これからも前向きに 名大社会長ブログ

沖縄で学ぶ

一昨日から沖縄へ来ている。
観光ではない。学びに来ているのだ。
ウソではないぞ。

僕が所属する出身大学の経済人で組織する同窓会組織「クラブ愛知」の研修旅行。
なぜ、沖縄か?
理由はいろいろある。
言い訳がましく説明しておくと、沖縄の企業には僕の出身大学の社長が意外と多い。
オリオンビールの社長も、スパムハムで有名な沖縄ホーメルの社長もそう。
士業の方は相当活躍されていると聞く。沖縄税理士会会長も先輩。
(昨晩もご一緒させていただいた・・・。)
東海地区限定のように思われるが、実はそうではないようだ(笑)。

しかし、オリオンビールやスパムの工場の視察に伺ったわけではない。
あくまでもそれは酒の席のネタにすぎず、今回の目的は別。
沖縄が継続的に発展していくがために取り組んでいる企業誘致の実態とその成果を学ぶためだ。

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最初に向かったのはうるま市。
沖縄のどのあたりかも全くイメージできない。
近づくにつれ、7~8年前に泊まったは浜比嘉島を思い出した。
あれが家族で行った最後の沖縄だったな・・・。
那覇から一時間程度の小さな街。

このうるま市には沖縄IT津梁パークという、
沖縄県が国内外の情報通信関連産業の一大拠点を目指す場所。
最新の施設を揃え、ここから多くの情報を発信させようとしている。
沖縄県といえば観光以外にはコールセンター業務を行う
オペレーション的な要素が強い土地と思われがちだが、今はさらに進んだ段階。
僕も初めて聞く話ばかりだが、
ここから日本とアジアを結ぶITブリッジの役割を担おうとしている。

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今回はそれに取り組む東京のITベンチャーの話を実際に伺った。
拠点的な役割以外にも雇用創出の目的があり、
こちらの企業も沖縄県出身者の採用にも積極的。
ご存知のように沖縄県の失業率は全国トップクラスなので、
県としても何らかの対策は講じなければならない。

施設を見せてもらった。

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これがオフィスかと思わせるような環境。
リゾートホテルと間違えてもおかしくない。
この施設が1㎡あたり1400円程度で借りられる。
分かりやすく坪単価で計算していると、え~っと、一坪4600円。
移転したうちのオフィスの何分の一になるのか・・・。
う~ん、これはもう一度移転したほうがよさそうだ(笑)。
と思わせるほど魅力的。
土地も沢山あるので、拡張していくらしい。

説明をしてくれたITベンチャーはその魅力を感じて拠点を設けた点も目的のひとつだが、
地震が少ないのも理由の一つ。
そして何よりトップが沖縄好きという。
そんな企業はごまんとあるんじゃないかな・・・。

インフラさせ整えば、どこで働くかは問わない時代に確実に向かっている。
そんな点ではこの取り組みに対し得ての期待は大きい。
難しい問題も含んではいるが・・・。

こちらを後にして向かったのは名護市。
こちらも市を上げて積極的な取り組みをしている。
一昨日も本来休みの市の職員さんが僕たちに対して熱くその想いを語ってくれた。

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名護市は隣が辺野古ということもあり様々な問題を抱えている。
複雑な環境であるのを承知の上、真剣に取り組まれている。
そのあたりは素直に感動した。

条件はうるま市よりいい(笑)。
1㎡500円程度で借りられる。
ただみたいなもんだ・・・。
それは言い過ぎだが、それだけ誘致に懸命だ。
Uターン、Iターンに対策も積極的だが、まだまだ面は多い。

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僕なんかは単純に企業誘致を含め、
移住に対しての優位性を持たせた方が効果が上がるのではないかと思ってしまう。
感覚的に言っているだけなので根拠は乏しいが、
沖縄に魅力を感じ住みたい街と思っている人は多いんじゃないかな。
いいきっかけさえあれば移り住むことも考えられるのではないだろうか。
そんな簡単な話ではないけれど・・・。

今回の沖縄は初めて知ることも多く、いい学びになりました。
さて、今日は何を勉強するのだろうか。
ただ走り回るだけなのかな。

映画「何者」

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原作を読んだのは3年半前。
随分、遠い過去のような気がする。
本の中身もすっかり忘れてしまった。

当時のブログを読み返しても、何の参考にもならない(笑)。
そのため、どこまで映画が原作に忠実かはあいまいのままだ。
ただ僕はその当時、大学や人事担当者向けの講演でこんなスライドを使っていた。

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この感覚は映画でも変わらない。
漠然とした不安感が映画全体を覆っていたのは原作と同じ。
現代の若者の姿を巧みに映画も描いていたのだと思う。
それは僕が思うということで、本当にそうかはわからない。
映画で描かれる就職活動の姿はある意味リアルで、僕らが日々接している学生像に近い。

リクルートさんの協力を仰いでいるせいか、そのあたりにズレはない。
しかし、現実の就職活動は毎年のように環境が変わる。
映画で描かれる世界は昨年(2015年)を表現している。
原作は2011年か2012年を描いているはずだ。
このわずか3年の間に学生の置かれる外部環境は大きく変わり、
それに伴い学生の行動や思考も変化している。

2015年はかなりの売り手市場になっているため、選考の難易度は描かれている世界と微妙に違う。
業界人っぽく、その点だけを捉えていえば、
外部環境の好転により悩みの種類も変わってくるんだよね。
なんかイヤな奴ですね・・・(笑)。

しかし、そんな些細な指摘は本質ではないだろう。
今、若者が抱えるホンネとタテマエの使い分けの難しさ。
SNSが生活の一部になることにより、その呪縛から逃れられない現実は恐ろしい。
僕のような人からどう思われようがどうでもよくなったオジサンは不感症になり、
この若者たちに付いていくのは難しい。
しかし、自分の学生時代とオーバーーラップさせれば、少なからず近い面はあったのかと思う。

半径5メートルが気になって仕方がない現実。
情報伝達手段が限られていた分、鈍感にならざる得ないが、
きっと世代的には共感すべき点はあるのだと思う。
だから、映画を観ながら、妙にしんみりしてしまったのかもしれない。

僕は原作を読んでいたので、あまり本作を観るつもりはなかった。
原作でお腹いっぱいの状態だった。
(中身を完全に忘れているくせに・・・笑)。
映画のメッセージも予告編から何となく窺えた。

しかし、観てしまった。
そして、観てよかったと思う。
こんな感情を持っていることや理解することがいくつになっても必要かと・・・。
悩むことが若者の特権なのだ。

この映画を観て、就職活動に嫌気がさしたらどうすればいいか。
それは直接、聞いてもらいたい。
解決方法を伝授して差し上げよう。
あくまでも学生限定で・・・(笑)

相変わらずの・・・。ランニング日記1610

9月のランニング日記は70kmの距離を報告した。
時期としてはイマイチ。
そして、最後にこう締め括った。

「目標の100kmも程遠いが、10月はもう少し頑張れる気がする。
東京のライバルも、名古屋のライバルも頑張りそうな感じだし、気合を入れますかね。」

自分自身で頑張れる予感があった。
10月は朝RUNには最高の季節。
暑くもなければ寒くもない。
気持ちよく走れる一年を通して数少ない時期。

頑張れる予感。
その予感は外れた。
実際は外れていないかもしれない。
解釈を変えれば、頑張ったともいえる。
なんとも奥歯にモノが詰まったかのような表現(汗)。

9月の70kmに対し、10月は75km。
5km増えた。

あっ、そこのライバル、笑ったでしょ?
「ふっ・・・」とため息ついたでしょ?

結果、微妙な距離で終了。
それでも久々に1回のランニングで13㎞走ってみた。
ここ最近は10kmがせいぜいだったが、距離を走ってみた。
スピードはともかく、そんなにキツいわけではない。
時間さえあればもっと長い距離を走ることは可能だろう。

やはり大会に出ないといけないわけだ。
来年3月の名古屋シティマラソンは入金も済ませエントリーは完了。
昨年は入金を忘れ、取り消しの憂き目にあっているので、
今年は最善の注意を払ったのだ(笑)。
とはいえ、それ以外にハーフマラソンを申し込んでいる大会はない。

緊張感のない日々を送ってしまいそう。
やはり何か参加しなきゃいけませんね。
誰か一緒に走りましょう。ハーフを。

そんな何の話題もない10月だったが、社員旅行に行った際、宿泊先の琵琶湖周辺を走ってみた。

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朝日を眺めながら走るのは気持ちがいい。
もう少しコースを把握していれば、もっと快適なランニングができたかもしれない。
おかげで変な場所に迷い込んでしまった(笑)。

さて、11月はどうなるか。
かなり週末の予定もいっぱいで身動きがとれない状態。
どうやってやりくりするか。
あまりエラそうなことは宣言せず、黙々と走ることにしたい。

「松下幸之助 歴史館」再び

先週水曜日は「壺中の会」の大阪オプション例会。
「壺中の会」の学びの祖となる「松下幸之助 歴史館」にお邪魔した。
僕自身は2度目の訪問。
前回は3年半前なので、随分、昔のこと。

当時感じたことと今感じることは異なるはず。
そんな思いもあり、参加させてもらった。

今回は「壺中の会」メンバーにPHP研究所の佐藤専務にも同行頂き、
幸之助氏にまつわるエピソードも詳しく解説頂いた。
よく考えるまでもないが、とても豪華なツアーだ(笑)。

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この歴史館は創業50周年を記念して開館。
パナソニックはあと2年で100周年を迎える企業。
名大社もあと3年で50周年。
同じ歴史を歩みにしても、その足跡や実績は全く異なる。
50周年で社史を作ろうとほざいている自分がとても小さく見える(苦笑)。
そりゃあ、仕方ないですね・・・。

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創業時から第二期、第三期、第四期へとその歴史を順を追って眺めていった。
特に今回は幸之助氏が苦労した時代を中心に眺めていった。
「経営の神様」でも完璧ではない。
その都度、失敗を乗り越え、神様と呼ばれる存在になっている。

その時々の判断が間違っていないか、自分なら同じ判断ができるか、
そう思いながら見ていたが、決して簡単ではない。
結果から判断すれば当然のように思えるかもしれないが、
その瞬間でいえば、正しいかどうかなんて言い切れるわけではない。
そこを知るということは重要。

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ラジカセあたりの展示を見ると懐かしさもこみ上げてくる。
いくつか分かれている映像コーナーでは、「松下資料館」でも流れていた名古屋JCの講演を再度視聴。
「私心を消す」その難しさを幸之助氏は語っていた。
80歳を超えた年齢でも戦っていたのだ。

今回は「松下幸之助 歴史館」だけでなく、松下幸之助創業の地も訪れた。

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歴史館にも復元があり、よくドラマでも登場する創業の家は現在も形を変え、残っている。

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記念碑やいくつかのプレートも掲示してあるが、今も普通の商店街。
特別なものが存在するわけではない。
そんな街をブラブラさせてもらうのもこんな機会でなければ難しいこと。

多くの方の経営者の話を聞いたり、書籍を読んだりしているが、
未熟な僕としては幸之助氏の考えが一番しっくりとくる。
その教えが日本の経営者にとっても最も重要だと感じる。
それはいつの時代も変わることのない本質。
まだまだ勉強不足の身ではあるが、そんなことを思う。

今回もいい勉強をさせてもらいました。
幹事のみなさん、ありがとうございました。

食べ物のはなし サービスランチ

先週で50回続いた円頓寺シリーズは終了。
惜しむ声に併せて新シリーズに期待する声があちこちから聞こえてきます。
「どうだ!円頓寺シリーズの評判が良かったのだ!」
と人気食べ物ブロガーはひとり頷きます。
と同時にとてつもない不安も襲ってきます。

新シリーズへの期待に対するプレッシャーが日に日に増してきます。
いくつかの企画書を作成しプランを練ってはいますが、
円頓寺シリーズを超えられる自信はありません。
研ぎ澄まされた感性を維持しつつ、新たな分野へ切り込んでいく力こそが
人気食べ物ブロガーとしての次へのステップであるのは十分承知はしています。

皆さんが思うほど簡単ではないのです。
悩みます。
オフィス移転を機に「食べ物ブログ」を止めてしまうことも可能です。
しかし、それは全国30万人の読者への裏切り行為でもあります。
そんなことは許されません。

窮地に立たされた食べ物ブロガーは、
街を彷徨っているうちに何故か新大阪駅に到着していました。
新幹線で来たのか、在来線を乗り継いできたのか記憶はありません。
気づいた時には新大阪駅だったのです。

これはここで勝負しろということか、と勝手に判断しました。
頭を切り替えて、大阪のグルメをイメージしました。
スッ~と頭に浮かんだのは551蓬莱の豚まんです。

やや強引な理由ですが、「551蓬莱」さんにお邪魔しました。

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「よ~し、豚まんセットでも食べるぞ!」と気合を入れて入店しましたが、
豚まんは店内で食べることはできません。
もちろん豚まんセットもありません。
あくまでもお持ち帰りなのです。
再び窮地に立たされましたが、気持ちは折れることなくサービスランチを注文しました。

サービスランチ 1000円

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海鮮焼きそばとチャーハン、唐揚げのセットです。やや小ぶりです。
それをごまかすために焼きそばをアップで撮ってみます。

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酢をかけ、からしをたっぷりと塗り、チャーハンと交互に食べ続けます。
「もっと大阪名物があったんじゃないか・・・」と心の中で呟きます。
お店の前の「大阪名物」という言葉に安易に乗っかった自分を少々反省します。
しっかりと味付けはしてあり、美味しく頂くことはできました。
ただ隣のサラリーマンが食べていた天津飯の方が美味しそうに見えました。
まだまだ修行の身の食べ物ブロガーです。

名古屋へは新幹線で戻ることにしました。
幾分、気持ちの整理がついたせいか、新シリーズもスタートできそうな予感です。
お土産には豚まんを購入しました。

ごちそうさまでした。
来週もよろしくお願いします。

伏見よ!これからよろしく!

名大社では移転を完了し、今日から本格スタート。
11月1日の大安である。
実際は昨日も新オフィスは稼働していたのだが、
荷物の整理などに追われ、オフィス内はグチャグチャ。
受付対応方法も決まっていなかった。

オフィススペースも什器を一新した。
最新のオフィス環境を披露したいが、段ボールだらけなので今日のところは止めておこう。
ざっとパブリックスペースをご紹介しよう。

こちらがエントランス。

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そして応接室の奥から見たエントランス。

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応接室は全部で3つ。

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来社されるお客様の用途に合わせ、少しずつ仕様を変えてみた。
そうでもないか・・・。

こちらがセミナールーム。

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40名収容のスペース。
真ん中に間仕切りを入れ、2つに分けて使用することも可能。
テーブルも台形にしてみた。
組み合わせ方法でいろんなカタチになる。
使い勝手がいいかはわからない。
後から不評を買う可能性もあるが、なにごともクリエイティブでなければならない。

以前のブログで書いたように今回の移転の目的は、
★会社に行きたくなるオフィス
★イノベーションが起こる(起こりそうな)オフィス
★稼げるオフィス
なのだ。

傾いた本棚にも書籍を並べた。
そして、昨日僕あてに送られてきたアイドルの色紙も並べてみた。

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社長を持ち上げるその感覚が素晴らしい(笑)
一度、ご馳走しなきゃいかんな・・・。

今までは営業と内勤を分けて座っていたが、今回はごちゃ混ぜにした。
そして、数ヶ月に1度、席替えをする予定。
社内的にはかなりヒンシュクを買っているが、
これまでにないコミュニケーションも生まれるかもしれない。
そう期待したい。

とうとう僕の机もなくなった。
空いたスペースに座ることにした。
昨日から僕の隣は新人のオグラ。
向かいは姉さんシゲノ。

2人とも一応、笑顔を作ってはいるが、心の内は泣いているだろう。
早く席替えが来ないかと思っているだろう(笑)。
しばらく付き合いなさい。
そんなにちょっかい出さないから心配するな・・・。

さてさて、この新オフィス。
どんなドラマが生まれるのだろう。
期待しながら毎日過ごしていきたい。

伏見よ!これからよろしくね!!

ヤマゾエよ、幸せになれ!

昨日はヤマゾエの結婚式。
名大社では社長の次にイケメンとの噂もある。
ホントか・・・。

なんと会社の引越しの日に結婚式という気の使いよう(笑)。
本人の方が先に決まっていたわけだから、文句のつけようがない。
僕は当然のことながら、お酒の飲める結婚式を優先した。

場所は四日市の「ラセーヌ マリアージュ 四日市」。

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今どきの披露宴。
毎年のように社員の結婚式に列席するうちに感じることがある。
親御さんがどんどん自分の年齢に近くなる。
昨日のヤマゾエの結婚式はほとんど親御さんは同世代。
それだけでも、う~んと唸ってしまう。
そして、妙に涙もろくなってしまう。
新郎新婦の「お父さん、お母さん」と呼ぶこと自体、不思議な感覚。

まずはチャペルでの挙式。

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この緊張感と初々しさ。
この気持を忘れないで欲しい。
風が強い日だったが花束を投げ入れる。

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そして、披露宴。
ヤマゾエの人物像を素直に証明するような、実に爽やかでシンプルな演出。
新婦のハルカさんも美しい。

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お決まりのケーキカット。

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スコップのようなスプーン。

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トイレにもこんな感じ。

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僕は最初に主賓としていつものように適当な挨拶をして、あとはひたすら飲むだけ。
席も一番前なので、写真も誰にも邪魔されない。
二人の友人からすれば邪魔なオジサンという印象しかないだろう(笑)。

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美味しい料理も頂く。
同席したケンジは瞬く間に平らげる。
本当に味わっているのかな(笑)。

年に1~2度、社員の結婚式に出席するが、何度出席しても感動は同じ。
だんだん涙腺が弱くなっているようで仕方ない。

最近は演出も凝っている。
プロジェクションマッピングを思わせるような映像。

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美しい2人は栄える。
そして、記念写真。

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いつものようにノーテンキな表情。
それでいいのだ。

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定番となった親への感謝と挨拶。
やっぱりこんな場面ではウルッときてしまう。
歳を取った証拠だな・・・。

披露宴の最後は当日の風景も映してくれる。

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僕の挨拶もばっちり映っている。
こういった演出が披露宴を盛り上げるんだな。

結婚式は何度出席しても嬉しいもの。
主役の2人の将来を明るいものにしたい。

そして、思う。
ヤマゾエよ、幸せになれと。

これからの活躍を期待している。

さらば、丸の内

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この写真は今週、月曜日の朝礼前に撮ったもの。
雲一つない清々しい朝から最後の一週間がスタートした。

このブログでも何度も書いているが、名大社は来週より伏見に移転する。
本格的な仕事は本日が最後。
6年半過ごしたオフィスと”さようなら”することになる。
長いようであっという間の時間だった。

名大社で働き始め、27年半。
そのうちの6年半がここ。
社会人生活からすれば以前の中日ビル時代が圧倒的に長い。
時間軸ではそうだが、ここで過ごした時間は何事にも代えがたい。

僕が会社を任されスタートしたオフィスがこの場所。
新しい体制を作り、いろんなことにチャレンジしてきた。
成功もしたし失敗もした。
既存のメンバーと同じ数の「丸の内チルドレン」が入社した。

2度ほどオフィスを改装し今の事業に合わせてきたが、限界に達してきた。
いずれ移転をする時がやってくるとは思っていたが、今、このタイミングとは予想できなかった。
いい意味で順調に伸びてきた証。
前向きな移転と喜ぶべきだ。

丸の内に比べ伏見はオフィス街でありながら、繁華街でもある。
人通りも多い。アクセスもいい。
飲み屋さんだって圧倒的に多い(笑)。
条件は揃っているのだが、寂しい気持ちも強い。

丸の内の日中はとても静か。
ランチのお店も限られているので、円頓寺商店街までトボトボ歩き、ふらっとお店に入る。
そのほんわかした雰囲気や静かなオフィス群も好きだった。

何より僕の第二の人生のスタートだった。
第二という表現は語弊があるかもしれない。
転職経験もなければ、起業したわけでもない。
ずっと名大社で働いている一人のビジネスマンに過ぎない。

しかし、社長以前と社長以後とは人生が大きく異なる。
物の考え方や行動、人の付き合い方も変わる。
相手の見方や評価も変わる。
僕はひとりの人間としてなんら変わらないのだが、
「名大社の社長」という肩書で世間の捉え方は大きく変わる。
今でもそのギャップに苦しむ時はあるのだが、当初ももっと違和感が凄まじかった。

その経験も含め、この場所で仕事をしながら、その変化に順応してきた。
成長しきれていないのは認めざるを得ないが、この6年半で経験したことは多かった。
だから僕にとっては大切な場所。

少し遅いエレベーターも窓際が寒いその空間も今思えば、ビルの思い出を残すために必要なこと。
そんなふうに思えてしまう。
だが、思い出は思い出として引っ張らないようにしたい。

新たなスタートを新たな気持ちで始めたい。
リセットする姿勢で新オフィスを稼働させる。
僕が今まで使用していた社長机もそのまま置いていく。
書類も最低必要分のみ残し、相当量を処分した。
過去の実績を残しておくのは大切だが、過去に引っ張られてはいけない。
過去の遺産もそこそこでいい。

そう考えると今回の移転はいいタイミングなのかもしれない。
この機会に感謝すべき。
今日一日を噛みしめながらじっくりと仕事したい。

さらば、丸の内。
ありがとう、丸の内。

食べ物のはなし 円頓寺シリーズ その50 最終回

丸の内に移転し6年半。
円頓寺方面のお店に顔を出すようになったのも同じくらいの期間です。
円頓寺シリーズをスタートして約1年半。
いよいよ最後の瞬間がやってきました。
この50回を節目に最後にしたいとしんみり考える食べ物ブロガーです。

同じ店を数回アップしていることもありますので、
正式な数は言い切れませんが、40数店舗のお店を紹介させてもらいました。
中には円頓寺シリーズを書くためだけにお邪魔した店もあります。
1回こっきりでそのまま放置してしまったお店も結構な数。
大変失礼いたしました。

しかしながら、少しは円頓寺に貢献できたのではないかと自画自賛し、
半分涙目でこのブログを書いています。
今週末で会社は丸の内から伏見へと移ります。
人気食べ物ブロガーを育ててくれた街が円頓寺と言っても大袈裟ではないでしょう。
いままでありがとうございました。
感謝、感謝です。

こんな感傷的な感じでブログを終えてもいいのですが、
これでは僕を育ててくれた街に失礼です。
最後まできっちりと役割を担っていきます。

四間道から国際センターに向かったところにある「やきとり風月」さんに行ってきました。

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隠れ家的なお店で、いろんな使い方ができます。
社員とじっくり話すも良し、お客様の接待も良し、お忍びも良し、
と使い勝手は万能です。
ほとんどが個室なので、面が割れることも少ないでしょう。

基本的にはコースでの提供。
一串一串、丁寧な仕事がされています。

「山田さん、いつもありがとうございます。」
「あっ、どうも、どうも。今夜もよろしく頼むよ。」
なんて気取ったりすることもあります。

前置きが長くなりました。
この日も大切な人とじっくり語り合います。
日本酒もワインも豊富です。
いい感じに酔っていくので、時々、写真は撮り忘れます。
今回は最終回記念で一気に写真をアップします。

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〆は担担麺か鶏ラーメンかデザートを選択します。
食べ物ブロガーはデザートを選択することはありません。
最後まで勝負に徹するのです。この日は担担麺でした。

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程よい刺激が体を覆い、酔いをわずかながら覚ましてくれます。
「お~、いいぞ、いいぞ、この感じ。なかなかやるじゃないか。」
といつものようなセリフもつい飛び出します。

しかし、円頓寺シリーズが最後だと思うと汗か涙か分からない状態で、
顔がグシャグシャになります。
別れは辛いものです。
ただこうした行動を取らないと真の人気食べ物ブロガーにはなれません。
これも修行の一つとして、別れを告げます。
ありがとうございました。

新天地で新たな歴史を作っていきます。
ごちそうさまでした。
また、いつか会いましょう~。

な~んてね・・・(笑)。

これからの時代の経営とリーダーシップ

先週のこと。
富士ゼロックスさんの主催するエグゼクティブセミナーに参加させてもらった。
講師は東レ経営研究所の元社長 佐々木常夫氏。
タイトルは「これからの時代の経営とリーダーシップ」。

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4年前にも一度、講演は拝聴した。
勉強になる方の話は何度でも聴くべき。
特に僕のようなすぐに忘れてしまう人間は繰り返し聞かないと身にならない。
もっと言えば、実践に役立てなければ、いくらいい講演を聴いても意味がない。
冒頭に佐々木氏がそんなことも言われていたため、反省しながら今回の講演を伺った(笑)。

これまで何十回といろんな方の講演を聴いてきたが、どこまで実践しているだろうか。
多分、5%くらいしかないのではないか。
講演の中味だけでなく、講演手法を参考にする点では、10%くらいかな。
いや、そんなにもないな。多分・・・(苦笑)。

今回の講演は名大社の中堅幹部オクダを連れていった。
僕も参考にはなったが、彼にはもっと響いたであろう。
それも相当、耳に痛い話だったので、相当、効果があったと思う。
オクダの好きな(?)長時間労働を完全否定されていた。

佐々木氏は長時間労働はプロ意識の欠如、想像力の欠如、羞恥心の欠如であるという。
完全に打ちのめされたであろう。
僕が言うよりも説得力があるので、たまには他者を利用し気づかせなければならない(笑)。

単純に働く時間が短ければいいというわけではない。
時間を節約するための効率的な仕事術をマスターすべきなのだ。
ポイントはプアなイノベーションより優れたイミテーション。
仕事は発生したその場で片付ける。
ビジネスは予測のゲーム、常に予測しフォローアップ、など。
頭では理解していても行動に起こせないことを確実にこなせと言われているようなもの。
これは僕自身も反省・・・。

佐々木氏はただ効率を求めているのではない。
そのために必要なことはコミュニケーションと信頼関係であり、
人と人との繋がりを重要視している。
「会議は最小限に、ミーティングは頻繁に」というキーワードもその象徴。

時間の管理をするのではなく、いかに仕事の管理をするのかが重要なのだ。
それを習慣化させてしまえば、仕事は効率的に回り、会社も個人も成長する。
今、名大社が目指している方向も間違っていないとは思う。
佐々木氏が指摘されている点とずれてはいない。
まだまだだけど・・・。

そして、最も大切なトップの仕事。
意識と行動を変えることが、会社を変える。
う~ん、全然足りませんね。
出来ているといえば、自然体であることくらい。

どちらにしても、まだまだ。
完璧なら講演を聴く必要もないし・・・。
それだけ伸びしろがあるとプラス思考にしておきたい。

いい勉強になりました。
少しでも実践し活かしていきます。