3月に名大社とパフの共同プロジェクト「MAP」の停学処分を受けた。
(知らない人は何のことかサッパリ分からないよね)
僕はこのプロジェクトを年度末で卒業と思っていたが、
講師であり学長のマッピーからは停学だといわれた。
ということは中退扱いか・・・。
それでも一応、立ち上げからのメンバー。
マッピーが「テツさんらしい本をプレゼントしよう」と贈って頂いたのが本書。
てっきり固いビジネス書と思っていたが、まるで違った。
周りからは「さすが!」という称賛の声が多かった。
世間の見方はそんなもの。
まあ、「孤独のグルメ」も見てるし読んでるし、
「吉田類の酒場放浪記」の後釜を狙っているので間違いではない。
久住さんが番組の最後に美味しそうにビールを飲むのを羨ましく見ていたのも事実。
さすがの選択ということか。
本書はマンガ家でも音楽家でもある著書が、
訪れたお店をいろんなエピソードを絡ませながら綴るエッセイ。
僕の食べ物ブログとは異なる。
(当然です・・・)
日記風に15軒のお店が紹介され、食べ物にまつわる思い出や著者の人生が語られる。
それがなかなかユニーク。
酒飲みの戯言といってしまうのはもったいない。
著者の人柄もじんわりと伝わってくる。
写真ではなく、
(写真は巻末に店と共に紹介)
本人のイラストが添えられているのも温かみを感じる。
たまにはライトな感覚で読める書籍もいい。
紹介される15軒はほぼ東京。
一軒くらいはお邪魔したお店があってもいいが、それはなし。
町田とか三鷹とか吉祥寺のお店へ伺うのはこれからも難しい。
せめて神保町や両国あたりは行ってみたい。
誰が付き合ってくれないだろうか。
できれば明るい時間から飲み始め、19時くらいに2軒目に向かうような感じで・・・。
著者はビールから始まるが、次は日本酒に向かうことが多い。
こだわりがあるというよりは合うお酒を何でも飲む。
それだけでリスペクト。
僕もほぼ同じだし。
きっとこんな書籍は単なる酒好きしか読まないと思う。
いいじゃないか。
それでシアワセな気分になれるのなら。