昨日、一昨日は20卒学生の最終面接。
ガチンコで一人あたりみっちりと1時間。
面接というよりも面談なので堅苦しい感じはないが、
それでも立て続けに学生さんと向き合うと結構疲れる。
学生さんの方が緊張しているから疲労度は大きいと思いつつ、
みんなリラックスしていたんじゃないかな。

あれこれ質問するが、異口同音に言われるのが
「名大社は社内の人間関係がいい」ということ。
「そう思わせてるだけかもよ・・・」と返すが、そんな雰囲気が漂っているようだ。
確かに変なピリピリとした緊張感がないため、そう感じさせるのだろう。
たまにもっと緊張感を持たせようと思ったりはするけど(笑)。

それは僕なりに気をつけていることでもある。
そして、気がつけばめっきり怒らなくなった。
感情のコントロールができる面もあるが、考え方によるところも大きい。

そんな時に読んだ日経トップリーダーの特集。

ここに挙げられている「怒らずに済む6つの考え方」も近い。
指導専門のパートを雇って間接的に叱るは全く考えていないけど(笑)。

この特集を読む限り、世の中の社長は良い叱り方をかなり模索している。
性別や年代別だけでも手法は異なるので、個別対応は必要だが、
叱るべきところは思いきり叱ることも重要。
そんなふうにも思う。

20代、30代の頃はよく社長や役員に叱られた。
それも救いのないような叱られ方。
当時から「叱る」と「怒る」は違うと言われていたが、どうみても怒られている感じだった。
この特集にもその違いが書かれている。

怒る=もとになるのは感情で、不安や不満がある。
原因は自分の無知や感情の欠如なのに、相手の能力の低さなどに罪をなすりつける。

叱る=もとになるのは理性で、相手の成長のために最善を尽くす行為。
自分の利害は横に置く。伝えるときは、社員の目線に合わせる。

まるで違うのだ。
そのまま解釈すると、あの当時、僕は叱られていた。
きっと・・・。

頭で分かっているつもりでも、つい体が先に出てしまう場合もあるので、
ここは意識的に気をつけなければならない。
特にこの先、イマドキの若者を育てていくならば、より意識せねばならない。

そして、同時に褒めることも意識的にしなければならない。
僕自身、気持ちはあっても照れくさいのであまりしていないのが実情。
「もっと褒めてください」とよく指摘もされる。
確かにね。
自分でも分かっていますよ。

叱ると褒める。
それだけで会社の業績が伸びるとは思わないが、これからの時代はより求められるだろう。
コミュニケーションが最も重要なんだろうけど・・・。