これからも前向きに 名大社会長ブログ

2014年02月の記事一覧:

新たな価値を生み出すために何をすべきか

先週の話である。21日(金)に元アップル日本法人代表取締役の前刀禎明氏の話を頂く機会を頂いた。
前刀氏は1958年生まれなので、僕よりも8歳上。とても見えない。服装も立振る舞いも話し方も若々しい。そして男前。こんな55歳は卑怯だと思わせてしまうような方。
経歴も華やか。ソニー、ウォルトディズニー、ライブドア創業、そしてアップルと名だたる企業を渡り歩き、カリスマトップと共に仕事を経験。アップルではiPadminiの販売で大きく貢献された。
そんな経験をもとに講演をされたのだが、スクリーンに見せるスライドも超クール(僕には似合わない表現だ・・・笑)。そのテンポの速さやBGMの音量についていけない参加者もいたのではと想像してしまうほど。
実際、僕も小難しい英単語が次から次へと出てくる展開にはやっとの思いでついていっただけだけど・・・。
テーマは「新たな価値を生むセルフ・イノベーション」。
自分らしくあるためや新たな価値を生むために常に心掛けなければならないことがある。それは、感じること(感性)、創造すること(創造力)、行動すること(行動力)の3つ。これを日々意識しながら生活することで、未来を創っていくのだ。簡単そうで簡単ではないが、決して難しい事でもない。
特にこれからはアナログ思考が大切という。毎日、外に出て五感で感じながら、自分を磨いていけばいい。それに気づくか気づかないかで自分の未来の価値も変わってくるのだろう。
僕自身も理解しているつもりでも、かなりの割合で守りに入っていたり、固定概念から抜けきらない点がある。その時は大真面目に考えていても、少し視点を変えてみると全然つまらなかったり・・・。A型っぽいB型だからダメなのかな。全然関係ないか(笑)。
そして、正解を求めないことも大切なようだ。僕らは日々の仕事や生活の中で、何が一番正しいのかと常に正解を求めている。現実をみれば、価値観は多様だし、正解なんて人によって違うのは当たり前。
頭で理解してても、自分の考えが一番だと思ってしまったり・・・。そのことを否定できるようにならないと新たな価値を生み出すこともできないのだろう。
ライフネット生命の出口会長の話にもあったけど、本を読んで賢くなる、人と会って賢くなる、現場を体験して賢くなる。これに通じる面が多分にあるのだろう。やはり感性の鈍い僕はもっと人に出会わなければならない。
だから、より多く飲みにも行かなければならない。
何となく自分を正当化させているような気もするが(笑)、きっとこれが自分を改革していくために必要なことなのだろう。う~ん・・・。

第8回 障がい者のため就職・転職面談会

今週末の3月1日(土)に「障がい者のため就職・転職面談会」を開催する。
今回で8回目。年2回の開催をコンスタントに続けているので、これで丸4年となる。最初の2年は継続すべきかどうか悩む状況であったが、何事も継続することが大切。
ありがたいことに回が進む毎に販売もスムーズに進み、今回も予定よりも早い段階で販売を終了することができた。ただこれは僕が嬉しいだけで、参加いただくクライアントや来場者の方には関係ないこと。
いかにお互いが納得のいく話をしてもらい、次のステップに進んでもらう。最終的にはよりよいマッチングが目的なので、それが叶うよう当日に向けて準備をするしかない。
こちらが23日(日)に掲載された朝日新聞の掲載紙面。
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この写真ではどんな情報が掲載されているかわからないと思うので、詳細はWebサイトで確認してもらいたいが、今回も東海地区を代表する企業をはじめ20社の企業に出展頂く。
本来はもう少し中堅・中小企業に参加頂きたい気持ちもあるが(笑)、結果的には大手企業中心の参加。とてもありがたいことだし、参加してもらう方には魅力が多いと思うけど、そのあたりが現状の課題でもある。
名大社の他のイベントと比較して規模も小さいこのイベントではあるが、僕らの事業として、またこの地域で事業を行う者として継続すべきイベントだと同時に思っている。大した貢献を果たしていないとも重々承知もしている。ほんの小さな存在であることも理解しているし・・・。
それでもやり続けることによって、誰かのためになり、ほんの少しだけ役に立っているのではと自分たちで納得している面もあったりする。特にイベント当日にはそんな想いを切実に感じる。
詳しくはこちら
<日時>2014年3月1日(土)
     12:00~17:00
<会場>名古屋国際会議場 2号館展示室
    地下鉄名港線「日比野駅」もしくは名城線「西高蔵駅」より
    徒歩5分駐車場もあります。
※要約筆記、手話スタッフも待機。就職相談コーナーもあります。

まだまだ寒い日が続くので、格好にはさほど気にすることなく、暖かい服装で来て頂きたい。

映画「小さいおうち」

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この映画を観て、「永遠の0」を思い出した人って意外と多いんじゃないかな。ストーリーも映画が醸し出す雰囲気も全く違う。しかし、過去と現代がオーバーラップする構成やその時代背景が持つ重さは近しいものがあると感じてしまった。
だからといって「永遠の0」に感動した人に観てもらいたいわけではない。むしろ、その逆だなと個人的には・・・。あくまでも個人的な感想です(笑)。
登場人物は最近の山田洋次ファミリーがほとんど。「あれっ、これって東京家族じゃん」と思ってしまうような配役。ワザと狙ったのかな・・・。吉岡秀隆は「三丁目の夕日」に落ち着きを持たせた感じだったり・・・(笑)。
そんな中で輝いていたのが松たか子と黒木華。松たか子の優しさと怖さを併せ持つ存在感は今更語るまでもないが、ベルリン国際映画祭の主演女優賞を受賞した黒木華はつい最近まで全く知らない女優さんだった。
1ヶ月ほど前にDVDで観た「舟を編む」のミーハー女子社員役で初めて知っただけ。あの映画でも仕事に臨む姿勢が徐々に変化していく様を上手く表現していたが、本作と同じ女優さんとは到底思えない。いかにも昭和チックな古めかしい田舎娘を演じており人物像が180度違う。
特別美人でもないが(すみません・・・)、愛らしい表情は印象的だった。表情一つで全て変わる女性はやはり恐ろしい(笑)。
映画の宣伝用のコピーにはこのようなことが書かれている。
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僕はこのコピーが適切だとは思わない。山田洋次監督は納得しているのだろうか。それを知る由もないが、もう少し映画を的確に伝える表現があったように思えてならない。
個性がないのが個性と言われていた山田作品。この年齢になられ、個性的になってきたと思うけど・・・。
これからも同姓としても期待していきたい(笑)。

直球勝負!のリーダーシップ

昨日は盟友櫻山さんが代表幹事を務める中部経営塾の2月例会。
今回の講師はライフネット生命保険の代表取締役会長出口治明氏。「直球勝負!のリーダーシップ~ライフネット生命の挑戦」というタイトルの講演をみっちり2時間拝聴した。
みっちりと言ってもあっという間の2時間で、できればもう少し話を伺いたいと思わせるくらい内容の濃い時間であった。
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出口会長はサービス精神旺盛。講演開始とともに「写真撮影もOKですし、twitterやfacebookの投稿も遠慮なくアップしてください。」と仰られた。撮影禁止など規制が厳しい著名人の講演の中で、自らオープンにしてしまう潔さに驚くと同時に懐の深さも瞬間的に感じてしまった。
10名以上集めてくれれば全国どこへでも飛んでいくという自ら広告塔の役割を担いながら、僕らにとって大変参考になる話を拝聴できるのはありがたい。
まずは森を見る必要性からスタートした講演は徐々にテーマの中心であるリーダーシップに移っていく。森を見る必要性についてもタテ・ヨコ思考の重要性や算数(数字)で世の中を表す大切さを語られた。
ブログではあえて披露しないが(笑)、その例え話がわかりやすい。日本の競争力の実態についても、いかに自分が無知であるかを知らされる内容。その発せられる一言一言にうなずくしかなかった。
そして、リーダーシップ。聞いた内容を全てここに表現するのは不可能なので、印象に残ったごく一部のみ披露したい(笑)。
社長の仕事のひとつは、その人がどこに(何に)向いているかをよく見るということ。適材適所の人員配置をするという一見、当然のことだが、言われたい事はそう単純ではない。いかに企業は個性を活かす仕事をさせていないかを強調されていた。
分かりやすく言えば、楽天のマー君(大リーグに行っちゃったけど・・・)を星野監督は絶対野手では使わない。そんな当たり前のことを企業が人を使うとなるとできなくなる。どうしてもいろんな経験をさせゼネラリストを作ってしまう。それでは本当に人を活かしてるとはいえない。
小さい○を作るよりも大きい△を作った方が、その本人もヤル気が出るし、企業も伸びていく。報連相が重要というのも上司のための言葉であって、報連相を促すのはゴマすりに過ぎないと断罪された。
その言葉じりだけを捉えると理解が難しいかもしれないが、講演内容の全体からみれば腑に落ちる話であった。組織の2・6・2の法則についても、キッパリと言われた。
ライフネット生命でも2・6・2は存在する。僕がどんな優秀な経営者でも同じ。そう思うことが重要で、うちの会社はみんな優秀と思うこと自体、経営者の考えが間違っていると言われるのだ。僕はやはり愚か者だな・・・(笑)。
講演終了後は懇親会。僕は出口会長の著書を持参し、サインをお願いした。快く書いて頂いたのがこれ。
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調子に乗って、ツーショットの写真も撮ってもらった。
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調子に乗った次いでに随分失礼な質問もしてしまった。
「出口さんと岩瀬さんが決別し、新たな後継者を選ぶ必要性が出た場合、どんな基準で選びますか?」「想いの一番強い人をトップに選ぶ。」と僕の愚問にも明快な解答。
懇親会の場でも出口会長はサービス精神旺盛。全ての参加者と話をされたんじゃないのかな。僕はまたまた調子に乗って、二次会までご一緒させてもらった。ついつい飲み過ぎてしまったのはいつものように反省するところだが、貴重で充実した時間を過ごさせてもらった。
昨日はありがとうございました。
今回、学んだことを少しでも自社に活かしていきます!

「努力は裏切らない。」

連日、話題となっているソチオリンピックでの日本人選手の活躍。残念がら僕はリアルで一度も見たことがない。
それは興味がないのではなく、健全に夜は睡眠にあててるのが理由。いつも酔っ払いで帰宅するので、すぐ眠くなってしまうのが本当かも(笑)。
そのため選手の活躍ぶりを知るのは翌朝がほとんど。まずはネット配信ニュースとfacebookの友達のコメントをチェックし、TVのスポーツニュースで確認する。本物の感動はリアルのその瞬間であるのは間違いないが、遅ればせながらでも感動のあまり涙がこぼれそうになることも多い。
10代の選手が力を発揮し、初々しくも溌剌とした姿には感激するし、悔しい成績で終わった選手には一緒になって残念がったり・・・。昨日の真央ちゃんにもホロッときたり・・・。メディアの扱い方に様々な課題も隠されているとは思うが、何よりも一人ひとりの選手から学ぶことは多い。
その中でも僕が一番印象的だったのが、スキージャンプの葛西選手。
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僕は無責任にも過去6回オリンピックに出場してメダルを獲れないなら、7回目も無理だと思っていた。
(本当に失礼な奴ですね。申し訳ありません。)葛西選手のことを調べもせず先入観だけでそう思っていた。
しかし、結果は僅差の銀メダル。このシーンは僕も体が震えたし、今回のオリンピックでは一番の感動だった。競技終了後のインタビューも最高だった。
「45歳になっても49歳になっても挑戦したい!」というコメントは信じられなかったが(笑)、「努力は裏切らない。」という言葉は心に響いた。最も説得力のある言葉だった。
時に努力は裏切ると、僕は思う。努力しても叶わないこともある。
しかし、である。その裏切った努力の上にある努力といえるのではないか。今回の葛西選手の言葉にはその重さがあったのではないか。何度も努力に裏切られた経験をされ、努力をしても仕方がないと考えた時期もあると思う。
それでも尚、努力し続けてきた。そして、最終的に「努力は裏切らない。」とはっきり言える段階に至ったのだ。
なんて素晴らしいのだろう。どんな偉い方が言うよりも説得力がある。
「努力は裏切らない。」
結果的に真央ちゃんもそうだったと・・・。
果たして僕はそこまで努力しているのか。
その美しい姿を見ながら恥ずかしくもなった。頑張らねば・・・。

知の武装 救国のインテリジェンス

知の武装: 救国のインテリジェンス (新潮新書 551) 知の武装: 救国のインテリジェンス (新潮新書 551)
(2013/12/14)
手嶋 龍一、佐藤 優 他

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やはりの苦手な分野の書籍であることを実感した。僕のおぼつかない能力がその原因なのだが、思うように頭に入ってこない。理解しているつもりではあるが、その次元に立つことはまだまだ遠い先のようだ。
いや、訪れることはないかもしれない。ハイレベルな知性についていけない・・・。
とやや弱音を吐きがちだが勉強になった一冊であるのは間違いない。僕らが普段の生活の中で知ることのない世界を教えてくれるのだ。
いかに僕らは世界の情勢を表面でなぞっているだけかが、現実を知ることでよく理解できる。新聞やTVで報じられるニュースだけで知った気になってはいけないと。
今、ソチオリンピックが行われている背景には何があるか、東京オリンピックが開催される理由の本質はどこか、単に経済や治安が安定していることだけが理由でないことも・・・。その事実から本質を論理的に想像する力がインテリジェンスといえるのだろう。やはり、僕には遠すぎる(笑)。
このブログを読んだところで何の参考にもならないと思うが(笑)、一枚の写真から何が読み取れるのかを感じ取ってもらいたい。じっくり写真を見るだけで重要な何かが隠されている。
何が重要かはわからないけど・・・。
あら、いつもよりかなり短めのブログ。手抜きではありません・・・。

今月のキネ旬から・・・

年1回だけ購入する雑誌がある。2月上旬のキネマ旬報。
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以前にもブログに書いているが、今号は前年のベストテンが発表されている。僕はこれを参考にさせてもらうケースが多い。公開時に観れなかった映画は(ほとんどなんだけど)、これを読んでDVDを借りる。
自称日本映画ファンの僕としてはその順位は気になるところ。今号のベストテンで既に観ているのは3本のみ。
2位「舟を編む」、6位「そして父になる」、7位「風立ちぬ」。評判になった3本しか観ていない現状は日本映画ファンと呼ぶに値しない(笑)。
5位「共喰い」、9位「もらとりあむタマ子」、10位「フラッシュバックメモリーズ3D」なんて映画の存在自体知らなかった。今後、ファンという表現は差し控えます・・・(笑)。空いた時間で気になる作品を観ていくことにしよう。
ベストテンでも知らない作品があるという事は実際に上映された映画のうち知らない作品は果てしなく多いということ。なんと2013年、日本映画の公開本数は591本で前年より37本多い。こんなに公開されているなんて関係者以外はイメージできないんじゃないのかな。
僕もその大半は知りません。名古屋を素通りする映画も多いだろうし・・・。毎日1本観ても追いつかないわけだ・・・。
そして、気になる興行収入は、1位風立ちぬ、2位ワンピースフィルムゼット、3位ドラえもんのび太のひみつ道具博物館、4位名探偵コナン絶頂の探偵、5位真夏の方程式と4作品がアニメ。
ちょっとアニメ強すぎじゃね?というよりも実写が弱すぎ?と思ってしまう。これも今の日本の置かれた状況を素直に表しているのかもしれない。
各社の興行収入も興味深い。配給会社のダントツは東宝で売上が673億円。前年は741億円なので、前年比90.8%。
現在の外部環境を基準にすると考えにくい数字。いかにこの業界が博打に近いかがよく分かる(失礼な言い方、すみません・・・)。当たればデカいし、はずれると大きな痛手を食う。経営者はハラハラドキドキだな。
今号で毎年楽しみにしているコーナーはこれ。
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宮崎祐治氏の映画路線図。映画の特徴を一言で述べ、上手くイラストにまとめている。痛烈な皮肉や的を得たコピーに引き込まれてしまう。これを読みながら借りる作品もある。
今年はもう少し観たいと思いながらも映画館に出向いたのは1回のみ。もうちょっと何とかしないとね。
自称日本映画ファンとしては・・・。

息子よ、卒団、おめでとう!

一昨日の日曜日は息子(小学6年)の少年野球の卒団式。小4から3年間続けた野球チームを卒業した。つい先日始めたばかりと思っていたが、月日の経過するのは早い。他の仲間がどんどん背が伸びていく中、置いてきぼりを食らっていたが(笑)、野球自体は厳しくも楽しめたようだ。
弱音を吐いたのは入団初日くらいで、あとは朝早くとも暑くとも寒くとも休むことなく出掛けたのは、親の立場としても嬉しく思う。たまには褒めてやるのもいいだろう。よく頑張りました!(笑)。
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写真にもあるようにポジションはキャッチャー。
本人が希望したのではなく、チーム事情でそのポジションを任されたようだが、地味な割には大変な役割をよくこなしたと思う。
体が小さい割には肩が強かったので、試合で盗塁を阻止した時はチームとしてもかなり盛り上がった。最終学年にはピッチャーのリードも安心して見ることができた。僕はたまにしか観戦に行けなかったが、活躍した時なんかは小さくガッツポーズをしたものだ(笑)。
所属チームのメンバーは愉快な連中ばかり。いい意味でも悪い意味でも仲がいい。試合に負けて監督やコーチに叱られている時はシュンとしているのだが、5分と絶たないうちにゲラゲラ笑いながら追いかけっこをしている。ふざけ合っていることが多い。
夏の合宿も鍛えているのか遊んでいるのかわからない写真がほとんど。その分、チームとしての一体感や盛り上り感は間違いなかった。
そして何より監督やコーチ、また保護者のおかげで礼儀正しさや基本の大切さを学んだ。罵倒されることも多かった。これが一番の経験で本人たちの成長かもしれない。
結果としてチームは昨年のドラゴンズのように負け越しでシーズンを終えてしまったが(そんなところは見習わなくていいのに・・・)、当初のレベルから判断すれば納得できる成績で、むしろ健闘したくらい。
いや、甘えちゃいかん・・・。
僕に心残りがあるとすれば、先々週行われた最後の親子大会に仕事で参加できなかったこと。参加したとしてもブザマな姿で息子をガッカリさせたと思うが(笑)、それが残念に思う。先日、キャッチボールをした時も最早息子の方がボールも速いし・・・。
試合に負けて悔しさは見せても泣くことはなかったが、日曜日の卒団式では全員が泣いたようだ。もちろんそんな演出もあっただろうが、この3年間の思い出が凝縮され感情に表れた瞬間だろう。
息子は中学生になってもキャッチャーをやりたいという。それはそれでいい。やってきたことを継続することも大事だ。
卒団、おめでとう!これからも頑張ってくれ!

若いって素晴らしいと思った日

昨日は中京大学総合政策学部にお邪魔し、インターンシップ報告会に参加させてもらった。
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通常のインターンシップとは異なり、選択科目のひとつで学生は相当な時間を費やし、チームを組んで取り組む内容。対象となるのは2年生。
「共感のおもてなし」がテーマで、インターンシップ先の活動内容や現場で学んだことをプレゼンする。そのプレゼンの共感度合いが評価の対象となる。
その時間のかけ方も半端なく、ほとんどの学生が徹夜で昨日の発表に臨んでいる。中には5日間で5時間しか睡眠を取っていない学生もいたり・・・。オジサンには絶対無理だな(笑)。
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9つのチームがそれぞれの時間でプレゼンを行うのだが、僕の役割は審査員。プレゼン内容を評価し順位をつける。そして、時々、偉そうにコメントを述べたり、質問したりする(笑)。
他の審査員は大学の教授や地元トップ企業の方など錚々たる顔ぶれ。そんな中で場違い感もありながらも、約5時間の報告会に参加させてもらった。
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正直言って、甲乙つけがたい。一長一短あるもののどの学生のプレゼンも素晴らしい。長時間、リハーサルを行い、パワポもムービーも全力で作り上げた感じがひしひしと伝わってくるのだ。
それでも順位をつけなければならないので、終了後、僕なりの評価で提出(投票結果は違っていたけど・・・笑)。
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審査員による結果発表と来場者全体の結果発表とで優秀賞が決まる。結果を聞いて、泣き出す学生も少なくない。感極まる者、うれし涙を流す者、悔し涙を流す者。その涙が美しい。これも勝負のひとつ。彼らの努力に本当は勝ち負けは関係ないのかもしれないが、評価は下るのだ。
僕はそんな経験が素晴らしいと思っている。自分では最大限の力を発揮したと思っていても、報われない時は存在する。それを認めなきゃいけない場面もある。だが、それを通して、人って成長するとも思うのだ。
いい経験はそれだけではない。何より大学2年生の彼らが社会人と接し、そこでいろんな価値観に出会うのが素晴らしい経験なのだ。
今回のインターンシップではNPOを中心に一般企業を含め、社会との接点の場を設けている。喜び、苦労、刺激、変化、行動力など、大学の中だけでは掴むことのできない学びを得ている。それは将来にとっても大いに役立つこと。
そんなことを感じながら、今回のプレゼンを聞いていた。そして、若いっていいなあ~とつくづく思ってみたり・・・。
貴重な機会を頂きました。
学生のみなさん、お疲れさまでした。

盛り上がれ!中小企業

今月の日経トップリーダーの特集は「本当に稼げる中小企業ランキング」。
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財務の安定性を示す自己資本率の高さと企業の収益力を示す営業利益伸長率で50万社のランキングで順位を出している。他にも判断基準はあるだろうし、企業数も200万社は超えるだろうが、興味深く読ませてもらった。
その特集の前に調査で公表されていたのが経営者の資産。
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なんと5000万あれば安心という。日常的に中小企業の経営者と懇意にすることは多いが、個人の資産について会話することはまずない。お互い聞きたいと思う面はあるとは思うが、なかなか話をできることではない。
そのためこのような調査で実態を知るわけだが、思った以上に資産を所有しているのが実情。5000万以上所有する割合が45%あるわけだから驚きだ。いかに自分が貧乏経営者であるかがよく分かる(笑)。
個人保証があるとかないとか、会社の借入金がどれくらいかという問題もあるだろうが、資産状況は思いのほかキチンとされている。外部留保でリスク分散をさせている点はあるだろうが、経営者としてはそれが健全なあり方なのだろうか・・・。
ハナタレ経営者の僕にはまだよく分からないのが正直なところ。中小企業の経営者は個人資産を3000万~5000万程度持つべきという意見が多いようだし・・・。
話は戻って中小企業ランキング。ランキングに入っている会社はほとんど知らない。愛知県本社の企業で名大社のクライアントは知っているが、それ以外は知らなかったり。
やはり知名度がないのが当たり前で、僕らが知らないということは就活の学生は知るわけもない。こんな会社ほど見て欲しいとは思うのだけれど・・・。もっと勉強しないといけませんね(笑)。
ここに登場する企業のコメントとして、すずめの涙でも内部留保に回すというのがある。これは僕も共感する。安倍首相が言われる内部留保に回すのではなく、賃金を上げろという内容も理解できないわけではないが、まずは企業の存続を考えるべき。
理想は高い給与で潤沢な内部留保だろうが、そんなことが可能な中小企業は限られていると思う。社員の雇用を守り、安定した生活基盤を提供するには企業が健全でないと話にならない。それは経営者が甘い汁を吸うことではなく、いざという時にも会社が存続する持久力を持っていないといけない。
僕自身も経営者になる直前はリーマンショックの影響で大赤字の厳しい状況を目の当たりにしている。今、こうして日々暮らせるのはその大赤字があった段階でもそれに耐えうる体力が会社にあったからこそ。それを考えると何が大切なのかはおのずと見えてくると思うのだ。
社員の幸福を願い、やりがいを与える仕事を供給するのがトップの役目だとすれば、健全で筋肉質な体質は常に作っておかねばならない。今回の特集はあらためてそれを痛感。そのための戦略を作るのも重要だけど。
でも今回のランキングを見て思った。うちの会社だってランクインするんじゃないの?。東京商工リサーチに数字を提供していないので、その根拠はないが各企業のデータを読みながらそう感じてしまった。な~んて・・・(笑)。
来週も頑張ります!