これからも前向きに 名大社会長ブログ

カテゴリ「酒を飲む、肴を食らう」の記事一覧:

春も夏も日本酒を愉しむ

定期的に書いている家飲み日本酒ブログ。
誰のためでもなく自分のために備忘録として残しておく。
いろんな日本酒を外でも家でも飲むが、どうしても銘柄も味も忘れてしまう。

よほどお気に入りであれば別だが、
ほどほどの美味しい日本酒は飲んだことすら忘れていたり。
それは飲みすぎのせいだろうか・・・。

今回は4月から6月までに頂いた日本酒を紹介。
一年を通せば比較的少ない時期かも。
特に今年は海外への出張(?)もあったので、飲む機会は少なかった。
それでも15種類を頂いたわけだね。

久保田萬壽

自分で購入することはまずないが、カミさんのお友達から頂いた。
嬉しい限り。
飲みやすい。

飛騨のどぶ

これはかなりキツイな・・・。

白鶴山田錦原酒

これは自分で買ったのか?頂き物か?
思い出せない・・・。

春日specialyell

珍しく千葉のお酒。
爽やかだったが、翌日は雨だった。

風の森愛山807

家飲みの定番だが、こちらは初めて。
やはり飲みやすい。

飛鸞

長崎のお酒。
どこかのお店で飲んで美味しかった印象が・・・。

神鶴 千

家から15分程の酒蔵鶴見酒造にお邪魔して購入。
愛知県西部も酒蔵は多いね。

大吟醸我山

こちらも鶴見酒造のお酒。
Kura Master 2024において金賞を受賞。
3000円を超える高級品。
酒蔵のお姉さんの前で見栄を張ってしまった。

ZAO純米吟醸うすにごり夏の灯

暑くなってたので夏らしい日本酒を。
飲みやすいね。

寒山水純米大吟醸

息子が福岡での新人研修で買ってきてくれた。
ありがたや、ありがたや。

大納川天花ハートブレイクラベル

大学の授業の帰りに初めてお邪魔した酒屋。
初めての銘柄かな。

千禽かぶとむし

昨年も頂いた夏の定番。
相変わらずスッキリして美味しい。

八海山 純米大吟醸

娘と息子からの父の日のプレゼント。
息子が会社帰りに買ってきてくれた。
いやいや、嬉しいですね。
それも自分で稼いだお金で贈ってくれるのは尚更です。

風の森 alphatype1夏の夜空

この季節にピッタリなお酒

ocean99 青海 無濾過生原酒

こちらも夏らしいお酒。
すっきりと爽やかで美味しい。
たまには夏らしい雰囲気を作ってみた。

春から夏に移行する季節はそれに合う日本酒。
なんともシアワセ。

3か月に1度の日本酒家飲みブログが理想的かも。
秋、冬は頻度が多いから増やしてもいいかもしれないけど。

家で美味しい日本酒を飲めるのもシアワセ。
では、次回は秋に!

映画「ふたごのユーとミー 忘れられない夏」

本作は双子姉妹を描いた青春ラブストーリー。
日本映画なら観なかった。
いや、アメリカ映画やヨーロッパ映画でも観なかった。

このジャンルはとうに卒業。
ではなぜ観たか。
理由は明確。

タイの映画はどんな感じかということ。
生まれて初めてタイの映画を観た。
タイ映画が日本に輸入されることはほとんどないと思う。
年間制作数は知らないが、それなりに作られているはず。
それだけでも本作は代表的な一本といえるのではないか。

舞台は1999年のバンコク。
2000年問題が騒がれていたのは日本も同じ。
時代の変わり目を描いている。

どうだろう。
日本の生活に照らし合わせると60年代、70年代になるのか。
上から目線すぎるかな・・・。

普段の生活がそんなイメージをさせるが、それだけではない。
登場人物が素朴で純粋。
汚れのなさがそう思わせる。
主役がタイトルにもあるユーとミー。
ティティヤー・ジラポーンシン(舌を噛みそう)が1人2役で双子を演じる。

このユーとミーがとても愛らしい。
かつていた日本の少女を思わせる。
とびきりの美人とはいえないが、クラスに必ずいた可愛らしい子。
設定は高校生になるのか。
調べると中学3年生だが、バイクには乗らないと思うけど・・・。

こんなピュアな子はもう日本にはいない。
と思わせるほど。
どことなく大林亘彦監督の青春三部作を匂わせる。
それがノスタルジックに繋がる。

ストーリーは至ってシンプル。
初恋に揺れる思春期の双子の姉妹愛と葛藤。
展開も予想を裏切らず想定の範囲内。
それが却って好感度を上げる。

中学、高校時代に映画を観た感覚が蘇る。
その頃は僕もピュアだった。
それがノスタルジックになった理由かな。

今年もできるだけ多くの国の作品を観ている。
しかし、東南アジアの作品は少ない。
きっと知らないだけでステキな作品は多いはず。
本作はそれを十分感じさせてくれた。

こんな機会をもっと作っていきたい。
バンジョン・ピサンタナクーン監督なんて絶対覚えられないけど。

食べ物のはなし 特別編 善光寺

先週に続き特別編をお送りします。
伏見シリーズを待ち望む読者も多いとは思いますが、
286回ともなると新しいお店を紹介するのも一苦労。
不在が多いと伏見でランチをする日も限定されます。

しばし、お待ちください。
来週にはお届けできるのではないでしょうか。

前回に続き、長野県になります。
長野の観光といえば善光寺。
そして長野の食べ物といえば蕎麦になるでしょう。
期待を裏切らないベタな感じがいいじゃないですか。

今回は仕事のついでに観光しました。
長野市のパートナー企業に訪問する流れで善光寺に参拝しました。
あくまでも仕事優先なのです。

善光寺にお邪魔するのは十数年振り。
子供がまだ幼児の頃。
20年振りかもしれません。
家人は行ったことすら忘れていました。

本堂で参拝し、お戒壇巡りも体験。
本当に一寸先も見えない暗闇でした。
共通券で三堂を巡った後は食事となります。

門前町にお店を構える「小菅亭」さんに行ってきました。

店構えからこじんまりしたお店かと思いましたが、奥に広く宴会でもできそうな感じ。
早い時間にお邪魔したので空いていましたが、
奥の方はどうやら予約で埋まっているようです。

この日はTシャツ1枚でも十分な気候。
やはりざるそばが食べたくなります。
パッと目に入った品を注文することにしました。

穴子天ざるそば 1584円

家人は天ざるそば(上)を注文しました。

ざるそばは結構なボリューム。
ざる1枚では物足りないことが多いですが、これでも食べ応えがあります。

そばはコシもあり、香りも豊か。
こんなそばであれば毎日食べたくなります。
揚げたての穴子は大きく天つゆで頂きます。

ビールが飲みたくなりましたが、ここは我慢。
もちろん日本酒も我慢です。
こんな瞬間もシアワセなひと時ですね。

平日はセルフでコーヒーのサービスもあります。
蕎麦湯と一緒に頂きました。

せっかく地方にお邪魔したのなら、その土地の名物が一番です。
次回はいつお邪魔できるでしょうか。
誰か呼んでくれませんかね・・・。

ごちそうさまでした。

食べ物のはなし 番外編 支那そば

やってきました大好評、月末のラーメンブログ。
全国のラーメンファンから注目されつつあるという噂があるとか、ないとか。
仮になかったとしても、ごく少数のファンのために懸命に足を運んでいきます。

今回は番外編となります。
伏見シリーズでの提供を考えていましたが、タイミングが合いませんでした。
候補のお店にお邪魔しましたが、たまたま臨時休業。
来月のお楽しみとしてお待ちください。

今回向かったのは東京・九段下。
土地に詳しくはないですが、この辺りはラーメン激戦区でしょう。
駅から目的地に向かう途中でもラーメン店がひしめき合っています。
ありとあらゆるジャンル。
こだわりの専門店からなんでもござれの総合中華料理店まで、値段もバラバラです。

向かったのは九段下から飯田橋方面に向かい東京大神宮の近く。
昨年7月にオープンした「支那そば とも」さんに行ってきました。

ブログ読者の中にはラーメンが重すぎるという意見もあります。
だからといってこのシリーズを止めるわけにはいきません。
納得頂けるラーメンの紹介が求められます。

いいじゃないですか、支那そば。
いかにもあっさりとした感じ。
重いという面倒な読者も頷くでしょう。

こちらはほぼ一本勝負。
みそ味もありますが、基本は支那そば。
こだわって作ります。

大将が一人で切り盛りをしているので、お水はセルフサービス。
混雑時は待つことになります。
仕方のないことでしょう。
ここは基本で攻めます。
それだけでは物足りないので煮卵をトッピング。

支那そば 850円+煮卵 100円

どうみても重くはならないでしょう。
サッパリ、スッキリ、あっさり、そんな感じで頂けます。
オーソドックスですが優しい味わいが体を包みます。
口の中でほぐれるチャーシューもいいですね。

伏見周辺にもこの類のラーメン屋さんが出店してくれないでしょうか。
それでは恒例のこの1ヶ月で頂いたラーメンを紹介します。

担々麺

肉そば(しょうゆ)

赤みそラーメン

肉細切もやしラーメン

ラーメン横綱

ワンタン麺

豚骨ラーメン

まあまあいい感じにペースでしょうか。
老舗店にお邪魔することも多かったですね。
スガキヤにワンタン麺があるのが驚きでした。

来月は伏見に戻れるでしょうか。
ごちそうさまでした。

食べ物のはなし 番外編 樽ワイン飲み放題

先週の食べ物ブログは特別編でした。
今日は番外編。
ブログ通にはその違いが分かりますが、一般的には違いを見つけるのは至難の業。
モーレツにヒマな方は過去のブログから傾向を調べてください。

今回向かったのは東京・飯田橋。
東京でよく飲むのがこの界隈です。
ならせば1ヶ月に1回のペースじゃないでしょうか。
オフィス街ということもあり夜の街は賑わっています。
お店の回転も早く、長く続くお店とそうではないお店とはっきりするようです。

夕方まではマジメに仕事をし、「大衆和牛酒場 コンロ家 飯田橋店」さんにお邪魔しました。

高級和牛をお値打ちに食べさせてくれます。
そして、もう一つの特徴がドリンクが飲み放題。
ただの飲み放題ではなく、自分で注ぐスタイル。
なんと樽ワインは30種類とも50種類ともいわれています。

こちらのグラスを持ち、目的の樽に向かいます。

ビールやハイボール、スパークリングワインの樽もあれば、赤ワインがずらりと並ぶ樽もあります。

まずはスパークリングで乾杯。

こちらは4980円の飲み放題のコースでしょう。
黒毛和牛の炙り寿司から始まり、シーザーサラダ、フライドポテトと移っていきます。

枝豆もありますが、基本はお肉。

そうなると赤ワイン。

グラス交換はないので、こちらで洗って使いまわします。

樽には原産国、甘さや辛さ、特徴が表示してあるので、それを基準に選びます。
人気ブロガーはワイン好きですが銘柄には疎いため、
その都度、表示を確認しながら頂きます。

いろんな種類のワインを一杯ずつ飲むと好みの傾向が分かってきます。
「ようやくわかったのか!」と叱られそうですが、ある程度の好みははっきりしてきました。
結局、何杯飲んだのでしょうか。
酔ってしまうとあまり関係ないのかもしれません。

〆はガーリックチャーハン。

かなりの人気店です。
会話も盛り上がっていましたが、次の予約客もあり、2時間きっかりでお店を出ました。
もう少しゆっくりできるといいですね。

ごちそうさまでした。
名古屋でもこんなお店は流行るかもしれませんね。

これまでも、これからも日本酒を楽しむ

4月に入り新たな気持ちになった方も多い。
新年度の計画を立て、希望に満ち溢れている頃だろう。
希望を共にできれば乾杯したい。

最初はビールかもしれないが、時間と共に日本酒もいいだろう。
定期的に配信している日本酒ブログもちょうどそのタイミング。
冬は特に日本酒が美味い。
一年中美味いが、この季節はより量も増える。

では1月から3月までの家飲みを報告しておこう。
元旦から日本酒を頂いた。

お歳暮で頂いた越乃寒梅。
昔はこれが一番価値があったような・・・。

毎年、飲みたくなる仙禽雪だるま。
冬の定番だね。

こちらも新潟お歳暮セットの久保田。
ちょくちょく頂きます。

北雪は燗酒で・・・。
寒い日にはいいね。

仕事始め当日でなく前日。
紀土純米吟醸。
ふるさと納税返礼品。

こちらも新潟のお酒吉乃川。
寒いので熱燗で。

この日も寒くて八海山を熱燗で。

こちらもふるさと納税の定番。
よこやまsliver純米吟醸ひやおろし。

紀土純米酒
冷酒でも燗酒でも、どちらでもいけるね。

卒業間際の息子が買ってきてくれた。
城陽原酒にごり酒。
新酒がいいね。

こちらも息子のお土産。
城陽吟醸大辛口55。

能登半島地震の被災地支援で作られた。
仙禽Hope。
どんどん飲みますよ。

こちらも定番、風の森。
列車でいこうという新たなシリーズ?

たかちよkasumiピーチラベル。
ピンクでもブルーでもグリーンでもイエローでも美味い。

ジモト岐阜のお酒も飲まないと。
津島屋純米吟醸。

またまた寒くなってきたので、量販店で購入。
満寿泉。
燗酒で体を温める。

愛知県のお酒も飲もう。
敷嶋特別純米。
而今で修業したとか?

黄綬褒章を受章された先輩から頂きました。
褒章。

酒蔵は被災されたよう。
飲んで応援します。
竹葉。
発砲が美味しい。

京都の立ち飲み屋の記憶が・・。
澤屋まつもと。

同級生美容師が教えてくれた。
ちえびじんLAPAN。

敏腕税理士に頂いた愛知県代表の日本酒。
醸し人九平次うすりごり。

やっぱり美味い仙禽
今回はモダン仙禽無垢 無ろ過原酒。
後味もいいですねえ~。

紀土純米吟醸春ノ薫風。
東京駅で購入するがコスパはサイコー。

今回の紹介は24本。
これまでで一番多いじゃないかな。
編集だけで結構疲れた(笑)。

量を飲んだせいもあるが、300m瓶を頂いたのも大きい。
あっという間に消えてなくなるからね。

この頻度で飲むなら2か月に一度ブログをアップする必要も・・・。
今月からも頑張ってみるかな。

京都で昼飲み、一人飲み

ちょくちょく京都にはお邪魔している。
仕事の場合もあるがほとんどはプライベート。
1月まで息子が下宿していたので家人と一緒に出掛け一緒に食事をしたり、観光したり。

それはそれでいい。
そんな時間も大切。
しかし、それだけでは物足りない。
もっと自由にもっと気ままに過ごしたい。
誰にも邪魔されず、一人の時間の持ちたいのだ。

神社仏閣を巡るのもいいが、それより優先したいこともある。
そう、それは京都で昼から飲むこと。
それも一人で飲むこと。

それがここ数年の目標。
叶えたい夢。
(そんなくだらない目標を立てているのか・・・)

先月末にようやくその時が訪れた。
京都通の経営者仲間や地元が京都の友人から情報を仕入れ、準備は万全。
驚くことに2人が教えてくれたお店は同じ。
星の数ほどお店があるというのに。
僕の好みを理解してくれたのだろう。
さすが!

向かったのは河原町。
まずは町中華。
一人飲みのため気軽さが大切。
高級感は必要ない。

「京都で町中華」でも紹介されている「龍鳳」さん。

昭和の雰囲気が残っている。

開店と同時に入ったため、なんと最初のお客。
気合が入りすぎか(笑)。
まずはビールで息を整える。

キリンラガーを飲むことは少ないが、こういったお店ではよく似合う。
ビールには餃子。

そして京都といえば辛しそば。

こちらではカラシ入りそばと書かれている。
あんと麺を絡ませながら頂く。
ビールとの相性もいい。

気がつけば店内はほぼ満席。
ほとんどのお客さんがカラシ入りそばを注文していた。
はるまきやかしわの玉子焼も食べたかったが、続々とお客さんが入ってくるので、潔く退店。
会計は1900円。

お腹は満たされてきたが、お酒は飲み足りない。

新京極商店街を抜け、次に向かったのは「たつみ」さん。

12時から営業されている昼飲みの聖地。
12時10分頃、お邪魔したがすでにテーブル席は満席。
立ち飲みカウンターのみ空いていた。

あちこちに貼ってある張り紙がメニュー。
これは迷う。
まずはアサヒ黒生マルエフから。

瓶ビールはキリンラガーだけだと思っていたが、サッポロ赤星もアサヒスーパードライもあった。
このあたりは他のお客さんのオーダーを聞いていると理解できる。
ザ~ッとメニューを眺め、ポテトサラダと串カツを注文。

特に理由はない。
あとから煮付けや季節のものにすればよかったと少しだけ後悔。
隣には若い女性もカウンターで一人立ち飲み。
渋い注文をしていた。
混んでくるとスタッフが「少し横にズレてください」と
絶妙に人を動かし、空いたスペースに新しいお客さん。

隣の初老の男性が常連っぽい飲み方をされていた。
「おにいちゃん、熱燗」
「熱燗は黄桜とまつもとですが、どちらにされますか?」
「まつもと」
へ~、まつもとの熱燗があるんだ・・・と横目で見ながら感心。

2杯目はハイボールにしようかと思っていたが、真似してまつもとの熱燗。

特に何をするわけでもなく、チビチビと酒を飲みいい気分に。
適当な時間を過ごし、お店を出た。
会計は1880円。
2軒で4000円弱。
理想的な飲み方。

できれば3軒目はこちらにしたかったが次の予定もあり、今回は見送り。
こうして目標をクリアし、夢を叶えることができた。
(なんて大袈裟な・・・)

家族で出掛けるのもいいが、こうして一人の時間を過ごすのもいい。
次はいつ来れるかな・・・。

映画「ビヨンド・ユートピア 脱北」

前回は「コンクリート・ユートピア」
”ユートピア”というタイトルの作品が続く。
時代が求めているのか。
国内外で様々な事件が起きる背景から、今年のキーワードになるかもしれない。

今年はドキュメンタリーを多く観る年。
その一発目が本作。
重すぎたかもしれない。

これがドキュメンタリーの持つ力だが、自分の中の陽が吸い取られていく。
そんな気がしてならない。
しかし、目を背けてはいけない。
正面から知ることも大切。

本作は脱北を試みる家族の行動を描く。
まさに命懸け。
密着しカメラを回し続ける制作陣も命懸け。

北朝鮮の要人に見つかれば、作品自体が泡と消える。
作品だけじゃない。
脱北者も制作陣もスポイルされるだろう。
描かれる世界が正しいとすれば、その行為自体がなかったこととなる。
実に恐ろしい。

本作の製作はアメリカ。
ドキュメンタリーとはいえ自分たちの主張が込められているといえなくもない。
100%素直に受け取るのは危険だが、ほぼ近いのは間違いなさそう。
普段僕らがニュースで見る北朝鮮は表面的な姿にすぎない。
それは誰しも分かっている。

しかし、現実をどこまで把握しているかといえば、ほぼしていない。
それは映し出されないから。
隠されているから。
本作の姿が事実だとすれば、作品でアピールするしかない。
金正恩が否定しようが、何かで脅そうが、訴えるしかない。
フィクションとしか思えない世界は現実だと・・・。

本作では脱北を図りブローカーに頼りながら移動を繰り返す5人家族と
脱北者の母親が本国の息子を救出するために奔走する姿を中心に描く。

5人家族は中心となる夫婦と80代の老婆、小さな子供2人。
夫婦は北朝鮮の実態を知っているが、老婆と子供は半信半疑。
そこには洗脳という言葉が見事に当てはまる。

老婆や子供は北朝鮮は豊かでいい国と信じ、金正恩も神のように敬う。
それを表す象徴的なシーンに僕は恐ろしさを感じた。
こうして国は成り立っているのかと・・・。

他のレビューと同じ疑問を僕も抱いた。
脱北者を支援する牧師の資金源はどこか。
当事者にそんな資金はない。
ブローカーに渡す金額も含め相当なお金はかかる。
支援団体があるにせよ、そこまでの資金を保有しているのか。

この作品の興行収入がそれにあたるのか。
そんなことも考えてしまった。
より多くの方が本作を観れば、手を差し伸べることになるし。

映画館の入場時にこんな冊子が配布された。

北朝鮮の人権の実像が暴かれている。
悲しくなると共に恐ろしくもなる。
それでも国は維持できる。

いかに自分たちが平和なのかを実感しながらも、向き合うことも忘れてはいけない。
貴重な作品といえるだろう。

そうそう、日本酒は飲んでたよね。

前回書いた家飲み日本酒ブログで次回のアップは11月といっていた。
もう1月下旬。
仕事をサボっていたわけじゃないが、すっかり時間は経過。

2023年は忘年会も完全復活で、飲み会も多かった。
それが原因ではないと思うが、風邪も引いてしまった。
珍しく2日間連続で休肝日にしたり・・・。

それでも飲みに行かない日は家飲みがほぼ毎日。
記録を残すことは自身と日本酒好きの読者の参考になる。
そんな自分勝手な想いで10月から12月までの家で飲んだ日本酒を紹介しておこう。
1月以降は3月あたりにアップのつもり。
忘れないようにしないと・・・。

京の秋
息子が内定式のために帰省した時のお土産。
京都駅で購入するので招徳酒造が定番。

ほしいずみ純米吟醸ひやおろし
秋らしい日本酒を頂く。

森嶋純米吟醸
外飲みで美味しかったので、初めて購入。

純米吟醸於大
愛知県の地酒。
「どうする家康」効果で売れたのかな?
あまり売っていないと思うけど。

よこやまsilver7
ふるさと納税返礼品。
長崎県壱岐島のお酒だが、僕好みのフルーティーな味。

kamosumori純米吟醸
これは女性好み。
家人も喜んで飲みますね。

久保田千寿
少し寒くなってきたので、ぬる燗で頂く。
家人の友達から頂いた。
感謝!

たかちよグリーン
しぼりたて生原酒だが、ラベルの色の違いは分からない(汗)。

AKABU純米吟醸
以前は一番好きだったかも。

八海山
定番の日本酒。
11月は燗酒も増えてきた。

シン・タカチヨ
これが2023年のベストかも。
無濾過生原酒。
メチャ美味かったが、もう買えないのかな。

いい徳利が欲しくて、やきもの市で備前焼の酒器を購入。
燗酒が美味くなった気がする。

賀茂鶴本醸造上等酒
コスパはいいですね。

KISS of FIRE
北陸旅行の際、鹿野酒造さんの酒蔵で購入。
いろんな賞を獲得しているお酒。

手取川大吟醸hoshi
旅館で飲むために買ったが、家でも・・・。

手取川しぼりたて純米生原酒
加賀温泉界で飲んで美味しかったので、近くの酒屋で購入。
家でも美味い。

常きげん山廃仕込純米酒
こちらも酒蔵で購入。
くせはあるが冷やでもぬる燗でもOK。

楽器fp
久々に頂く楽器。
ピンクのラベル、このイラストは初めて。
年末に相応しい。

紀土純米大吟醸。
一年の締めはこれ。
大みそかに頂いたふるさと納税返礼品。
毎年お願いしてますね。

昨年も多くの日本酒を頂いた。
いろんな銘柄を購入することで家人の好みも分かってきた。
このあたりを飲ませておけば機嫌がいいというのも予想がつく。
上手く利用していかないと・・・。

正月はほぼ毎日、日本酒を飲んでいたので、次回はかなりの本数が並ぶかも。
まとめるのも大変なので、忘れないようにしたい。

今年もいい日本酒LIFEを送っていきたいね。

食べ物のはなし 特別編 蟹グラタン

能登半島地震で被害に遭われた方にお見舞い申し上げます。

今回も特別編。
ご紹介するのは北陸旅行の際にお邪魔した金沢のお店。
「長八 片町店」さんにお邪魔してきました。

金沢は駅前は繁盛していますが、片町周辺も(特に夜の街としては)賑わっています。
金沢で人材サービスを行う先輩経営者に
「お値打ちでお寿司も美味しいお店」と尋ねたところ、こちらを教えて頂きました。

調べてもみるとかなりの人気店。
ホテルから徒歩3分も掛からない便利な場所。
さすが、金沢の人材業界を牛耳る先輩。
改めて感謝します。

予約したカウンターに通してもらい、メニューを眺めます。
目の前の水槽には大きな蟹が泳いでいました。

活加能がにで一杯(600g超サイズ)が22,000円、一杯(900g超サイズ)が33,000円します。
迷いましたが、相方が蟹に興味を示さないので、オーダーしないことにしました。
まずはビールで乾杯。

スプリングバレーは三口でなくなってしまいました。

え~っと、何だったけ?

これがお酒に合います。
瓶ビールで体を整えた後は日本酒。
能登の酒、竹葉純米吟醸。
一日も早い復興を祈っています。

刺身盛り合わせ

カキフライ

そして、蟹グラタン。

こちらが濃厚。
身がぎっしりと詰まっています。
蟹には興味がないようですが、蟹グラタンは興味を示しました。
ホッと安心(笑)。

職人さんは魚を捌き、料理をこしらえています。

隣に座る年配のご夫婦は職人さんと会話しながら食事を楽しんでいました。
常連さんでしょうか。
そして注文されたのが活加能がに。
あれは600gか900gか・・・。
どちらかは分かりませんが、横目でチラッと眺めながら堪能しました。

こちらはお麩で勝負。

そうなると熱燗を飲みたくなります。

海鮮しゅうまい

海老、帆立、かに、白身の魚介入りのこだわりしゅうまい。
そろそろお寿司でも食べようと思いましたが、お腹もかなりふくれてきました。
それほどの量は必要ありません。

ここは鯖の食べ比べをすることにしました。
炙り〆鯖の棒寿司。

香ばしく炙った〆鯖を大葉、ガリ、ゴマの入った特製シャリで頂きます。
そして、焼鯖の棒寿司。

どちらも美味しかったですが、個人的には炙り〆鯖の棒寿司に軍配。
こちらのお店はコース料理もあり、グループはその方がいいでしょう。
少人数やカウンターでの食事なら、旬のメニューを眺めながら注文するのがいいのではないでしょうか。

2人で16,000円ほどだったような気がします。
地元の方がおススメするお店は間違いがないですね。
満足する夜を送らせてもらいました。

ごちそうさまでした。
少しでも早い復興と賑やかな街に戻ることを祈っています。