これからも前向きに 名大社会長ブログ

食べ物のはなし 叉焼麺(松)

昭和区広見町にある「好陽軒」に行ってきました。
味噌系を期待している方には申し訳ありませんが、今回は違います。
クリスマスイブも関係ありません。

珍しく昭和区です。仕事ではありません。
健康診断に引っ掛かり、CT検査に滝子まで出掛けたのです(トホホ・・・)。

久々に地下鉄「桜山」駅で下車し、市バスに乗り込みました。
市バスに乗りしばらくして気づきました。反対方向に向かっていると・・・。

営業から離れて5年と少し。
完全に土地勘が鈍っています。
何の迷いもなく違った方向に向かっていたのです。
バス停を3つほど越えた時にようやく気付く愚かさ。
「名古屋の名物」なんて大々的にアピールしてますが、
その行為がとても恥ずかしくなってきました。
みなさん、ごめんなさい。
それでも約束の時間にギリギリ間に合ったのは日頃の行いの良さでしょうか(苦笑)。

無事に検査を終え、近くにあったお店に立ち寄りました。
13時半過ぎに入店しましたが、席はほぼ満席。
その人気ぶりが窺えます。

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元気のいい大将が「いらっしゃい!ご注文は?」と聞いてきます。
「え~っと・・・」とメニューを眺めながら迷っていると
「基本は叉焼麺です!」と元気のいい声が聞こえてきます。
「叉焼麺をお願いします。」と何も考えることなく素直に返事してしまいました。

叉焼麺(松) ¥800

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名古屋地区によくある薬膳系ラーメンのお店です。
好来系とも呼ばれているようですが、本家には行ったことがありません。
分家とどう違うのかも全く知りません。
リッパなメンマがど~んと乗っていることくらいしか分かりません。
二日酔いにいいとはよく聞きます。
その程度の知識しか持っていませんでした。

「なるほど!こうくるか」とスープを味わいながら、麺をすすります。
意外とあっさりしているのでスイスイと食べることができます。
途中に高麗人参の入った酢を投入します。
ラー油も入れようかと思いましたが、
「新参者が何でもかんでも入れやがって」と思われるのが嫌でやめておきました。

店内は小奇麗にまとまっています。お客さんも誠実な人が多く、とても礼儀正しかったです。
「なるほど、そうなんだ!」と意味もなく納得してしまいました。
「ごちそうさまです」とお金を払うと
「ありがとうございます!またどうぞ!」と元気な返事が返ってきます。
気持ちいい対応です。

今年は胃カメラといいCT検査といい初めての経験をいくつかさせてもらいました。
年齢のせいなのか、不健康のせいなのか、体にガタがきているようです。
でも、このラーメンを食べればもう大丈夫。
どんな不摂生でも乗り越えられるような気がします(笑)。

年内の「食べ物のはなし」は今回で終了します。
さすがに大みそかは別なことを書かせてもらいます。
年明けからは、また味噌系に戻ります。ご期待ください。

ごちそうさまでした。

健全な組織が若手を育てる

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先週は若手の育成を考える時間が多かった。
今、自社で提供している社員定着化のための研修もその要素が含まれるが、
先週参加した2つのセミナーも同様。

ひとつはトーマツ主催の「自走する若手集団を創る経営のしくみ」。
もうひとつが盟友バリュー・プロモーション櫻山社長が手掛ける
バリュー・アップセミナー「会社を元気にするための・・・人事を科学する」。
共通しているのは職場における関係性を良くして、若手を育て会社を発展させようというもの。

その背景となるのはどういった組織を作っていくかになると思う。
よく言われることで「北風」ではなく「太陽」であるのは誰もが理解する点であるが、
それを一人のリーダーが行っても限界がある。
組織もしくはチーム全体が同じ考えも持ち行動に移さないと育成には繋がらない。
そのためには健全な組織作りが大切。

どういった組織が機能するかといえば、単純な表現だが仲のいい会社を作ること。
これは先日の打ち合わせで働きごごち研究所の藤野さんが話をされていたことだが、
シンプルで分かりやすい。
雰囲気がいい、仲がいい会社が、組織力が上がり、結果的に売上も上がる。
これは仲良しクラブを作れということではない。
新人が質問しやすい環境がある職場とない職場とではどっちが戦力化するか。
それは一目瞭然。もちろん自ら考える場は作らなければならない。

しかし、いち早く戦力化しようと思えば、疑問に対して、傾聴し、支援し、勇気づけることが重要。
「太陽」の行為に繋がるわけだ。

うちの会社で言えばクレド「名大社way 7つの約束」の6番目。
私たちはチームワークを大切にし、互いに切磋琢磨し目標に向かい行動します。
にあたる。

この言葉を守れば、個々の手法はそれほど問題はない。
お互いが同じ方向に向けば、やり方はそれぞれでも構わないのだ。
僕はそれが健全に回っているか、習慣的になっているか、見ているだけいい。

若手を育てるには、仕事における習慣、営業で言えば基本を徹底的に叩き込むことも大切。
習慣化させる仕組みを作れば、組織や個人は上手く機能する。
今回のセミナーは、自分のやっていること、
やるべきことが正しいのかどうか確認する場でもあったように感じる。

こんな表現をすると完璧のように聞こえてしまうが、当然のことながらそんな事はあり得ない。
まだまだ未熟な点は多いが、常に人の成長を考え、組織作りを考えなければならない。
あれっ、今日は固いぞ・・・(笑)。
いい勉強をさせてもらいました。

いい勉強といえば、バリューセミナーで印象に残ったことも・・・。
ひとつはあべこべ体操。こんな感じ。

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これでは分からないと思うが、じっと仕事をしている場合には効果的。
そして、もう一つは「死体」と「遺体」の違い。
そうか、死体は男で、遺体は女だったのか・・・(笑)。

実際はそんなことはないんだけれど、いい学びになりました。

自分の中の5周年

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12月21日。
この日は僕にとって忘れることのできない日。
2009年12月21日に僕は名大社の社長に就任した。
対外的には翌年5月だが、実務と社業に関わる全責任をこの日から負うことになった。
あれから5年。あっという間に時間が流れていった。

その日の日記にはこんなことを書いていた。

本日より名大社の社長になった。昨日付で小野社長が辞任したのに伴い、自分が昇格したわけだ。
しかし、実感は全く沸かない。不安でいっぱいであるが、精神的に参っているわけではない。
いずれ他社や他者がとやかく言うであろう。その経験不足を指摘する者もいるだろう。
いずれにしろ、すでに道は開いてしまったのだ。走るしかないだろう。

当時を振り返ってみると当たり前の話だが、とても夢や希望を語る状況ではなかった。
自分の中に明確なビジョンもなかった。
そこまでの経緯については半年ほど前のブログに書いているので、
気になる方があれば読んでいただければと思うが、とにかく前に進むしかなかった。

あれからもう5年。
このボンクラでも何とかなるものである。
いや、それは正しい表現ではない。
その当時から一緒にやってきた仲間が会社を支えてくれたのだ。
ありがたいことに僕が引き継いだ時からその時のメンバーは誰も辞めていない。
正式に言えば、嘱託や委託社員の方は任期も含め抜けられたが、正社員については誰一人欠けていない。
このことが原動力であり、今の会社を維持する上でとてつもなく大きい。

もし、何名かでも抜けているようであれば、今期までの業績を残すことは難しかっただろう。
一人ひとりの力が会社を支えてくれているのだ。

多分、今日の日のことは、誰も気づかないと思う。
遠い過去のことと記憶されていると思う。
しかし、たった5年しか経っていない。
だが、もう5年にもなるのだ。
今日は僕にとって5周年。

5年前の僕は今日の僕を見て、ガッカリしているだろう。
何も成長していないのか・・・。
こんなに愚かなのか・・・。

それでも何とか元気にやっている。それでいいじゃないか。
と自分を慰めるとしよう。
あと5年したら、もう少しマシになっているよ。

多分・・・。

映画「フューリー」

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この映画を観ながら、なぜかスタンリー・キューブリック監督の
「フルメタル・ジャケット」を思い出した。
本作が第二次世界大戦が舞台のため、ベトナム戦争を描いた「フルメタル・ジャケット」
とは違うのだが、なぜか共通点があるように思えてしまったのだ。

反戦映画の匂いがするとか、戦争の悲惨さを描いていることが上げられるだろうが、
人間が極限状態に陥ると人格まで変わることに共通点を感じたのかもしれない。
25年以上前の「フルメタル・ジャケット」はほとんど覚えていないというのに・・・。

正直なところ、よく分からないが
この手の映画はあるタイミングで製作されているような気がしてならない。
自国が危うい方向に向かいかけた時に公開されると思うのは僕だけだろうか。
ただの思い過ごしだろうか。

この流れで書いていくとブログが重くなりそうなので、違う角度に向かうとしよう(笑)。

振り返ってみるとブラッド・ピット出演の映画ってほとんど観ていない。
「リバー・ランズ・スルー・イット」
「セブン」
「マネーボール」ぐらいじゃないかな。
全てジャンルの異なる映画になるが、これで比較しても多才な俳優であるのは間違いない。
カッコいいだけではハリウッドの世界では生きていけないんですね(笑)。

初期の頃の「リバー・ランズ・スルー・イット」なんて、メチャクチャ爽やかな二枚目だった。
それが本作品になると人間味があり苦悩しながらも恐ろしい軍曹役。
体だってキズまるけで、観る者に戦争体験を容易に想像させる。
ただのいい男じゃないんだね・・・。
演技もそうだが、彼のメッセージが伝わってくるような映画だった。

映画館が終わった時、後ろの観客のグループが映画について語っていた。
聞こえてきた内容はマシンガンの種類であったり、戦車のタイプの話だったように思う。
僕は全く興味がないので詳細は忘れてしまったが、そんな見方もあるんだと逆に感心してしまった。

映画の見方はいろいろ。受け止め方もいろいろ。
そんなことを感じてしまった。
おススメもしたい。結構、疲れたけど・・・。

名大社 忘年会2014

昨日は会社の忘年会。
毎年恒例となった近くのCAVERNさんで媒体、ブレーンの方々を招いて行う。
今年の進行は若手3人。3年目オガワと新人コンドウ、ワタナベ。

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「中味は内緒です。楽しみにしておいてください。」と意味深な笑みを浮かべていた。
どれだけ盛り上がる忘年会になるか期待と不安が入り混じりながらスタート。
とりあえず僕は乾杯の挨拶をさせてもらう(笑)。

昨年までとどこまで違うかと期待するが、よ~く眺めてみると例年とほぼ同じ。
守りに走ったな・・・(笑)。
宴会部長がしびれを切らし割り込んでくる。

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あ~、結局、こうなるのか・・・。ワンパターンが好きな会社のようです。

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時々、わけのわからないゲームがあり、

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要求もしていないのに裸になるヤツや被り物で喜ぶブレーンもおり、

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お酒が進むうちに健全な場が乱れてきた。

まあ、それもよし。
忘年会なんだから楽しい方がいいじゃないか・・・。
多くの協賛を頂いたことから景品も豪華に。

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僕も初めて景品を頂いた。う~ん、嫁と娘が喜ぶか・・・。

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二次会は円頓寺商店街にあるジョーグーでしっぽりと。
これもまた楽しい。

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そして、気がつくと外は一面の雪。

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酔っているから寒くはないが、とんでもないことになっているぞ。
みんな無事に帰れただろうか・・・。

ろくな写真を撮っていないので、あまり優雅で豪勢な雰囲気は伝わらないのかもしれない(笑)。
でも、これも名大社らしい忘年会じゃないのかな。
こんなふうにワイワイガヤガヤ楽しく飲めるのもいい。

みなさん、お疲れさまでした。
残り6日間、頑張っていきましょう~。

食べ物のはなし さばみそ定食

会社から南に100メートルくらいのところにある「秀楽」に行ってきました。

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夜は居酒屋で、昼の時間帯はランチを提供するよくあるパターンのお店です。
お昼にお客を掴み、夜に繋げようと考えられるお店は多いかと思いますが、
ここはそんな感じは全然しません。

頑張るビジネスマンに美味しいものを食べてもらい、
午後も元気に働いてもらいたいという気がするのです。
ただそんな気がするだけで本当かどうかはわかりません。

威勢のいいお母さんと娘さんらしき女性(ただのバイト?)がテキパキと働いています。
1000円札を出した場合、おつりがすぐに渡せるよう小銭が細かく分かれ積み重ねてあります。

昼も夜もとても混んでいます。
夜は数回しかお邪魔したことはありませんが、ピークの時間に行ったところで、まず入れません。
焼酎のボトルなんて入れてしまえば、コスパはメチャクチャ高くなります。

「うん、うん、2500円で大満足!!」と笑顔で気持ちよく酔ったお客さんが帰っていきます。
お昼も混む時間を避けてお邪魔しますが、間違いなく相席となります。
これは仕方ないですね(笑)。

「さばみそ!」と最小限の言葉だけ発して注文します。
テキパキと仕事をこなされ、あっという間にテーブルに出されます。

さばみそ定食 ¥750

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さばが綺麗なカタチに切られています。
煮汁のプールにさばがしっかりと浸かっています。

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(写真はボケているのではありません。湯気です・・)

「うん、これ、これ」といいながら、さばをほぐし食べていきます。
身が引き締まった食感がたまりません。
ここは他の定食もしっかりと作られています。

みそ汁もとても美味しいです。
「こんなみそ汁が飲みたかったんだ・・・」
とみそ汁にうるさいわけではないですが、つい呟いてしまいます。

ここでは長居をしてはいけません。
お店にも並んでいるお客さんにも迷惑が掛かります。
食べ終わったらそそくさと「ごちそうさま!」と会計に向かいます。

1000円札を渡し、小分けしてある250円を受け取ります。
さて、まだ時間もあることだし、どこで時間を潰そうかな?
とぼんやりしながら歩きます。

ごちそうさまでした。

大学一年は何をすべきか

自分の事は棚に上げて言う。
あえて自分の体たらくな生活は無視して言う。
その割り切りも必要だ。

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昨日は三重県にある大学の授業の講師を務めさせてもらった。
大学一年生向けのキャリア教育の正式な科目で、
何故か昨年からその一コマを担当させてもらっている。
参加した学生は190名ほど。学部も所属もバラバラ。留学生も多い。
その学生を対象に、今の就職環境を踏まえ学生時代に成すべきことを90分近く話させてもらった。

興味のない学生には全く面白くない内容。
最初から最後まで寝ている学生もいた。それについてとやかく言うつもりはない。
自分が学生時代どうだったかを振り返れば、そんな光景は容易に想像できる。

真剣に耳を傾けている学生が吸収してくれればそれでいい。
自分にとって都合のいいことが、必ずしも相手も同じとはいえない。
まだ将来を見据えることのできない大学一年生に全て期待するのは酷。
そんな事を想いながら、自分なりの考えや経験、今ある事実は語らせてもらった。

やや強引に就職に結びつけるのは健康的とはいえないが、
そうすることで学生生活を正当化できるし、評価に値する過ごし方もできる。

僕が言いたかったのは、難しいことなんて一つもない。
今、懸命に動け、充実した学生生活を送れ、ということだけ。
まるでロビン・ウイリアムズの「いまを生きる」のようなものだ(笑)。
それをアイドルグループ嵐をネタにしながら、恋愛を例えにしながら、話をさせてもらった。

大学生活は人生においても重要な時期。
大げさに言えばこの生活が将来の価値観を生むと僕は思う。
真面目に授業を受けるのも大事だが、往復の電車の中はスマホでゲームをやり、
授業をぼんやりと義務的に受けながら時間だけが流れていくのは非常に勿体ない。

多くの人に出会い、いいこともろくでもないことも吸収し、自分の血や肉にしていく。
それが貴重な4年間なはず。
僕は一人の大人としてそんなことを学生に望んでいる。
僕よりもまっとうな大人はもっと健全な学生生活を求めているかもしれないが、
その方が断然、面白いじゃないか・・・。
直接、そんな話をしたわけではないが、昨日の授業ではいくつかのテーマにその想いを込めた。

今の大学は手厚い。昔はこんな授業はなかった。
それだけ若者が未熟になっているのかもしれないし、
複雑な世の中になっている証かもしれない。
いつでも若者は未熟なんだけど・・・(苦笑)。

僕の講義はともかく、全体を通したキャリア教育で少しは自分なりの考えを持って欲しい。
それが根本的な解決にならないのは十分理解はしているのだけれど・・・。

株価暴落

あまり目的もなく書店に行き、ぼんやり平積みを眺めていたら、本書が目に飛び込んできた。
織田裕二のドアップを見て、思わず手に取ってしまった。
(特にファンではありません・・・)

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何の予備知識もなく、池井戸潤氏の社会派小説かと勝手に思い込み購入したが、全く違った(笑)。
どちらかと言えば推理小説の分野に近い。
この手の小説も書くのかと正直驚いてしまった。
といっても、お得意の金融業界のドロドロも巧みに描いてはいるんだけど・・・。

ここに登場する大手スーパーチェーンは誰が読んでもダイエーをモデルにしていることがよく分かる。
実際の中内さんはこんな傲慢な経営者ではないだろうが、そんなふうに思わせてしまうから恐ろしい。

一世風靡したダイエーもこの世から名前も消えてしまうんだ。
時代は移り変わっていく。

田舎者の高校生の頃、岐阜駅前にあったダイエーに行くのが、結構楽しみだった。
パルコの敷居が高かったので、ダイエーでよく服を買った。
LP型をした980円のTシャツを買っていた。その頃はそんなセンスだった(苦笑)。
ダイエーの勢いの良さは記憶にある。
ドムドムバーガ―でハンバーガーも食べていた。少し安かった。

あれっ、変な方向に向かってるぞ・・・。
ノスタルジックな話がしたいわけではない。
最近は推理小説とか犯罪小説は全く読まないので、結構ハラハラしながら読ませてもらった。
ジ・エンドのその先を読んでみたいという気もする。

ただ僕としては、本作よりも「下町ロケット」「空飛ぶタイヤ」が好きだ。
そこで描かれる人の生き様に共感し敬服する。
小さな企業の中で生き抜いていくその姿勢が、どんなスリリングなドラマよりも感動を与えてくれる。
それが著者の最大の魅力のような気がするのだが・・・。

結局、何が言いたいのかわからないブログになってしまった。
すいません・・・(苦笑)。

映画「蜩ノ記」

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この映画の上映は昨日で終了した映画館が多いと思う。
従って、このブログを読んで「お~、なんて良さそうな映画なんだ。」
と劇場に足を運んでも上映はしていない。
「この昂った気持ちをどうしてくれるんだ!!」と言われても困る。
クレームは一切受付けしないので、よろしくお願いします(笑)。

そんな僕もギリギリになってようやく観ることができた。
心が洗われる美しい映画だった。
主人公の娘役である堀北真希さんも美しいが、四季折々の風景も美しかった。
普段何気なく感じる季節感を本作では改めて意識させてくれたし、
その季節感が少なからず心の動きへと繋がっているようにも思えた。

「これが日本人の本来の姿」とか
「その精神性を今の日本人は失くしてる」なんて偉そうなことは言うつもりはない。
同じように生きるなんて無理は話。
しかし、感じ取ることはできると思う。

自分にとっての価値をぶれることなく真正面から捉え行動する。
それは誰のためでもない。自分のためでもない。
信じた道を生きることでしかないのだろう。

派手なアクションがあるわけでもない。
CGが駆使されているわけでもない。
過激な演出もない。

静かに時間が流れ、気持ちが前に向いた人たちが自分の果たすべき役割を懸命に生き抜いていく。
それは江戸時代であろうが、平成の時代であろうが、何一つ変わらないのかもしれない。
そんな生き方ができれば理想的だ。

このような作品を観るとつくづく邦画ファンで良かったと思う。
もっと映画を観なければとも思う。
そうしないと自分の中の大切なものを失くしてしまうような気がする。

また、よく分からないブログになってしまった(苦笑)。

ボーナス

今日は会社の賞与支給日。

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「どうだ!棒とナスでボーナスだ!ガハハッ!」
なんてひんしゅくを買うようなことはしない。
きちっとしたカタチで支給する。当然のことだ(笑)。

今から12~13年ほど前まで賞与は現金支給だった。
支給日当日までいくらもらえるかは分からなかったので、上司から頂いた時は、
まずその厚さを確認し妄想した。
その日に限っては飲みに行くことはなく、まっすぐ家に帰った。
優秀な営業マン時代は鞄を両手で大事そうに抱え、キョロキョロしながら家路に急いだ。

どういう点が査定され評価されているのかは全く分からなかった。
どこまで根拠があるか知る由もなかった。
まあ、それも懐かしい時代。
振り返ってみるとそんな昔でもないんだな・・・。

僕が代表を務めるようになって、査定や評価のポイントを明確にした。
一人ひとり個人面談を行い、その内容を伝え金額を提示した。
当日の楽しみや驚きはなくなったかもしれないが、それも僕にとって大事な仕事。
僕のお金ではないが、立場として僕から渡さなければならない。

原資の考え方や評価のポイントをここで明かすわけにはいかないが(苦笑)、
自分としては健全に公平に行っている。

メンバーと面談し、満足気に席を立つ瞬間が僕にとっては一番の喜びかもしれない。
全員の力で作り上げた原資なので、自分のお金ではない。
もちろん勘違いはしないが、そんな場を提供できることが何よりもシアワセだ。
羨ましいなあ~と思うことも多々あるが(笑)、みんなの笑顔を見れるのはうれしいこと。
いろんな計算をしているんだろうな。

今年の仕事はあと2週間。
やらなければならないことは山のようにあるが、僕の重要な仕事は終えてしまったような気もする。
小さい人間だ・・・。

いい一年を締めくくる、素晴らしい年を迎える。そのための時間が今。
今日は特別に感謝をする日。
今年もあと少し。全員で盛り上げていきましょう。