これからも前向きに 名大社会長ブログ

2010年07月の記事一覧:

中田英寿が見たFIFAワールドカップ

先週の日曜日、NHKの特番があった。中田英寿が見たワールドカップの特集だ。
ようやく本日見ることができた。
その第一印象は、随分穏やかな表情になったなあという感じか。
現役のサッカー選手の呪縛から解き放たれたことや世界中を飛び回り多くに人と触れ合い、そこで感じ取ったことが要因かとも思うが、それに関する書物も読んでないので、本当のところはわからない。
ただ、現役の頃の全身から発していたピリピリした緊張感はなくなっていた。
その番組では、日本代表の戦いぶりやスペインのパスサッカーの戦術に対しての評論や、南アフリカ共和国の各地域を訪れ、現地の人たちの触れ合うシーンが描かれいた。
そのボキャブラリーの豊富さと観察眼はさすがと感心させるものであったし、サッカーに対する愛情も感じる事ができた。
今回の南アフリカ共和国での開催は、その安全面やインフラなどで疑問視される面もあったが、中田は全く異なり、これからのサッカーが与える影響を考えると、この地で行う意味は大いにあったというようなコメントを述べていた。
日本人として最もグローバルにサッカーを捉えているのは、中田英寿なのかもしれない。
サッカーを引退した理由が、「楽しくなくなった」というシンプルな理由だったが、サッカーを愛する気持ちは変わらないという。そして、現役に復帰したい、またプロサッカー選手として活躍したい気持ちは、50歳になっても
60歳になっても続くだろうという。きっと本音だろう。
この番組を見て、以前よりもかなり大人になったと失礼ながら感じた。元々、そのコメントは幼稚でなく大人のコメントだったが、他人を受け入れない冷たさと硬さが潜んでいた。
それがいい意味で丸くなり、一皮向けた大人になったように思える。
(大変失礼なコメントですみません)
彼の今後の活躍にも期待したい。
あの鍛えた体格を見ると、今すぐでも現役でやれそうな気がするのだが・・・。

先輩役員からの学び

昨日、名大社OBであり、現在は食品会社の役員を務める先輩と飲み機会があった。
一緒に働いた期間は入社時から5~6年過ごしただけのため、それ以降の方が長い付き合いになる。年齢が近い事もあり、現在の会社に転職された後も親しくさせていただいてはいるが、お互い忙しいこともあり、最近は会う回数も少なくなってきた。
そのため、久々に会うとお互いの近況報告から、現在の仕事の取り組み方や考え方まで、話が尽きることはなく、遅い時間まで過ごすことが多い。仕事中心の話だが、お互いの目的が合致しているので、その話がつまらないという事はない。
その先輩の勤める会社は、この不況下においても順調に伸びており、東京ミッドタウンへの出店など、最新の施設からのオファーも多いという。全くうらやましい限りだが、その背景には、会社の基本理念が全くぶれることなく継続され、それが会社の信用として確実に築かれていることにある。
昨今、食品業界では偽装問題や消費期限の問題など、マイナス面で取り上げられるケースが多い。そこには、何とか儲けてやろうという強い意志が裏目に出てしまうことが大きな原因にはなるだろうが、この会社では、逆に儲け過ぎることを許さないのだという。
常に適正な価格で、品質の高い製品を供給するという当たり前の事を当たり前に徹底し続けることが、大きな信頼を得る要因といえるだろう。
言葉で表現するのは簡単なことだが、実際の商品開発やオペレーションで実践するのは容易ではないのは想像できる。しかし、そこにこだわる理念があるからこそ、企業の成長もあるのだ。
身近な先輩がそのような会社で役員として組織を動かし、新たな成長戦略を描いている姿を間近で見れるのは実にありがたいし、勉強にもなる。
この日は100%、仕事の話で終始した。趣味や家庭の話は一切なし。先輩経営者の一人として、アドバイスも多く頂いた。会社としての基本理念が重要であることを改めて認識した。
何度もこのブログで書いているのかもしれないが、このような飲み会は本当にうれしい。くだらない話も嫌いではないが、堅い話も大好きである。

世界人材の見つけ方

今週の日経ビジネスに「世界人材の見つけ方」という記事が掲載されていた。日本の企業の新卒採用に占める外国人の比率が大きく上がるというものだ。
以前、エコノミストに取材に伺った時も、東海地区の下請けメーカーもグローバルを目指さないと今後生き残っていけないという話をされていたし、昨日のマーケティングの講師との打合せの際も、今後の日本の企業の在り方について、異口同音、そのような話で盛り上がった。
楽天やユニクロは、社内の公用語を英語にする方向を示し、主戦場は海外が基本になっている。そうなると、必要な人材は外国人もしくはグローバル志向の日本人となるのは当然の話だ。
しかし、今回の記事で書かれているように、今の学生は守りの志向性が強く、一流企業希望が多いという。それだけ安定性を求める学生が多いことの表れであろう。
昨今の厳しい就職戦線でもその意識はむしろ高くなっており、これから就職活動の準備を行う現3年生もその傾向が強い。
ただ、残念ながら、一流企業ほど安定志向の学生は求めておらず、リスクにチャレンジするグローバル人材を求めているのは事実。次年度の就職戦線を考えるとこのギャップを埋めることに長い時間が必要とされるだろう。就職戦線の長期化が不安である。
東海地区の採用支援を基盤にする我々のクライアントも、地元勤務というローカル性はありながら、取引先や仕入先は海外というケースが増えるのは間違いないだろう。
そういう意味では、「地元で働きたい!」というシンプルな思いだけで、自分自身をアピールすることは難しい。地元就職を考えながらも、目指す先は海外という視点が必要になってくるのだろう。
我々が提供するサービスの方法も、今後変わってくるのかもしれない。

第2回Fネット定期総会

昨日は、本年4月から加盟したふるさと就職応援ネットワーク(Fネット)の第2回定期総会に参加した。
会場は同じく加盟する大阪の会社で開催。いつも通り出勤する時間に大阪に向かった。
定期総会では、事業報告から会計報告、新役員の選出など型どおりの議事進行、その後、各社の現状の取り組みや課題についての報告が行われた。
加盟各社の報告を聞きながら、自社の現状と照らし合わせるわけだが、加盟会社のトップの思いや姿勢を伺う度に、自分の力量不足を実感し、学習となっている。また、今後の共同スキームについて持論し合い、戦略を練りあう事となった。
午後からは「お仕事自慢大会」として、加盟各社の若手代表が自分の仕事の成功例を発表する場が持たれた。名大社としては、この「お仕事自慢大会」には参加せず、まずは他者を学ぶという意味で、一人の若手を見学に参加させた。その本人も何の準備もなく傍観者として会場に入った。
ところがである。今回は参加するメンバーが少なかった事もあり、急きょ、発表することになった。
「発表する」というよりも「発表させられる」という方が正解だろう。本人も相当困ったろうが、そこは覚悟を決め、自分の仕事の取り組みについて発表した。
自分の部下がみんなの前で披露されるわけなので、こちらもハラハラしながら聞いていた。しどろもどろになってしまうのではないかを恐れてもいた。しかし見事とは言わないまでも、予想以上に自分の仕事ぶりについて、また、会社への想いについて語ってくれた。
正直、うれしかった。僅かな時間ではあるが、多くのトップの前で堂々と語る姿は、彼の経験してきた事が決して無駄でなかったことを証明したようにも思う。
喜ばしい事に賞金まで頂いてしまった。
その後は、加盟会社のトップが「いい仕事」をテーマに10分程度プレゼンする時間も設けられた。初参加の僕も「いい仕事」のために重要な事を語らせてもらった。どこまで響いたかは分からないが、これも自分を知ってもらうことにおいていい経験になった。
夜は恒例の懇親会。ここでも多くの情報共有ができた。また、名大社の若手も、普段関わりあう事のない他社の社員と酒を酌み交わしながら話し合う事で、いい刺激にもなったと思う。
昨日の総会は、まるっと一日の長丁場であったが、有意義な時間を過ごす事ができた。
改めて、このような場に感謝である。

久々の登場!

暑い!暑い!本当に暑い!本日、名古屋は37度を超えたという。
昨年まで、僕自身も外を歩き回ってたが、この時期は一番きつかった。
ただ、年々、夏の暑さが増しているような気がしてならない。当社の営業もこんな暑い日でも外で駆けずり回ってもらっている。
出先から戻ってきた時には、「お疲れちゃ~ん」とビールの一杯でも注ぎたいと思う。
(ごくごくたまに頂き物のビールを提供したりはするが・・・)
そして、自分も帰宅時にはついつい飲んでしまう。本日は休肝日にしようと思っても、その疲労度と汗の噴出度で、いとも簡単に意志は崩れ、毎日のように飲んでしまう。
そこで登場したのがビールサーバー。
確か2年前、懸賞好きの娘がコツコツとシールをハガキに貼って、届いたのがこちら。
ジャーン!
ビールサーバ
2年前は、それこそ毎日のように活躍し、外出先でも持参し自慢もしたが、いつの間にか飽きてしまい、食器棚の奥の方にしまわれてしまった。
よくよく思い出してみるとこのビールサーバー、泡も程よく出て、グラスに上手く注ぐことができる。
少し雰囲気を変えただけでも、美味しくなるのだ。
最近、我が家ではもっぱら第三のビールだが(悲しい話ではあるが・・・)、このビールサーバを使うと仲間由紀恵のCMのようにビールと間違える美味さとなる。
以前は喜んでビールを注いでくれた娘にも、この頃は冷たくあしらわれるので、しばらくはこの暑い夏をこのビールサーバーと共に過ごそうと思う。

孫正義氏の思い

Twitterで孫氏をフォローしていると、日曜の夜には、「始まるぜよ~。正座するぜよ~。」なんていうツイートが流れてくる。「龍馬伝」が始まる前の孫氏のつぶやきである。
先週、今週の2週に亘ってTV東京の「カンブリア宮殿」に孫正義氏が登場していた。その孫氏の社長室には最も尊敬する坂本龍馬の写真が等身大で飾られている。
Twitterでは毎週必ずといっていいほど、この番組が始まる時には、つぶやいて姿勢を正すのが尊敬の証だ。
村上龍の「何故、坂本龍馬か?」の質問に、私心がなく、これからの日本を考えていたことと応えていた様に思う。これまで、僕は孫氏を野望に満ちた事業家と捉えていた。しかし、この番組を見る限り、その考えは否定される。
もちろん100%でないにせよ、ただ自分の名誉と財産目的でないことが、その孫氏の発言から伺うことができた。その誤解に関しては素直に反省すると共に、これまで歩んできた人生から彼の成し遂げたいその先にある想いを感じる事となった。
名大社の執務室よりも大きいくらい広い社長室や1000名も収容できる豪華な社員食堂など、パフォーマンスとしての姿も見えることはできるわけだが、
「誇れるようなものは何も持ってない」
「ちっぽけな人が集まったら面白い事ができる」
「麗しき誤解のうちに他人の褌で勝負する」
など、これまであまり孫氏をイメージさせない発言は、観る側にとっては刺激的であった。
高校生の段階で事業家になる事を決意し、逆境こそがエネルギーを与えるなどと飄々と発言される姿には、同じ経営者としても格段の差を感じて止まない。
彼の大いなる理想、理念、ビジョンに対して、酒に酔いながらこのブログを書いている僕は、爪の垢を煎じて飲まなければならない。
(勉強になりました。)

グロービス再開

2年ぶりにグロービスに通う事にした。受講科目は「ビジネスプレゼンテーション」。自らのプレゼンテーション能力を強化する事を目的としている。
最近、学生であったり社員であったり対象は異なれど、多くの方の前で話をさせてもらう機会が増えている。
これまでも自分で作成したパワーポイントの資料で人前で話をする事はあったが、あくまでも自己流。そのやり方が正しいのかどうか全くわからないまま進めることが多かった。
今後、更に増えるだろうプレゼンの場(多くの面前で語る場)でもっと上手に表現したい、思いを伝えたいというのが今回の受講目的である。
昨日が、その「ビジネスプレゼンテーション」のスタート日。受講生は全員で12名と少なめだが程よい人数。
予め予習で作成した提案資料についてディスカッションするのだが、その提案資料の発表を一番最初にやらせていただいた。
(全員発表の機会があるという。)
どうせ恥をかくのであれば初めの方がよく、後の事を考えれば気も楽だ。という浅はかな理由で発表したのだが、やはり反省の多い発表であった。
プレゼンの目的を明確にして、聞き手の状況を理解した上で臨むのだが、限られた時間の中でまとめようとするとどうしても聞き手よりも自分の状況を意識してしまう。そうなることによって、主役であるべき聞き手が主役でなくなり関心が薄らいでしまうことも多い。頭で理解していても実践するのは難しいと肌で感じた瞬間であった。
他の受講生の資料や発表を見ながら、同じテキストを活用しても切り口は全く別物になることが多く、その視点や表現方法は大いに勉強になった。
3時間のクラスを終了後、担当講師とほぼ全員に近い受講生とで懇親会が行われた。こちらも大いに盛り上がり楽しい時間を過ごす事ができた。
今回のクラスでは僕は年寄り組に入る年齢構成だが、全くそれを感じることなく時間が過ぎていった。
幹事のU氏に感謝!
僕自身のプライベートの話をしすぎてしまったのは反省すべき点でもあるが、酒の席ということでお許しいただけるだろう。
次回は2週間後になるが、初回の講義でその重要性は十分認識したつもり。今回の反省も踏まえ、しっかりと準備をして次回に臨みたいと思う。

進め!グランパス

ワールドカップがスペインの優勝で終了し、サッカーへの関心が否応なくJリーグに移ってきた。
そう、名古屋グランパスである。
大幅な戦力補強で優勝候補に挙げられながらも、強いのかそうでないのかよく分からない試合が続いている。
Jリーグが再開した昨日、対戦相手は16位と低迷する大宮。一人のサポーターとしては、勝利は間違いないと勝手に判断するが、簡単には進めない。TVのニュースと新聞の情報でしかないが、甘くはないようだ。
前半でブルザノビッチが退場。ゲームの半分以上を10人で戦わなければならない厳しい状況。
これまでであればズルズルと押し込まれてしまう事も多かったろうが、ワールドカップで一試合も出れなかった楢崎のストレスもあるのだろう。ファインセーブを連発していたようだ。
そして、燃え尽きた症候群に落ちかけていた闘莉王。ギリギリまで現役にこだわってプレイしたピクシーに無理矢理試合に出され、途中交代も許してもらえず、闘志の炎を燃やすしかなかったようだ。
後半に何故か髪の毛をバッサリと切ったケネディにアシストし、ケネディはそれを得意のヘッドでゴール。1×0で勝利した。
(息子は、ケネディをドイツのクローゼじゃないかと言っていた。単に顔が長いだけか・・・)
苦しい状態ではあったが、何とか勝利で後半戦をスタートした。上位には鹿島、清水が、下からは川崎あたりが突き上げてくる。全く安心はできない。
でも、そろそろだとも思いたい。
我ら名古屋グランパスのJリーグ制覇を・・・。
名古屋が活性化するには、ドラゴンズだけでなく、グランパスの飛躍も必要となる。
もし、グランパスが優勝したら、その最大スポンサーのトヨタの車に買い換えたいと思う。
これも地域活性化のひとつだろう。
進め!グランパス!

温泉地 下呂で感じたこと

昨日は、久々に岐阜県下呂市まで出向いた。従来、僕が担当していたクライアントに対して他の営業への引継ぎと社長就任の挨拶をさせて頂くためだ。
(本来はもっと早く挨拶に伺うべきだが、遅くなってしまった。)
アポイントの時間が早いことと今週の悪天候の影響から、朝7:30には会社を出発した。この日は何とか天候は保ったものの、前日までの大雨の影響がその周辺の風景を眺めると感じられた。
国道41号沿いを流れる飛騨川はこれまで見たことのないくらい水かさが増しており、また、想像を超えるかなり強い流れ。その回りを取り囲む木々も押し倒されたように崩れ落ちていた。場所によっては、川から溢れそうな状態であった。ゲリラ豪雨が襲うと一瞬のうちに、TVのニュースで放送されるような被害状況に陥ってしまうのだろう。
午前中の移動時間はなんら問題はなかったものの、昨晩の臨時ニュースを見る限り、やはりこの地域に及ぼした被害は大きかったようだ。
この日は、午前中にいくつかのクライアントを訪問し、挨拶をさせて頂いた。いずれも10年ほどお付き合い頂いている名大社にとっても自分にとっても大切なクライアントである。
地域性が強いため、思うとような効果が得られなかった時もあるが、そんな時も我慢強くお付き合い頂いた。また、今回の挨拶においても、我がことのように喜んでいただけた。
年数回しか足を運ばないクライアントでもそのような人間関係を築けるのは本当に幸せなことだと思う。往復6時間以上、車を走らせる必要があるが、また顔を出したくなるのはそのようにお世話になった方といつまでも関係を保っていたいという気持ちからだろう。
本来は下呂温泉にも浸かって、のんびりしたい気持ちもあるが、そんなわけにもいかず、夕方には名古屋へ戻ってきた。
また、機会を見つけて足を運ばせてもらいたい。
その時は、休みでも取ってのんびりと温泉に浸かりながら・・・。

就活スーツのゆくえ

本日の日本経済新聞に、就活スーツに関わる記事があった。就職戦線が長期化することや早期化することで、この夏のシーズンに学生がリクルートスーツを着る機会が増えているという。
実際、僕自身が担当する大手紳士服専門店でも既に大学3年生の就活スーツの購入が増えていると聞く。この大手紳士服専門店の仕事は、もう10年近く担当させてもらっているが、ほんの数年前はスーツの売り上げのピークは年明けだったと記憶している。
それが年内にずれ、今やこの夏の時期に就活生が購入する時代になった。インターンシップに力を入れる大学も増えたのも、その要因だといえる。以前と比べスーツの価格が驚くほど下がっているとはいえ、学生にとっては痛い出費となるはずだ。それも秋や冬ではなく、このジメジメとした暑い時期に着なければならないのは、軽装が当たり前の学生には苦痛でたまらないだろう。
社会人であればクールビズだといって、ノージャケット、ノーネクタイで通すことも一般化してきてはいるが、これから自分自身を選考にさらす学生はそんなことは言ってられない。
僕が第一線で営業をやっていた時代は、スーツが当たり前だったので、この夏場の時期が一年通して一番辛い時期であったが、それも昔の話。今は就活生やインターンシップ生が日本の中で、一番大変な思いをしているのかもしれない。時間の経過とともに、就活生もクールビズだ!となるのかもしれないが、今の環境下ではすぐに訪れることはないだろう。選考では、まだまだ第一印象が重要視されることが多いのだから・・・。
ただ思うのは、その就活スーツをヨレヨレになるまで着こんだか、そこまで懸命に頑張ったか、それが大切だと思う。理想的には暑くなる前の段階で志望先に内定をもらい、就職活動を終了することがいいには違いない。
しかし、そうではなかったとして、その暑苦しいスーツを着て行動する時期があった事は、決して無駄にはならないだろう。
4年生においては、最初に買ったスーツがボロボロになり、二着目、三着目の必要性があるのかもしれないが、その努力を裏切ることはないはずだ。むしろ、就職先が未定のままにも関わらず、きれいな状態のままの就活スーツが存在していることが問題だと思う。
今、活動中の4年生は時期的にも精神的にも本当に辛い時期を迎えているだろう。しかし、この暑い時期にどれだけ動けるかが、これから先の人生にもつながってくる。
いずれ涼しい時期はやってくる。
汗だくになりながら、動き回るのもきっといい思い出になると思う。