これからも前向きに 名大社会長ブログ

食べ物のはなし どて串カツ定食

円頓寺商店街を抜け国際センター駅に向かった途中にある「鶏火庵 太陽」に行ってきました。

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昨年12月にオープンしたばかりの出来立てホヤホヤのお店です。
この通りはやたらめったら中華料理店が多いので、
この落ち着き加減は逆に違和感があったりします(笑)。

だからこそ行くのです。
この勇気が大切なのです。
まだあまり知られていないせいか、ランチ時でもそれほど混んでいません。
僕が入店した時もカウンターには誰もいませんでした。

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安心して写真が撮れますね(笑)。
日替わりランチは4種類あります。
僕は迷うことなく決めてしまいました。
優先順位が揺らぐことはこれっぽっちもありません。

「どて串カツ定食をください!」とキッパリというだけです。
他にも美味しそうなメニューはありましたが、今は味噌しか頼んじゃいけないのです。
「おまちどうさま。ご飯はお替りできますので、仰って下さい。」
と可愛らしいお姉さんがやさしく指し出してくれます。

どて串カツ定食 ¥750

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「これは困ったな。炭水化物は減らそうと思っているんだけど、
頼まないとお姉さんに失礼かな・・・。」と気弱な自分が顔を出します。
「茶碗も小さいし、やっぱお替りしようか。」とお替り前提で食べ始めます。

気をつけないとおかずとのバランスが悪くなり、
お替りしてもおかずが足りなくなってしまいます。
それだけは避けなければなりません。

しかし、それは杞憂に終わりました。
串カツ2本の上にどて味噌が威勢よく掛かっています。
とんちゃんやこんにゃく、ニンジンもしっかり入っています。

「お~、このどて味噌だけでご飯一杯はいけるじゃないか・・・」と心の中で呟きます。
案の定、串カツを1本残し「すいませ~ん、お替りください。」と頼んでしまいました。
これが名古屋らしい食事の仕方といえるかもしれません。
関係ないですね。
串カツはごくごく普通でした(笑)。

通常メニューも置いてあるので、じっくりと眺めます。
「ふんふん、なるほど。こうくるか・・・」
と食欲をそそるメニューが並んでいます。
「また、夜が忙しくなるな~。困ったなあ~。」
と薄ら笑いを浮かべ頭をポリポリとかきます。

誰と一緒に来ましょうか・・・。
ごちそうさまでした。
次回は夜ですね。

ローカルでもいいじゃないか・・・。

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昨日の日経新聞に興味深い記事が掲載されていた。
「稼げる大卒をどう育てる」というタイトルで今の大学生の就職率や生涯賃金の比較が載っていた。
好況期、不況期に関係なく就職率については常に問題視されている。

特に最近であれば非正規社員の増加と共に就職率の低下が叫ばれていたが、
それは何十年前の就職率と大きくは変わらないのが事実のようだ。
今、読んでいる『「就活」の社会史』にそのあたりのことが書かれている。

その書籍については改めて書きたいと思うが、
読みながら感じたのは昔も今も大きくは変わらないということ。
今ほど進学率が高くない戦後や高度成長期の時代でも就職についていえば難しい時期はあったのだ。
学力でいえば確かに疑問符が付く点はあるとは思うが、
現代の大学生がいくら数が多いとはいえ就職について不利だとは言い難い。
職業の幅も広がっているわけだし・・・。

その中で冨山和彦氏の提言はかなり面白い。
僕は冨山氏のローカル経済に対しての考え方は賛同するのだが、
その就職のあり方もあってもいいと思う。
大学で教える内容はかなり極端といえるとは思うが・・・(笑)。

先日開催した弊社のイベント「就活応援フェスタ」の講演でも話したことだが、
そろそろ地元志向に対するネガティブさを否定してもいいと思う。
もちろん全面的に推奨するわけではないが、全てがグローバルに進む必要はない。

グローバルとローカルが両立することで人が人らしく暮らせる社会がある。
ローカルを大切にすることでグローバルが活きてくることもあると思うのだ。
それはローカル企業のやっかみかと思われるかもしれないが、
その中で築いていくヤリガイやシアワセは存在する。

非正規の問題もこの東海地区に限って言えば、ローカルに徹することで解消への道もある程度は開ける。
知られていないだけ、見ようとしていないだけともいえる。
このブログは酔いながら書いているので少々自分勝手な面があるだろうが(苦笑)、
そんなローカルを大切にする社会があっていい。
国が掲げる「地方」の考えとは別に・・・。

とりとめないブログになってしまったが、
地域に関してよりこだわった事業をこれからも推進していきたいと思う。
グダグダですみません・・・。

映画「ゴーンガール」

 
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この作品はレイトショーで生ビールを飲みながら観た。
シチュエーションとしてはバッチリだと思う。
昼間の健康的な時間帯には似合わない映画だ(笑)。

その辺のホラー映画よりよっぽど恐ろしく、その辺の人間ドラマよりはるかにドロドロしている。
先日、ブログに書いた「さよなら渓谷」でも平凡な生活の方がシアワセと言ったが、
本作を観てしまうとあちらの世界はまだ可愛いのかもしれない。

結婚して20年以上経つとお互いに対して無関心となり、何を考えているのか無頓着になってくるが、
その方がむしろ健全と言えるのかもしれない。
お互いが空気のような存在の方が妙な犯罪には突き進まないであろう。

この映画を観た男性諸氏は女性の怖さを改めて認識するはず。
女性には女性の言い分はあるだろうが、
「いざとなったら、こんなふうになっちゃうわよ。フフフ・・」
と密かに思っている方も意外と多かったりして・・・・(汗)。
あ~、女性の方が逞しく強い。
こりゃあ勝てっこないな。

エミリー役を演じた ロザムンド・パイクは女性の笑顔の裏側にある素の自分を巧みに演じたと思う。
世の男性はあの美しさの翻弄され、気づいた時にはとんでもないことになっている。
あんな危機的な状況も乗り越える計り知れない強さは見習うにも見習えない。
やっぱ女性は怖いですね。
気をつけて行動しないと・・・(苦笑)。

本作は男女の人間関係だけでなく、現代の社会環境も上手く表現していた。
マスコミの横暴、ソーシャルの危うさ、情報操作による行動心理など、
気づかないうちに自分たちが陥りそうな罠も上手く映画に絡めていた。
facebookでくだらない投稿ばかりしているといつか嵌められるかな(笑)。

今年は月2本のペースで映画館に通うという宣言をした。
これが年明け第一弾。それが相応しいかどうかはともかく、かなり衝撃的な作品。
もっと前向きな映画を観るべきだったかな・・・。

ただ世の中の優柔不断な男性はぜひ、観るべきだと思う(笑)。

下町M&A 中小企業の生き残り戦略

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幸いにも自分の身近な存在で本書のようなケースはない。
しかし、世間を見渡せばここに登場する中小企業の実態は数知れず見受けられるだろう。
ファミリービジネスを学ぶと必ずぶち当たるのが後継者の問題。

事業を継承するうえで会社の抱える負債や赤字事業が後を継ぐ者に大きな負担となる。
先行きが明るければいいが、
見通しが全く立たないようであれば継がない方がいいと考えるのがごく自然。
いくら二代目、三代目といっても責任感や使命感だけではやっていけないことはある。

本書のケースでいえば上手くコンサルタントが介入することで倒産を回避し、M&Aを成立させている。そのコンサルタントが著者なわけだから当たり前の話だが・・・。

本書はM&Aが成立するまでの経緯は詳細に書かれているが、
本当に知りたいのはその後の経過。
それも半年とか1年ではなく、3年とか5年を経過した段階でM&Aが成功だったかが検証できると思う。
最近でも日本を代表する大手企業がM&Aに失敗し、何千億円をドブに捨てたという話はよく聞く。
大手だとより目立つが中小でも目に触れないだけで失敗するケースは山ほどあるだろう。
そのあたりの人間模様をきっちりと覗いてみたい。

それは興味本位ということだけではなく、
中小企業のおいても企業文化や理念がどこまで影響するのかを見てみたいのだ。
今後のファミリービジネスを考えた場合、M&Aは必須の課題となるだろう。
単純に時間と人を買うだけではなく、
その裏側にある言葉や文字にできないものを見ておきたいと思うのだ。
文字にできなかったら、知る由もないのかもしれないが・・・。

M&Aという言葉自体、僕自身は身近に感じないが、
今後は真剣に考えなければならない戦略のひとつかもしれない。
それがされる側、する側のどちらとは言えないが、今後、頻繁に起きそうな予感もする。
となると銀行あたりともしっかりお付き合いをして情報をキャッチする必要もあるかも・・・。

ただいえるのは「口が固い者がM&Aを制する」という不変の真理には自信がない。
ついこのブログで書いてしまいそうな気がして・・・(笑)。
そう考えると当面は買うことも売ることもなさそうだ。

その前にもっと勉強しないといけない。
ファミリービジネスを学ぶためにも・・・。

本年度最大規模!転職フェア

2015年も慌ただしく過ぎていく。
貧乏性のせいか、のんびり過ごすより忙しい方が心地いい。
それは会社のメンバーも同じかもしれない。

しかし、それは僕が勝手に思っているだけで、
本当はもっとゆっくりしたいけど、無理矢理付き合わされているというかも・・・。
でも、そんなことはどうでもいい(笑)。
ヒマよりも忙しい方が断然いいのだ。
というわけで明日、明後日も先週に引き続きイベントを開催する。

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今年、最初の転職フェア。
株価が乱高下したり、海外も緊張感があったりと分かりずらい年明けだが、
東海地区は相変わらず人材ニーズが高い。
経験者、未経験者を含め募集活動を行う企業も継続的に多い。
我々にとっては大変ありがたいことである。
より多くの方の可能性が広がることになる。

今回の転職フェアでは16日(金)79社、17日(土)87社、
社数でいうと104社の企業に参加頂くことになる。
2014年度では最大規模のイベントとなる。
中途採用が中心ではあるが、2015年卒採用を同時に行う企業も多い。
まだ就職活動をしている学生さんはラストスパートだ。
ここで踏ん張ってもらいたい。

最近になって
「山田さん、今のCM、いいですね。
”行かなきゃなにも始まらない。会わなきゃなにも伝わらない。”のコピーがいいよ。」
と言われることがまた増えた。
そろそろCMを新しくしようと考えていたが、好評なのでしばらく継続することにする。
ケチっているわけではないぞ(笑)。

東海地区もいきなり雪が降り、交通網が混乱することも考えられる。
特に今年の冬はそうだ。
天気予報を見る限りその混乱は避けられそうだが、
当日を迎えてみないと分からないので、ただ祈るばかり・・・。
いい天気にしてくださいね(笑)。

そんな転職フェアの詳細はこちら
<日時>2015年1月16日(金)・17日(土)
     11:00~17:00
<会場>名古屋国際会議場
    地下鉄「日比野駅」、「西高蔵駅」より徒歩5分

寒いので、使い捨てカイロを用意してお待ちしています!

食べ物のはなし 味噌ラーメン

名古屋グリーンロード沿いにある「本郷亭」に行ってきました。
まあ、昨年末の話ですけど・・・。
名古屋では有名なラーメン店なので、僕のブログで紹介するまではないのですが、
行動範囲が狭いと思われるのも癪なので、書くことにします(笑)。

とはいえ、一年に1~2回しか来ません。
この近くの大学で講演を行った後、ここで昼食を頂くのです。

「さて、今日は何を食べようかな?」と食券販売機の前で考えます。
本郷亭では四川ラーメンが一番好きなのです。
「やっぱり四川ラーメンしよう・・・」とボタンを押しかけたところで、踏み止まりました。

「いかん、今は味噌の期間なんだ。」と重要なことを思い出したのです。
なんて仕事熱心なんでしょう。どこまでいっても仕事中心です。

「初めて食べるな。どうなのかな。」とブツブツと呟きながら、ボタンを押します。
長いカウンターに座り、食券を渡します。
そして、よっこらしょと席を立ち、ある方向に向かいます。

ここはランチタイムはご飯と漬物が食べ放題なのです。

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「ここで食べ過ぎるとまた太るな」と思いつつ、「でも、腹ペコだしな・・・」と悩みます。
最終的には貧乏性が上回り、キムチ山盛り、ご飯も大盛りにしてしまいました。
「あ~、意志が弱いなあ~」といつも食べた後に後悔します。

味噌ラーメン \780

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どうなんでしょうか・・・。
他店の味噌ラーメンとどこがどう違うかはよく分かりません。
結構、こってりとした味噌ラーメンかと思います。
濃厚なラーメンが好きな方には満足できるラーメンでしょう。
その分、おなかにもズシッと響きます。
「やっぱりご飯は止めとくべきだった。」と反省しますが、一日経てば忘れます。

依頼を受けた講演は翌日もあったため、本郷亭には2日連続で行ってしまいました。
注文したのは四川ラーメン。

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「やっぱりこっちの方が好きだな・・・」と心の中で呟きます。
ご飯は我慢して小盛にしました。チャーシューも1枚にしました。
少しは成長したのでしょうか(笑)。

ごちそうさまでした。
次回お邪魔するのは年末になりそうですね。

「第3回東海経営者フォーラム」開催します!

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本年1月1日にユニーの創業者である西川俊男氏が逝去された。
先週、地元の報道機関はその実績や貢献度について報じられていた。
僕も新聞社から「西川塾」について取材を受けた。

つい一か月前も元気な姿の西川塾主と2月に開催する
「東海経営者フォーラム」の打合せを行ったばかりだった。
その姿を思い出すと残念でならないと共に、
残された者が責任を果たさなければならないという気持ちに強くさせられる。

「東海経営者フォーラム」は西川塾が主催する大きなイベント。
西川塾主の想いを守りながら僕ら塾生は全力で取り組まねばならない。
何としてでも成功させなければならないのだ。

今回で3回目。
1回目は僕は一般参加(その時の内容はこちら
2回目は塾生として参加(その時の内容はこちら
今回は塾生でありイベント運営の責任者の一人としての立場となる。

東海地区の若手経営者もしくは今後、経営に関わりたい方を対象としたイベント。
これまでよりもスケールが更に大きくなった。

第一部の基調講演は元グーグル日本法人代表の村上憲郎氏、
第二部のパネルディスカッションは地元を代表する3名の方に登壇いただく。
セイノーホールディングス社長田口義隆氏、
アルペン社長水野泰三氏、
元F1ドライバー山本左近氏にスポーツと経営について語って頂く。
どちらもとても楽しみである。

日時/2015年2月27日(金)
    15:30~18:30
会場/ウインクあいち大ホール
(名古屋駅前 徒歩3分)
入場無料。先着500名。要予約制

第2回に参加頂いた方には僕から改めて案内をさせてもらうが、
興味のある方はぜひ連絡を頂きたい。

よろしくお願いします。

「就活応援フェスタ2016」も無事終了!

昨日はこれから就職活動を行う学生のためのイベント「就活応援フェスタ2016」を開催した。
僕は当日の朝、東京出張から直接現場に戻った。
新幹線から眺める富士山は美しく、自分勝手にイベントの成功を期待させた。

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唯一の心配は僕の二日酔い。
前日、羽目を外し過ぎたことを猛省したがどうにもならない。
48年生きてきても常に反省する毎日ですね(苦笑)。

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今年の学生の動きは鈍いという。
12月時点での予約は不安な面を抱えていたが、年を明けてからグッと予約数が伸びてきた。
徐々に学生の意識が高まってきたのが日々の数の進捗で理解できる。

実際に第一講演から学生さんは満杯となり、不安を払拭するとともに期待感を募らせることとなった。
業界説明のブースも多くの学生が積極的に参加。

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真剣な眼差しで担当者の話をメモを取りながら聞いていた。

名大社のアドバイザーさやかが担当するグループディスカッションの
コーナーもその実施が難しいほど(笑)、賑わっていた。

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一番の人気はマラソンライバルでもあるパフ釘崎社長が率いる職サークルのパネルディスカッション。
釘崎社長は何の働きもしていないが(笑)、担当者とファシリテーターの高いパフォーマンスで素晴らしい話が聞けた。

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そして、この日の最後の講演は僕。有難いことに満席。

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ビシビシとその想いが伝わってきた。
ここで僕はジモト優良企業の見つけ方について話をさせてもらったのだが、初めての試みも行った。
今まで学生向けの講演ではファミリービジネス(同族経営)のことは話してこなかったが、
今回、初めてその要素を取り込んでみた。
どこまで伝わったかは分からないが、今後はその内容も盛り込んでみたいと思う。

参加してくれた学生さんとの約束もあり、
その時話した内容の資料はここからダウンロード(1/18で終了)できる。
興味がある方はどうぞ!
これだけ読んでも参考にならないとは思うけど・・・(笑)。

結果的に800名近い学生さんが参加してくれた今回のイベント。
混沌としそうな今年の就職活動の少しでも参考になればいい。

ご協力頂いたクライアントのみなさま、そして懸命に動いてくれたスタッフ。
お疲れ様でした!
そして、ありがとうございました。

大人の男の遊び方

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悪だくみをしているわけではない。
ちょい悪オヤジになろうと思っているわけではない。
少しは思っているかもしれないが、怪しげな行動を企んでいるわけではない。
何となく言い訳に聞こえてきた・・・(笑)。

著者の伊集院氏の生き方に憧れを抱いているのも事実なので、書店で目について手に取った。
本書は酒の飲み方、人との出会い、ゴルフ、ギャンブル、
カジノ、麻雀と大人の嗜みについて著者の持論が書かれている。

このようなテーマなら今の作家の中では一番相応しいのかもしれない。
過去読んだ作品も同じ類のことが書かれているケースも多い。
特に酒の飲み方は直接本人から学びたいものだ。

いつもカッコいい飲み方をしているわけではない。
グデングデンになり周囲に迷惑を掛けることもある。
それでもその姿が粋であり、様になっている。

ただのヘラヘラした酔っぱらいの身としては羨ましい限り。
いや、それでも最近は少しは大人になってきたかな・・・。
「ウソでしょ~」と大きな声が聞こえてきそうだ(笑)。

小料理屋で日本酒を一人で飲みながら大将や女将と軽く語る、
BARのカウンターで寡黙にスコッチのロックを飲む、
そんな姿が似合う男になりたいが、当面、うっ、一生無理かもしれない(苦笑)。
でも、それができる大人になっていこうとも密かに思う。
鍛錬だな・・・。

僕はギャンブルはやらない。カジノにも興味がない。
麻雀については覚えておけば良かったと後悔はあるが、今更やろうとは思わない。
そんな点では本書の後半は僕にとってはあまり参考にならなかった。
参考にするために読むべきものではないが・・・。
麻雀の章はあまり意味も理解できなかった。

しかし、これだけ広い範囲で遊び方を語れるのも男としては一流。
そんな生き方は羨ましくもあり、尊敬でもある。
だからこそ男も女も寄ってくる。
近くで雰囲気を感じたい。
「大人の男の遊び方」を当たり前のように晒しておられるのだろう。

さて、一流のBARにでも行ってみるか。
本物の男になるために・・・。

映画「さよなら渓谷」

この映画は何を言いたかったのだろうか。
結局、わからないまま終わってしまった。
何かを想像させるラストシーンも同様。

作り手の意図が明確にあるのか、観る者に委ねられているのかがわからなかった。
素人考えであるが、もしかしたらその演出が海外の映画祭で評価されるポイントなのかもしれない。
そんなことはないか・・・。

一つの事件をきっかけにお互いに不幸を背負っていく。
単純で軽率な行為が一生を狂わしていく。
映画ではそれが完全否定されるわけでもなく、
そんな生き方でも互いにとってかすかな望みが感じ取れたりもする。
その先に幸福が期待できないとしても・・・。

そう思うと平凡に生活する毎日がいかに幸せということか。
些細な喧嘩があるにしても、お互い憎しみ合ったり恨んだりすることはない。
日常的な喜怒哀楽が素直に表現できることが本当の幸福なのかもしれない。
感情を表すのは泣き叫ぶことくらいで、笑うことはほとんどない。
過去を背負いながら生きるにしても、それはとてつもなく辛いことだ。

キネマ旬報でも主演女優賞を受賞した真木よう子さんは
ほとんどスッピン状態で映画に臨んでいるのではなかろうか。
かすれた肌を晒しながら体当たりの演技をしている。
少し冷たく淋しい表情が映画の重さに上手い具合に当てはまっている。

ハゲタカ鷲津政彦こと大森南朋はしまりがなく頼りない。
それがいい雰囲気を醸し出している。

端役の存在もいい。
ほんのわずかな出演でしかなかったが、
新井浩文の悪びれることのない役柄は主役をより際立たせている。
とてもイヤな奴だ。
と作品とは関係ないことばかりになってしまった。
いつものことか・・・(笑)

でも、ふと不思議に思う。
なぜあんな場所で生活をしていたのだろう。
想像できなくもないが、もっと生きる上において
生活しやすい場所はあったんじゃないだろうか・・・。