。

伏見で食事をする場合、その多くは広小路通りの南側、いわゆる栄2丁目となります。
大通りを渡るのが面倒というのが大きな理由。
わずかな昼休憩を有意義に過ごすには移動時間や信号の待ち時間も無駄にはできません。
しかし、それでは行動範囲も限定され、人気食べ物ブロガーとしての視野が狭くなり、
強いてはファンの数を減らすことに繋がります。
時間を惜しんででも行動範囲を広げなければなりません。

この日向かったのは錦2丁目。
広小路通りも錦通りも抜け、長者町方面に出向きました。
名大社女子を引き連れてのランチです。
肉食系の多い名大社女子。
魚や野菜は見向きもしません。
ハンバーグが有名な「Bachof’s kitchen 」さんに入りました。

一体、なんと読むのでしょう。
「バチョフズ キッチン」と読むらしいです。
50歳過ぎのオジサンは一度で覚えられそうにありません。

お店に入ると赤ちゃんを抱いた若いお母さんが迎えてくれます。
こんな働き方は好感が持てます。
そして、入口に一番近い席に案内されました。

多分、居抜きを改装したと思われる店内。
以前は何だったのか全く想像できません。
繊維のお店?と安易な発想しかでませんでした。

いくつかのハンバーグのメニューが並びますが、
ここは一番人気を注文するしかありません。
「すいません、焦がしバーグをお願いします。
目玉焼きとチーズをトッピングしてください。」

ここは女子を連れているので、見栄を張ります。

焦がしバーグ 950円+目玉焼き、チーズ各100円

これだとどんなハンバーグかは分かりません。
あえて写真撮影用に真ん中で割ってみました。

ジュワ―ッと肉汁が出てきます。
人気ハンバーグ店であることが、その肉汁だけでも容易に想像できます。

僕は会社のメンバーとは仕事の話しかしません。
人気食べ物ブロガーの存在は内緒にしているので、
どこのお店が美味しいとかお値打ちだとか、そんな話は一切しないのです。
真面目に仕事の話をしながら食べている時にもどんどんお客さんは入ってきます。
満席状態で僕の後ろで何名ものお客さんが並んでいます。

食べている姿と話している内容を見られている気がしてなりません。
「いかん、いかん、迂闊な話をすると正体がバレてしまうじゃないか。」
と思い、急にどうでもいい話を始めます。
「最近のサザエさんってどうよ?」
「えっ、テツさん、何のことですか?」
会話が噛み合いません。
人に見られるのは少しばかり緊張しますね・・・。

ハンバーグは美味しく頂きましたが、長居はせず早々に失礼しました。
どこの席に座るって、重要ですよね。
人気食べ物ブロガーとして新しい発見でした。

美味しさが伝われば十分なブログです。
内容の良し悪しは気にしないでください(笑)。
ごちそうさまでした。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その38

そろそろ忘年会シーズンです。
今週も来週も再来週もかなりの予定です。
11月も相当な回数でした。
よく考えてみると1年の半分は新年会、あと半分は忘年会。
そんな気がしてなりません。
その境目を見つけるのが大変ですし、実際のところわかりません。

兎にも角にも体調管理は万全にしなければなりません。
特に飲み会が続くこの時期は昼間は軽めにしておくのがベストです。
伏見駅から納屋橋に向かった途中にある「えんそば」さんにやってきました。

違う店舗ですが僕の友人は週3回は通っているのではないでしょうか(笑)。
以前、円頓寺シリーズにも別店舗を紹介。
名古屋の中心地に3店舗構えています。

ここは名古屋では珍しい立ち食い蕎麦のお店。
厳密にいえば、半分くらいの席が立ち食いです。
東京であれだけ立ち食いそばのお店があるのも関わらず、名古屋にないの不思議です。
個人的にはもっと増えて欲しですね。

こちらは自販機で注文します。
忘年会シーズンはあっさりが大切です。

かき揚げ蕎麦 490円

あっさりが中心ですが、天かすはパラパラとかけてしまいます。
まあまあ、油分も摂取せねばなりません。
立ち食いそばのかき揚げの場合、
すでにでき上がっているかき揚げを丼に乗せるだけですが、こちらは違います。
注文が入ってからかき揚げを作ってくれるのです。
蕎麦もコシがありピーンと張った力強さがあります。
その点だけでも大変お値打ちといえるでしょう。

「いいぞ、いいぞ、これで今夜も頑張れるぞ!」
とカウンターを眺めるとこんなプレートが。

夜はお酒をお酒を飲ませてくれます。
そば焼酎がおススメのようです。
ふと横を見るとこんなポスターが貼ってあります。

「あっ、羊さん・・・」
そば焼酎のソーダ割りの広告です。
「一緒にSobaSodaを飲みたいな・・・」
どんどん妄想が広がっていきます。

「テッちゃん、もうちょっと濃くする?」
「いや、それくらいでいいよ。」
「どう?」
「うん、とっても美味しいよ。」
「この後どうする?」
「もう少し飲もうか?」

狭いカウンターで肩を寄せ合いながら、そんな会話が繰り広げられます。
滅多に飲むことのないそば焼酎もいいことがありそうですね。

ごちそうさまでした。
12月も頑張れそうな予感です。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その37

伏見に戻ってきました。
人気食べ物ブロガーの旅はどうやら終わったようです。
旅の疲れを癒す意味でものんびりと食事をしたいものです。

どんよりとした天気の中、若宮大通りに向けブラブラと歩きます。
すると、一軒のカフェに出くわします。

「たまにはオシャレなカフェでのんびりしてみようかなも。」
普段使うことのない名古屋弁を発しながら、「CAFE FLOW」さんに入りました。

こちらは1階から3階までありますが、曇天ということもあり2階の席に着きました。
いかにも女子大生やOLさんがお喋りを楽しみながら食事をするイメージです。

夜はここで軽く一杯だけ飲みながら、パスタとかで食事をするようです。
居酒屋世代の50歳過ぎのオジサンには考えられない世界。
仮に夜一人でお邪魔したら逮捕されてしまうかもしれません(笑)。

そんなことは気にせず、メニューを眺めます。
あまり馴染みにないメニューが並びます。
しかし、ここは堂々とした態度で注文します。

「そうですね。週替わりヌードルランチを頂きましょうか。」
噛むことなく注文でき、安心していると
「デリが2種類選べますが、どうされますか?」
「なんじゃそら?」と思いつつ、
メニューを見るといくつかのWeek Deliとやらが書かれています。

「そうですね。オリジナルラタトュイエときのこの和風ポテトサラダをお願いします。」
少しだけ噛んだような気もしますが、笑顔でウエイトレスは去っていきました。

週替わりヌードルランチ 950円
鶏肉とネギの豆乳キムチフォー(デリ2種+サラダ+ドリンクバー)

「うむ、うむ、うむ・・・」
明らかに動揺が隠せません。
デリ2種はバルっぽいお店で食べたことがあるような気もしますが、
こんなフォーは見たこともありません。
2年前、ベトナムに行った時に何度かフォーは頂きましたが、
こんなフォーはお目にかかることはありませんでした。

「今どきの女子大生はこんなものを喜んで食べるのか・・・」
曲がりなりにも学生を相手にビジネスをする企業のトップです。
学生の嗜好を押さえておく必要はあります。
すべては受け入れる姿勢が求められるのです。

しかし、意外や意外、この豆乳キムチフォーはかなりいけます。
美味しいです。
癖になるかと言われると答えようはありませんが、
豆乳とキムチが上手くシンクロし、口の中でまろやかさと辛さが融合します。
お互いの国もそうなるといいのではないでしょうか・・・。
そんなメッセージをこのカフェは発していたのかもしれません。

こちらのドリンクバーはコーヒーのお持ち帰りも可能です。
一杯はお店で飲み、その後、テイクアウトカップに一杯注ぎ、
会社に持ち帰るちょっとせこい人気食べ物ブロガーでした。

ごちそうさまでした。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その36

先週の「食べ物のはなし」はテクニックに走りすぎました。
面白い文章を書こうとするあまり写真が疎かでした。
肝心の食べ物の写真がイマイチなのです。
高級な品にも関わらず、あまり美味しそうに見えません。

これでは「いいね」の数は増えません。
ここ最近のブログでは最低のいいね数。
市場は正直に反応します。
本来の仕事をすっぽかしても人気食べ物ブロガーとしての
存在感は示してきたつもりでした。
しかし、それが驕りとして表れ、完全否定されました。

ここは名誉挽回せねばなりません。
一体何が足りないのか・・・。
自問自答を繰り返します。

あれだけ面白い文章を書いています。
自分で読んでも抱腹絶倒。
いつも腹を抱えて笑っています。

となると・・・
求められるのは美味しそうに思える品かどうかです。
周りを気にしながら慌てて写真を撮っていては
高いクオリティを出すことはできません。
僕以外の人気食べ物ブロガーのブログは本当に美味しそうに思えます。
そこと比べると最低レベルであるのは否めません。

悩んだ挙句、出た結論は新たなアプリを導入すること。
評判の高さそうな「Foodie」をダウンロードしました。

そして、早速向かったのは会社の近くにある「Trattoria Golyat(ゴリアテ)」さんです。

間もなく1周年を迎えます。
名大社も移転して間もなく1周年。
なんとなく身近に感じるので、懇親会でよく利用させてもらっています。
夜のコースもなかなかいいです。

今回の目的は美しく写真を撮ること。
「すいません、シンプルに攻めたいと思うので、パスタランチをお願いします。」
無駄のない注文をします。

パスタランチ(本日のトマトソース) 800円

いかにも美味しそうな感じです。
セットのパンも写してみます。

とても美味しそうです。
美味しそうなだけではありません。実際に美味しいのです。
そして、こちらはドリンクバーが付いています。

この日はウーロン茶とコーヒーを頂きました。

「いいね」がグーンと伸びそうな気配を感じます。
ごちそうさまでした。
人気食べ物ブロガーは復活します。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その35

「秋色の食べ物って何ですか?」
いきなり聞かれます。
「秋色の食べ物ってなんだ??」
と頭の中に?マークを抱えながら、伏見界隈を歩きます。
松茸とか栗とか、そんなことじゃないんだよな・・・
と一人ブツブツ言いながら歩いていると名古屋観光ホテルの前まで来ていました。

ちょっと左を見上げると看板が目に入ってきました。

「まずは昼飯でも食べて考えよう。」
鳥椀さんに入りました。

「そうか、からあげも秋色っぽいな・・・」
と金賞受賞の品を眺めます。
こちらのお店は名古屋でチェーン店を展開する「鳥開」さんの姉妹店。
鳥料理が自慢のようです。

メニューをじっと見つめます。

「幻の名古屋コーチン親子丼、究極の名古屋コーチン親子丼、
若鳥の親子丼、一体どう違うんだ・・・。」
頭の中がグルグルと回ります。
こちらは前清算。
後ろにもお客さんが並んでいます。
どうする、どうする・・・。
「え~い、幻の名古屋コーチン親子丼をお願いします。」
大切なのは勢い。
清水の舞台から飛び降りる気持ちで注文します。

席に案内され、しばらく待ちます。
「お待たせしました。」

幻の名古屋コーチン親子丼 1800円

「この黄身の盛り上がり感、幻って感じだぜ。」
とこみ上げる気持ちを抑えることができません。
一口食べてみます。
「おっ、やっぱり幻って味がするぜ。」
体中が幻だらけになってきます。
「いいぞ、この感じ。なかなか、やるじゃないか。」
と食べ続けます。

隣のテーブルにはカップルが座っています。
「おまちどうさま。究極の名古屋コーチン親子丼です。」
さりげなく覗き込みます。

「えっ?」
見た目は何ら変わりがありません。
幻と究極がどう違うか、人気食べ物ブロガーをもってしても分かりません。
「さすが、美味しいよね~」
そんな声が聞こえてきます。

「すいません、私のは幻の名古屋コーチン親子丼ですよね?」
とスタッフを捕まえて聞きます。

いや、聞こうと思いましたが、そんな勇気はありません。
「いや、間違いない。これがまさしく幻の名古屋コーチン親子丼なんだ。」
自分に言い聞かせます。

隣のカップルの楽しそうな笑い声と
「ほんと、美味しいね。」という会話が聞こえてきます・・・。

ごちそうさまでした。
今回も美味しく頂きました。

あっ、そうそう、肝心なことを忘れていました。
秋色の食べ物は・・・親子丼でした。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その34

秋らしくなってきました。
いい季節は街をぶらりと歩きたいものです。
この日はちょっと早い時間で外に出ます。
ふらふら歩いていると一本の幟が目に飛び込んできました。

それを見た瞬間、グ~ッと腹が鳴るのが聞こえてきます。
「あっ、腹が減った・・・。」
久々に井之頭さん状態です。

食欲の秋、名古屋の秋と言えば、そうです、あんかけスパゲティです。
名店が数多くあるダイヤパレス伏見にある「Seventh Country」さんにやってきました。
こちらは夜はダイニングバー。
結構、お値打ちに提供してくれます。
お昼はあんかけスパゲティ―をランチで提供してくれます。

まだ早い時間でした。
どうやら一人目のお客さんのようです。

「いつもありがとうございます。」と言われ、
「いつもじゃないです、すいません・・・」と心の中で呟きます。
少々緊張します。

「今日はどうされますか?」
メニューをじっと見て、
(本当は見なくても決まっています)
「ミラカンをお願いします。」と礼儀正しく注文します。

名古屋人であれば、
「あっ、ミラカンね。定番じゃねえか。」
と思われることでしょう。

ここは全国30万人の読者を抱える人気食べ物ブロガーです。
知らない読者のために説明せねばなりません。
ミラカンとは、ミラネーズ+カントリーのことです。
お分かりになりましたか?
えっ、分からない?

ミラネーズとは赤ウインナー、ハム、ベーコンを炒めたものです。
カントリーとは野菜炒めです。
それをミックスしたのが、ミラカンです。
カントリーがなぜ野菜炒めなんだ?なんていう愚問は止めてくださいね(笑)。

あんかけスパゲティ― ミラカン 850円

好みにもよりますが、粉チーズ、黒胡椒、タバスコを大量に投入します。
あんかけスパゲティ―は食べ方を誤るととんでもないことになります。
シャツにソースが飛んでしまうのです。
そのため、紙エプロンが用意されています。

こちらの紙エプロンは首回りが広く、
そのままの状態だとシャツが結構見えてしまい、危険度は解消されません。

すかさずお店の女性スタッフがやってきて、
エプロンを締め直し調整してくれるのです。
まるで赤ちゃんのよだれかけをつけるお母さんのようです。
ここでもちょっとした緊張が生まれます。
うれしい反面、出来の悪い子供のような恥ずかしさもあります。
次回は力を借りずに自分で調整します。

あんかけスパゲティ―は見た目同様、ずっしりと腹にきます。
以前はジャンボを注文していましたが、最近はレギュラーで十分です。
今日も美味しく頂きました。

ごちそうさまでした。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その33

伏見に戻ってきました。
あと1か月すれば、この伏見シリーズも一年を迎えます。
月日の経過は早いものです。
そろそろネタも尽きてきそうです。

そんな時、名大社女子が連れてってくれました。
錦通りを越え、長者町に向かったところにある「陣家錦次」さんです。

最近、この類のお店が多くなってきたと思います。
魚が自慢のお店も増えました。

通されたのはカップル席と呼ばれる二人用の半個室。
「いえいえ、そんな関係ではありませんよ。社長と部下の健全な関係なんです・・・」
と誰にも聞こえないように心の中で呟きます。
お店のスタッフもそんなことは思っていないでしょう。

「この限定!!錦次定食ってどんな定食ですか?」
「あっ、はい、小皿にたくさん乗っている定食です。」
質問の仕方が悪かったのでしょうか?
何の料理かはその答えから想像することは難しいようです。

それでもここは社長っぽく
「お~、なるほど・・・、いいね、その錦次定食を2つお願いします。」
とめげることなく明快に注文します。

しばらくすると小皿に沢山乗った定食が運ばれてきました。

錦次定食 1200円

これだけでは分かりずらいので、少しアップにしてみましょう。

ローストビーフ、ポテサラ、鰆、レンコンはさみ揚げ、
え~っと、あとはいろいろです。
茶碗蒸しも付いています。

これだけのおかずがあるとご飯のお替りをしたくなります。
しかし、若い名大社女子を連れています。
あまり卑しい態度は見せるわけにはいきません。
バランスのいい社長像を見せるためには我慢も必要です。

バランスのいい食事にバランスのいい社長。
「お~、なかなか、やるじゃないか。」
自分勝手に頷き満足します。
もちろんバランスのいい会話も重要です。
セクハラ的な発言は一切ありません。

ごちそうさまでした。
もちろんパワハラ的発言もありませんよ。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その32

台風の影響もあるのでしょうか?
朝晩がすっかり涼しくなってきました。
朝は寒さを感じる最近です。

気がつけば秋本番。
食欲もドンドン湧いてきます。
できれば平仮名のどんどんの方が秋っぽくていいですね(笑)。

そうなるとお昼ご飯もしっかりと頂きたいものです。
会社から南に歩き、三蔵通りの手前にある「盛華」さんに行ってきました。

調べると「中華喜楽酒場せい華」と長い店名です。
きっとお気楽な酒飲みが店主のお店なんでしょう。
あくまでも想像です(笑)。

ランチは中華料理のお店にありがちな麺類とご飯もののセットです。
日替わりランチもありますが、秋らしくセットで勝負するのです。

「いらっしゃいませ~」
少しイントネーションが違います。
「え~っと、四川ラーメンとチャーハンのセットでお願いします。」
といつも通り丁寧に注文します。

きっと常連になると
「チャーシセね~。」
なんて表現するのでしょう。もしくは
「シセチャーを頼むよ!」
なんて言っちゃったりするのでしょう。

「チャーワン」といえば、チャーハンと中華ワンタンのセットで運ばれてくるのでしょうか。
チャーハン単品と勘違いされたりしないでしょうか。
そんなどうでもいいこと考えているうちにセットが運ばれてきました。

四川ラーメン+炒飯 800円

これはあきらかにラーメンも炒飯も一人前ずつあります。
かなりのボリュームです。
四川ラーメンは四川らしいところ見てもらうためにアップでもう一枚。

シンプルな四川ラーメンです。

「このボリューム、これはなかなか手ごわいぞ。」
と自分にハッパをかけ、食べ始めます。

店内はほぼ満席です。
ぐるっと見渡すと男性比率が高いです。
というより100%男性です。
そして、驚いたことにその男性客のほとんどがデブです。
いや、これは失礼な表現ですね。
ほとんどの男性客がメタボ体質と思われます。
そして、当然のようにこのセットを平らげていきます。
それもブルドーザーの如くものすごい勢いで食べていきます。
その勢いに圧倒されながら、百戦錬磨の人気食べ物ブロガーは負けてはいられません。
同じくブルドーザーのように食べていきます。

「なかなか、やるじゃないか。」
なんて、余裕のあるセリフなんて吐いている暇はありません。
ひたすらブルドーザーになるばかりです。

これで勝負がはっきりしたかは分かりません。
しかし、ほとんどの方が自分が勝ったかのような満足げな表情です。
これでいいのです。
自分との勝負に勝てばいいのです。
結果、体が大きくなれば言うことないのでしょう。
この勝負に勝つことが本当にいいのだろうか。
少々、迷います。
それでもこの満足感が体を覆っていきます。

ごちそうさまでした。
食欲の秋は気をつけた方がいいですね(笑)。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その31

再び伏見に戻ってきました。
古参のメンバーからは
「山ちゃん、もう伏見の店は行き尽くしたでしょう?」
と言われたりしますが、まだまだ知らないお店は多いです。

人気食べ物ブロガーとして魅力を発信し続けなければなりません。
名古屋駅前に押され気味の昨今、すべての力をここに注がねばなりません。
仕事をしている暇などないのです(笑)。

オフィスビルの裏(南)の雑居ビル1階にある「魚舞」さんに行ってきました。

ビルのエレベーターを降りて走れば15秒ほどで着く近くのお店です。
こちらはランチの種類が多いのが特徴の一つ。

この日は自己PR的に枠から飛び出している限定20食の日替わりプレートにします。
お店に入るなり、おしぼりと大きなグラスのウーロン茶が出されます。
なかなか嬉しいサービスです。

「ご注文は?」
「毎日限定20食、9品目のプレート膳をお願いします。」
と言わなければならないところですが、
「プレート膳をください。」
と略してしまいました。
申し訳ございません・・・。

9品目のプレート膳 780円

これでは写真が小さく何が載っているかわかりませんね。
アップにしてみます。

分かるでしょうか?
左下から説明します。
え~っと、サーモンの刺身、
次が、え~っと、何だったかな?
全部説明するとブログが終わらないので、ここで止めておきます。
どこから攻めればいいか迷います。

以前、料亭で食事の順番を学んだ時は、左下から時計回りに食べると教わりました。
その教え通りにグルっと回ると最後はカツオの刺身になります。
最後に刺身?
何だか違う気がします・・・。
結局、順番は全く気にせず、気持ちの向くまま箸が進みます。

順序は関係なくても、美味しく頂くことができました。
ちなみにこちらはご飯のお替りは自由です。
上手な食べ方をすれば9杯食べることができるかもしれません。
しませんでしたけど・・・。
魚メインなのはいいですね。

ごちそうさまでした。
しばらくは伏見シリーズが続きます。
多分・・・。