これからも前向きに 名大社会長ブログ

カテゴリ「酒を飲む、肴を食らう」の記事一覧:

休日には・・・、あっ、平日もか

この1年ちょっとで僕の生活が大きく変わった。
昨年2月までは平均すると週3~4回は外食していたので、
(ただ飲んでいただけ)
家での夕食は1週間のうち半分程度。
ここに家族での外食は含まれていないので、
家でしっかりと晩飯を頂くのは週2回ほど。

かれこれ10年はそんな生活だった。
それがコロナにより一変。
ほぼ毎日、家で食事をすることになった。

昨年、春先は息子もオンライン授業で帰省していたので、
毎日のように家族4人で夕食。
そんな生活が続いた。

これが当たり前になるといい意味でも悪い意味でも変化が生じる。
1年も経てば家飲みにこだわるのは当然。

山田家はすっかり日本酒を楽しむ家族となった。
とはいえ娘は日本酒を好まないので、嫁さんと二人きりで。
八方美人の僕はワインもウイスキーもホッピーも飲むが、
何故か嫁さんは日本酒が一番いいという。

家で立場の弱い身としては嫁さんの意向に従わざるを得ない。
すっかり日本酒中心の生活となった。
ブログのネタ不足という言い訳を理由にこの3ヶ月の日本酒を紹介しよう。
もはや順番はどうでもいい。
酒器もこだわって錫なのだ。

近所のスーパーで買うのではない。
養老町までわざわざ行ったり、中村区の酒屋だったり、伏見の地下街だったり。
最近はこの3店を回しているのかな。

一つ一つ紹介したいところだが、かなり面倒だし、
「美味いっすね」とか、「スッキリですね」とか、
「なかなかフルーティー」というチープな表現しかできないので止めておこう。
本当は蘊蓄を語っていいんだけど。

ふるさと納税ではまった「たかちよ」は平仮名か漢字なのかで味わいも異なる。
ちなみにイエローラベルはバナナの香りという。
ブルーラベルはグレープフルーツらしいけど。

そんなことを意識しながら飲む日本酒もいい。
これからは夏バージョンのにごり発泡系が増えていくのか。

本来であれば金曜日とか土曜日とか週末を楽しめばいいが、
月曜日からフル回転だったり・・・。

少しずつ外飲みも増えるだろうが、こんな生活も悪くない。
だからこそ、おススメの日本酒を教えてもらいたい。
いや、おススメの日本酒を送ってもらいたい。

それでは。

たまには日帰り旅行も

先週金曜日は休みをもらって家人と日帰り旅行。

これまで会社を休んで家族と出掛けることはほとんどなかったが、
少しはそんな時間を持つのもいい。
家を追い出されないためにも・・・。

向かったのはこちら。

初めて乗った近鉄しまかぜ。

平日で空いているせいもあるが新幹線のグリーン車よりも快適。
こんな記念乗車証も渡してくれる。

家人が最新トイレの使い方が分からず、「一緒に付いて来て欲しい」という。
まあ、そんな姿も可愛かったり・・・。

賢島に到着し送迎バスに乗り目的地へ。
伊勢志摩サミットの会議でも使用された「賢島宝生苑」さん。

こちらで食事をして温泉に入るのが今回の目的。
それ以外には何もない。
家人孝行はあるが、後ろめたいことは一切ない。

案内されたのは窓側の席。
向かい合わせではなくお互い並んで食事を頂く。
コロナ禍の観光地の現状を描いているのだろう。

立派なホテルで食事をするのは僕ら含め3組のみ。
もう少しお客さんが入ってくれると賑やかな雰囲気になるけど。
途中からは貸切状態。ちょっと寂しい。

まずは三重県のクラフトビールを頂く。
家人がメニューを眺めながら、
「アオキスーパーなら●●円なのに、こんなに高いの?」
「ここはホテルだからね。」
まあ、そんな姿も可愛かったり・・・。

伊勢神宮の神宮御料酒に選ばれたお酒を頂き、

オリジナル燗酒も頂いた。
作や半蔵という三重の名酒と迷ったが、宮の雪も三重を代表するお酒。

それに合う料理も・・・。

食後は温泉へ。

こちらのウリは露天風呂でもある。
風呂場から50メートル先の露天風呂に向かう。
賢島全体が見渡せる美しい景色。

これがなんと貸切。
こんな贅沢はない。
と同時に勿体ないと思ったり。
家人も貸切だった。
時間もあったので庭園を散策。

こちらは2016年、伊勢志摩サミットで使われた「庭園」。
天気が良ければ、すこぶる気持ちが高揚しただろう。

こんな場所で飲み会ができるのであれば、
いや、会食ができるのであればどれだけ盛り上げれるだろうか。
国同士のくだらないグダグダも解決するのではないか。
オープンマインドでいこうじゃないか。

そんなことを酔った頭で考えながら、フラフラと歩き回った。
初めてお邪魔した賢島。
東海地区にはまだまだ魅力的な場所は多い。

電車に乗って、美味しいお酒を飲んで、温泉に入ったという単純明快ブログだが、
たまにはこんな平日があってもいい。

いい癒しの時間を作ることができました。

尊敬するなあ~

随分前に日経新聞を読んでいるとある広告に目が付いた。
「ITトレンドEXPO」というオンラインイベント。

時間を合わせ申し込んだ。
僕が目を引いたのは中田英寿氏のスペシャルトーク。
「伝統のその先へ」というテーマで話をされた。

インタビュアーは元テレビ東京アナウンサーの鷲見玲奈さん。
現在はフリーアナウンサーとして活躍されている。
当時は全く知らなかった。
なんと岐阜県出身。

インスタあたりを見るとグラビアアイドルっぽいため、
聞き手が納得するインタビューができるのかと思っていたが、予想以上。
大変失礼しました。
これからは応援します!

書きたいのはそんなことではなく、中田英寿氏の取り組み。
現役時代から彼のことは好きで金子氏や小松氏の作品もよく読んだ。
引退後の活躍も理解していたし、「に・ほ・ん・も・の」もブログに取り上げた。

しかし、インタビューに答える姿は久しぶり。
それも45分、みっちり。
環境は人を変えるのか。
なんと丸くなったことか・・・。
ツッコみたくなる質問にも笑顔で答えていた。

好きなことをやりたい。
それを覚悟として取り組んでいるのが日本の伝統産業。
てっきり蔵元や農家を回り、広報的な役割を担っていると思ったが、それだけではなかった。

ファンや通の間では当然かもしれないが、Sakenomyというサイトも初めて知った。
早速アプリをダウンロードし、試しに日本酒を購入してしまった。
感即動ですね(笑)。

届いたのがこちら。
管理の行き届くクール便。

中田氏はれっきとした経営者。
それも芸能人が好きなジャンルのお店を趣味的に経営するのではなく、ビジネスモデルも明確。
仕事歴32年、社長歴11年の僕も感心するばかり。
その視座の高さ、問題解決能力は大いに尊敬。

頭のよさは知っていたが、そんなビジネスセンスも持ち合わせているとは・・・。
ビジネスセンスなんて失礼だな。

彼は自分の利益を考えるのではなく、全体の利益を考えるのが第一。
sakenomyも日本の伝統でもある日本酒をいかに有益な情報として伝え、
信用のおける物流を作るかを基本にしている。

配送料は少々高いがその姿勢に共感し、つい買ってしまったのも、感即動のひとつ。
中田氏に言わせれば日本の伝統は衰退ではなく、よく知らないだけだという。
そのためのプラットフォームさえ構築すれば、伝統は衰退しない。

好きなことをやっているだけとお気軽に言われるが、
日本人として世界に伝統を発信するのも責任感の表れ。
素直に感動。

中田氏はGOALは設定しないという。
どんなものでも終わりはない。
GOALを決めた瞬間、何かが終わってしまうのだろう。

常にGOALを描こうとする僕は愚かか・・・。
やはり一流の言葉は違う。
20年前も今も尊敬すべき人物は変わらない。

「春よ来いライブ2021」を聴いてみた

ブログネタがなくもだえ苦しんでいた時にふと浮かんだのがこれ。

あ~、よかった。
渋々、金曜日にLIVEを聴いてて・・・。
いいネタが見つかった。

僕が社外取締役を務める株式会社パフの釘崎会長がLIVEを行ったのだ。
昨年9月の引退ライブで卒業かと思ったが甘かった。
懲りずに今回、春よ来いライブ。
会長になりヒマみたいなので、この分で行くと年4回はやるかもね。

一応、付き合いもあるので、できるだけ参加。
いつもはライブ会場に出向くが、
緊急事態宣言中であるため今回はライブ配信にて。

19時スタートに間に合うように帰宅したが、さすがに食事中はNG。
音なしで映像だけ流したが、家族は見向きもせず。
勝負どころが違うので仕方なし。

早々に食事を終え、書斎に入る。
そこからゆっくりと鑑賞。
最初に聴いたのが、ビートルズのヘイジュード。
あれっ、歌詞飛んでない?

それで第1部は終了。
休憩をはさんで第2部。
ここではゲストが登場。
ゲストは大物美人社長。

颯爽と現れ、2曲歌って去っていった。

どんな場でも速攻で物事を決め、物怖じせず堂々と振舞うのが彼女の魅力。
そう、それはパフの吉川新社長。
彼女のリーダーシップのおかげで新生パフは絶好調。
ここまま突っ走ってもらいたい。

ライブは懐かしい曲を中心に進んでいく。
釘崎さんは僕よりも6歳上なので、世代的に少し前に流行った曲が中心。
「なごり雪」も「22歳の別れ」も当時でも一昔前に流行った認識。
でも、そんな曲が好きな友達は多かったな。

懐かしさを感じ感傷的に浸ってもパフのメンバーは容赦ない。
歌っている最中もメッセンジャーグループはコメントの嵐。

内緒で一部だけ公開しておこう。

こうして、ライブは第3部へ。
ここでもゲストを招き演奏。
第3部は美人バイオリニストすみもっちゃん。

素晴らしい~。さすが!
僕は彼女のせいでパフの20周年の懇親会で血だらけになった。
どうしてかは覚えていない(笑)。

今回は3部構成だったが、いつもに比べ喋りの時間が長かった。
その場しのぎでひねりもなかったが、ライブは無事終了。
それでも金曜の夜を楽しむことができた。

そして、釘崎さんの活動は拍車がかかる。
7月あたりにフォークソング居酒屋をオープンさせる。
場所は神保町。
以前は某有名串カツ店。

知り合いのほとんどは冗談だと思っていたが、いやいや本気。
もう少し先ならバイトもできるが、今夏は難しいかもね。

いよいよライフワークのスタートか・・・。。
影ながら応援はしますよ。

ネタ切れを補うブログだったが、案外、しっかり書いてしまった。
これからも楽しみにしたいですね。

食べ物のはなし 特別編 うな重

食べ物ブログを振り返ってみると、ずっと伏見シリーズが続いています。
番外編、特別編は昨年12月に書いたのみ。
伏見を応援することは大切ですが、それだけこの界隈から出ていない証。
それはそれで少し寂しいですよね。

たまには遠出したい気持ちもなります。
ここはド~ンと行ってみましょうか。

自宅から北に向かい車で10分。
娘が通う会社のすぐ近くにある「こころ」さんに行ってきました。

通りは津島市の田舎道。
どこが遠出で、どこがド~ンとだと冷笑されそうですが、
緊急事態宣言期間であったため、これで十分なのです。

こちらは地元では人気の鰻屋さん。
時間を外さないとずいぶん待つことになります。
ここは百戦錬磨の人気食べ物ブロガー。
どの時間に入店すればスムーズに座れるか計算します。
さすが、ここは経験値が物語り、ちょうど家族が座れる席に案内されました。

ありがたいことに運転手ではありません。
まずはビールで喉を整え準備に入ります。

マラソンも仕事もそうですが、何よりも準備が大切なのです。
こちらが肝焼き。

なんだか上品に並んでいます。
そして、う巻き。

4等分のところ、3等分にしてもらいました。
家族3人でお邪魔しているので、醜い争いもおきません。
こちらはひつまぶしが有名で多くの方が注文されます。
確かにいろんな味を楽しめるのは魅力ですが、ここは男らしく勝負をしたいところです。

うな重 2800円(税別)

こちらのお店が人気が高いひとつの理由は価格。
今どき2800円でうな重が食べれるお店は少ないのではないでしょうか。

それもしっかりと一尾乗っています。
アップでもお楽しみください。

家族が注文したひつまぶしも同じ。
ランチメニューでもあるので同じ価格でデザートも付きます。
女性にはボリュームがありすぎるかもしれません。

よく考えれば今年初めての鰻。
こんな贅沢は久しぶりのこと。
焼き加減も絶妙、たれもくどくなく美味しく頂けました。
昼間からビールを飲みながら、こんな食事ができるのは最高のシアワセですね。

他のお客さんが待合室的なスペースで待っています。
長居は禁物。
満腹のお腹をさすりながら外に出ました。

駐車場はお店の前と少し離れた場所。
トボトボと歩きながら帰ります。

ごちそうさまでした。

気分だけでもね・・・

愛知県に緊急事態宣言が発令され、間もなく一週間。
日々の生活に制約がついて回る。
立場としては経済を回したいが、そうも言っていられない。
会社は動いているのでもちろん経済活動は行うが、
個人的な動きは自粛しなければならない。

そういえば昨年4月、5月は一度も外飲みがなかった。
かなり我慢を強いられた時期。

その時はやむを得ずという感じだったが、
今、思うように自粛が浸透しないのはその時の反動というか、
無言の反発もあるかもしれない。

さすがに僕はそこに乗っかるわけにはいかない。
もちろん僕がコロナに罹るわけにはいかないし、社会的信用を失うわけにはいかない。
健全な生活を送るのみ。

真っすぐ家に帰る日々が続いている。
それは大切なこと。

が、しかしである。

これまで僕は存在感を夜6時以降に発揮してきた。
そこに価値があったし、周りの方もそれを認めていた。
それが当たり前だと思っていた。

が、しかしである。

コロナにより存在価値がなくなった。
6時以降の存在感に意味がなかったことが露呈された。

トホホ・・・。

とくだらないことを書いているが、外飲みがなくなったのは事実。
であれば、家飲みを充実をさせる必要がある。

そのためにはいいお酒を用意しなければならない。

これは会社の帰り道の酒屋さんで購入した三千盛冬にごり。
岐阜の名酒三千盛が多く揃っていたので、1本。
あっという間になくなってしまった。
一緒に買った酔鯨もあっという間だった。

そんな時に届いたふるさと納税返礼品のたかちよ。

寒い時期に燗酒にはピッタリ。
常温もいい。
自宅で美味しいお酒を飲めるのは嬉しい。

だが、何かが足りない。
やはり雰囲気。
居酒屋のあの雰囲気。

くだらない僕は大晦日に放映されていた「吉田類の年またぎ酒場放浪記」を録画し、
それも嫁さんに叱られないように書斎のパソコンに録画し、こうして楽しんでいる。
気分だけでも居酒屋に佇んでいる。

それで気持ちがスッキリするわけではないが、
いずれ訪れるであろうこの楽しいひと時を夢見ながら、家飲みを繰り返す。

なんとも次元の低いブログになってしまったが、僕のような日々を過ごす同士は多いはず。
共感度は高いはず。

気兼ねなく飲める日が待ち遠しい。
そのために耐える日が続く。

一番は仕事が元通りになることだけどね。

こうして正しいオッサンになっていくのか

この年末年始はほぼ自宅にいたので、本を読む時間が多かった。
硬めな経営本も読んでいたが、
(ここは自己PR)
どうにもならない、何のためにもならない雑誌、漫画も読んでいた。

そんな表現をすると出版元や原作者に叱られるかもしれないが、
ハマってしまい、ジャンジャンとkindleにダウンロードしたのでお許し頂きたい。

見方を変えれば、オッサンへの道、まっしぐら。
そんな感じ。
悲しいかな自分が引き込まれていくから仕方ない。
まず最初に手にしたのがこれ。

楽天マガジンをパラパラしているうちに「男の隠れ家」の特集に辿りついた。
冬、熱燗で一献。
いいじゃないか・・・。

本誌ではいくつかの酒蔵の紹介と共に、その付近の魅力的な居酒屋が掲載されていた。
あ~、飲みたい、食べたい。
気持ちはそっちに向かうばかり。
特に外飲みが圧倒的になくなった今、その気持ちは昂るばかり。

雑誌にはラズウェル細木さんという漫画家がコラムを書いていた。
その特徴的な漫画は喫茶店かどこかで見たことはあるが、
細木さんを知らなければ代表作も知らない。

ただそのコラムがすこぶる面白い。
熱燗に対する想いが熱く語られていた。
熱燗だけに。
違うか・・・汗。

細木氏曰く、家呑みの場合は断然、湯せんで燗をつけるべき。
じっと眺めていると心が落ちつくという。
ただ美味しいだけが理由ではないようだ。

僕も家で燗酒を飲む場合は湯せん。
こんな時、石油ストーブが役立つ。

「ぬる燗」がよければ早めに、「熱燗」がよければじっくりと、ストーブにかければいい。
じっど眺めているわけではないが、待つ時間も心地いい。
あ~、これもオッサンへの道、まっしぐらか・・・。

年末年始はお酒を欠かさなかったが、日本酒の割合が圧倒的に高かった。
それも燗酒で・・・。
いとも簡単に影響を受けている。

それだけではない。
ラズウェル細木さんの代表作といわれる「酒のほそ道」をジャンジャンダウンロード。

これが酒飲みには嬉しい漫画。
手塚治虫文化賞短編賞を受賞している作品なので高尚な漫画なのだが、
そこに描かれる世界に妄想が膨らむ。

実際は酒好きのサラリーマンがあちこちでお酒を飲む話で高尚でも何でもないが・・・。
気づけば早や5巻目。

主人公の宗達さんはどんなお酒も好きだが日本酒が一番。
そこにも巻き込まれている。
あ~、困ったもんだ。

とても普段真面目な社長が書くブログではないが、最近はそんな生活を送ったり。
こうして正しいオッサンになっていくのか。
答えは不明だが、しばらくは続きそう。

あ~、いいね、燗酒。
誰かしっぽりする居酒屋へ連れてって欲しい(笑)。

ただの愚か者なのか・・・

月初に「ブログ再開」でも書いたが、せっせとふるさと納税に寄付をしている。
専ら頂くのはお酒中心だが、それは地域的な魅力を理解し、
双方にとってメリットが大きいから。
僕は地方の日本酒に詳しくなるしね・・・。
日本の伝統を大切にしたいしね・・・。

先日、届いたのがこちら。

和歌山のお酒「紀土 KID」。
純米大吟醸と純米吟醸と純米酒。
日本酒好きには知られた存在だが、知らない人は???だろう。

僕もどこかで飲んでいるはずだが、
「美味しい~!」
といういつも通りのコメントの状態でしっかりとは把握していない。
そんなレベル。

でも、こちららのお蔵元は最近、結構、話題。
現社長の山本典正氏はまだ若く老舗酒蔵を改革してきた。

そのあたりは2か月前の日経トップリーダーのCDにも収録されているし、
本誌にも連載されている。

お酒の美味しさだけでなく、
ファミリービジネスの世界でもいい影響を与えている。
それが理由で僕の手元にお酒が届いたわけでない事は、誰でもわかるだろう。

そして、いいお酒はいい器で飲みたいもの。
美味しい日本酒の店にお邪魔すると出てくるのが錫の酒器。
聞けば錫の徳利、猪口で飲めば味も変わるという。
どうやら雑味が抜けて味がまろやかになるようだ。
だとしたら、それは押さえなきゃいけない。

日本酒同様にふるさと納税で返礼品を探す。
残念ながら、猪口しか調達できなかったので、徳利はAmazonでチョイス。
いすれも能作さんの作品。

こちらの会社もファミリービジネスで娘婿さんが改革を行った。
確かそのはず・・・。
そんなわけで我が家には美味しい日本酒とそのための酒器が揃った。

地方を応援する身としては当然の行為。
各地域を盛り上げていかねばならない。
大義名分もあるが、そうは周りは思っていないだろう。

間違いではない。
いかに家で楽しく美味しく愉快な時間を過ごせればと思っているだけ。
目の前の夜の時間しか考えていない。
ただの愚か者。
まあ、それでいい。

そんな時間の共有も含めこれからも大切な時間。
今年の年末年始はそんな時間が増えそう。
今はそのための準備期間かもね。

やっぱり、ただの愚か者だけど。

食べ物のはなし 番外編 あんかけスパ

少し期間が空きました。
たまには名古屋を離れます。
新型コロナウイルス感染者が増え第3波も来ています。

遠出する際も細心の注意を払いましょう。
ちなみにこちらは今週、先週ではなく、ずっと前です。
言い訳ではありません。

食事にも気を配りますが、どうしても腹は減ります。
食事をしないわけにはいきません。
人気食べ物ブロガーとしての任務もあります。
今回は県外は避け豊橋にやってきました。

豊橋といえば豊橋カレーうどん。
そんな声が聞こえてきそうです。
それでは当たり前すぎます。

ここは全国30万人の読者の期待を裏切らねばなりません。
今回はあんかけスパゲティ。

「えっ、あんかけスパって、名古屋名物じゃないの?」
そんな声も聞こえてきそうです。一方で
「ああ~、あそこね・・・」
すべてを見透かしたような声も聞こえてきそうです。
そこまでは期待を裏切れなかったのかもしれません。

豊橋駅から3分程度の場所にある「スパゲッ亭チャオ本店」さんに行ってきました。

入店時もソーシャルディスタンス。
気をつけなければなりません。

あんかけスパといえば名古屋名物。
ヨコイさん、チャオさんあたりが有名でですが、
(スパゲッ亭チャオとチャオとは関係ないみたいです。)
豊橋は断然こちらが代表選手。

豊橋のソウルフードとも呼ばれていますし、チャ王なんていう有名人もいるそうです。
何度もTVに登場するので豊橋ではタレント扱いなんでしょうか・・・。
人気食べ物ブロガーでもどれだけの存在なのかは分かりません。

「ご注文は?」
「バイキングでお願いします!」
ここはやはりド定番で攻めるべきでしょう。

「お皿は普通でよかったですか?」
「はっ、はい」
要領を得ないまま答えました。

しばらくするとこちらが運ばれてきました。
バイキング 865円

乗っているのはチキンカツとウインナー、刻みゆで卵。
ここでも違いがはっきりします。
名古屋では、厳密にいえばヨコイやチャオのバイキングでは乗っているのは、目玉焼き、赤ウインナー、白身魚フライ。
一見、同じように見えますが、明らかに違います。

ここにこだわりがあるのでしょう。
いや、ライバル心かもしれません。
あんかけソースのベースは同じですが、味は微妙に異なります。

表現は難しいので割愛しますが(汗)、豊橋で愛される理由はよく分かります。
間違いなく中毒性はあるでしょうね。

周りのお客さんの注文に耳を澄ませると
「お皿は鉄板でお願いします。」
そんなお客さんばかりです。

ここでようやく気づきます。
こちらのあんかけスパは鉄板で出されるのが名物。
メニューをよく見ればそんなことも書かれています。

金額は50円アップしますが、写真映えを含め鉄板で注文すべきでした。
まだまだ未熟な食べ物ブロガーを晒してしまいました。
大いに反省です。
反省の証としてレジ横に並べてあるオリジナルソースはお土産に。

「家で鉄板あんかけスパを作ってくれるかな?」
あり得ない妄想を膨らませながら、豊橋を後にしました。

ごちそうさまでした。

中田英寿に学ぶ日本酒

暇を見つけては楽天マガジンを覗く。

先週末は結構時間があったので、いくつかの雑誌をパラパラとめくった。
これだけいろんな雑誌が並んでいても見ないものは見ない。
ゴルフ雑誌も相当数読めるが一度も読んだことがない。
そのあたりが問題か(笑)。

贔屓にしているのが「Pen」。
そのセンスに惹かれるのが単純な理由だが、今月は”WORK AT HOME”というテレワークの特集。
ビジネス誌が掲載するテレワークとは一線を画する。
まあ、それはそれとして、興味深く読んだのが前回号。

“中田英寿のニッポン文化特別講義”
僕は現役時代から彼のファン。
ペルージャへの移籍を描いた「鼓動」は好きな1冊でもある。
しかし、どうだろうか。
今、中田氏がサッカー選手だったと覚えている人はどれだけいるだろう。
すっかり別の分野の人になってしまった。

最近の彼の活躍を見れば、
(といっても多くは知らないけど)
そう感じる人は多いはず。

特集では中田氏が特別講義として日本酒、発酵、工芸、日本茶、農業を紹介。
中田氏が日本酒に造詣が深いのは以前から知っていたが、
ここでも彼のこだわりを感じることができた。

単に日本酒を楽しむだけではない。
今や日本酒を世界に売り込む、
それに限らず日本文化を売り込む橋渡し的な役割も担っているといえる。

詳しく紹介するとPenの編集者から叱られるので止めておくが(笑)、
「十四代」蔵元の高木社長との対談は面白く、中田氏の貢献度は高い。
美味しい日本酒はこう作られるわけね。

日本酒の市況や輸出状況も学ぶことができた。
十四代の他にも紹介されていたり・・・。
そういえば先日の日本酒の会で頂いた黒龍の「無二」も紹介されていた。

値段を聞くとビックリ。

僕の周りにも日本酒好きが多いので、そこから学ぶことも多い。
「菊正宗」一辺倒の名誉本部長はともかく、
副本部長はかなりの通なので教えてもらうことも多い。
飲んですぐ忘れちゃうんだけど・・・。

これからの季節、日本酒が益々美味しくなる。
いろんな飲み方も楽しめる。
冷やもいいが熱燗もいい。

コンパクト酒燗器を買おうと思ったが、家人に却下された。
ついつい飲みすぎちゃうからね。

飲むばっかりじゃなく、僕ももう少しうんちくを語れるようにならなければ・・・。
この特集で日本酒の魅力を改めて知ることできた。
中田氏に感謝ですね。