本日はいびがわマラソン。昨年に引き続き、2年連続の参加である。
今年は公共の交通機関、すなわち電車での移動。近鉄~JR~養老鉄道~シャトルバスを乗り継いで、2時間弱の小旅行である。
養老鉄道の乗客の95%はランナー。この朝のラッシュ状態は、きっと一年に1回ではないだろうか。
到着時には、既に開会式が始まっており、西田ひかるさんの挨拶(昔の元気アイドルからいい大人の女性に・・・)からQちゃん(高橋尚子さん)の挨拶に移るところであった。
↑Qちゃん。きっと分からないだろうなあ~。
今年の参加者は1万名の過去最高。会場はごった返し、熱気ムンムンの状態。暑くもなく寒くもなく、日差しも強くなく、マラソン日和。10時にフルマラソンがスタートし、僕が参加するハーフは10時半のスタートだ。
いびがわマラソンは、僕の短いマラソン人生の中でも一番の大会である。ランネットの全国100選大会でもベスト5くらいに選ばれるほど、評価は高い。
何と言っても、地域ぐるみの取組みが素晴らしい。勝手な予測だが、揖斐川町の小学生から高校生までのほとんどが半強制を含め、ボランティアや声援で参加しているだろう。
沿道では、子供たちや地域の方々が「ガンバレ~!ガンバレ~!」の声掛けから、ブラスバンド、和太鼓とあちこちで演奏も行われる。苦しくなる登り坂あたりでは、老人バンドがZARDの「負けないで」をライブさながら演奏し歌っている。
その辺りを通る度に、涙が出そうなほどうれしくなり、力も湧いてくる。
そして、Qちゃんの存在。すっかりいびがわマラソンの顔となったが、そのサービス精神には脱帽だ。
この日もスタートラインでの声援から始まり、8キロあたりでのハイタッチ。
15キロほどのところを走っていたら、後ろから女性の声が「頑張りますよ~。一緒に走りますよ~」と聞こえてくる。
なんとQちゃんが後ろから他のランナーを引き連れ迫ってくる。ハーフのランナーに刺激を与え、一緒に走っているのだ。瞬間的に集団に入り、背中を追いながら、しばらく併走するも300メートルくらい走った地点で、引き離され、集団から脱落。
しかし、しかし、いやあ、感動的な時間だった。
最後には、フラフラになりながらゴールを迎える手前で、再びハイタッチ。
昨年まではハーフのランナーのみハイタッチをしていたようだが、今年はフルのランナーからの要望もあり、そちらでもハイタッチをしていたという。
いやいや、本当に脱帽。愛される理由がよく理解できた。
肝心なタイムはグロスで1時間55分50秒。昨年の1時間56分23秒から、33秒の短縮。う~ん・・・。
1年の成果がこれかと少しガッカリもしたが、マラソンが甘くないスポーツである証として、前向きに受け止めておく。
ペース配分と後半のスタミナ切れが課題である。
一緒に走った先輩は、どう性能が発揮されているかさっぱりわからないCW-Xのキャップから、2300円もする魔法のソックスのフル装備で参戦。これが理由ではないが、9キロ時点であっさり抜かされ、結局はいつものように惨敗。実力差を実感したのだ。
マラソン終了後は、生ビールと牛串、うどん。このひと時がまたたまらない。
このいびがわマラソンは、いろんな店が並び、それにも地域性がありとても魅力的だ。
こうして、長くて短い一日は終了。辛く苦しくも、素晴らしい気持ちの良い一日であった。
ただ、今の実力ではフルマラソンはしばらく先かな。
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2010年11月14日
いびがわマラソンRUN!
2010年11月10日
今日は雨の金沢
珍しく本日は金沢へ出張。これまで金沢は旅行で訪れたことはあるが、仕事では初めて。特急しらさぎにも初めての乗車である。しらさぎだけの移動だと名古屋から3時間もかかることも初めて知った。
初めてづくしの出張ビジネスマンだ。
この日の目的は、営業的な話ではなく、北陸中心に展開するパートナー会社への表敬訪問と事業ドメインの拡大に向けて、教えを乞いに出向いたのである。
新幹線を米原で乗り換え、しらさぎで金沢へ。片道2時間30分、往復で5時間の旅である。約束の13時前に金沢駅に到着するが、快晴な名古屋とは異なり、金沢は肌寒くしっとりと雨。
駅から徒歩数分のオフィスまでが随分と遠く感じられた。そのパートナー会社は金沢駅西口から近い場所にあるのだが、駅前とはいえ人通りがえらく少ない。というよりもほとんどない。
東口がメインストリートになるのだろうが、北陸を代表する駅前もこんなに寂しいものかと体を震わせながら感じた。
そのパートナー会社では、以前からお世話になる社長と事業責任者とで情報交換をさせて頂いた。初めてお会いした事業責任者は愛知県出身で名古屋の同業他社に勤務されていたこともあり、名大社のことも良く理解して頂いており、話も盛り上がり、大変ありがたかった。
結局、3時間も長居してしまった。
(有益な情報をありがとうございます!)
時間的な余裕があれば、金沢の街をブラブラしながら観光を楽しむこともできるのだが、ほとんどトンボ帰りという悲しい状況。しかし、全く何もないのも寂しすぎるので、早めの夕食だけ短時間で済まし帰ることにした。
駅構内の海鮮のお店で食べた「海鮮てんこ盛り丼」。
まぐろ、ねぎとろ、はまち、イカ、たこなどがど~んと入った丼(そうでもないかな)を一気に頂いた。
店内は、同じようなビジネスマンが当たり前のようにビールを注文しており、思わず飲みたい衝動にかられたが、本日は水曜日であるため、心を鬼にしてビールを飲むのを諦めた。有言実行なのである。
冷やかし程度にお土産屋さんを見て、17:48分発の特急しらさぎに乗車し、名古屋へ戻った。あっという間の一日だった。
電車の中でも隣の席を見れば、缶ビールをプシュ~。なんともうらやましい。
ビールを飲む姿をうらめしく横目に見ながら、本日の事項をPCにまとめるのであった。
そうそう、金沢駅って、結構お洒落な駅なんだ。
暗くてよく見えないかもしれないが・・・。
2010年11月7日
走ることについて語るとき、僕自身を語ること 1
村上春樹にエッセイのタイトルではない。ほとんどパクリだが・・・。
今からほぼ3年前から、マラソンを始めた。
厳密に言えば、3年半くらいになるが、最初の8ヶ月は週1日、せいぜい2キロの距離を走っていただけなので、恐れ多くてマラソンとはいえない。
目的は単純にメタボ対策と体力維持。ストイックに走る事なんて、考えていなかった。それが、いつの間にか、週2~3回、土日は10キロを走るのが当たり前になってきた。数年前の自分であれば、全く予想できないことだ。
きっかけは、当時、通っていたビジネススクールの仲間との懇親会の場。
「みんなと一緒にマラソン大会に出よう!」という誘いであった。
今となっては、5キロなんて大した距離ではないが、その当時はこの決断も相当なもので、バカバカしいくらい悩んだが、せっかくだと思い、まずは5キロのコースで参戦する事とした。
それまでは、なんせ2キロをフウフウ言いながら、走るのが精一杯なのだから、その2.5倍の距離は、とてつもなく遠い距離に感じられていたのだ。
初の5キロは、24分を切るタイムでゴールし、仲間からも褒められた事もあり、自分でも自信になった。
40歳を過ぎても、まだまだ走れるという実感と、いかにも「自分との闘いだ!!」という精神性が、その環境時の自分に火をつけたのかもしれない。
その後は、10キロ、ハーフマラソンと距離を少しずつ伸ばし、現在に至り、来年あたりは、フルマラソンにも挑戦しようとも考えている。
しかし、マラソンは決して面白いスポーツではない。
サッカーや野球のようにゲーム性があるわけでもなく、ただひたすらに走るだけ。僕のレベルでは、戦術もない。
誰かと勝った!負けた!という勝負ではなく、勝負の相手はあくまでも自分。せいぜいタイムが伸びた、落ちたで、一喜一憂する程度だ。
そんなつまらないマラソンでも、走らない日が続くと不安になる。
そして、無性に走りたくなる。
不安になる理由は、止めたら最後、自分自身が堕落してしまうと感じるから。少しずつでも階段を上がりたいと体と心が求めているからだ。他人から見れば、単なるマゾだろう。
だが、続ける事に大きな意味が隠されていると思う。それは、マラソン以外にも言える事ではあるが・・・。
趣味の領域にまで至っているとは言い難いが、今、このマラソンが自分のメンタリティを保つ重要な要素となっている。
今の精神状態が続く限りは、止める事はないだろう。
そして、来週はいびがわマラソン。
いよいよ本格的なマラソンのシーズンがやってきた。
2010年11月3日
りんご狩りin飯田
朝6時に起床し、朝日を浴びながら15キロほどランニング。
爽やかで気持ちの良い一日のスタートとなった。
本日は、家族サービスDay。
家族と義母でりんご狩りに長野県飯田市のたつみ農園まで出掛けた。
このたつみ農園は、一昨年に天竜峡の川下りに出掛けた際に、偶然に立ち寄ったりんご農園で、その時のオヤジさんの応対とサービスがうれしく、それから毎年顔を出している場所だ。
多くの品種のりんごが所狭しと樹林が並んでいる。
子供たちはどれくらい食べられるかも関係なく、好き勝手に狩っていく。その行為自体に喜びを感じているようだ。
りんごに関しての詳しい知識もなく、味についても無頓着であるが、味わったまま感想を綴ってみる。
↑サンフジ。リンゴの王様といわれ甘酸っぱくも深い味わい。ビールにたとえれば、プレミアムモルツということか。
↑シナノゴールド。とても食べやすいオーソドックスな味わい。ビールにたとえれば、黒ラベルということか。
↑アルプス乙女(左)と王林(右)。アルプス乙女はかなり酸味が強いがさっぱり。ビールにたとえれば、オリオンビール。王林は一番絞りかな。
↑紅玉。本日は食せず。ジャム作りに最適という。ビールを使って漬物を漬けるとすれば、第三のビール?
↑シナノスイート。ほんのり甘い。長野の新品種。ビールにたとえれば、地ビールか。
ビールを飲まない人は、何のことか全く意味不明だと思うが、飲む人においても味のイメージを掴むのはほぼムリであろう。(許してください。)
普段の生活であれば、リンゴは一切れ、二切れ食べる程度であるが、本日はその澄み切った空気と緑に囲まれた雰囲気の影響か、どれだけ食べたか分からないくらいのリンゴを頂いた。
高速道路を使って片道2時間で1000円。信州がとても身近に感じる。
文化とは程遠かったが、いい祝日の過ごし方であった。
2010年10月16日
駆け抜けた一日 その1
この日16日は、ハードでありながらも、とても充実した1日であった。
午前中は、愛・地球博記念公園で行われるマラソン大会「ナチュラスロン2010 -The Course of the World」に参加。COP10開催の一環として企画されたこの大会、素晴らしい事に無料で参加できる。
ハガキで先着2010名を受付けるわけだが、最終日に申し込んだ僕のケースを考えれば、ほぼ全員が参加できたということになるだろう。
参加無料にもかかわらず、Tシャツとドリンクのおまけも付き、それだけで感動してしまう。
(Tシャツの素材もまずまず。ただ卑しいだけか・・・)
今回の大会は、今シーズン、初めてのマラソン大会となる。
10キロという距離ではあるが、来月のいびがわマラソンの前哨戦としてはいい機会だ。
いつものように大学の先輩・友人と参加した。その中の3名で順位を競う事になるのだが、これまでの大会では僕はいつも2位。どうしても目の前にいる先輩を抜けずに競技を終えていた。普段3位となる先輩も日頃の練習成果から、脅威となる存在になっていた。
ゲストで招かれた千葉真子さんとハイタッチをしながら、スタート。
アップダウンの続く、コースを走る事となった。
久々の大会。一緒にスタートした先輩らもかなりハイペースで走っていく。5キロ時点でも最後尾。1k4分40秒くらいのペースは、いつまでも続かないだろうと予想していたが、
2人とも全くスピードを落とすことなく、走っていく。縮めるはずの距離が、少しずつ離されていく、なんとも寂しい状況。
結果、3名で競ったレースは3位のままゴールを迎えた。う~ん、残念。言い訳ではなく、これが今の実力だ。
タイムはグロスで48分22秒、ネットで47分56秒。10キロといっても、若干、距離は足りないと感じたので、言いも悪いも実力どおりのタイムだ。
これまでの走りを見れば、納得できるタイムなのだろうが、3位というのはいかにも悔しい。反省点も多い。まずは体重を3キロは落とす事、そして、筋力をつけること。
次回のいびがわマラソンまでには、少しでも今回の課題を克服したい。
いつもであれば大会終了後、一緒に走った仲間とビールで乾杯となるが、この日は午後から別の予定があり、着替えだけ済まし汗臭いまま、会場を後にした。
その別の予定とは、キャリアカウンセラーの勉強会とその後の懇親会。
続く・・・。
2010年10月6日
診断結果RETURN
人間ドックの診断結果が戻ってきた。
検査段階の状況は以前のブログで書いたが、やはり前回のような真っ白は診断結果とはいかなかった。
前の病院が甘いのか、今回の病院が厳しいのか、それとも妥当な結果なのか、どちらにしろ確実に体は蝕まれているということだ。
しかし、それは想定の範囲内。予測した結果に近いものだった。メタボ判定は非該当で全然大丈夫なものの、腹囲はC判定。自分自身で自覚があるため、これは行動をもって改善するしかない。
そして、肝機能と総コレステロール。これも・・・・。
要は飲みすぎ食べすぎということだ。これも行動をもって改善するしかない。
こうやって表現すると、えらく不摂生、不健康と思われてしまうが、決してそんな事はない。言い訳がましいが全て正常値の範囲。(見た目も普通です・・・。)
気になる肺機能や血液、脈拍、心電図は何ら問題なし。こちらはひと安心だ。
今回の結果は、決して満足のいく内容ではないのは事実。
しかし、前向きに捉えるようにしたい。
日々涼しくなってきた事もあり、マラソンにはいい季節になってきた。
つい先月までは暑さを理由にいい加減な走りをしてきた。
今回の結果は「もっと走れ!」といわれているようなもの。
今月からスタートするマラソン大会へ万全な準備をさせるための、ありがたいメッセージなのだ。
ラクダの如く、これまで貯めた重たい荷物を長距離のランニングで消化、燃焼させたい。
2010年9月8日
あっという間の締切
11月23日に行われる名古屋シティマラソン。昨年から名大社の若手社員を半ば強制的に参加させるようにしている。
昨年は、全員で10キロを走ろうと全体の飲み会で盛り上がったものの、のんびり構えていたら10キロの申し込みに間に合わないメンバーがいて、結局、4キロと10キロと分かれて走り、後悔する事になった。
その反省もあり、今年は8月下旬から若手に呼びかけて、9月1日に始まる予約開始を待つことにした。
そして、予約が始まった9月1日。僕自身は昼休み中にネットで申し込んだのだが、Web上でも順番待ちの状態。詳細情報を入力するのに、かなりの時間を待たされたのだ。
Web上の手続きで順番待ちの表示が出るのは、初めての経験。この事態に今後の予約に対して、何となく不安を感じた。
他のメンバーは仕事が週末のイベント前で、バタバタ状態であったことから、僕以外のメンバーは、まだ予約する余裕はない模様。余裕があった者も、まだまだ大丈夫と甘く見ていた。
しまった!
何と驚くべきことに予約受付後、3日目の夕方にハーフも10キロも締め切られてしまったのだ。もっと注意して呼びかけるべきだった。
対応が遅いと言われればそれまでだが、締め切られるのが早すぎる。
それだけマラソンブームが浸透しているのか、今年ラストになる名古屋シティマラソンへの記念参加かが多いかはわからないが、そのあっけない結末にかなり驚かされた。
結果的に名大社内で申し込んだのは僕のみ。社員を叱咤するも、事態が変わるわけでもなく・・・。とても残念な結果に終わった。
後の祭りでしかないが、こんなことならハーフに申し込めばよかった。マラソン慣れしていないメンバーに合わせて10キロにエントリーしたが、誰もいないのでは、全く意味を成さない。トホホ状態・・・。
毎年名古屋シティに参加するマラソン仲間は、みんなハーフに申し込んでいるので、な~んか一人取り残された状態になってしまった。ブツブツ・・・。
いかん、いかん、なんだか愚痴っぽいブログになってしまいそうなので、ここは気分を変えて・・・。
せっかく若手メンバーも走るつもりになってきたのだから、別の大会で全員が10キロを目指すことにしようと思う。
そして、来年は名古屋国際女子マラソンと統合するスケールの大きい東海随一のマラソン大会にみんなで出場することにしよう。
まだまだ暑い日が続く毎日ではあるが、少しずつ走る距離を延ばし、秋の大会に備えよう。
どんな状態でも前向きに走っていくのだ!
2010年8月15日
35km
35km。この夏季休暇中に走った距離である。8月7日~8月15日の9日間。
上級ランナーからしてみれば、全くしょぼい距離であるが、早朝の比較的涼しい時間帯とはいえ、この時期に継続するのはかなりしんどい事だ。
ここ数ヶ月、飲み会に出席する機会が多く、飲み食べを繰り返してきた。また、この休み中も家族旅行での5連続ビュッフェを始め、これでもかというくらいの量を食してきた。
おかげでかなり体が重くなったと思う。本人的にはあまり変わらないつもりだが、時々、回りからの指摘もあったりしたから、間違いないだろう。
その体の重さが、走りにも如実に影響が出ていると感じる。暑さのせいもあるだろうが、全くスピードが上がらないのだ。と同時に必要以上に、スタミナも切れる。
この休暇中は9日間もあるため、本当は35kmとはいわず、50kmくらい目指してもいいわけだが、情けない話、この距離しか走れなかった。10kmを5日間走れば、50kmになるのだ。決して難しい距離ではないはず・・・。
これも全て自分が原因。自分の責任である。結果は正直に表れるのだ。
そう思うと、走る事はいろんな事を教えてくれる。自分の弱さをあからさまにしてくれる。
この休みは仕事から離れ、しっかりと休養を取らせてもらった。本を読む時間もかなりとれたし、睡眠時間も十分とった。家族サービスも頑張った。
きっと体重が増えたのも無駄ではないはずだし、それを憂いて反省することも大きな学びだ。
何事も前向きに捉えなければならない。
明日からの仕事は9日ぶりの仕事である。休みボケなんて一切言わず、そして言わせず、この休暇中に経験した無駄を無駄とせず、生かさなければならない。
名大社のメンバーも有意義な休暇を過ごしたはずだ。
明日からの行動を期待している。
2010年8月12日
憎き台風4号
家族旅行の3日目。この日も朝5時に起床するも、天気はいまひとつ。若干の朝日は差すものの、富士山を拝む事ができず。
それでも気を取り直し、河口湖周辺を5キロほどランニング。気持ちの良く汗をかき、温泉に入り、一日をスタートさせる。
台風4号がじわりじわりと近づいてくる中、当初予定していた富士急ハイランドは取りやめ、ホテルの方の勧めもあり、忍野八海に出向いた。
勉強不足で全く知らなかったが、国の天然記念物に指定され、全国名水百選にも選ばれている場所だ。富士山の雪解け水が、80年の歳月をかけ湧水となり、泉を形成している。水は透き通っており、ひんやりと冷たい。
その場で飲む事もできるが、持ち帰る場合は、近くの土産物屋で空のペットボトルを150円で購入する必要がある。空のペットボトルが山積みされていた。
ここにもどこかで見た顔が多数。同じホテルに宿泊していた中国人観光客が列を成し、見学していた。こんな場所もツアーの一つとして組み込まれている事に感心した。中国人にとっても富士山は特別視すべき存在なのだろうか。
この忍野八海を出る頃から、雨が激しくなってきた。雨でも楽しめる観光地を思いつかず、また天候の不安もあり、早い時間であったが名古屋に戻る事にした。
せっかくの旅行を早めに切り上げることに対し、貧乏性特有のもったいなさもあったが、子供らはそれで十分だというので、高速道路に向かった。
御殿場のインターチェンジあたりから、雨が更に激しくなってきて、目の前も見えないような危険な状態。昼食で立ち寄った富士川SAも満杯。露店で富士宮やきそばを買い、車中で食べる。これもいい記念。
台風4号は西から東へ。我が家は東から西へ。どこがですれ違ったわけではないが、愛知県に入る頃には、薄日が差してきた。台風は過ぎ去ってしまったのか思った途端、また雨が・・・。不安定な天気が続いている。
途中、渋滞に巻き込まれる箇所もいくつかあったが、それでも夕方には無事に帰宅。
台風の影響で100%満足とはいかなかったが、それでもいい家族旅行であった。これで山田家の夏の行事は終了である。
2010年8月11日
出てこい!富士山
朝5時に目を覚ますと外は雨だった。
天気が良ければ、回りの森林を楽しみながら散歩でもしようかと考えていたが、残念な天候なので二度寝することにした。せっかくのベランダのテーブルも使わず仕舞い。
午前中は、リゾナーレのプール”il mare”へ。波のあるプールに子供たちは大満足。大人はジャクジーとサウナで心地よい時間を過ごす。
ギリギリの時間でリゾナーレをチェックアウトし、シャトレーゼの白州工場へ見学に出向く。ここはアイスクリームの製造過程を見学しながら、市販されているアイスクリームを試食させてくれるという。
それも無制限。何個でもOK。しかし、我が家は昼のビュッフェで、これまで経験のないチョコレートフォンデュにすっかりハマり、200%の力を発揮。そのため、アイスクリーム食べ放題も家族全員で3個という参加者中最下位に匹敵する少なさで白州工場を出ることになった。
それにしても家族連れが多かった。入場無料だし、アイスもタダで食べるし、夏休みに訪れるには親の立場としては最高だろう。
そして向かうは、河口湖。湖畔になる富ノ湖ホテル。
本来は窓から富士山を臨み、これから目指すべき自分たちの方向を考えるのに最高な立地であるはずではあったが、台風が接近していることもあり、雲が多く部分的にしか眺めることはできなかった。
このホテル、一番いいランクを予約したのだが、それでもリゾナーレの1/3の値段。
ビックリするほどリーズナブルな金額。この地区の温泉地に厳しさを如実に表しているような気がしてならない。多かれ少なかれ、差別化の難しい温泉地はどこも同じような状況かもしれない。
そのためか宿泊客8割が中国人観光客。夕食会場は、刺身の船盛りと共に記念撮影を撮る中国人家族が目立った。今の日本と中国を象徴する風景であった。
河口湖でモーターボートで波を浴び、ジェットコースター並みの体験をしたため、子供らは大喜び。
最終日の明日は心配は天気だけだなと思いながら、いい気持ちで酔いながら家族旅行2日目を終える。