これからも前向きに 名大社会長ブログ

2025年10月の記事一覧:

「就職氷河期世代論」のウソ

この業界に入り、すでに36年目を迎える。
入社当時はバブル経済のド真ん中で売り手市場。
名大社がイベント事業に力を入れ、伸び始めた時期。
時代背景が大きく影響し波に乗ることができた。

僕は右も左も分からないハナタレ営業だったが、それなりに契約を頂くことができた。
入社4年目で新卒イベントの売上が全営業中2位というのは今でも記憶にある。

バブルが崩壊し採用市場も悪化。
東海地区の影響は少なかったとはいえダメージを受けた。
目の前は調子こいて就活する学生から必死に就職先を探す学生へと移っていった。
少し回復し、また下がる。
就職環境は1990年代半ばから2000年代前半にかけて小さな変化を繰り返した。

僕がサポートしていたのは東海地区の中小企業がほとんど。
就職氷河期といわれる時代でも決して人材採用はラクではなかった。
確かに大手企業を目指す学生は苦戦したが、角度を変えれば就職先に悩むことは少なかった。
しかし、それは本人にとっては不本意ということ。

いい時代であれば大手に入社でき、悪い時代だから中小にしか入れない。
言い分も分からなくもないが、僕の立場からすれば寂しいことであり腹立たしいこと。
中小企業を下に見ているようにしか思えない。

実際、僕は中小企業の経営者の立場でもある。
誇りをもって仕事をしているし、働く社員も誇りである。
否定されるのは許しがたい。
就職氷河期で苦労した世代が全てというつもりはないが、時代のせいにするのは違和感を覚える。
中小企業で活躍すればいいし、スキルを積めば大手企業へ転職もできる。

本書はいつもの海老原さんの著書に比べデータが多い。
個人的には海老原さんのモノの見方が好きだが、データが説得力を示してくれる。
今、この時代になっても同じ議論が繰り返される違和感は僕も同じ。

国の支援事業の協力を依頼されることもあるが、計画段階から疑問視することも多い。
まず上手くいかない。
実際、結果を見ても効果が得られるケースは少ない。
実施することが目的ではないかと思ったり・・・。

名大社の主催する転職フェアにはいろんな方が参加する。
氷河期の方もそうでない方も。
結果はそれぞれで世代に偏ることはない。
そんな経験からも本書には共感。

低レベルな僕では具体的な提案はできないが、著者の提案は新しい方法ではないだろうか。
メディア業界の視点、リスキリングのムダ、女性の結婚観の変化も面白かった。
このあたりは大学の授業で紹介しても響くだろう。

今回も勉強させてもらいました。
1回読んだだけではデータは把握しきれないけどね(笑)。

万博は行くことに意味がある

9月某日、大阪・関西万博に行ってきた。
開幕当初、さほど興味も沸かず行く予定はなかった。
周りの評判を聞くようになり、少し興味を持ち始めた。
ただ自分だけなら行くことはない。
家人が気持ちが大きく動き、7月に入り行くことを決めた。

7月、8月は暑い。
10月は閉幕ギリギリで大混雑の予測。
予定のない9月の日程を押さえた。
すでに2ヶ月前を切っており、最初のパビリオン予約は申し込みできず。
「7日前抽選」も「空き枠先着予約」も全く引っ掛からず。

何もない状態で当日を迎えた。
朝9時に予約をしていたが、21時からのドローンショーを見たいという。
さすがに12時間場内いるのは厳しい。
午後の時間帯に向かうことにした。

夢洲駅はかなりの人だったが、入場はスムーズ。
待ち時間はほとんどなく入場できた。

「やはり平日は空いているか」と一瞬期待したが、とんでもない。
会場内は人、人、人。
歩くのさえ困難な状態。

まずは北欧館へ。

比較的空いているパビリオンで40分程度の待ち時間。
空いている理由もよく分かった。

そこから場内を周遊。
大屋根リングからの眺めもいい。

それにしても人が多い。
どこのパビリオンも90分程度の待ち時間。
生ビールでのどを潤す。

東ゲートから西ゲートへ向かう。
ガンダムやミャクミャクくんを撮影。

これが万博に来た証。
オフィシャルストアに行きたいというので列に並ぶ。
お土産屋さんに入るだけで50分待つ。
トホホ・・・の世界。
ここじゃなくても新大阪駅で買えたかもしれない(汗)。

すでに太陽が沈む頃。

夕方、涼しくなってこともあり大屋根リングを歩くのは気持ちよかった。
しばらく芝生の上のまったりと過ごす。

これで万博を堪能したとしよう。
クウエート館が早く入館できる割に楽しめるというウワサ。
なんてことはない。
長蛇の列。
すでに受付も終了。

仕方ないので隣の中国館に並ぶ。

2時間待ちだというが、もうあれこれ言っている場合でもない。
結果的に2時間は待たなかったが、立ちっ放しの時間を過ごす。

中国館は迫力ある見世物。
宣伝要素は強かったが楽しむことはできた。
外に出ると20時前。

ドローンショーまで1時間。
さて、どうするか。
疲れもピーク。
あと怖いのは帰りの混雑ぶり。
地下鉄はとんでもないことになりそう。
待つ気力も体力も失くし会場を出ることに。

大屋根リングにサヨナラして駅に向かう。
中途半端な時間でも凄い人。

ドローンショーを諦めたのは正解だったか・・・。
ヘトヘトでホテルに戻り、近くのイタリアンで食事。
生ビールが最高に美味しかった。

この日は約2万歩歩いたことに。

更に立っている時間が長いので疲労は増す。
僕はまだ走っているからいいが、家人は相当キツかったのではないか。
ホテルに戻ると瞬間で寝てしまった。

まあ、これもいい思い出。
万博に行ったことに意味があるんだ。
と自分に言い聞かしながら、当日を振り返った。

自分に買ったお土産はこれだけ。

これから万博に行く人はどんな状態だろうか。
想像しない方がいいかもね。

もっと計画的に行動しないと。
そこは素直に反省。
お疲れ様でした。

食べ物のはなし 番外編 珉珉

10月に入りました。
どうやら名大社でも今日は内定式です。
僕自身は内定学生と初めて会うので楽しみな一日になりそうです。
新しい仲間が増えるのはどんな時でも嬉しいですね。

瞬間的に伏見を離れます。
向かったのは大阪。
今年の大阪といえばEXPO 2025 大阪・関西万博。
行かないわけにはいきません。
多分、明日のブログにアップされるでしょう。

今回は食べ物ブログ。
大阪名物をアップしなければなりません。
名物といえばたこ焼き、お好み焼き、串カツ。
かすうどんなんていうのもいいかもしれません。
しかし、それではありきたり。
人気ブロガーとして芸がありません。

今回向かったのは京橋。
何気に初めて訪れる場所。
体が勝手に反応し京橋商店街に向かいました。

こちらは呑兵衛には天国のような場所。
昼からごく当たり前のように誰もが飲んでいます。
それもいろんな業態がお値打ちにお酒を提供。
2軒、3軒と飲み続ける輩が多いのではないでしょうか。

ビール199円やハイボール99円にも惹かれますが、ここは正統に攻めましょう。
こちらも大阪名物。
「餃子舗 珉珉 京橋店」さんに行ってきました。

焼き餃子を初めて売り出したのが珉珉さんのようです。
なんといってもランチメニューがお値打ちです。
日替わりセットが570円。
伏見界隈ではあり得ない値段です。
しかし、そんなところに目は行きません。

京橋は酒飲みの聖地。
定食の必要はありません。

お得なビールセット 1180円

生ビールと手羽唐揚げ、餃子一人前がセットになります。
名古屋にあれば毎日通いたいセットメニュー。

お昼時といえども、これで終わるわけにはいきません。
やはりここはサッポロ黒ラベル大瓶。

昔から黒ラベルは大瓶と決まっています。
となるとツマミが必要。
家人の注文した麻婆豆腐を頂きます。

野菜も摂取せねばなりません。
「面倒なことを言うな!」と一喝しながらも注文したのはレバニラ炒め。
栄養的にも最強のメニュー。

ここまできたら餃子を追加して紹興酒に移りたい気持ちですが、
あとの予定があり許されませんでした。
珉珉の餃子ならいくらでも食べれそうな気がします。

後ろ髪を引かれながらお店を出ました。
京橋商店街は魅力的。
次回はどのお店に立ち寄りましょうか。

ごちそうさまでした。