これからも前向きに 名大社会長ブログ

食べ物のはなし 番外編 煮込みうどん定食

名古屋の市街地を少し離れます。
人気ブロガーの住む中川区には意外と評判のラーメン屋さんが多いのです。
休日には暇を見つけては家人と出掛けることもしばしば。
家人にも気を遣い、家庭の平和を守ることも怠ってはいません。

この日も目的地はある中華料理屋さんでした。
行列のできる出来るお店として有名で、人気のラーメンが何種類かあります。
早めにいかないと並ばなければならないので、
11:30の入店を目指し出掛けました。

どうやら考えが甘かったようです。
11:30の段階で既に待ち人が何人も外に出ています。
人気ブロガーは瞬間的に頭を捻ります。
「これは11時半前に一気に入店したな。となるとお客が出てくるにはかなり時間が掛かるな。」
誰にでも思いつきそうな考えですが、
それなりの理由を見つけ別の店に移動します。

そして、また瞬間的に頭を動かします。
「ここを諦めたお客さんは、あのラーメン屋かあそこの店に行くな・・・」
単純な行動は避けなければなりません。
ラーメンで敷き詰められた脳ミソを変えるのは結構難しいのです。
しかし、麺類を食べることを諦めてはいけません。
そこは維持しながら脳ミソを切り替えるのです。

向かった先は中川区高畑の南にあるうどん屋さんです。
子供が小さい頃、よく顔を出したお店「新市川 中川店」さんにやってきました。

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なぜ新がついているかは分かりません。
中川店とありますが、チェーン店でもありません。
この一店舗だけなはずです。
疑問だらけのお店ですが、外には食事のサンプルが並んでいます。

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いつの間にか井之頭五郎さんの登場です。
最近はこのようなサンプルを出すお店はめっきり減ったのではないでしょうか?
少し寂しいですね。

あいにくこの日は二日酔いでした。
そして、空腹でした。
そんな時、最適な食べ物といえば、名古屋名物のひとつ、味噌煮込みうどんです。
「すいません、煮込みうどん定食を下さい。」
家人は単品の味噌煮込み玉子入りです。
こちらは玉子は別注文なのです。

煮込みうどん定食 1050円

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かなりのボリュームです。
ご飯も茶碗にいっぱい、フライも一品セットで付いてきます。
グツグツと踊る鍋を覗き込みます。

「あっ」気づいた瞬間、こんなふうになっていました。

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人間火力発電所のお出ましです。

写真が小さいって?
かしこまりました。

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何となく予想された人もいるでしょう(笑)。
予想通りの展開になってしまいました。

二日酔いの日は思いきり一味唐辛子をかけます。
味噌との相性がよく刺激的な味わいになります。
汗も程よくかき、一気に二日酔いが飛んでいきます。
これで夜も完璧な状態で迎え撃つことができます。

こちらのお店はうどん以外にも「味噌カツ定食」がおススメです。
中川区に来られる方はぜひお立ち寄りください。

ごちそうさまでした。
ラーメンのことはすっかり忘れました。

もうちょっと頑張らねば・・・。ランニング日記1609

めっきり朝晩が涼しくなってきた。
ランナーにとってはいい季節になってきたと言える。
また、今月あたりから全国でマラソン大会が繰り広げられる。
2~3年前なら、この時期に僕もいくつかの大会はエントリーしていた。
10月であればあざいお市マラソン、11月であればいびがわマラソンとか・・・。

今年は今のところ、12月開催の安城マラソン(10km)だけ。
ハーフマラソンはゼロ。何も申し込んでいない。
以前に比べマラソン熱が冷めたのも事実。
これではいかん。体が鈍る方向に向かってしまう。
無理やりにでもどっかのハーフの大会にエントリーせねば、このままずるずるといってしまう。

そう思っている時に懇意にしている経営者仲間と飲む機会があった。
名前を言いたいが許可を取っていないので、ここではあえて控えておく。

「山田さん、オレ、最近全然スピードが上がらなくてさあ~」
「Tさん、今、どれくらいのタイムなの?」
「いやあ~、サブスリーにならないんだよ。」
(サブスリーとはフルマラソンで3時間を切ることをいう)
「うわ~、レベルが違いすぎるけど・・・。今、月間どれくらい走ってる?」
「最近は月200kmしか走れなくてさ。でも、8月は300km走ったよ。」
「このくそ暑いのに?」
「それくらい走らないと記録伸びないでしょ?山田さんは?」
「はあ、僕ですか?100km、走ってないよ。」
「ふ~ん、100km走ってないんだ・・・。」

100km近くは走ってると思われたかな?

このランニング日記を書いていることが恥ずかしくなってきた。
そこと比べると鼻くそしかならない。
う~ん、9月のランニング距離は70km。
雨が多かったことを言い訳にしようと思った自分が情けなくなってきた。
でも、雨が多かったのは事実ですよね?そんな人、多いよね?

いやいや、もうちょっと頑張らないとただのウダウダ日記になってしまう。
それでも頑張ったアクトスリレーマラソンの写真でも載せておこう。

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振り返れば、これも貴重な練習。
目標の100kmも程遠いが、10月はもう少し頑張れる気がする。

東京のライバルも、名古屋のライバルも頑張りそうな感じだし、気合を入れますかね。

映画「ハドソン川の奇跡」

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「ハドソン川の奇跡」という邦題を見て、監督クリントイーストウッドは何を思うのだろうか。
原題は「SULLY」。
トムハンクス扮する主役のパイロットのニックネーム。
こちらの方がシンプルで監督の想いが伝わるような気がしてならない。

邦題は監督の許可を取って名付けられるものなのか?
とどうでもいい疑問が湧いてきた。
調べてみると「ハドソン川の奇跡」という言葉は
その事故が起きた時のニューヨーク州知事が賞賛の言葉として使ったもの。
理解はできなくはないが、安易な気もするし、作品がどうも軽くなってしまう。
これは僕の勝手な意見で、何十時間も議論を行った上、決まったことであれば、スミマセン。

今年に入って洋画は9本観ているが(10月1日時点)、そのうち7本が事実を基にした作品。
あえて選んでいるつもりはないが、結果的に多い。
もしくはアメリカ映画自体がフィクション作品のネタ切れで、
こっちばかりを描いているのだろうか。
やたらヒーローものというか特撮アクション系が多い気もするし・・・(笑)。

本作もアメリカの正義と暗部を両面を捉えているように思える。
あらゆる場所でコンプライアンスとかセキュリティとか事実確認・検証とか、
人間的感覚が許されなくなっていく。
それが時代と言ってしまえば身も蓋もないが、
その浸透度と反比例するかのように人の温かみが失われる。

国民的英雄から容疑者へ移り変わるのも瞬間だ。
マスコミも正義を振りかざし、プライバシーを侵し始める。
そこに罪悪感は存在しない。

その姿を無駄な感情を入れず、あくまでも当事者の視点でクリントイーストウッドは描いていく。
前作「アメリカン・スナイパー」の時も書いたが、あえて何も言わない。
映画の結末が「答え」だと思うが、そこにあるのは「問い」だろう。
自国に対してのメッセージとも言えるのかもしれない。
ちょっとカッコつけて書いてみたが(笑)、そんなことを感じてみたり。
アメリカはいろんな事件が起きますね・・・。

この作品、意外と短い。96分。
長い映画がもっと短くていいと思うことは多いが、その逆は稀。
もっと長くてもいいくらい。もう少し観ていたかった。

クリントイーストウッド作品は僕がいわなくても、周りの人が勝手におススメするだろう。
それでいい。間違っていない。

芸術の秋。
映画を観るにもいい季節になってきた。

これで期待が持てるのか・・・。

きっと名古屋に関わりのない方は関心がないと思う。
しかし、名古屋人にとっては2016年に起きた大きな問題。
誰もが気にして眠れない日々が続いている。
そう、それはグランパスのJ2降格問題。
これまで一度も経験したことのないシーズンを今期は迎えている。
まさかのJ2落ちを経験するかもしれない大きな問題を・・・。

監督は小倉氏からジュロヴスキー氏に変わり、チームは上り調子になってきた。
しかし、危うい状態には変わりない。
このままではいけない。

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我がグランパスを守らねばならない気持ちで、昨日、パロマ瑞穂スタジアムに行ってきた。
何だか大袈裟な表現になってしまった(笑)。

絶対落とすことのできない福岡戦。
試合30分前からスタジアムは盛り上がり、ホーム側に近い席は既に埋まっていた。

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グランパスの声援は久しぶり。
昔、瑞穂に来た時とかなり雰囲気も変わっていた。

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そんなことはどうでもいい。
とにかく勝利が必要。
残りの試合を勝ち続けることでJ1残留は可能。
一方で一試合でも落とした時点で降格がより近づく。
対戦相手も同じ状況だが、ホームであり、
Jリーグの先輩の立場ではどんな手を使っても勝たねばならない。
僕はビールを片手に強い想いで観戦に臨んでいた。
二日酔いでも強い気持ちで飲み続けるのだ。

新体制になりチームも機能しつつあるようだ。
攻めるグランパス。

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序盤も福岡を圧倒。
2点目は永井選手がゴールを決めた。
看板を乗り越え、こちらの席までガッツポーズで向かってきた。

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その気持ちも嬉しい。
前半を2×0で終え、後半へ。
グランパスの勢いは続く。

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永井選手が立て続けに2得点し、ハットトリック。
さらにもう1点得点し、試合は5×0の圧勝。
第2ステージ途中までの得点をこの1試合で上げてしまった感じだ。
何年か振りの観戦がこのような形で終えられ気持ちがいい。

常にこんな試合をしていたなら、J2降格争いに巻き込まれることなんてなかったのに・・・。
残留に希望を残す貴重な勝利だった。

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対戦相手の福岡はこれで降格が決定。
試合が終わった時点でははっきりしなかったが、
全試合が終わった段階で決まってしまった。

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印象的だったのは井原監督がサポーターの下まで挨拶に向かったこと。
昇格、降格を繰り返す福岡だが、サポーターがチームを支えている瞬間だった。

この日は新潟が勝利し、甲府が敗れた。
グランパスは15位に順位を上げた。

しかし、まだ安心はできない。
次の磐田戦に勝つことが絶対。
ここ5試合は3勝1敗1引き分けと上り調子。

希望が見えてきたことも事実。
僕が勝利をもたらしたわけではないが、
そんな気がしないわけでもない昨日の試合。

今の勢いで早々と残留争いから抜け出してほしい。

さようなら、中日ビル

一昨日の中日新聞朝刊の第一面にこんな記事が掲載されていた。

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ふ~っと以前のことが思い出されてきた。
6年半前まで名大社は中日ビルにオフィスを構えていた。
僕の社会人人生のうち21年は中日ビルで過ごした。

年に数回、このビルにはお邪魔するが、その度に感慨深い思いにもなっていた。
それと同時に一抹の寂しさも感じていた。
お店も減りテナントも結構抜けた状態が続いていた。

僕が入社した頃、中日ビル全体が活気に満ち溢れていた。
多くの人がエレベーターに並び、
必ず綺麗なエレベーターガール(そうでもないのかな・・・笑)が各階を案内した。
屋上には1時間で1回転するレストランもあった。
今でも入社した初日にこのレストランでステーキをご馳走になったことを覚えている。

7階のオフィスのそばには中日劇場の楽屋があり、多くの俳優さんが出入りしていた。
宝塚の公演の際はファンが楽屋まで押し寄せ、
オフィスに戻るにもひと苦労する時代もあった。

隣の会議室では中日ドラゴンズの選手が契約更改のインタビューを受けていた。
飛び込み営業をし、今ほど会社の認知度がなかった時、
中日ビルに事務所を構えているだけで安心してもらえた時もあった。

不況時に逃げるようにしてこのビルを飛び出したわけだが、
僕の社会人の基礎や実績を作ってくれた場所であるのは間違いない。

移転する1~2年前に耐震工事をしていたので、てっきり建て替えはしないと思っていた。
何度も中日ビル建て替えの噂は聞いていたが、あくまでも噂の域を超えていなかった。
それが一昨日の新聞掲載でその事実が明らかになった。
正式に建て替えると・・・。
悲しいわけでもない。かといって嬉しいわけでもない。
複雑な感情だった。

中日劇場が閉館することに寂しさを覚えるがそれも止むを得ない。
50年間、ほぼ赤字だとは全く知らなかった。
親会社の中日新聞の判断からすれば合理的で当然のことかもしれない。
御園座の現状を考えれば、いかに劇場経営が難しいことか・・・。

最近、名古屋駅の勢いに押され、栄周辺は注目度が低い。
新しい施設も名古屋駅ばかり。
やはりそれだけでは名古屋が盛り上がらない。
もっと栄周辺が賑やかになる必要もある。

その一つが中日ビルの建て替えにもなるだろう。
2019年3月にビルは閉館し、2020年半ばに新しい中日ビルが誕生する。
随分先の話だが、楽しみなところでもある。

もしかしたら、名大社もまた中日ビルに戻ったりして・・・。
可能性はゼロではない。
環境と家賃次第ですね・・・(笑)。

さようなら、中日ビル。
そうはいっても、あと2年以上は営業している。
何度お邪魔することがあるだろうか。
次回、顔を出す時は少しは感情的になるんだろうなあ~。

食べ物のはなし 番外編 ランチブッフェ

たまにはホテルでゆっくりとランチを楽しみたいものです。
人気食べ物ブロガーも行動範囲を広げなければ、
ただのB級グルメリポーターになってしまいます。
強い決意を持って、ヒルトン名古屋に向かいました。

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ホテルで食事をする時は
ウェスティンナゴヤキャッスルか名古屋観光ホテルに決めていますが、
(ウソです。リップサービスです。個人では行けません・・・笑)
たまには違うホテルを楽しむことも必要です。

3階にお店を構える「王朝」さんに行ってきました。

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この店構えが「どうだ!その辺のラーメン屋とは違うぞ!」
と威圧的な雰囲気を醸し出しています。
その辺のラーメン屋さん、ごめんなさい。

ランチはブッフェで40種類の料理を味わうことができます。
欲張りな食べ物ブロガーとしては全種類を食べたいところですが、
そう甘くはありません。
腹ペコで参上すれば、まだその可能性はありますが、
この日はそうではありませんでした。

朝食がお好み焼だったのです。
前日の夜の残り物を平らげるのも食べ物ブロガーの仕事です。
「今日のランチはヒルトンで中華ブッフェだから、朝はちょっとでいいよ。」
と言いたかったのですが、家人には怖くて言い出せませんでした。
平静を装い、たっぷりのお好み焼を頂きました。

結構、腹持ちがいいのが困りものです。
いつもなら11時半には腹がグ~ッと鳴り、腹ペコ具合をお知らせしてくれます。
しかし、この日はそんなお知らせもなくお昼を迎えたのでした。

王朝ランチ 3300円

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あちらこちらにいろんな料理が並びます。
腹ペコでなくても食欲はそそられます。

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デザート類も豊富に並びますが、こちらは目に入りません。
僕にとっては関心のない分野です。
あくまでも直球勝負なのです。

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一皿、料理を乗せたところで席に着きます。
「山田さん、それってツマミ?」
そんな声が聞こえてきます。
否定はしません。

ほぼ前菜で、スタートするのです。
体を馴らした後、メインを運びます。

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「お~、なかなか、やるじゃないか。」
いつものセリフが出てきます。
これだけでも鶏のココナッツカレー煮、海老マヨ、鴨ロースなど並んでいます。
まだ40種類のうち半分も到達していません。
お腹は満たされつつあります。

「いやいや、オレはこんなもんじゃない。もっと能力があるはずなんだ。」
とブッフェコーナーに戻ります。
食事類も相当あります。
担担麺、焼きそば、揚げそば、点心、チャーハン・・・。
どれを選べばいいか迷います。

20代の頃は腹がはちきれても食べていたと思います。
50歳になるとそんな勇気はありません。

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チャーハンと麻婆豆腐。
無難な選択になってしまった食べ物ブロガーでした。

残念ながら、読者のみなさんをアッと驚かせることはできませんでした。
朝のお好み焼が悔やまれます。

ごちそうさまでした。
これにめげず、来週も張り切っていきます。

無事終了!西川塾特別例会

昨日は「西川塾二期生会特別例会」。
ユニーの創業者である故西川俊男氏が創設した経営塾のイベントを9月26日に行った。

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この9月26日は西川塾主にとっては特別な日であり、
2年前の同日、最後の講演を行われた。
翌年の元旦に西川塾主は逝去されたわけだが、
僕らは塾主の意志を引き継いで、現在も定期的に勉強会を開催している。

記念日にあたる昨日、久々に大きな企画を実施。
塾主が生前懇意にされていた大垣共立銀行 頭取 土屋嶢氏を招き講演会を開催したのだ。
この特別例会の責任者は僕。
一応、副事務局長という立場で運営側に回っているが、
今回は一番責任の重い立場を任された。

土屋頭取にご挨拶に伺ったり、会場となるホテルサンルートプラザホテルとの
打ち合わせを何度となく行ったりし、当日を迎えた。
定員100名のところ、はるかに上回る申し込みをもらい、会場は満席。
塾生の経営者仲間を中心に多くの方に参加頂けた。

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講演のテーマは「サービス業ってなに?OKBってなに?」。
何かと話題の大垣共立銀行さんの取り組みを頭取自ら熱く語って頂いた。
巧みなATM戦略だったり、ドライブスルー店舗だったり、
既存の銀行では考えられない取組みを次から次への展開される。

AKB48に対抗してではないが、OKB45として女子行員を前面に押し出す広報活動も積極的。
お堅い銀行のイメージをぶち壊し、独自路線を歩まれている。
それはまさに銀行業というよりはサービス業。
社員さんもあらゆる業界へ派遣(出向)され、新たな知識とスキルを持ち込まれている。

90分の講演はあっという間に終了し、質疑応答も途切れることなく続く。
講演会終了後は懇親会。

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ホテルの別会場で80名近い方と一緒に親睦を深めた。
懇親会の席でも土屋頭取は大人気。
土屋頭取の前から列が途切れることはなかった。

全く食事をとって頂くことができなかったのは主催者として反省。
僕としても配慮が足りなかった。

この場では参加者同士がお互いの事業について話し合ったり、
久々の再会だったり、大いに盛り上がった。
講演会も含め西川塾主の奥様にも出席頂き、
塾生の継続的な活動を見て頂くこともできた。

せっかくなので、土屋頭取と記念写真をパチリ。

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貴重な経験。

恒例「ナモ締め」で中締めし、懇親会も終了。
土屋頭取をお見送りし、無事に会を終えることができた。
一応、僕が責任者ではあったが、これは西川塾塾生全体で成し得たイベント。
一人ひとりが力を合わせ、特別例会を成功へと導いた。
改めて塾生の一体感を体感させてもらった。

最後は有志で打ち上げ。
近くの居酒屋で、ここはお気楽に酒を酌み交わした。

記念すべき9月26日に満足いく特別例会を開催することができた。
きっと西川塾主も喜んでくれているだろう。

塾生のみんな、お疲れさまでした。
参加頂いたみなさん、
そして、大きな力を貸していただいた土屋頭取、ありがとうございました。

間もなく上半期終了

名大社ではこの9月で上半期を終える。
まだ一週間残ってはいるが、数字的な面はほぼ確定している。
結論から言えば、かなり課題の残る上半期といえよう。

その振り返りと下半期への対策を議論するために先週土曜日に幹部連中が集まった。
通称「幹部研修会」。
毎年9月末と3月末に実施している恒例行事。
今回でなんと62回目。
前社長が始めた取り組みを僕が継承しているわけだが、
単純に30年は経過しているわけだ。

当然のことながら、僕は初回のことを全く知らない。
出席したのは第20回を過ぎたあたりじゃないかな。
景気のいい時は一泊で出掛け、初日は観光と宴会。
翌日はみっちりしごかれるという流れ。

ここ10年くらいは土曜の午後からぶっ通しで行うことが多い。
一参加者の立場から、ファシリ的な役割になり、
今のように完全に仕切るようになった。
時代と共に役割も変化してきた。

数字がいい時は全体の表情も明るいが、良くない時は重たい雰囲気となる。
今回の場合はそのどちらでもないが、
これまでよりはより厳しめの中味だったのではないだろうか。
いや、毎回、厳しいかな。
滅多に叱ることがない僕がターゲットを決め、けちょんけちょんに言うのだから・・・。

それも分かりあえるメンバーだからできる事だし、
会が終われば後に引きずることはない。
特定の者がボロクソに言われたとしても、それは全体で受けとめるもの。
参加者全員が共通理解をしている。
多分・・・(笑)。
良くても悪くても最終的には僕が責任を取らなきゃいけないことだし。

先週の幹部会も激しい話が繰り返された。
詳細をここで明かすわけにはいかないが、個々が抱える課題、チームが抱える課題、
組織全体が抱える課題を浮き彫りにして、行動や考え方を一致させていく。
建前や遠慮は必要とせず、上であろうと下であろうと本音でぶつかり合うのが重要。
お互いの想いをぶつけ合った方がより健全な会社になる。

特にこの上半期は反省すべき点が多かったため、
その振り返りに多くの時間を費やすこととなった。
僕としては中期経営計画の見直しにもっとフォーカスしたかったが、
時間が足りずほとんどできなかった。
タイムマネジメントがなっていないと反対に叱られそうだ(苦笑)。

まだまだ計画通りに進んでいない点はあるが、
目指す方向性は間違っていない。
確実に実績を残すことが求められるだけの話。
それを摺合せられたことはいいだろう。

しかし、今回は議論があちこちに飛び過ぎた。
まとまっているようでまとまっていない面が多いかもしれない。
議事録担当のカミヤはまとめるのが大変だろうなあ~。
申し訳ないけど、よろしくお願いします。

終了後は参加者での懇親会。
過去2回、肉、肉だったので、今回は和食。
「豆家別邸しびかま花蓮」さんでまぐろのしゃぶしゃぶを頂く。

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この場は大半はくだらない話。
個室にも関わらず、あまりにもうるさいので他のお客さんにも迷惑を掛けてしまったようだ。
すみませんでした。

毎回毎回、僕も含め参加者はかなりくたびれるとは思うが、会社にとっては重要な行事。
それでも最後は気持ちよく酔っ払えればいい。
お疲れさまでした。

まずは今週、きっちり仕事をこなし、
来週から始まる下半期も全員の力で乗り越えていきましょう。

映画「怒り」

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ネタバレしない程度に言っておく。
松山ケンイチ、綾野剛、森山未來の似ても似つかないこの3人。
撮影の手法や写真を合成すると同じ顔に見えてくる。
同一人物だ。
これは作品にとって物凄く重要だとすると、この配役はお見事。

元々個性的で演技派の3人がそれぞれを巧みに演ずると
ギリギリまでこちらの気持ちが引っ張られる。
これが映画の主張したい点ではないが、監督の演出力が反映されていた。

李監督の前々作「悪人」がかなり衝撃的だった。
何度となく観た予告編の渡辺謙さんの悲痛な表情も相まって本作を観ることにした。

一つの殺人事件をテーマに3つのストーリーが展開していく。
僕はこの3つの線(ストーリー)がどこかで絡み合って繋がっていくのかと当初思っていたが、
そうではなかった。
人間が抱える闇や社会的な問題点が共通項として存在するが実際の関係性は何も持たない。
しかし、映画はそれを関連付けるかのように時間的なタイミングをずらしながら、
オーバーラップさせていく。

いきなりスイッチを切り替えられ、また戻される繰り返し。
それが集中力を散漫にするのではなく、反対に集中力が増していく。
145分という比較的長い映画であったが、長さを感じることはなかった。

タイトルの「怒り」。
僕は原作を読んでいないので、その意味は想像の範囲でしかないが、
世間に対しての怒りと自分に対しての怒りが混在している。
これは主役に限らず、主要な登場人物に全ていえること。
叫んだり泣いたり暴れまくったり、怒りは自分に向かう。
そんなふうに感じた。

俳優陣も素晴らしかった。
スッピンの宮崎あおいさんも、かなり頼りない渡辺謙さんも、あの2人の絡みも良かった。
強いていえば沖縄の少年くんの演技がもう少し上手ければ、もっと重厚な映画になったと思う。
あと、妻夫木くんの涙は理解できるが心を揺さぶるまではなかった。

人を信用する大切さと人を信用する危うさをこの映画は教えてくれた。

本作は名古屋駅前のレイトショーで観た。
いつもレイトショーで観る時は空いているのだが、今回は混んでいた。
チケットを購入した時は、3列目の端っこが一番まともな席だった。
目の前すぎる迫力あるスクリーン。
却ってこの状況が映画の印象度を高くしたのかもしれない。

人の重さを知る上で観ておくには損はないと思う。

教養として知っておきたい二宮尊徳

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8月に参加した「バリュー・アップセミナー」で題材として使用された本書。

そのセミナーでは20分で気づきを得るためにピックアップして読んだが、
今回は全部読んでみた。
ちょっと遅すぎ?
ここ最近、読書量が少ない。今月は全然ダメ・・・。

伊那食品工業の塚越会長が講演を拝聴する度に「二宮尊徳」を勧める。
というよりも読まない奴は人として認められない。
そんな大袈裟ではないが、それだけ大きな影響を与えた人物と称えられる。

機会を伺っている時にこの本書を課題図書として与えられたので、ある意味、ラッキー。
大昔に「代表的日本人」を読んでいるので、
その存在は理解しているつもりだが、それはあくまでも全体像。
育ってきた環境からその時に発した言葉、
哲学や影響を与えた人物までは理解していない。
「代表的日本人」を覚えていないので何とも言えないが(笑)、
それよりは縦軸も横軸も拡げた感はある。
人はこうでなければならない手本。
それはビンボーな時代もカネモチな時代も変わらない。
人間の持つべき本質。
本書を読んでそんなことを感じた。

写真にあるような本を読みながら歩く姿は、
現代でいうと歩きスマホなので、認められるものではない。
昔はすれ違う人の数が少なかったのかもしれないが、現代では顰蹙の対象でしかない。
スマホ見ながらマジメに勉強してる奴も認められないからね(笑)。

本書の著者は松沢成文氏。
作家ではない。
ちょっと前まで神奈川県知事で今は国会議員。
相当勉強されているし、大切にすべき点を十分理解されている。

松下政経塾出身なんですね。
本書を出された理由も分かりました。
実際は理由になっていないかもしれないが、松下幸之助氏も二宮尊徳の影響を大いに受けている。
そのあたりが繋がっているのかもしれない。と勝手に判断した。
幸之助翁に限らず、影響を与えた名経営者は多い。
書こうと思ったが、帯に書いてあるじゃないか・・・。
その他には稲盛和夫氏であったり。
皆さん、繋がっているわけですね。

いずれにせよ、僕はあまりにも教養が足りない。
そして、歴史を知らない。
単語の数を理解しても意味がない。

著者が「おわりに」で端的に述べている。
「歴史を勉強しないと、人間は横軸思考になりがちだ。
自分の先祖とのつながりや、自分を通した未来とのつながりに関心が薄く、
今の時代を生きる幸福度欲求だけを考える横軸思考の人間にしかならないのではないか。」
気をつけなければならない。
そして、もっと学ばねばならない。