当初、観る予定はなかった。
もちろん原作漫画は読んでいない。
前作やAmazonプライム作品も観ていない。
当たり前だが観る理由がない。

そんな作品なのでスルーしようと思っていた。
しかし、親しい映画仲間はこぞって本作を評価している。
映画サイトのレビューも高い。
外部の意見に流されるのはどうかと思うが、人は素直にならなきゃいけない。
どんな時でも自分の気持ちに正直になることが大切。
きっと本作の表現したい点でもあるだろう。

そんなわけで遅ればせながら鑑賞。
食わず嫌いはいけない。
先入観だけで物事を判断してはいけない。
勝手に戦争を煽っているイメージがあったが、それは自分で決めつけただけのこと。

で、どうだったか。
予想以上に面白かった。
VFX技術を駆使した迫力ある映像も日本映画の可能性を示したし、
緊張感ある展開も見応えがあった。

そして、その先とその前が気になった。
過去の作品を知らなくても冒頭の10分の映像で大まかに理解できる。
僕のような未経験者のために配慮だろう。
ありがたい限り。

そうなるとほぼ製作者側の意図した動き。
きっと僕はこの後、1作目を観るし、その流れでAmazonプライム作品も観る。
そして本作をもう1回観てしまうかもしれない。
勢いがつけば原作も読んでしまうかも。
間違いなく続くであろう続編も観る。
思う壺だったりして・・・。

あえて本作を説明する必要はない。
大沢たかお演じる海江田艦長率いる原子力潜水艦「やまと」が
壮大な理想に従いアメリカに向かうストーリー。
国内では政権交代が起き、海外に対し国の姿勢も問われる。

これが4~5年前であればあり得ない展開と笑っていられた。
しかし、昨今の国内外の状況もみると非現実ともいえない。
いつ何時、海江田四郎が現れてもおかしくない時代になってきた。

原作漫画は1988年~1996年の連載だが、今の時代を予測していたのか。
だから大沢たかおは自らプロデューサーに名乗りを上げたのかな?
調べれば分かると思うが・・・。

次回作はもう決まっているのだろうか。
原作を知らない分、次の展開が気になって仕方ない。
楽しみにしておきたい。