これからも前向きに 名大社会長ブログ

社長になってからのこと 2

期待だけ持たせて何も書かなかった1回目(笑)。
過去を振り返り、それを文章化するのは面倒な作業。
それも低迷が続いていた1年目の事を書くのは結構恥ずかしい。

会社の財務体質は大幅に改善したとはいえ、
一年目の決算は赤字だったので、褒められるようなことは何もない。
それでもここに証を残しておこうと思う。

2009年12月21日に社長に就任した。
しかし、いきなり任され準備期間は全くなかった。
対外的には公開せず社内の人事として発表され、全責任が僕の下に降りてきた。
それはいい。全ては覚悟の上。
自分が責任を取ると決めた以上、後悔はなく前に進むことしか考えていなかった。
いきなり実印、代表者印、銀行印の管理から全ての契約書の管理まで僕の手元にきた。
会社のお金がどこにどれだけ預けてあり、
新聞社への保証金はいくらでどんな扱いなのかも全くといっていいほど知らなかった。

経理面、財務面に関しては無知だった。
初めて見せられる資料に「ほ~」とか「はあ~」とかうなずくことしかできなかった。
今思えば、あんな知識のない者がよく社長を引き受けたと感心する。
無知は時に強い。勢いをつけるものだ。

そんなことより営業面、組織面の方が僕にとっては不安材料であった。
どん底の業績をどう復活させるか、赤字垂れ流しの状態をどう食い止めるかが大きなテーマだった。
だが次長以上が月半分休みのワークシェアリングはいかにも不憫だった。
月半分休みということは、交代交代で休むようなものなので、
同じ会社でも顔を合わすことがほとんどない状態をさす。
それはさすがにまずかった。意志の疎通が全く計れない。
古い付き合いでも統率は取りにくい。

そのため、年明けからは次長以上は7割の出勤として、助成金制度も申請をした。
同時に進めなければならないのは最大の固定費だった家賃の圧縮。
ビルを移転することで家賃負担が1/3の計算。
当時はリーマンショックの影響で名古屋の地価も下落。
現在、オフィスを構える丸の内周辺は家賃の交渉がしやすかった。

まだ建築中だった現在のビルとの交渉がうまく進み3月下旬に移転をすることが決まった。
新築ビルがオープンすると共に移転できるのは新しい門出としてはうってつけ。
メンバーのモチベーションも上げることができた。

その一方でビル移転に絡む原状回復が思った以上に費用がかさんだ。
長年過ごし改装しまくった中日ビルの原状回復費用は半端ない。
指定業者しか使用を許されず、交渉は難航。
かなり粘り、当初の金額よりも下がったもののその出費は大きかった。
だが、それ以上に新しいオフィスへの期待は大きく、僕も何度も視察にお邪魔した。

そして肝心な営業面。
僕自身、大した戦略を持っていなかったし、何から手を付けていいのか正直分からなかった。
とにかく多くの人に会い、多くの情報を集め、今後、会社にとって有益な方法を探るしかなかった。
それまでの名大社はいい面も悪い面も閉鎖的な会社だった。
新聞社、TV局とは友好的な関係を築いていたが(そうでもないか・・・苦笑)、
クライアント以外の企業とは付き合いが皆無だった。

独自路線を走っていたと言えばそれまでだが、同業他社との付き合いは途絶えていた。
それがより会社のベールを包む状態であり、
「山田なんて聞いたこともないわけ分からんヤツが責任者」程度に思われていたと思う。
(今もあまり変わらないか・・・笑)

前社長から引き継いだパイプはない。
自分で道を広げるしかなかった。

(続く・・・)

食べ物のはなし 番外編 B弁当

今回は円頓寺シリーズではありません。
全国30万人の読者の方々、ごめんなさい。
ネタがありません。来週は復活する予定です。

そんなわけで今回は番外編なのです。
東京・茅場町にある老舗の焼き鳥屋「鳥徳」さんに行ってきました。
正式には連れていってもらいました。
この時点で読者の1/5にあたる6万人の方は気づくかと思います。
「あ~、あのオジサンと行ったのか」と・・・。

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この佇まい。
円頓寺、四間道あたりにあっても違和感はありません。
創業は明治30年代らしいです。

12時過ぎると外に行列ができるので、少し早めに時間にお店に入りました。
さすが、気の利くオジサンです。
この日は僕の誕生日前日でした。どうやらご馳走して頂けるそうです。

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「う~ん、どうしよかなあ~。鰻重松(3200円)にしようかなあ~。」と迷っていると、
「すいませ~ん、B弁当2つください!」
とはっきりした口調でさすがのオジサンは注文します。
「ここはB弁当がおススメ。これが一番いいんだよ。他はダメ!」
と僕の鰻重松の夢を砕く発言を容赦なくします。
「あ~、そうですか・・・。わかりました。」
僕は納得せざるを得ません。

お店の一番高い料理を注文してやろうという僕の姑息な作戦はあっさりと崩れました。
性格も読まれていたのでしょう。さすがです。
「はい、おまちどう!B弁当です。」
元気な江戸弁かどうかはわかりませんが、2段になった弁当が運ばれてきました。

B弁当(1050円)

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「ほう、これが一番いいB弁当か、C弁当(3000円)よりもこっちの方がいいんだな。どれどれ。」
と半信半疑で食べ始めます。アップにするとこんな感じ。

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チキンカツと焼き鳥、ねぎま、つくねと玉子焼きがど~んと乗っています。
ちなみに漬物は食べ放題です。

「お~、なかなかやるじゃないか。」といつもの言葉が自然に出てきます。
鳥スープも出汁が効いてとても美味しいです。
「はふはふ、うぉん、うぉん、俺はまるで人間火力発電所だ!」
と久しぶりのセリフも出てきます。

さすがのオジサンはこちら。

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顔写真はNG(ホントに・・・?)です。
全国6万人の読者はお気づきの自称永久名誉本部長と呼ばれる方です。
ブログはこちら(あっ、バレてる・・・笑)。

すっかりご馳走になり、僕は茅場町から元気に次の目的地に向かったのでした。

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とても美味しく一番のおススメだそうですが、次回は鰻重松かC弁当をお願いしたいです(笑)。
ごちそうさまでした。

社長になってからのこと 1

今日は名大社の株主総会。

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毎年5月の最終火曜日に開催している。
とんでもない株主が乗り込んできて「誇りで業績が上がりますか?」と
株主提案がない限り、平穏に終えれるだろうと予測する。
(いきなりはあり得ないんだけど、大丈夫かな・・・笑)
今のところ、後ろ指を指されることはないはず。

この株主総会が何かと節目にあたるので、昨年の同時期にこのようなブログを書いた。

社長になるまでのこと 1
社長になるまでのこと 2
社長になるまでのこと 3
社長になるまでのこと 4

僕が社長に就任するまでの1年間の行動を書いたのだが、予想以上の反響を頂いた。
会社の恥部を晒すような内容だったが、
なかなか見ることのできないレアなケースのため、驚嘆の声が多かった。
社長になる1年前まで飛び込み営業していたわけだから、不思議ではないか・・・

ただ、僕にとっては嬉しく励まされ、自信になるコメントがほとんどだった。
「本を出版したら」なんていう有難いコメントももらった。

中には「社長になってからの事を書きなさい!」という声もあった。
この5年間、世の中が驚くような取り組みなんて何もしていないので、
書くべきではないと思っていた。

しかし、何もないと言っても日々変化はしており、会社も大きく変わった。
社名も変わらず、提供しているサービスも基本は同じ。
だが、社風や組織を含め、以前とは全く違った会社になったのは事実。
それが正しいかどうかは僕には判断できない。

ただ、これも会社の歴史としてその足跡も残しておくべきだとも最近は考えるようになった。
僕が引退してからも会社が継続していくようであれば(それが当たり前)、
僕が取り組んできたことも残しておく必要はある。
それは成功したことも失敗したことも含め、会社の歴史として刻みこんでおかねばならない。
となると「社長になってからの事を書きなさい!」というのは天使のささやき。
僕自身の拙い経験を文字として残さなければならない。

別にブログに書く必要はないかもしれないが(笑)、分かる場所に記録、保存しておくことも大事。
まずは社長に就任してから1年の行動を書いていきたい。

というものの今日はここまで。

お叱りの声が上がるかもしれないが、ちゃんと確認しないと不明な点もあるので・・・。
タイトルはインチキかもしれませんね(笑)。

この週末あたりに、しっかりと書きます。
つまらないとは思いますが、ご期待ください(笑)。

リーダーがどう若手を育てていくか

現在、名大社の課題の一つとして中堅のリーダーをどう育てていくか、
そのリーダーがどう若手を育てていくかということがある。
自分の事は棚に上げて(苦笑)、今、真剣に考えている重要項目。
「NEXT4」と呼ばれる(僕が勝手にネーミングしただけ・・・)
中堅の4名に対して僕が月1回の勉強会を主宰している。

明日が第5回目の勉強会。
これまでは会社の歴史から、自分の履歴、名経営者と呼ばれる方の考え方など、
テーマ別に実施してきた。
本来は参加者の意見や考えを聞きながら進める方法がいいのだとは思うが、
僕が大半喋っているケースが多かった。
まずは何が重要かと伝えていきたいのがその理由。
(自分ことは棚に上げています・・・笑)

そして、今回はリーダーの役割がメインのテーマ。
それぞれの抱える部下をどう育成していくかが中心になっていく。
僕自身どんな話をすべきかと考えていたが、
先週参加した「HRカンファレンス」が大いに参考になった。

その一つ、慶応義塾大学大学院教授の高橋俊介氏の「若手人材の育成に関する4要素」は
僕の中でも納得感の高いいい学びであった。

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簡単に言ってしまえば、
1.人が人を育てる
2.仕事が人を育てる
3.深く学ぶ習慣
4.キャリア自律風土
なのだが、その話の中で、僕の出来ていることと出来ていないことが明確になってきた。
(できていないことが大半だったり・・・)

自分自身のキャリアを言語化することは簡単ではないが、
それを示すことにより、成長曲線が分かりやすく伝えられる。
不本意なキャリアチェンジを何度か経験するのがこれからのキャリア形成だとすれば、
僕が辿ってきた道も大きくは逸れていない。
それを言語化し伝えることもこれからは必要だろう。

従来のタテ型OJTだけでは人は育てられないし、変革を起こすことから遠ざかってしまう。
守るべきことと変えていくべきことの両方が重要だと思うが、
この変化の激しい時代には変えていくことに優先順位が上がる。
それをしっかりと中堅リーダーに伝え育成し、
さらにその下の若手を育てていかなければならない。

特にうちのような人ありきの組織であれば、それが最重要。
お互いにとって学び合える時間が取れればいい。

今週もあっち行ったり、こっち行ったりと何かとバタバタするが、
充実した時間を過ごしていきたい。

孫正義の参謀

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これは僕がただの政治音痴である証明になってしまうが、
著者の嶋聡氏は元民主党の国会議員であることは知らなかった。
それも愛知県第13区の選出で以前は愛知県知事である大村秀章氏と争っていた。
出身は岐阜県。それだけで親しみが湧いてしまうのは愚かだが、
そんな方がソフトバンクの社長室長を務めていたなんて全然知らなかった。
政治音痴だけじゃなく、経済音痴でもあるじゃないか・・・(苦笑)。

本書は社長室室長を務めた3000日の行動が克明に描かれている。
ソフトバンク社長孫正義氏の一挙手一投足を最も間近な存在として描いているのだ。
ある意味、主観的な思いで書かれているので、
客観的に見た場合にどこまで信頼性があるのかはわからない。
本書だけ理解すれば民主党は素晴らしい政党であり、鳩山氏も菅氏も一流人物であるし。
(すいません、否定しているのではありません・・・)

最も感じたのはよりスケールの大きい仕事を成し遂げようと思うと政治の力が必要だということ。
なぜ、嶋氏が孫氏の参謀を務める理由があったかは、本書を読めば一目瞭然。
なるほど、こんな時に政治家とのパイプが必要なのかと納得させてくれる。

政治の世界とは無縁の地方の中小企業経営者では知る由もない世界。
それを知っただけでも本書を読んだ価値があるということ。
企業献金がなぜ必要なのかも何となく分かってきた(笑)。
僕が無知なだけか・・・。

それにしても孫正義氏のパワーは凄い。
今更そんなことを言っても仕方ないが、ニュースに表れる表面だけでなく、
ここ数年の行動をより詳細に読み取ることでそのパワーをより感じるところ。
今の僕の年齢の時にボーダーフォンを1兆7500億円で買収している。
2億円の買収で悩んでいる自分とは比べ物にならない。
(ウソです・・・)。
比較する時点で大きな誤りだが、その大きなビジョンの差に愕然とする。
まあ、当たり前のことだけど。

孫氏も嶋氏のような方が参謀でついていてくれるとしたら心強いだろう。
相当、歴史も勉強し、策士として明晰さも兼ね備えている。
孫氏は数々の名言を残しているだろうが、ボーダフォン買収の際の言葉もいい。

「そば屋は何万軒もある。携帯電話会社はNTTドコモ、KDDI、ボーダフォンの三社しかない。
何万軒もある市場と三社しかない市場で、トップを取るのはどっちが楽だと思う?
三社しかないところに決まっているじゃないか」

そんなことをサラリと言いきってしまうのは今の日本の経営者では他に誰がいるだろう。
僕はいくら酔っ払っても言いません(笑)。
それが人物の大きさであり、トップを狙うという意志の表れだ。

ビジネス小説を読んでいるような展開。
今後、孫氏はどうなっていくのか。
また、社長室室長を退いた嶋氏はどんな活躍をしていくのか。
無責任極まりないが楽しみである。

ただの愚か者ではないぞ!

今日で49歳。
東京のホテルで一人寂しく朝を迎えることとなった。
この歳になると特に何かが変わるわけではない。
しかし、40代もあと1年かと思うと急に自分の中で危機感が芽生えたりする。
果たして相応しい年齢を積み重ねているのか、その行動は正しいのか。
朝になると昨晩の愚かな行動を思い出したり・・・(笑)。

出張した初日も

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2日目も

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3日目も・・・。

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飲むために出張しに来てるのかと誤解されてもおかしくはない。
否定はしないが、それがメインではない。

皇居を走るために上京してきているわけでもない。

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既に言い訳モードに入りつつあるが、今週の4日間は「学び」に来ているのである。

あくまでもメインはこれ。
日本の人事部主催の「HRカンファレンス」。

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インプットもアウトプットも重要。
今後の事業を考えていくとインプットに集中し、これから自分たちに何ができるのか、
僕の経営者としてのやり方に間違いはないのか等、多くの方の話を伺いながら考える必要はある。
そんな意味では充実した4日間であり、東京には多くの情報が集中していることを改めて実感した。

詳細はここでは語れないが、今後の新卒採用のあり方、若手人材を育成するために重要な要素、
経営と人事の関わり、変革の時代に求められるリーダーシップなど。
そんな話を吸収し、今、僕が置かれている状況の中で正しいことと
変えていかなければならないことを学んだのだ。

昨日のLIXILグループ副社長八木洋介氏やカルビー代表取締役会長の松本晃氏のセッションは
特に大きな学びだった。

「正しいことを正しくやる。そうすれば勝てる」。
単純に言ってしまえばそんな事にはなるのだが、それを直接伺えたことの説得力と納得感は大きい。
これからの自分に落とし込んで活かさなければならない。
聞いているだけでは意味がないのだから・・・。

とりとめのない話になってしまいそうだが、
今日、僕の言いたいのは「ただの愚か者ではないぞ!」ということ。
毎日、愚かな行動を取っているのも事実ではあるが(笑)、ただの愚か者ではない。
前向きであり、現在と未来を考える愚か者、
正しいことを正しく実践する愚か者でなければならない。

残された40代、最後の一年、真の愚か者として悔いのないような行動をとっていきたい。

訳の分からないブログになってしまった・・・。
この一年もご支援のほど、よろしくお願いします。

食べ物のはなし 円頓寺シリーズ その8

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円頓寺商店街にある「日喜屋」さんへ行ってきました。

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こちらのメインキャラクターはドラえもんのようです。
円頓寺のこのお店の雰囲気にはマッチしています。
許可を取っているかどうかは気にしません(笑)。

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「焼きそば、ざるそば、ざるきし。とこれば、よしっ、今日はホルモン丼だな!」
と訳が分かりませんが、意気込みます。
ホルモン丼の値段はなんと400円。信じられないくらいお値打ちです。
「いやっ、ちょっと待てよ。」と頭の中が錯綜し始めます。
「一応、オレって社長だし・・・。400円のホルモン丼を食べたなんてブログに書いたら、
せこい社長だなと思われるなあ~」と頭をかすめます。

可愛い営業が訪問先で「フッ、おたくの社長って、せこいよね。」と苛めれるのは心外です。
それは避けなければなりません。
健康に気を遣う社長だと営業も鼻高々でしょう。

「すいませ~ん、レバーと野菜炒めをください。」
と自分でもホレボレする注文をします。
「これで完璧だ・・・」と呟きます。

レバーと野菜炒め(680円)

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かなりのボリュームです。ご飯も大盛りに近いです。
「お~、こうくるか。なかなかやるじゃないか」
といい加減飽きてきたセリフも飛び出ます。
しかし、それは序の口。このボリュームではお客さんは納得しないようです。

店内は100%男性客。
隣の席のお兄ちゃんはそばメシ大盛りを食べています。
その隣の席も全員が大盛りをオーダー。
50歳過ぎのオジサンはお好み焼きを大盛ご飯を食べています。

「うわあ~、これが本当の人間火力発電所かもしれんな・・・」
と呆気にとられます。
お好み焼きと大盛ご飯。どういう順番で食べていくのでしょうか。
次から次へと入店するお客さんも圧倒的な割合で大盛りを注文します。
「ホルモン丼大盛り!」
「しょうが焼き丼大盛りください!」
「こっちは焼きそば大盛ね!」
大盛りのオンパレードです。

普通盛りの僕は何となく肩身が狭くなり、居心地が悪くなってきました。
「これはいかん、退散だ!」
食べ終わるとそそくさをお店を出てしまいました。

それでも十分満足です。ごちそうさまでした。

5月もやります。企業展パート2

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早いもので5月も下旬に差し掛かる。
22日はなんと僕の49回目の誕生日。いよいよ40代最後の歳になってきた。
そんなことはどうでもいい?
はい、どうでもいいですね・・・。

就職戦線の後ろ倒しで3ヶ月間ずれ込み、選考は8月に入ってからという指針であるが、
実際に守っていないのは少なくないようだ。
(なんとも遠回しな表現・・・笑)

すでに内定が出ているという声もあちこちで聞く。
昨年以上に内定者への拘束も強くなり、あちらこちらでトラブルが起きそうな予感。
守れないルールなら止めてしまった方がいいんだろうが、そう簡単にはいかない。

結局、それで振り回されるのは学生さん。
今年はまだ就職環境がいいので、ネガティブなニュースが話題に出てこないが、
これが超氷河期だったらとんでもないことになっていただろう。
勘違いしている学生もいるようだけれど、いずれシッペ返しはくる。
お互いが誠実な振る舞いをしてくれることを祈るばかりだ。

企業によっては今は説明会真っ盛り。
学生さんの中には志望する企業は全て終わってしまったとの声も聞かれるかもしれない。
だとしたら、今までに見たことも聞いたこともない企業の話を伺ってみるのもいい。
新しい発見もあるはず!
と前置きはこれくらいにして・・・。(長いっすね)

そうです。
今週21日、22日は企業展パート2を開催。
年間通した就職活動の時期でいえば、中途半端なタイミングかもしれないが、
自分自身の適性を振り返るには逆にいいタイミングではないのかな・・・。

今回の企業展では62社の企業が参加。
ローカルを歩く名大社らしく、
「JA関連企業特集」「ジモトのいいメーカー企業特集」を併設。
(表現謝ると叱られるな・・・笑)。

また、お金が掛かる就職活動をすこしでもサポートしようと
事前予約のが学生さんにはクオカードをもれなく進呈。
スタンプラリーで面談社数によっても特典が付く。
交通費や時間調整の足しにしてもらいたい。
まだまだ続く就職活動。ガンバル学生さんを名大社は応援します。

詳しいイベントの案内はこちらから・・・。
<日時>2015年5月21(水)、22(木)日
11:00~17:00
<会場>ウインクあいち 8階展示場
名古屋駅徒歩すぐ

あいにく僕は2日間とも不在。
その分、元気なスタッフがイベントを盛り上げる。
(まあ、会場にいても何も役に立ってはいないけど・・・)

どうぞよろしくお願いします!

暑さと戦え! ぎふ清流ハーフマラソン

昨日は「第5回 高橋尚子杯 ぎふ清流ハーフマラソン」(正式名称はこれ)。
3年ぶりに参加した。
前回、走った時はあまりの暑さでフラフラになり、もう出場することはないと思っていたが、
酔った勢いでポチっと押してしまった。

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送迎バスの発着となるJR岐阜駅は人、人、人。
黄金の織田信長像が声援しているかどうかは不明だが、
温かい眼差しを頂き整列し会場となる岐阜メモリアルセンターまで出向く。
バスの中で放送されている天気予報の最高気温は29度。

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「おいおい、夏じゃないか・・・」と突っ込みたくなる。

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会場もすこぶるいい天気。これが3月だときっと最高なんだと思う(笑)。
記念写真を撮っているうちはまだよかった。

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グランドに出て、思わず出た言葉は「暑っ!」。

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スタート前から汗ばむ状態。不安がどんどん募っていく。
当初は1km5分30秒のペースで走ろうかと考えていたが、それでは必ずバテる。
1km6分のペースで走ることに目標を置き換えた。

大会の挨拶は岐阜の偉い方が一通り話をされる。
だが、最もハートを掴むのは高橋尚子さん。
ランナーの心境を上手に表現し、遠方から来られた方への感謝も忘れない。さすが!
彼女がもたらした岐阜県への経済効果はどれほどのものになるだろうか・・・。
もっと評価すべき。

いつもの大会に比べゆっくりとしたペースで走る。
そのためが思ったほど、暑さが苦にならない。
岐阜駅前を抜け、古い町並みの川原町を通り、岐阜城を拝みながら長良川の堤防沿いを走る。
沿道沿いの声援も温かく、施設の給水所や差し入れも多数あった。
新緑の景色を眺めながら、我が故郷、岐阜は改めていい場所だと感じる。

熱中症対策のため通常の大会よりも給水所の設置も多い。
必ず立ち寄り2杯くらいの水を飲み、イチゴ(濃姫)やキュウリも食べながら体調管理をしながら走る。
そうはいっても暑さは体を襲ってくる。

途中で倒れて救護が駆けつけるランナーを何人も見た。
僕が通り抜ける時に見たわけだから、実力は僕より上。
となると僕の後ろに走るランナーも相当数が救護の力を借りることなる。
暑さは怖いね・・・。

僕はペースを維持した分、後半バテバテになることもなくゴール。
とはいえ、タイムは大したことなく、ネットで2時間4分20秒。

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ビミョーなタイム(笑)。
それでも11,446人が走ったうちの3372位だから、まあまあの成績だろう。
(男子の順位だから正確じゃないけど・・・笑)

終了後は一緒に走った先輩と半分仕事で応援に来ていた先輩と岐阜駅アクティブGで乾杯。

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3年前は疲労で全然ビールが美味しくなかったが、昨日はとても美味しく飲むことができた。
ついつい飲み過ぎてしまった。
やはり何事も実力を見極めた戦略を立てることが必要ですね(笑)。
今シーズンのマラソン大会はこれで終了。
次回は10月くらいかな・・・。

お疲れ様でした。

「つくし世代」を読む

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僕らのようなビジネスをしていると大学生を始め若者との接することは多い。
クライアントからは「最近の若者は・・・」と厳しいお言葉を頂くこともある。
それには共感できることとできないことがある。

例えば、約束を守らないなんていう基本的な行動特性でいえば、
若者を一緒くたに扱うのは誤っていると思う。
だらしがないヤツはそれまでの教育や生活環境が影響するのであって、世代の問題ではない。

現に僕の世代(世にいうバブル世代)は新人類と呼ばれ特別視されていたが、
50歳近くもなると年上の方とは何ら変わることはない。
世代で一つのことをくくってしまうのはとても難しいことだと思う。

ただ、本書に書かれていることはなるほどと感心する面は多く、
その価値観を理解する必要性は強く感じる。
特に自分たちがこれから展開するビジネスを捉えれば、
そこを無視することはナンセンスであり、自分たちの価値観を押し付けるのも間違った話。
何の意味もない。

かといって迎合するわけでもない。
それが今の時代として認識するだけのことだ。
僕は今の若者は優秀だと思う。マジメな連中も多い。
いいこととは言い切れないが僕の子供なんかも友達と大喧嘩をして帰ってくることはない。
相手に気を遣うコミュニケーションが備わっている世代だ。

著者の定義でいえば、「つくし世代」とは、
仲間たちの喜びのために奉仕し、尽くそうとすることが、
より日常的な行動原理、消費の原理にもなっている若者たちのこと。

人とのつながりを大切にすることと、
一人カラオケに象徴されるつながりからの解放を求めることとを上手く両立させている。
スマホを巧みに操るように、他人との関係性も上手に作り上げている。
確かに世代間におけるコミュニケーション不足を感じないわけではないが、
それは場数を踏めば何とでもなること。

うちの新人連中を見ても同じことはいえる。
明らかに僕が新人だった頃より、バランス感覚に優れ、自分たちがどうすべきなのかを理解している。
その点は大人たちが気づき、さらに伸ばす努力をしていく必要があるだろう。
ハングリー精神がたりないとかお金に対して貪欲でないことは感じることだが、それは仕方のないこと。
むしろその責任はこちら側にある。
環境が人を作るとすれば、いずれそんな機会は訪れるだろうから、
黙って見ておく程度でいいのかもしれない。

それにしても知らない言葉は多すぎる。
「よっとも」「いつめん」「にこいち」「BFF」
なんて友達に使う言葉も一つも知らない。
最近は「KY」なんて言わないみたいだし・・・(笑)。

情報の伝達手段は理解しているようでしていない面もあり、随分と勉強になった。
広告が響かないなんて当然。
この世代のことを知っておかないと自分たちの首を絞めることになる。
そんな意味では十分参考になった一冊であった。