年1回だけ購入する雑誌がある。2月上旬のキネマ旬報。
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以前にもブログに書いているが、今号は前年のベストテンが発表されている。僕はこれを参考にさせてもらうケースが多い。公開時に観れなかった映画は(ほとんどなんだけど)、これを読んでDVDを借りる。
自称日本映画ファンの僕としてはその順位は気になるところ。今号のベストテンで既に観ているのは3本のみ。
2位「舟を編む」、6位「そして父になる」、7位「風立ちぬ」。評判になった3本しか観ていない現状は日本映画ファンと呼ぶに値しない(笑)。
5位「共喰い」、9位「もらとりあむタマ子」、10位「フラッシュバックメモリーズ3D」なんて映画の存在自体知らなかった。今後、ファンという表現は差し控えます・・・(笑)。空いた時間で気になる作品を観ていくことにしよう。
ベストテンでも知らない作品があるという事は実際に上映された映画のうち知らない作品は果てしなく多いということ。なんと2013年、日本映画の公開本数は591本で前年より37本多い。こんなに公開されているなんて関係者以外はイメージできないんじゃないのかな。
僕もその大半は知りません。名古屋を素通りする映画も多いだろうし・・・。毎日1本観ても追いつかないわけだ・・・。
そして、気になる興行収入は、1位風立ちぬ、2位ワンピースフィルムゼット、3位ドラえもんのび太のひみつ道具博物館、4位名探偵コナン絶頂の探偵、5位真夏の方程式と4作品がアニメ。
ちょっとアニメ強すぎじゃね?というよりも実写が弱すぎ?と思ってしまう。これも今の日本の置かれた状況を素直に表しているのかもしれない。
各社の興行収入も興味深い。配給会社のダントツは東宝で売上が673億円。前年は741億円なので、前年比90.8%。
現在の外部環境を基準にすると考えにくい数字。いかにこの業界が博打に近いかがよく分かる(失礼な言い方、すみません・・・)。当たればデカいし、はずれると大きな痛手を食う。経営者はハラハラドキドキだな。
今号で毎年楽しみにしているコーナーはこれ。
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宮崎祐治氏の映画路線図。映画の特徴を一言で述べ、上手くイラストにまとめている。痛烈な皮肉や的を得たコピーに引き込まれてしまう。これを読みながら借りる作品もある。
今年はもう少し観たいと思いながらも映画館に出向いたのは1回のみ。もうちょっと何とかしないとね。
自称日本映画ファンとしては・・・。