これからも前向きに 名大社会長ブログ

2019年02月の記事一覧:

食べ物のはなし 伏見シリーズ その80

気づけば伏見シリーズも80回を迎えました。
企業が80周年を迎えればお祝いをするとは思いますが、
このシリーズにはありません。
さすがに100回記念は盛大に行うつもりです。

しかし、この80回も何事もなく過ごすのではなく、
それなりに贅沢に、そして際立ったブログにしたい考えです。
常に考えることを求められる人気食べ物ブロガーです。
未来工業さんですね(笑)。

会社から東に向かい住吉町の雑居ビルに入ります。
ビル名は忘れましたが、そのビルの2階にある「ひつまぶし 花岡」さんに行ってきました。

名古屋には鰻の名店が多数ありますが、こちらのお店は知りませんでした。
しかし、調べてみると評価の高い有名店。
まだまだ勉強が足りないようです。

店名にひつまぶしと付いているだけにひつまぶしが自慢のようです。
うな重をガッツリ食べたい気分でしたが、それが許されない雰囲気です。
ここは郷に入っては郷に従えで、ひつまぶしを頼まなければなりません。

「すみません、ひつまぶしの花をお願いします。」と注文します。
花というのは分かりやすく言えばランクです。
3/4尾です。
ちなみに上が一尾、特上が一尾半となります。
上や特上を注文できないのが、人気食べ物ブロガーが愛される所以でしょう(笑)。

ひつまぶしについての説明書きがあります。

「あれっ?」と疑問に思っているうちにひつまぶしが運ばれてきました。

ひつまぶし花 3180円

それなりの値段です。
そして、通常のひつまぶしにはあまり見かけないものが・・・。

「あれっ?」と疑問に思った理由がここにあります。
どうやら最後は梅茶漬けにして食べるようです。
ボリュームはあります。

正統派の食べ方で3杯目を終了し、4杯目を迎えます。
一杯ずつはそれなりに量は抑えます(笑)。
はい、こんな感じですね。

鰻と梅の食べ合わせはどうなんでしょうか。
一般的に食べ合わせはよくないと言われています。

特に何事もなく順調に仕事はできています。
元気もあります。
こういう食べ方もあるんですね。
個人的にはガッツリといくのがいいのかもしれません。

ごちそうさまでした。
鰻はふっくら、カリカリととても美味しかったです。

今週は勝負!

今週は名大社としても勝負の週。
2月28日には「ジモト就職応援フェア」
3月1日には「ミライ発見就職フェア」が開催される。

来年卒業予定の学生さんの就職活動を最大限サポートするイベント。
特に「ジモト就職応援フェア」は225社の企業に参加頂く名大社としても最大の合同説明会。
より多くの学生さんに足を運んで頂きたい。
詳細はWebサイトを確認してもらえれば理解してもらえるが様々な特典もある。

このイベントについては告知もかなりこだわって展開してきた。
先日掲載された中日新聞の見開きの全面広告もそうだが、交通広告もあちこちで見かける。
多くの方から
「山田さん、たくさん宣伝してるね~。」
「地下鉄でも今度のイベントの広告を見ますよ。」
と声を掛けてもらうことも多い。

僕は普段あまりテレビを観ることはないが、それでもうちのCMを何度も目にした。
せっかくなのでこのブログでも紹介しておこう。
TVCMは3人の学生が登場するパターンだが、
全部で4種類のCMがありYouTubeでは全パターンを公開している。

TVCMに使っているのがこちら。

愛知県編がこちら。

岐阜県編がこちら。

三重県編がこちら。

「山田さん、ふざけすぎじゃないの?」
とお叱りを受けることもあるかもしれない。
しかし、今年のコンセプトは「ジモト愛が止まらない」。
大手同業他社との差別化も含め、ここは拘って展開していきたい。

当日のイベントではこの東海地区ならではの企業がずらりと並ぶ。
学生さんに認知はないが業界では有名な企業も多い。
地元の金融機関も40社参加する。

僕の役割は開催前に行われる学生プレゼン大会の審査委員長くらい。
ここでは企業の取材や調査を通して学生が感じた企業の魅力を発表。
それを競い合うわけだが、僕が最優秀チームをジャッジする。
公平、公正に判断するからね。

あとは特に役割はないが、終日イベント会場には滞在する予定。
もしかしたらそのあたりの学生に声を掛けるかもしれないし、
娘にバッタリ会うかもしれない(笑)。

翌日3月1日は名古屋中小企業投資育成会社とのコラボイベント「ミライ発見就職フェア」。
前日に比べると地味ではあるが、ここでも投資育成会社さんお墨付きの優良企業がずらりと並ぶ。
僕はここでは講演もパネルセッションも行ってしまう。
こちらにも多くの学生さんに足を運んでほしい。

天候は若干心配だが、期待できる一週間になるだろう。
まずはイベント準備、万全の態勢で臨んでいきましょう。

今年のグランパスは期待できるのか?

昨日から始まったJリーグ。
厳密に言えば一昨日だが、久々の期待感が体を覆ってる。

3年前の同じ時期、こんなブログを書いている。
今年の名古屋は戦えるのか・・・

小倉監督が就任した年の第1試合目のこと。
この試合は勝利したが、その後は低迷を続け監督も解任。
引き継いだジュロヴスキー監督が健闘したものの、結果としてJ2に降格。
名古屋グランパス史上、最悪の年だった。

それは初戦のブログを書いた僕の責任もあるのかもしれない。
それ以外は初戦のことを書いたことはないし・・・。

それはさておき、昨日の開幕戦はサガン鳥栖との対戦。
グランパスの補強と近況を伺えば安心する面もあるが、
サガン鳥栖も監督が変わり相当な補強をしたチーム。
侮ることはできない。

地上波では放映されていなかったので、フロンターレ川崎とFC東京の試合を見ながら、
スポーツナビでグランパスを追っていた。
前半は両チームとも得点なし。
だが、後半は気づけばジョーが得点。
そして追加点。
結果的には4対0の圧勝で終えた。

あらためてYouTubeでチェック。
「なかなか、やるじゃないか・・・」
玄人ではないいが、今年のグランパスは期待できるのではないかと勝手に想像。
3年前のようなことはあり得ないはず。

滅多に見ないNHKBSのJリーグタイムをしっかりと見てしまった。
本当に期待できるんじゃないの?

大分も松本もいい戦いをしたし、今年のJリーグは面白くなるのかもしれない。

今日時点で暫定1位。当たり前か・・・(笑)。
ディフェンスがザルだとか、まだまだ不安要素が強いのは否定できないが、
ピクシーが監督に就任した時のような期待感が今年にはある。

2010年、グランパスが優勝した年から名大社は飛躍し始めた。
会社が再び飛躍するにはグランパスの優勝が必要。
(な~んて・・・笑)
他力本願ではいけないが、グランパスの活躍を期待している。

ずっとタカイと? あれやこれやの一週間

たまには今週を振り返ってみたいと思う。
月曜日はいつものようなスケジュールをこなした後、午後からは新規事業についての打ち合わせ。
そして、まずは最初の懇親会。
その場は1時間程度で失礼して会社に戻った。

セミナールームでは名大社とパフの若手が学生向けのワークショップを開催。
輪読会を行ったわけだが参加した学生はいい勉強になったようだ。
終了後はその若手を連れて懇親会。

会社近くの新京さんで精力をつけてもらった。
翌日のにおいは大丈夫だったかな?(笑)。

火曜日は直行。
岐阜県にある未来工業さんに訪問し取材。
3月1日に開催する「ミライ発見就職フェア」で担当者と僕とで対談を行うのだ。
未来工業さんといえば年間休日140日、残業禁止、育休制度3年など働き方改革先進企業。
数多くのマスコミにも取材され地元では有名。
その取り組みについて語ってもらう。
就活生は要チェック。
そうそう、このイベントで僕は開演時に講演も行う。
大活躍だな・・・。

夕方からはクライアントである株式会社イワタツールさんの90周年記念式典に出席。
パネルディスカッションとパーティー。

あと10年で100周年。
イノベーションを繰り返すことが会社を存続させる。
いい勉強になりました。
ありがとうございました。

水曜日は名古屋大学で行われた個人面接対策講座。

僕は学生向けの講演と就職相談を担当。
さすが優秀な学生さんが多い。
模擬面接の姿を後ろから眺めていたが、何の問題もない。
終了後は急いで戻り、新人歓迎会

木曜日は午後から東京へ。
まずはヒカリエ渋谷で開催された「UIJターン研究フェア」会場へ訪問。

名大社としてはノータッチだが、
ふるさと就職応援ネットワークは協力しているのでお邪魔させてもらった。
その場で事務局長の釘崎さんと打ち合わせ。

その後、神保町に移りデアイバカンパニーさんへ。
今期行ったコラボイベントの振り返りと来期の取り組みについて打ち合わせ。
今年の成功を来期にも繋げていきたい。
終了後は懇親会。
紹興酒で気持ちよく酔い名古屋へ帰った。

金曜日は終日、新人研修。
夜の予定がキャンセルになったため、懇親会、パーティー、歓迎会はなく帰宅。
あれやこれやの一週間を終えた。

今週の夜は月曜から木曜まで予定が入っていたのだが、すべてタカイと一緒だった。
2人で飲んでいたわけではないが、ずっと一緒に過ごしていた。
タカイとはかなり長い付き合いだが、4日連続で飲むのは初めてじゃないかな・・・。
さすがに話すこともなくなった。
たまにはそんな過ごし方もいい(笑)。

今日は久々にフリーな土曜日。
少しはのんびりとさせてもらうとしよう。

盛り上げていきましょう~

昨日は2月1日に人材紹介事業部に入社したイシグロとクワヤマの歓迎会。
2年目のクマとヤスダが幹事で納屋橋近くの神戸館さんで行われた。

このような会の場合、大体は僕が挨拶をし乾杯を行う。
しかし、僕は大学内の個別面接対策の仕事で20分の遅刻。

到着時、すでに歓迎会は盛り上がっていた。
誰にも気づかれることなく席につき、何事もなかったように歓迎会に加わった。

しばらくは「ご歓談ください」状態でただの飲み会が続いていく。

しばらくすると宴会部長のトミタが立ち上がり、
新人をいじりながらいろんなメンバーにムチャ振りをしていく。

そこで呼ばれた一人が先月定年を迎えたオクイさん。
ここで細やかなサプライズ。
長年の勤務と貢献を称え、有志で募り旅行券をプレゼント。

これが大きなパネルだったらもっと盛り上がったと思うが、ちょっとした商品券的な感じ。
それでも感謝は伝わったのだと思う。

オクイさん、長年お疲れ様でした。
そして、これからもよろしくお願いします。

場は歓迎会に戻り、ハイテンションのクマが司会を進行していく。

人材紹介事業部の責任者ウスイが新人の二人に対し手紙を書き、それを読んでいく。

先日の研修のパクリかな(笑)。
ちょっとした感動を呼び込む計画。
果たしてそれは上手くいったのだろうか?。
二人のスピーチがあり、なぜかその二人に花束を渡すシーン。
いやいや、花束はオクイさんに渡すべきだろ(笑)。

歓迎会にタッチしないボクはその動向を面白おかしく見ていただけ。
こういった場を経験することで名大社に早く馴染んでもらいたい。
そして、一緒に盛り上げていきましょう。

会社の懇親会で締める機会はまずないが、今回は回ってきた。
それも20分遅刻した謝罪もさせられて・・・。

まあまあ何でもやりますよ。
それでも最後は名古屋ナモ締めで終了。

いつものようにヤツが脱ぐことはなかったので、
(厳密にいえば脱いでいたが、抑えつけられていた。)
歓迎会が淫らになることはなかった。

帰る間近のツーショット。

左側がクワヤマ、右側がイシグロ。
どうぞ可愛がってください。

これで名大社は過半数が女性。
4月にはまた2名の女性が入社する。
僕はそれで嬉しいのだけれど、社内は女性勢力が強くなる。
男性陣、もっと頑張りたまえ。
そこも含め更に盛り上げていきましょう。

やっぱりウスイのブログと被りましたね(笑)
お疲れ様でした。

食べ物のはなし 番外編 餃子三昧

人気食べ物ブロガーは月1回ほどのペースで出張します。
そのほとんどが東京です。
以前は顔を広げるためにあちこちに飛び回っていましたが、
最近はすっかり静かになってしまいました。

それではいけません。
7~8年前のようにもっと攻めなければなりません。
そして、美味しいお店も開拓しなければなりません。

数年前までは茅場町にもよくお邪魔をしていました。
この食べ物ブログでも紹介しているのです。

食べ物のはなし 番外編 B弁当

調べてみたら一軒だけでした。
大したことありませんね(笑)。

今回お邪魔したのはこちらのお店。

このビルに見覚えはありませんか?
あるわけないですよね。
こちらは1年前まで株式会社パフさんが入っていたビル。
僕が知る限り、1階にはあまり流行っていない居酒屋が入店していました。
知らないうちにお店が変わっていたようです。

新たに入店された「餃子房 CHINA DOLL」さんです。

こちらにはかなりの種類の餃子があります。
とても全種類は食べ切れません。

そんな時に好都合なのがミックス餃子定食です。
黒豚や海老、しそが混ざったお得な餃子なのです。

いいえ、違います。
そんな餃子はありません。
一人でボケとツッコミをしてみます。

実際はこちら。ミックス餃子定食 900円

スープ、ザーサイ、杏仁豆腐もセットになっています。
アップにしてみましょう。

黒豚餃子2個、しそ餃子1個、海老餃子1個、元祖餃子4個。
合計8個の餃子です。

しそ餃子、海老餃子は明らかに分かります。
分かりにくいのが黒豚餃子と元祖餃子の違い。

さて、どれが黒豚餃子でしょう?。
そうは言ってもここは絶対的な舌を持つ人気食べ物ブロガー。
一口食べただけで見分けてしまいます。

右上が黒豚餃子ですね。
パチパチと拍手が聞こえてきます。
「まあまあ落ち着いて・・・」
周りの方を制します。

この餃子だけでもかなりお腹は満たされます。
ご飯のお替りは自由ですが、その必要はないようです。
餃子もスープも美味しく頂きました。

元祖餃子は4個あるわけですから、その時点でどれが黒豚餃子かは分かりますよね。
絶対的な舌は全然関係ないようです。

ごちそうさまでした。

映画「スリー・ビルボード」

よほどブログネタに困っているのか、2日連続の映評ブログ。
引退後、映画コラムニストとして生活する計画なので、むしろ正しいか?。
今週はずっと映画ブログにしてみるかな(笑)。

本作は先日発表されたキネマ旬報ベストテンのナンバー1作品。
読者選出でもなんと1位。
日本映画も「万引き家族」が評論家、読者の両方ともトップだった。
邦画も洋画も一緒なんて結構珍しいことだろう。

僕はまだまだ映画コラムニストは失格かもしれない。
この作品のことは知らなかった。
名古屋で公開されたのも気づかなかった。
かなり話題作というのに・・・。
昨年の今頃、上映されていたんですね(汗)。

公開から一年経過した作品なので、多少のネタバレは許されるだろう。
普段は読者に気を遣い、映画の内容に触れないように書くので、
理解できないブログになっている。
あれはあれで苦悩しながら書いていることを理解して頂きたい。
そのあたりが一般の映画評論家と違う点。
時代の先を行き過ぎているのかな・・・。

この作品はいつの時代を描いているのだろうか。
未だに家電話が主流だし、車も古い年式ばかりだ。
しかし、セリフにはググるなんて出てくるから、きっと現代のはず。
登場人物も時代を感じさせる。
人間臭いといえば人間臭いが、大体はどうしようもない人物。
まとまな人間は数少ない。

時々、美しい女性やかわいい子供が現れるのでハッとさせられる。
その華やかさが違和感だが、却っていい演出に繋がっている。
主役を演じるフランシス・マクドーマンドは女性らしさなんて微塵も感じさせない。
一体どんな生き方をしてきたのか聞いてみたいが、興味が湧くわけではない。

しかし、そんな女性も母親である。
自分の行動を嘆き、お上に対して恐れることなく抗議する。
その姿がすこぶるカッコいい。
その冷めた表情も・・・。
昔観た映画でも女性がカッコいい作品があったけど、なんだったかな?
「グロリア」もそうだけど、思い出せない。

憎しみ合う関係でも状況が一変することで互いの距離感も近づいていく。
人の感情なんてそんなもの。

本作は久々にAmazonプライムで鑑賞。
一時期ハマった気もするが最近はあまり観ていなかったり・・・。
Amazonの都合のいいお客になりそうだ(笑)。

ネタバレと言いながら、いつものように何も分からない映評ブログになってしまったが、
本作品はやはり観るべき。
憎しみの中のも愛を感じることができるのだから・・・。

映画「ファースト・マン」

「ラ・ラ・ランド」の監督と主演が再びタッグを組んだことが
やたら話題になっているが、それほど重要なことか?
と思うのは僕だけだろうか。

そもそも「ラ・ラ・ランド」を観ていないことが問題なのか。
近々、Amazonプライムで観ることにするかな。
評判もいいし・・・。
本作とはきっと対照的な作品なんだろう。

そう、今回は「ファースト・マン」。
僕の今年のルーティンとして映画を年間30本観ることがある。
それとは別に歴史を学ぶという目標も掲げている。
そんな意味では本作は都合がいい。
それを理由に映画を観たわけではないが、願ったり叶ったり。
そんな大層な話でもないか(笑)。

僕が知っている世界はアームストロング船長が人類で初めて月面着陸をしたということだけ。
その背景にある葛藤やアメリカの技術力なんて考えたこともなかった。
よく画像で見る月面着陸の姿だけで理解しているつもりだが、それは何も理解していないとの同じ。
乗務員仲間や家族の存在、命を懸けて臨む意義、そんなことを映画を観て初めて知った。
こういった一つ一つの積み重ねが歴史を作っていくのだが、
どうしても「1969年アポロ11号月面着陸」という点で押さえることしかできない。
それでは歴史を学ぶとはいえないわけだ。
それを痛感しただけでも観た価値はあった。

それにしても50年前の技術はその当時からすれば先端だが、今を知る者は恐ろしくて仕方ない。
今の時代にあの技術をそのまま持ってきたら、チャレンジすることはないんじゃないのかな。
そこも含め歴史を切り開くのは大変。
無責任にそんなことを感じながら観ていた。

本作はドアップが続いたり、やたら映像が揺れまくったり、
急に静寂なシーンとなったり、映画館がドルビーアトモスだったこともあり、結構疲れる。
伝記映画ではあるが、人間ドラマでもある。

隣に座っていた若い女性は
(もちろん知らない人です)
映画の後半はずっと泣いていた。
泣いていた姿を見たわけではないが、すすり泣き状態がこちらまで伝わってきた。

アームストロング船長扮するライアン・ゴズリングの感情を抑えた演技が
より涙を誘ったのかもしれない。
上に立つ者はどんな時でも感情に流されてはいけないと教えられているようだった。

しかし、一人の人間であることには変わらない。
それがラストシーンに繋がるのかな。
奥さん役のクレア・フォイもとても良かったですね。

僕は4DX経験はあるがドルビーアトモスは初めて。
この作品が相応しいかどうかは分からないが、迫力が増すのは事実。
時々、そんな上映に付き合うのもいい。
できれば疲れていない時がいいけどね。

社員の心が社長から離れるとき

このタイトルは世の中の社長には耳が痛いのか?。
これをどう捉えるかで大きく変わってくると思う。
全然平気と捉えるか、もしかしたらヤバいかもと捉えるかで・・・。

僕はもしかしたらヤバいかもと思ってしまう。
実際はそうじゃないと願っていたいし、そうならない行動もしているつもり。
しかし、それはあくまでもつもり。

本当のことは自分では分からない。
ただ僕が思うのは、全然平気と思っている方がヤバいはず。
そんな都合よくはいかないし、そんな点も社員はしっかりと見抜いている。

これが今月の日経トップリーダーの特集。

危機を察して、あえて読まない経営者もいるかもしれない(笑)。
世の中知らない方がシアワセなことは山ほどある。
それも一つの方法かもしれないが、その時点で公私混同している。

厳密には公私混同とは言わないが、自分をさらけ出すことができない者は
公私混同と言えるのではなかろうか?
それは単なる僕の持論。
大体のことにおいて社長の耳にはいいいことしか入ってこない。

きっとそれは僕も同じ。
壁を作れば作るほど、耳障りのいいことにか入ってこないと思うのだ。
気づいた時には裸の王様になってしまう。
もしくは組織が機能不全に陥ってしまう。

カルロス・ゴーン氏もそれに近かったのではないだろうか。
心が離れていなければ厳しい提言もあっただろう。
組織が膠着化してしまうのはトップの責任だし、それを生み出しているのもトップ。
気づいた時には手遅れになるケースも・・・。

だからこそ、僕はヤバいと思いながら仕事をする。
本当にそれがいいことかどうかは分からないけど。

この特集には一見目を疑うようなデータや事例が載っている。
池井戸作品のようなフィクションかと勘違いもしてしまう。
しかし、これば紛れもなく真実。
すべてが中小企業であり、そのほとんどが同族企業だ。

中小企業や同族企業のイメージがいつまでも低いのは、経営的不安よりもこちらにあるのかもしれない。
社長の言動は最も重要。
僕も迂闊なことを言ってしまう失言は多いが(苦笑)、それでも言葉は選んでいる。

「部下は機械だと思え」
「代わりはいくらでもいる」
「文句があるなら辞めろ」
なんてことはどんな状況であっては言ってはならない。
それは当事者だけでなく、周りのヤル気も失くす。

アンケート結果にそんなことが書かれているのは実際にそんな言葉が横行している証。
僕もレベルは低いが、それ以上にレベルの低い経営者が多いということ。
来期に向け新たな戦略を考えていくと同時に人としての基本を忘れてはいけない。
社長が偉いわけでもなく、ただの一人の人間なのだから・・・。

国家と教養

以前の著書「国家の品格」が出版された当時、前社長が
日本人としての誇りを大切にすべきと勧めていた。
言われるがままに読み、自分に欠落している点を感じた。

欠落した点は少しは減ったと思うが、まだまだ多いのは事実。
人は歳をとるから教養が身につくわけでもなく、
深い思想や学びがなければ身につくわけではない。

それは単に知識をつけることではない。
残念ながらまだ知識方面に向かう自分がいるのは成長していない証。
それは知識を否定しているのではなく、それを情緒や形に一体化すること。
それができなければ意味はない。

反省が得意なだけの人間にはなってはいけないと反省する。
それこそ猿になってしまう。
もししたら本書は僕に警鐘を鳴らしているのかもしれない。

当たり前の話だが本書を読んでも教養は身につかない。
必要性を迫るに留まる。
ここでそのマニュアルが書いてあるようであれば、前進ではなく後退。
求められるのはそんなことではないのだ。

僕は基本的に嗅覚で生きている。
ただそれが効果的なのは「食べ物ブログ」の世界だけで
現実の世界ではまだまだ活かされている場が少ない。

それは何故か。
教養が足りないからだ。
そのためにはもっと歴史を学ばなければならない。
本能を制御する力を感じ取ることが必要なのだ。
そういう考えとしては今年の自分の課題は間違っていなかった。

そして、一流の映画を見る、一流の音楽を聴く、一流の芝居を見る、
一流の本を読む、自分の世界を作ること。
もっと読書、文化、芸術を親しむことが大切。

それがリーダーにも求められる事だろう。
教養のないリーダーはいずれ判断も誤るのだ。
国内、国外の歴史が繰り返すように一つの判断が成功に導くし、大きな失敗へとも繋がる。

改めて教養の重要性を認識させられた一冊だった。