円頓寺商店街にある「日喜屋」さんへ行ってきました。
こちらのメインキャラクターはドラえもんのようです。
円頓寺のこのお店の雰囲気にはマッチしています。
許可を取っているかどうかは気にしません(笑)。
「焼きそば、ざるそば、ざるきし。とこれば、よしっ、今日はホルモン丼だな!」
と訳が分かりませんが、意気込みます。
ホルモン丼の値段はなんと400円。信じられないくらいお値打ちです。
「いやっ、ちょっと待てよ。」と頭の中が錯綜し始めます。
「一応、オレって社長だし・・・。400円のホルモン丼を食べたなんてブログに書いたら、
せこい社長だなと思われるなあ~」と頭をかすめます。
可愛い営業が訪問先で「フッ、おたくの社長って、せこいよね。」と苛めれるのは心外です。
それは避けなければなりません。
健康に気を遣う社長だと営業も鼻高々でしょう。
「すいませ~ん、レバーと野菜炒めをください。」
と自分でもホレボレする注文をします。
「これで完璧だ・・・」と呟きます。
レバーと野菜炒め(680円)
かなりのボリュームです。ご飯も大盛りに近いです。
「お~、こうくるか。なかなかやるじゃないか」
といい加減飽きてきたセリフも飛び出ます。
しかし、それは序の口。このボリュームではお客さんは納得しないようです。
店内は100%男性客。
隣の席のお兄ちゃんはそばメシ大盛りを食べています。
その隣の席も全員が大盛りをオーダー。
50歳過ぎのオジサンはお好み焼きを大盛ご飯を食べています。
「うわあ~、これが本当の人間火力発電所かもしれんな・・・」
と呆気にとられます。
お好み焼きと大盛ご飯。どういう順番で食べていくのでしょうか。
次から次へと入店するお客さんも圧倒的な割合で大盛りを注文します。
「ホルモン丼大盛り!」
「しょうが焼き丼大盛りください!」
「こっちは焼きそば大盛ね!」
大盛りのオンパレードです。
普通盛りの僕は何となく肩身が狭くなり、居心地が悪くなってきました。
「これはいかん、退散だ!」
食べ終わるとそそくさをお店を出てしまいました。
それでも十分満足です。ごちそうさまでした。
食べ物のはなしブログを書き始めて以来、初めてのことじゃないでしょうか。
2週連続で同じお店を紹介するのは・・・。
ネタに困っているのも事実ですが、それが理由ではありません。
先週のブログをアップし、一息ついて満足感に浸っていると、
食べ物ブログの師匠からお叱りのコメントが送られてきました。
要約すると
「お前は食べものブログを全くわかっていない。
なぜ、人気商品であるかさねざるを注文しない。
女将の気持ちを考えたことがあるのか。
どれだけお前に注文して欲しいかを理解しているのか。
食べ物ブログの書き手としては失格だ!」
と200%のダメ出しをくらいました。
自分の目線でしかブログを書けない未熟さを痛感すると共に
師匠のお店への思いやりを感じたのでした。
ただ牛肉コロッケや串カツを揚げたり、どて煮を作っている呑気な経営者ではありません。
飛騨牛の良し悪しを見抜き、もっとも美味しい状態でお肉を提供する職人経営者だったのです。
そんな経営者だからこそ、お店への配慮や気持ちが分かっていたのでしょう。
大いに反省せねばなりません。すぐに行動に出ねばなりません。
再び、「浅田屋」さんに行ってきました。
「いらっしゃいませ~。今日はどうします?」
「かさねざるをください。」
その瞬間、女将の目が輝いたような気がしました。
「山田さん、あなたの気持ちは受け止めましたよ。」
と言葉には出ませんでしたが、その視線が僕に訴えかけてきます。
そして、ふと僕の腕を触り、「かさねざるね、かしこまりました。」と優しい声で囁きました。
そんな姿はこれまで一度もお目にかかったことはありません。
「やっぱ、そうだったのか。ブログの師匠はここまで読んでいたんだ・・・。」
とすっかり感心してしまいました。
いや、感動してしまいました。
「おまちどうさま!」と運ばれてきました。
かさねざる(780円)
「想像通りだな、さてさて・・・」と食べ始めます。
一段の量が×2だとほぼざるそば大盛りになります。
店内でかさねざるを食べているお客さんはありません。
大盛りのお客さんは結構いました。
「なぜ、みんなかさねざるを頼まないんだ!!」
と自分のことは棚に上げて憤りを感じたりします。
1段を食べ終え、2段目に入ります。
「さてと・・・。おっ、これは!」と思わず驚きの声を発してしまいました。
「そうくるか。なかなかやるじゃないか。」
落ち着きを取戻しながらいつものセリフが出てきます。
2段目はざるきしめんだったのです。
「これはいい。」とざるきしを食べ続けます。
ざるそば大盛よりもこちらは2種類楽しめる。値段は同じです。
こちらの方がお値打ちじゃないだろうかと貧乏性の僕は考え込んでしまいました。
「もしかしたら師匠はここまで知っていて、あんな厳しいことを僕に言ったんだな・・・」
師匠の懐の深さを知り、同時に人間の大きさを感じた瞬間でもありました。
食は深いです。
僕はまだ何も見えていません。
それでも続けなければなりません。食べ物のはなしを・・・。
ごちそうさまでした。
さすがにかさねざるの大盛りは頼めなかったな・・・。
ゴールデンウィーク休暇も今日で終了です。
できれば休暇中の出来事をブログに書きたいところですが、何もありません。
それが理由ではありません。
全国30万人の「食べ物のはなし」ファンを裏切っていいけません。
名誉本部長のようにブログをサボったりはしません。
今日も元気に円頓寺シリーズなのです。
4月後半からすっかり暖かくなってきました。
というより暑くなってきました。
そうなると冷たい食べ物が食べたくなります。
四間道から円頓寺商店街につながる通りにある「浅田屋」さんに行ってきました。
2度目の登場です。
この時点でネタ不足が露呈されそうです。
サッポロ味噌ラーメンのお店ではありません。
名古屋の正しいうどん屋さんなのです。
庶民が大好きなうどん、そば、中華なのです。
カツ丼もど~んと出てきそうな雰囲気も醸し出しています。
「ざるそばが食べたい季節だな。でも、ガッツリいきたいな」と思案していると、
私を食べませんか?という迫力の文字が迫ってきます。
「すいませ~ん、ざるそば大盛りをくださ~い。」とその文字に圧倒され注文します。
人気商品かさねざるも気になりますが、ここは男らしく大盛りなのです。
しかし、料金は同じ。一体、何が違うのでしょうか?
大盛りが2段のざるに分けてあるだけでしょうか。
そうだとしたら不効率のような気がします。
そのあたりを指摘しようかと思いましたが、勇気がなく静かにしていました。
「はい、おまちどうさま!」と大盛りが運ばれてきました。
ざるそば大盛(780円)
どうですか、この迫力。
少し写真の角度も変えてみます。
でも、食べ物ブログの師匠のようにうまく撮れません。
大盛り具合はちゃんと伝わっているでしょうか?
少し心配になってきます。
「よ~し、食べるぞ!」と勢いよく食べ始めます。
なかなか減りません。見た目以上にボリュームがあります。
「ふ~っ、なかなか、やるじゃないか・・・」
と少し弱きですが、いつものセリフが出てきます。
冷たい食べ物ですが、汗もかいてきます。
午後からは仕事にならない気もしてきました。
しかし、これが円頓寺の正しいうどん屋さんなんです。小細工なんていらないんです。
十分、堪能させて頂きました。
ごちそうさまでした。
でも、来週は大盛りにしないつもりです。
お昼には少し早い時間でした。
しかし、早起き男は11時過ぎには腹ペコ状態なので、早めのランチタイムです。
円頓寺本町にある喫茶店「ピジョン」さんにお邪魔しました。
なんとここは朝5時半からの営業です。
その分、店が閉まるのも早く7時にはおしまいです。
「健康的でいいじゃないか」と早起き男として相応しいセリフを吐きます。
ドアを開ける瞬間、ハッとしました。
「え~っ、どっち?」
ドアにはAM5:30~PM2:00と書かれています。
「どっち?どっち?」としどろもどろになります。
冷静にお店の人に聞けばいいのですが、あきらかに動揺し、そんな余裕はありません。
ランチメニューを眺め「焼きそばをください。ご飯付きで。」
と禁断のご飯セットを注文してしまいました。
やはり動揺は隠せないようです。
こちらは年季の入った夫婦が切り盛りしているようです。
ご主人は厨房から全く見えないので、どんな方かはわかりません。
奥さんらしき方との会話でその主従関係が見えてきそうです。
夫婦円満の秘訣ですね。
焼きそば(500円)+ご飯(100円)
喫茶店らしい焼きそばです。
目玉焼きが半熟だともっと嬉しいのですが、この値段では文句のつけようがありません。
サラダもテンコ盛りです。
動揺も収まり体も落ち着き始めたので、改めてメニューを眺めます。
「全部500円か。なかなかやるじゃないか。」と思わず言葉が出てしまいます。
「ワンコインレストランのフレーズもなかなかいいぞ~。」
新登場の文字が飛び込んできます。
これはいつから新登場なんだろうか?
このメニューはかなり使い込まれているようです。
「半年前?2年前?2年前だと新登場って言わんだろう~。」
と一人で突っ込んでみます。
いつも勇気を求められますが、ここでも発揮することはできませんでした。
「このオムライスのケチャップのかけ方には深い意味があるのだろうか?」
とまた別の疑問が湧いてきます。
次回お邪魔した時は新登場のオムライスを注文し、そのケチャップの真相も突き止めたいと思います。
それも2時過ぎにお邪魔し、営業時間も確認したいと思います。
いかん、ランチタイムは終了しているじゃないか・・・。
結局、いい落としどころを見つけることができず、お店を出ることにしました。
ごちそうさまでした。
さて、来週はどうするかな・・・。
ゴールデンウィークだからお休みかな・・・。
円頓寺シリーズもすっかり馴染んできたころでしょうか?(笑)
円頓寺商店街の中央にある「はね海老」さんへ行ってきました。
創業何年でしょうか。かなりの歴史を感じることはできます。
食品サンプルもこの通り。
黄金色に揚がったフライなのか、単に黄ばんでしまったのかはわかりません。
その黒板や扉に背負ってきた歴史を感じるだけです。
円頓寺商店街では昔から有名なお店なのです。
今から21~22年前のことになります。
当時、お付合いしていた女性はとても優しく可愛らしい人でした。
2人で手をつなぎながら今よりも華やかな円頓寺商店街を歩き、
このお店で微笑ましくエビフライを食べた思い出があります。
時代は変わります。人の性格も変わります。
もしくは変わっていないのかもしれません。
気づかなかっただけかもしれません。
とても優しく可愛かった女性は、もの凄く恐ろしく強い女性になりました。
本当に同じ女性なのでしょうか。
時代は変わっていくのです。人も変わっていくのです。ふう~。
変わっていないのはこのお店だけかもしれません。
店内の雰囲気も当時のまま、昭和の香りです。
以前お邪魔したのは平成ではありますが・・・。
「すいません、ランチをください。」
とやや感傷的になりながら注文します。
メニューを眺めながら、ぼんやりと考えます。
ほとんどのメニューが単品で730円。
ランチはライスと赤だしがついて730円。
単品の値段を調べてみるとライス160円、赤だし160円。
「ということは、ランチは320円もお得じゃないか・・・」
少し考えれば分かることに感動します。
ランチ(730円)
この日はエビフライとチキンカツでした。
はね海老というくらいですから、ここの海老は開いているのです。
(全然関係ないですね・・・)
写真では隠れていますが超シンプルなポテトサラダも添えられています。
プリプリなエビフライはマヨネーズを付けがぶりと食らいつきます。
「なかなか、やるじゃないか・・」
いつものように呟きます。
店内に設置してあるテレビは、もちろんNHK連続ドラマです。
毎日見に来る常連さんはいるのでしょうか。
ごちそうさまでした。
さて、来週はどうするかな・・・。
円頓寺商店街入口の角にお店を構える「やま昇」さんに行ってきました。
つけ麺の有名店です。僕がお邪魔したのは13時過ぎでした。
それでも少し並び、席に座りました。
右隣のお客さんも左隣のお客さんもつけ麺。
圧倒的なつけ麺率です。
理由はありませんが、僕はどうもつけ麺は口に合いません。
決して嫌いではありませんが、自ら積極的に注文はしないのです。
大盛りに盛られた太麺とかつおだしの効いたスープの香りに誘惑されましたが、
ここは断固として自分の意思を貫かねばなりません。
自販機でチケットを購入するので、すでに席に着いた時にオーダーは済んでいますが、
ここは男の意地をしっかりと見せたいところです。
人気店の証でしょうか。壁には芸能人のサインが並べて飾ってあります。
「せんだみつおさんかあ~。今、最も旬なお笑い芸人だなあ~。」
と感心しながら壁を眺めます。
「このお店でも”ナハ、ナハ、ナハッ”って、やったのかな、きっと大爆笑だな。」
なんて想像します。
そんなことをしているうちにラーメンが運ばれました。
「卵黄はここに置きますね。おまちどうさま!」
名古屋ブラック(700円)
スープは真っ黒です。卵黄がサービスで付きます。
「さて、どうするものかな?」と一瞬悩みながら、
まずはそのままスープを飲み、麺をすすります。
しばらくした後に卵黄を投入します。
黒いスープと卵黄が混ざり合う渦巻きのような状態を期待していました。
その写真を撮り、「どうだ!凄いだろ!」と見せつける予定でした。
そんな期待感とは裏腹に卵黄は黒いスープに掻き消され、
瞬く間に見えなくなってしまいました。
「あ~~~っ」
落胆する声を思わず出してしまったようです。
「富山ブラック」はよく耳にしますが、「名古屋ブラック」は初めて知りました。
会社の近くにある「丸の内レッド」に対抗しているのでしょうか?
丸の内レッド↓
それとも「丸の内レッド」が「名古屋ブラック」に対抗しているのでしょうか?
そのうち「伏見グリーン」とか「那古野ブルー」とか出てくるのでしょうか。
あまり美味しそうには思えませんね(笑)。
多分、ないでしょう。
そんなくだらないことを考えながら、つけ麺に挟まれ、
「名古屋ブラック」を美味しく頂いたのでした。
ごちそうさまでした。
西側の円頓寺商店街から少し北に入ったところにある
「太平閣」さんという中華料理店に行ってきました。
創業は何年でしょうか。
その店構えからかなり年季が入った雰囲気が伝わってきます。
紹興酒を飲み、若手社員をイジメながら管を巻いていると
「お客さん、もう閉店ですよ。3280円です。」と言われそうです。
そんな経験はありません。早々に店じまいしそうな香りがします(笑)。
近いうちにチャレンジしてみるのもいいかもしれません。
店内には所狭しとメニューが貼り出されています。
これを眺めているだけでも結構な時間が流れていきそうです。
「え~っと、太平閣ランチ定食をください。」
ここは店名が付けられているランチを頼まなければなりません。
500円ワンコイン丼や唐揚定食も気になりましたが、王道を進まなければならないのです。
ここでふと、ある思いが頭の中をよぎりました。
「ランチ定食っておかしくないか・・・」
「太平閣ランチか太平閣定食じゃダメなのかな?」
と考え込んでしまったのです。
お子様ランチに味噌汁がついたりするとお子様ランチ定食になるのでしょうか?
ますます疑問が深まっていきます。
お店を切り盛りするおばあさんがいましたが、それを聞く勇気はありません。
いずれ顔馴染みになるようであれば、聞いてみようかと思います。
太平閣ランチ定食(700円)
エビの天ぷら、野菜の天ぷら、八宝菜、肉団子がド~ンとお皿に乗っています。
「さすが円頓寺!やるじゃないか!」と心の中で叫びます。
名古屋駅周辺だと880円はするでしょう。
12時前に入ったので、まだお店は空いていましたが、
この定食が出されるまでに結構な時間が掛かりました。
一番人気と書かれていたような気がしましたが、その割には準備が出来ていないのかなと、
どうでもいいことを考えてりもしました。
こういった定食はどうローテーションさせて食べるかがポイントですね。
真ん中にある八宝菜から食べ始めるのは邪道でしょう。
美味しく頂きました。
「さて、来週はどこに行こうかな。困ったな・・・」と店を出ました。
円頓寺シリーズはまだ始まったばかりです。
ごちそうさまでした。来週も頑張ります。
4月です。今日から新入社員が入ってきます。
本来であればもっともらしいことを書くべきでしょうが、今日は水曜日。
そうです。円頓寺シリーズがスタートします。
多くの方の期待がヒシヒシと伝わってきます。
「よ~し、頑張るぞ!」と気合を入れたいところですが、
既に円頓寺界隈のお店はいくつも登場しています。
自ら「これからは円頓寺シリーズです!」と宣言したものの、
どれだけ食べ物のはなしが書けるか不安でなりません。
自信もありません。
どこか美味しいお店があればぜひ、教えてください(笑)。
まずは行けるところまで行ってみます。どうぞよろしくお願いします。
すでにご存知の方も多いですが、円頓寺商店街がリニューアルされました。
看板も一新され、アーケード街の天井から光が入るようになりました。
このブログの効果も手伝い、大いに盛り上げて欲しいものです。
金毘羅神社の北側にある「天ぷら 天寅」さんにお邪魔しました。
天ぷら専門店でも営業時間は昼間のみです。わずか3時間の営業です。
「うらやましいなあ~」と言いつつ、お店に入りカウンターに座りました。
天丼にするか定食にするか迷いましたが、ここは円頓寺シリーズ第一弾。
豪勢にいきたいものです。
「え~っと、天ぷら定食を下さい。」と注文します。
厨房ではややダミ声のオヤジさんが威勢のいい声を上げながら、天ぷらを揚げています。
(おっ、ウマい!)
優しそうな奥さんが運んでくれます。
「お持ちどうさま、天ぷら定食です。」
天ぷら定食(並)(1150円)
(ちょっとピンぼけ。残念・・・)
「お~、なかなかやるじゃないか・・・」
いつものように言葉が出てしまいます。
海老は3匹、うち1匹は青葉で巻かれています。
穴子、キスもあります。
ゴマ油の香りもよく、なかなかの味わいです。
「はふはふ、うおん、うおん、俺は人間火力・・」と言いかけたところで、
隣に座ったオジサンが「天ぷら定食の上」と力強く言います。
僕の言葉は止まってしまいました。
「上だ、上だ。昼間っから上だ。」
と完全に気持ちは隣のオジサンに移っています。
「並と上と何が違うんだ・・・」
と気になって仕方ありません。
僕が食べ終わる頃、天ぷら定食(上)が運ばれてきました。
「う~ん、美味そうだ!」
声を掛け、並より何が多いか確認しようと思いましたが、
その勇気がなく眺めるだけにしました。
かなりの種類があることは分かりましたが、どんな具材かは分かりません。
どんな時でも勇気を持つ必要はありますね。
次回はチャレンジしてみようかと思います。
ごちそうさまでした。
さて、来週はどこにするかな・・・。
「えっ、みそ?円頓寺シリーズじゃないの?」
と先週の食べ物ブログを読まれた方は思われるかもしれません。
「おい、こいつ、嘘つきじゃないか!」
と厳しい読者には非難されるかもしれません。
悩みに悩みました。
今まで培ってきた信頼をこのブログ1本で失くしてしまうのではないかと・・・。
しかし、やり残したことがあったのです。
中途半端な気持ちのまま味噌シリーズから円頓寺シリーズに移ることができなかったのです。
僕のブログの読者は半分が地元東海の方、全体の2割の方が東京、
残りの2割が国内の他の地区、1割が海外の方で構成されています。
あくまでも自分の思い込みで本当かどうかは分かりません。
半分の方が東海地区以外と仮定すると、
このまま味噌シリーズを終えてしまうのは読者への裏切り行為と考えてしまったのです。
「名古屋らしい味噌のお店を紹介してもらっても、あんな場所まで行けないじゃないか。」
と不満を募らせてしまうような気がしたのです。
ようやくご理解頂けたでしょうか?
そうなんです。
遠方の方でも利用していただけるような味噌のお店を紹介しなければなりません。
新幹線の名古屋駅のホームにある「グルめん」に行ってきました。
名古屋駅のホームと言えばきしめんの「住よし」が有名です。
こちらばかり注目されて反対側に店を構える「グルめん」は日の目を見ないような・・・。
そんなことはないのです。
このお店も名古屋を代表する立派なお店です。
「名古屋に出張に来た。」とか、
「大阪まで行くんだけど、途中下車したぞ!」という方にはとても便利です。
この味噌シリーズをご理解頂けたでしょうか?
外の自販機でチケットを購入するため、「すいません、みそきしめんをください。」とは言いません。
チケットを「はい、お願いします」と渡すだけです。
瞬く間に作業され、僕の目の前に差し出されました。
みそきしめん(620円)
「お~、これで東京の読者を安心させられるなあ~、顧客離れを防げるなあ~」
なんて、訳の分からないことを呟いてみます。
割り箸を割り、食べようとした瞬間、
「紙エプロン使いますか?」とお店のおばさんが声を掛けてくれます。
「お~、なんて素晴らしいサービスなんだ。駅のホームも顧客第一主義だな。」
なんて、思わず呟いてしまいました。
早速、紙エプロンをして食べ始めます。
もちろん立ち食いです。
僕以外、誰も紙エプロンはしていません。
どうやらみそきしめん限定のサービスのようです。
混み合う店内で紙エプロンをして食べている姿はどうみても間抜けです。
ちょっと恥ずかしいです。でも、気にせず食べ続けます。
半分以上、食べたところで丼を見てみると、不思議な文字が・・・。
「あれっ、ここって住よし?」
段々、訳が分からなくなってきました。
しかし、そんなことはどうでもいいのです。
僕自身の満足度が上昇していきます。
「よし、これで安心して、味噌シリーズを終えられるぞ。
東京や海外の読者も間違いなく喜んでくれるぞ。」
と大きく頷きます。
「海外の読者は名古屋駅を通るかな?」
ふと、不安がよぎりましたが、小さなことは気にしません。
これで味噌シリーズは本当に終了です。
ごちそうさまでした。
3月も中旬に入りましたが、まだまだ寒い日が続きます。
昨日なんて吹雪いてましたね。吹き飛ばされそうでした。
そう思っているといきなり暖かくなったりもします。
こんな日が続くと何を食べるべきか迷ってしまいます。
この日は円頓寺商店街を歩いていました。
アーケードを改装するのでしょうか。
新しい円頓寺商店街が生まれるのでしょうか。期待したいです。
そんな円頓寺商店街を出たすぐ脇にある「めん処 みよし」に行ってきました。
昔ながらのうどん屋さんです。出前の注文も多いようです。
僕が食べている最中も何度も出前のおじさんが帰ってきました。
地域に愛されているんですね。
「うん、うん、地元はこうでなくちゃ。」
と思わず声援を送りたくなりますが、声には出さず気持ちだけ伝えます。
「味噌煮込みうどんにしようかなあ。でも、はふはふ状態はちょっと熱いなあ。どうしよっかなあ~」
と優柔不断な僕は中々決めれません。
3月という季節が判断を鈍らせるのでしょうか。
卒業シーズンだから仕方がないのもしれません。
しかし、ちょうどいいメニューを見つけました。
「すいません、豚汁うどんをください」と気持ちを切り替え注文します。
豚汁うどん(820円)
「なるほど、こうくるかあ~」といつものように呟きます。
ちなみに味噌煮込みうどんは850円です。
この30円の差は煮込むか煮込まないか、蓋があるかないかの差かもしれません。
その価格戦略を尋ねてみたいと思いましたが、冷たい視線が飛んできそうなので止めにしました。
味噌煮込みうどんほど熱いのはイヤだけど、味噌系のうどんが食べたい場合は最適なうどんです。
豚肉はもちろん人参、キャベツ、ネギ、大根と具だくさんです。
「ふ~、ほどよく体が温まったぞ・・・」と店を出ます。
ここはうどん屋さんですが、台湾らーめんやニラ玉らーめんという変わったメニューもあります。
やっぱり円頓寺はいいですね。
「あっ、そうだ、そろそろ味噌シリーズを終えて、円頓寺シリーズにしよう。」と思いつきました。
本当にそうなるかはわかりません。
ごちそうさまでした。