これからも前向きに 名大社会長ブログ

「ハゲタカ」での検索結果(67件):

「グリード」を読む

gureed
情けない話だが、本書を読む前に僕はこのグリードという意味を知らなかった。Greedは「強欲」とか「欲」と訳される。
タイトル通り、強欲者のストーリー。小説としての面白さは抜群だが、その強欲さが露呈される度にうんざりしてしまう。フィクションの世界ではあるが、現実の世界も似たり寄ったりではないかと錯覚する。いや錯覚ではなく、実際そうだったと思うのだ。
舞台は2008年のアメリカ。リーマンショック前後を背景に書かれている。半分は真実、半分は架空のストーリーで鷲津政彦率いるサムライキャピタルはアメリカの強欲者を混乱に落とし込んでいく。
先日の映画ハゲタカ鑑賞会の席でも、このグリード=強欲という言葉は話題になっていた。映画「ウォール街」では、Greed is good(欲は善)というセリフがあり、金融ビジネスでは当然の考えと・・・。
これと全く同じセリフが本書の中でも何度も目に飛び込んでくる。きっと原作者の真山氏が意図的に書いたのではと想像してしまうが、それがアメリカの象徴なんだろう。
僕のような貧乏経営者(単に能力がないという話ですが・・・)は、年収何十億を稼ぐ社員がゴロゴロいる会社に疑問を抱く。法を犯していないとはいえ、それが全うなビジネスなのかと疑ってしまうのだ。稼ぐことは重要だが、その利益の源泉はどこにあるかと考えると不思議でたまらない。弱者の遠吠えかなあ~(笑)。
小説の世界が勧善懲悪とはいわないが、僕と同じような悶々とした気持ちを抱く者にとって本書はスッキリする。描く世界がとてつもなくデカくなっていく気はするけど・・・。この続編は一体どこへ向かうのだろうか(笑)。
本書では珍しく新聞記者からの目線からもストーリーが進んでいく。新聞社内での葛藤も描かれている。僕はこれを真山氏の新聞記者時代ことが書かれているのではと勝手に決めつけてしまった。そういった視点で読むのも面白いかも・・・。
真山氏といえば、年明け1月24日に東京グロービスのセミナーに登壇される。
「なぜ、ハゲタカ鑑賞会を行った名古屋じゃないんだ!!」という少数派の意見は無視されるとして、とても魅力的な企画。グリードを持参してサインをしてもらいたいが、そこまで調整するのは難しいかな・・・。
いつものように書評じゃないまま終わってしまい、どんな点が面白いのかさっぱりわからないが、すこしでも気になった方は読んでもらいたい(笑)。

グリード (上)

グリード 上 グリード 上
(2013/10/30)
真山 仁

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書評は下巻も読んでからにしたいと思う。
だったら紹介するなよと言われるかもしれないが、それには大きな理由がある。そう、今週30日(土)にあの伝説の「ハゲタカ」鑑賞会に続く続編「映画『ハゲタカ』」鑑賞会が実施されるのだ。
映画「ハゲタカ」が上映されたのが2009年。リーマンショックの翌年である。僕はこの映画をワークシェアリングで会社が休みの時に観た。
この「グリード」の前篇にあたる「レッドゾーン」は映画の上映後に読んだ。「レッドゾーン」は購入したのではなく図書館で借りた。給与が大幅に減り、本を買うお金さえも惜しかったからだ。リーマンショック後、一気に不況に陥り、これまで経験した事のない経済下で仕事をしていた。
本書「グリード」はハゲタカシリーズの第四弾として、そのリーマンショック前後の事が書かれている。フィクションとノンフィクションを掛け合わせた作品になるのだが、本書を読みながら、当時の悲惨な状況を思い出していた。まだ4~5年しか経っていないというのは不思議な感覚だな・・・。
ドラマや映画の鷲津政彦と原作の鷲津政彦は全くイメージが異なる。それは「倍返し」でブレイクした半沢直樹に近い。どっちもいい(それはドラマも映画も両方という意味)。そのギャップも面白い。
しかし、その中でもあまりイメージが変わらない人物も存在する。元三葉銀行の頭取でドラマでも圧倒的な存在感を示した飯島亮介。本書でも肝心な場面で登場する。そして、主人公鷲津政彦に対して言う。
「立派やなあ、あまえは。いっつも、立派や。けど、それが仇になるかもしれんぞ」
これに近い名セリフがドラマでもあったぞ。ハッハ~ンと感心するのは3人くらいかと想像するが(笑)、何となく嬉しい。
この「グリード」の話題が出るかどうかは分からないが、下巻同様、今週末も楽しみだ。

企業再建弁護士の存在

7日(木)はトーマツイノベーションさんの主催する講演会に参加。全国でも活躍する方が少ないと言われる企業再建弁護士の村松謙一氏の講演に・・・。
僕は全く存じ上げなかったのだが、村松氏の活躍は新聞はじめ多くのメディアでも紹介されている。2007年年明けに放映されたNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」でもかなり話題になったようだ。
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今回の講演では村松氏の簡単な紹介の後、この番組を会場で見せてもらった。感動した。涙が出そうになった。
村松弁護士の下には瀕死の重傷、もやは倒産寸前の企業(主に中小企業)が駆け込む。大体のケースが銀行への返済が滞り、倒産も時間の問題という企業のトップがほとんど。
そのトップの苦悩を聞き入れ一緒に再建案を作り、銀行に交渉し倒産を回避したあと、再建の道に導く。
弁護士でありながら裁判所に出向くことはほとんどなく、もっぱら出向くのは銀行。そこで綿密な再建案を提示し何度も交渉しながら、銀行への返済を減らしていく。
簡単に書いてしまうとチープだが(苦笑)、そこに至るまでの過程とその仕事に賭ける情熱は見ていて感動的だ。村松弁護士自身のトラウマとなる体験もあるのだが、一人でも多くの経営者を救いたいという強い気持ちと行動力には驚くと共に敬服するばかり。
思い悩んだ経営者は村松弁護士との相談の後、そのほとんどは笑顔になっていくという。何日も食事が全く喉に通らなかった経営者が帰りにはどんぶり飯をお替りできるような安心感を与える。
村松弁護士は「倒産なんてない。借金は消しゴムで消せる。」と仰られていた。それも法的手続きに則って行う合法的な業務なので間違いはない。話を伺いながら目から鱗状態だった。
2時間の講演の後、なんとありがたいことにその村松弁護士と食事をご一緒することとなった。倒産の相談をするわけではないですぞ(笑)。
たまたま偶然が重なってトーマツさんと一緒にお酒を酌み交わしながら、更に深い話をして頂いたのだ。
これは貴重な体験。サラリーマン時代は弁護士の知り合いなんていなかったが、今の立場になるとそんな方との接点もでき、仲良くお付き合い頂く弁護士も増えてきた。
しかし、企業再建弁護士の方とお話しするのは初めてであり、全国的にも注目を浴びる村松弁護士の隣で飲めるのは光栄なこと。
この席では講演では話されなかったもっと奥深い話を伺うことができた。少なくとも僕は村松弁護士に相談に乗ってもらう存在になってはいけないし、そんな方向に進むわけにはいかない。だが、話を伺いながら、先々が少し明るくなったのも事実。
多くの経営者、特に中小企業の経営者は必要以上に責任の重さ、会社経営の重さを感じているようだ。毎日をどう過ごすか、何を考えて起き、何を考えて寝るか、それを繰り返さなければならない。
村松弁護士も強調されていた。
「会社は何のためにあるのか、自問自答しろ」と・・・。どこかで聞いたことのあるフレーズだが(笑)、それは常に意識せねばならないこと。
NHKでのエピソードで個人的に面白い事を伺った。本来、村松弁護士の番組放映予定は2007年の年明けではなく、もっと遅い時期たっだようだ。それが繰り上がり年初早々で「プロフェッショナル仕事の流儀」が放映された。内容は人が人を救う企業再建のドキュメンタリーとして・・・。
その後、NHKがドラマで放映を予定していたのが伝説のドラマ「ハゲタカ」。ここに繋がっているという。絶妙のタイミング。
この話を聞いて、オ~、スゲエ~と思うのはごく少数だと思うが、僕はその一人(笑)。
捉えどころのないブログになってしまったが、素晴らしい機会を頂きました。
ありがとうございました。

大事なことは夜に決まる

厳密に言えば、大事なことは飲みながら決まるというのが正解・・・。
今週は月曜にパフ釘崎社長、火曜にエイムソウル池田取締役、働きごこち研究所藤野社長と夜の時間をご一緒した。いずれも楽しく熱い有意義な時間を過ごさせてもらった。
写真を見ると飲んだくれのバカ丸出し状態だが(笑)、それは誤解である。我々の事業にとって、とても大切な話をしながら議論していたのだ。
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釘崎氏との飲みの場では、名大社の哲学者と切れ者女子と一緒にこれからの採用のあるべき姿を語り、池田氏、藤野氏とはこれからの名古屋の盛り上げ方について語り合った。
「やまちゃん、そんなのは勝手な解釈で、その話した内容はほとんど覚えてないでしょ?」と身近な人に言われると、ウッと言葉に詰まってしまうが(笑)、全て忘れたわけではない。
肝心な部分は鮮明に記憶しているのだ。
そして、その部分が今後の事業に活かされていくのだ。酔っ払った時しかアイデアが出ない自分の能力はいかがなものかと疑問を抱くが(本当は酔った時もほとんど出ません。出まかせです)、そこで出たアイデアが結びついていくことは意外と多い。
特に誰かと組んで何かを仕掛けようとした場合、会議室に籠って唸りながら話し合うよりも、飲みながら自由に語った方が上手くいくケースが多い。
「是非、一緒にやりましょう~!」と調子よく終えることがほとんどだが、その後の打ち合わせで詳細は詰めていけばいい。仕事の話もそうだが、ハゲタカ鑑賞会のような高尚な趣味の話も飲みながら決まっていく。
「それって、やっぱり飲むための言い訳じゃん!」とツッコミが入りそうだが、この時間が重要なのは間違いない。
大事なことは夜に決まるのだ。
もし、僕に何かを売りつけたいとか、企画をぶつけたいという方は夜がチャンスですぞ。いとも簡単にコロッといっちゃいますぞ(笑)。

円頓寺七夕まつり2013

ブラブラと歩いたり、ひっそりと飲みに行ったりする円頓寺商店街。
昨日もジオコス伊藤社長とのサシ飲みで有意義な時間を過ごさせてもらった場所。おっさん二人が酒を酌み交わしながら、語り合うのも心地いい(笑)。
正直、普段はちょっと静かな商店街。
最近、イタリアンやベトナム料理店など新しい店も増えてはいるが、大須商店街に比べれば全然地味で活気もない。
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僕はそれが却って落ち着くので好きだったりするのだが、商売人にとってはそんな悠長なことは言っておられない。商店街を盛り上げるのに懸命に動かなきゃならない。
その盛り上げるための一大イベントが円頓寺七夕まつり
来週31日から8月4日まで開催される。
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昨日は祭り前だが、このように張りぼて飾りがあちこちに吊り下げられていた。
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これだけでも十分お祭り気分になる。なぜ、くまモン?という突っ込みもありそうだけど、おかげで楽しく飲むことができたわけだ。
(いつもでしょ!と言われるかもしれませんが・・・)。
調べてみるとお猿のパフォーマンスや、消防音楽隊パレード、大道芸など沢山の催しがある。徳川家康がおしのびで登場もするらしい。(ほんまかいな?)。
3日(土)は「ハゲタカ鑑賞会」の最終回を開くので、その前に立ち寄ってみるのもいいかもしれない。
日頃、お世話になっている円頓寺商店街。たまには宣伝もしないと叱られる。いや、次回、サービスがよくなる・・・(笑)。
お時間ある方は、是非、お出掛け下さい。

失敗は取り戻せないのか?

僕は若手社員や学生に対して、「どんどん失敗しろ。その悔しい気持ちや辛い経験を次に生かせ!」というような話をよくする。
自分自身もそうだったし、挫折経験があったからこそ、今の立場にあるとも考えている。今もそれは決して間違った考えではないと思っている。
しかし、その考えを根底から覆す全く異なった見方に目が鱗になったのが先日の土曜日。
先日のハゲタカ鑑賞会のブログにも書いたし、かなり衝撃的な話でもあったので、ご一緒した櫻山社長も、人見社長も、熊崎社長もこの件に触れられている。それはリンクの通り・・・。インパクトの強い話だった。
ご自身が経営者でもあるKさん(本人の了解を得ていないので)の話では、決して失敗は取り戻すことはできないものだと言われる。
失敗とは敗北や過ち、反省を意味するところでもあるが、仕事でその失敗を取り戻そうとする行為は新たに向かう仕事に対して無礼であると。
失敗は新しい仕事で克服されるわけではないと。
失敗を取り戻そうする考えがあるうちは次の仕事に向かわせてはいけないと・・・。失敗は失敗として自分の中に留めておかなければならない。
そんな発想は過去の一度もしたことがなかった。確かに仰られるとおりで、それは自分自身を納得させるための行動に繋がってしまう。
それが「やり直したければ、何もしないことだよ」という言葉に結び付く。一連の流れやハゲタカが分からない方にはさっぱり意味不明なブログになってしまったが、自分の視点の低さを痛烈に感じた出来事であった。
となると、もっと自分の表現を変えていかなければならない。
「失敗は失敗でいい。ちゃんと自分で受け止めておけ!」とか、
「失敗も経験のうち。心が晴れるまで思い切り泣いたら?」とか。
やっぱちょっと違うか?レベルの差だな・・・(苦笑)。
失敗は取り戻すものではなく、受け止めるもの。跳ね返すのではなく、自分の中で消化させるもの。そんなものかもしれない。
はっきり答えが出るわけではないが、今回の鑑賞会での会話からそんなことを考えたり・・・。
もしかしたら失敗という言葉にプレッシャーを与え過ぎていたのかもしれない。

探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点

探偵バー2
続編で製作された映画の場合、一作目よりもつまらないケースがほとんど。作品として前作を上回ることは相当難しい。
しかし、この第2作はかなり面白い。このままシリーズ化され、第3作、第4作へと続いていきそうな予感がプンプンとしてくる。
1作目をDVDで観た時もブログで書いたが、主役の大泉洋は実にカッコよくはまり役。彼はコメディアンなのか、二枚目俳優なのか、もしくはアクション俳優なのか、どのジャンルに属するのだろうか。軟派も硬派も同時に演じ切る俳優って、今の日本映画界には案外いないかもしれない。歩き方がメチャクチャ格好いいと思うのは僕だけではないだろう。
今回も舞台は札幌ススキノ。猥雑感たっぷりの情緒ある街を醸し出している。
絡まれて殴られるのは嫌だが、深夜の時間帯に彷徨ってみたいと思わせる魅力的な街。映画を観ながら、もう一度行ってみたいと本能的に思ってしまう。前回も同じことを書いているが、更にエスカレートしているようだ。秋の北海道も魅力的だし。
コンビ役の松田龍平もいい相棒を演じている。ここ最近は「ハゲタカ鑑賞会」の開催でよく目にするし、「船を編む」は予告篇しか見ていないので何とも言いようがないが個性が光っているように思える。
弟は完全な二枚目路線だが、兄は多種多様な役をこなしそうだ。本作でのとぼけぶりは映画のいいアクセントになっている。このコンビで次作も観てみたいな・・・。
いつものように映画の中味には全く触れていない評論になってしまった。
あっ、そうそう、登場する大物政治家はきっとモデルになる人物がいるはず。誰を想定して役作りをしたのだろうか。

ラジオ番組「就活中ing」に出演したのだ。

本当は昨日の朝にこのブログをアップする予定だったができなかった。帰宅したのが深夜2時近かったため、朝5時の起床ができずブログを書くことができなかったのだ。何かといえば同業者であるジオコスさんのラジオ番組「就活中ing」のこと。
一緒に出演したブログの達人パフの釘崎社長は中途半端な内容とはいえ(スイマセン)、しっかりとアップされているというのに・・・。まだまだ修行が足りない。
一昨日は朝一番で株主総会を行った。議長として普段見せたことのないマジメな態度で議事を進行。ハゲタカの「激震!株主総会」のようにプロキシ―ファイトによる議案提案権の行使もなく平穏に終了した。ホッと一息。
日中は通常業務を行い、夜はそのラジオ番組に出演するためMID-FMのスタジオに向かったのだ。
それにしてもジオコス伊藤社長は懐が深い。本来、僕は歓迎されるべきゲストではない。競合相手を自分の番組に呼ぶなんて・・・と思う第三者が多いと予測する。お互いにそんなことを気にする関係でないのは承知の上だが、不特定多数の方に聴かれるわけだし・・・。流石!
東京からわざわざ駆けつけた釘崎社長と待ち合わせをし、事前打ち合わせ。場所は串カツ屋。
大人の打ち合わせは違うのだ(笑)。軽く勢いをつけてスタジオ入りし、本番スタート。メインパーソナリティはジオコスのウメコこと都梅さん。オッサン3人が好き勝手に喋るのを随分と気にしていたんじゃないかな。それぞれがいろんな想いを抱いているので、段取りも難しい。そこはちゃんと伊藤社長が押さえていたけど。
途中、ムチャ振りがあったりしたが、あっという間の楽しい時間だった。異口同音だが学生に対しての熱い想いは共通するところだろう。番組終了後は記念撮影。
中イング1
中イン具2
そして、反省しない反省会を近くの飲み屋さんで・・・。気づいたら1時を回っていた。いい感じで酔うことができた。感謝ですね。
そういえば今から20年以上前にうちの会社もFM番組を持っていた。FM愛知で「キャンパス万歳トライアル」という学生向けの番組を深夜にオンエアしていたのだ。当時はバブル崩壊前。まだまだ企業がリクルーティング広告に予算を使う時代だった。
僕は営業をしながら番組の担当をしていて、毎週、パーソナリティと一緒に大学を回り、クラブ・サークルにお邪魔し取材をしていた。その時に何度か番組にも出演させてもらった。懐かしい。一昨日のラジオ出演でそんな当時を思い出した。
今やラジオもスマホのアプリから聴く時代。アンテナがなくてもクリアな音で聴くことができる。
僕の喋りは伊藤社長や釘崎社長に比べれば低いレベルだけど、これもいい経験。酔った勢いの話では次の出演もあるようなので、楽しみにしていたい(笑)。

会社は誰のものか・・・。

昨晩は10年以上お付き合いある方との会食。少し前に会社の役員を退任された案内を頂いたのが、そのきっかけとなる。
北垣
その方は東海地区で初となるガーデンウェディングを立ち上げられ、その後、起業。ブライダル事業を中心に積極的に展開された創業社長で業界内では有名な方。
当時から営業担当として採用のお手伝いをさせて頂いたわけだが、そんな方と2人で飲めるのは本当にありがたいこと。それだけでも感謝すべきだが、昨日は貴重な話を数多く伺うことができた。
昨年、その創業された会社は業界最大手の会社にM&Aされたわけだが、その背景には凄まじいドラマがあった。ご本人は40億あった個人保証もなくなりハッピーリタイアと仰られるが、心中を察するに複雑な想いであることは間違いない。会社は順調に伸び、社長を信頼する従業員を数多く抱えられてきたわけだから・・・。
ここでは多くの事を語れないが、私腹を肥やした役員に対して解任を迫った結果、その役員が自分の子飼いの役員を味方につけ、社長を逆に解任するというドラマのようなとんでもないことが起きたのだ。その後、その方は取締役として残るものの、会社は大手の傘下となり、組織も大きく変わらざる得ない状況に・・・。この3月にその取締役も辞任された。
しばらくはのんびりされるということだが、僕はいずれ復活されると強く思う。その手腕を世の中が見過ごすわけではないし、僕自身も期待したい。
こうした話を伺いながら思うのは、会社は一体誰のものかということ。その方はワンマン経営を避けるため、経営のリスクヘッジをするために、権限委譲をしたわけだが、結果的に自分の望む方向とは別の道に進んでしまった。それが信頼できる人であっても、持った権力ではき違えてしまうこともあるだろう。会社が大きくなればなるほど、その可能性は高い。だが、そこには懸命に働く従業員もいる。
中小企業が圧倒的に同族経営が多いのもそれが理由なのかもしれない。会社は一体誰のものになるのだろうか。当然経営者の持ち物ではない。社会の公器であるというのはよく言われること。しかし、その理想を関わる方全てが全うするのは難しい。
そんなことを考える機会を頂いた昨日に感謝。本当にありがとうございました。
「世の中は金だ。金が悲劇を生む」。
これはドラマ「ハゲタカ」で必ず出でくる言葉だが、そうならないようにしなければならない。

さてさて、今年のゴールデンウィークは・・・。

昨日の夜はドラマ「ハゲタカ」上映会に向けた打ち合わせ&懇親会。かなりハードルの高い上映会になりそうだが、新たな気づきも得られる予感。美味いお酒も飲めたいい時間であった。
そして、明日から名大社はGW休暇。昨年はカレンダーのこともあり9連休だったが、今年は暦通り。
3連休のあと、3日出勤し4連休に入る。中途半端といえばそれまでだが、社員は誰もブツブツ言っているようには思えなかったので、これで問題ないのかもしれない。ブツブツの声が僕まで届かなかっただけかもしれないが・・・。
何かとバタバタするGW期間なので、予定を全く入れずにここまできた。
するとどうだろう。全く予定がない。遊びの予定も仕事の予定もない。こんな時こそ、家族サービスをしようと思うのだが、娘は部活や友達との遊び、息子は少年野球三昧、嫁はそのお供と見事に予定が詰まっている。
気がつけば自分だけ何もない状態なのだ。こんなことなら仲間と一緒にマラソン大会にでも出ればよかったが、当然、エントリー受付は終了しているので、それも無理。どうやら寂しいゴールデンウィークになりそうだ。誰か遊んでくれないかな・・・(笑)。
何もないなら思い切ってストイックな生活を通してみようか。
この4月は通常月に比べかなり暴飲暴食を繰り返した(いつもでしょとツッコミもあるかもしれないけど)。深夜のラーメン、カレーうどん、お好み焼き、果しないアルコールと続いていた。
久々に体重計に乗ったらビックリするほどの体重になっていた。ランニングも今月は50km弱と目標にはほど遠く、昨朝走った時も全然スピードも出なかった。おまけに財布の中味も随分寂しくなった。
だから、いい機会なのかもしれない。まずはこの3日間で50km走り(これは難しい)、規則正しい食生活を全うし、できるだけ酒量を減らす。いや、できるだけ飲まない。今の生活でも体調は絶好調だが、拷問に近いストイックな生活を送れば、さらに健康体になれるのかもしれない。
ストイックついでに読書量も増やし、知識も身に付けたい。どうにもつまらない休暇の過ごし方だが、たまにはそれもいいだろう。急なお誘いがあれば、いとも簡単にこの意志は崩れると思うけど。
天気もよさそうだし、たまにはウッドデッキで日光を浴びながら、まったりと贅沢な時間を過ごすとしよう。